仮面ライダー刹那   作:KJI

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書きだめをしなくちゃならないことに気づきました(泣)
できる限り書き溜めて行くので
更新が遅れてしまうかもしれませんが、
暖かく見守っていただけると幸いです(泣)
それでは第2話!どうぞ!


第2話「赤き剣」

「俺は、仮面ライダー刹那だ!」

奨真‥‥いや刹那はそう言うと、未だに状況を

把握できていない様子の

インベス達に向かって拳を突き出す。

 

「オラァ!‥‥え?」

その威勢のいい声とは裏腹に、

その拳は軽々とインベスに受け止められ、

その爪で切り付けられる。

 

「くっ‥‥そう簡単にはいかないか‥‥。」

ふらつき、鎧から火花を散らしながら

両手を前にだし、こちらを完全に敵として認識した

インベス達に向かって構える。

 

「はっ!」

そのまま一体めの爪をかわし、

二体めに拳を二、三発いれたあと

蹴りを入れる。

 

「どうだ!うわ!」

しかし、後ろから三体目のインベスに捕まり、

二体のインベスの爪で切り裂かれる。

「っ‥‥‥やられるかよ!」

よろけながらもインベスを振り解くが、

周りをインベス達に囲まれる。

 

「しまった!」

その言葉を言い終わらない内に、

インベス達は刹那に襲いかかってくる。

「‥‥なんてな。」

『リンゴスカッシュ!』

「オラ!」

右手をドライバーにあるカッティングブレードに添え

倒すと、電子音と共に刹那の右足に

赤いエネルギーがまとわれる。

回し蹴りと共にインベス達にそれが炸裂し、

インベスは爆散する。

 

「はぁ‥‥、アーマードライダー達の

戦いを見ておいて良かったな‥‥。」

五年前の事件の際は、アーマードライダー達が

民間人を守りながら戦っていたのを見ていた為、

刹那は戦国ドライバーの使い方を知っていたのだ。

 

それも束の間、真横の家の壁を突き破り、

シカインベスが突っ込んで来た。

「くっ‥そ!二度も喰らうかよ!」

それをスレスレでよけ、その背中に蹴りを入れる。が、

 

「!?ぐっ‥‥かってぇ‥‥。」

初級インベスとは違うその硬い皮膚には

ダメージは入らず、

逆に硬い蹄によって蹴られ、飛ばされる。

「くっ‥‥何か武器は‥‥‥!あの刀‥‥。」

ふらりと立ち上がり、周りを見ると、すぐそばに

先程投げ捨てた刀が転がっていた。

 

「これなら‥‥!やべぇ!」

その刀を拾い、再び突進してきたシカインベスの角を受け止める。

「っつ‥‥や‥ら‥れ‥るかぁ!」

力任せに押してくるシカインベスを

刹那も手に力を込めて押し返す。すると、

 

「!?なんだ‥‥?」

突然刀が赤く光り、シカインベスが軽く吹き飛ぶ。

赤く輝く刀は、みるみる内に鞘と柄の錆がとれていき

鞘は紅に、柄は美しい漆黒に染まる。

刹那が鞘から柄を抜く。

「‥‥すげぇ‥‥。」

刹那が思わずそう口から洩らす。

その視線の先には、日光を浴び

白く輝く日本刀特有の刀身があり、

刀身には「紅一文字(くれないいちもんじ)」

と刻まれている。

それをまじまじと見ていると、体勢を立て直した

シカインベスが走ってくる。

 

「っつ!」

それを避け、すれ違いざまにその刀で切り付ける。

すると、先程まで傷ひとつなかったインベスの体に

一筋の刀傷ができる。

「これなら‥‥やれる!」

振り返り、シカインベスを右手に持った刀で

切り付ける。シカインベスは右手で

それを防御しようとするが、その右手を

手首ごと切り飛ばし、袈裟斬りにする。

 

「おっと!危ねぇ!」

シカインベスはふらつくが、それでも残った左手で

刹那を攻撃してくる。刹那はそれを

ギリギリでしゃがんでかわし、ガラ空きの胴に

蹴りを入れ、後退させる。

 

そのまま左手をカッティングブレードに添え、

二回倒す。

『リンゴオーレ!』

電子音と共に刀身に赤いエネルギーがまとわれ、

そのまま刃を振るうと

赤いエネルギーの刃が飛び、大きなリンゴの形になり

シカインベスを包み込む。

シカインベスは自分を包むエネルギーから逃げようと

エネルギーの壁に突進するがびくともせず、

困惑したように首を振る。

 

その間に刹那は腰に吊るしてある鞘に刀を納め

シカインベスに向かって走り出す。

「輪切りにしてやるぜ!」

鞘が赤く輝き、そのまま刃をすれ違いざまに

抜刀し、リンゴごとシカインベスを切り、走り抜ける。

 

するとリンゴの丁度真ん中あたりに

一本の線が入り、そこから上側がシカインベスごと

横にずれる。刹那が刀を鞘に納めると同時に、

シカインベスはリンゴのエネルギーごと爆散した。

「‥‥終わっ‥‥た〜‥‥。」

ロックシードを閉じて変身解除した奨真は

そう言うとその場にバタリと倒れた。

 

[Another side]

奨真は気を失い、その場に倒れる。

すると、奨真の家の陰から1人の人影が

現れ倒れている奨真に駆け寄る。

 

その人影は奨真の体を揺さぶるが

奨真に反応はない。

するとその人影は肩に奨真の左手を担ぎ

どこかへ歩いて行ってしまった。

それをどこか遠くのビルの屋上から

望遠鏡で見ている男。

「‥‥これからだな‥‥。」

真っ黒なフードに身を包んだその男は

ぼそっとそう呟くと踵を返して歩いて行った。

 

[奨真side]

「‥‥ま!‥‥し‥‥ま!‥奨真!」

「‥‥ん?‥‥‥‥ここは?‥‥。」

「良かった〜!もう目を覚まさないかと思ったよ。」

呼びかける声に気付き、目を開けて起き上がると

そこはベッドの上だった。

横には白いワンピースを着て長い黒髪を後ろで

纏めた小柄な女性がおり、

こちらをホッとした様子で見ていた。

 

彼女の名前は花宮小春(はなみや こはる)。

奨真の幼馴染で、よき友人である。

「‥‥小春?なんでここに?」

「なんでって‥‥ここ私の家!」

「‥‥‥は!?」

 

周りを見ると、明らかに自分の物とは違う

机やタンス、そして箇所箇所にある可愛らしい小物。

「な、なんで俺はここにいるんだ?‥‥。」

「なんでって‥‥私が帰ろーと思って

奨真の家の前通ろうとしたら、なんか変な音が

するから隠れてたんだよ。

音がしなくなったから出て来たら

家壊れてるし奨真倒れてるしでびっくりしてさ!

急いで引きずって連れて来たの!

もう!2階まで運ぶの大変だったんだからね!」

「そ、そっか‥‥ありがとう。‥‥そういや

あれはどうした!?あれ!」

「?あれって?」

 

状況説明と共に怒られ、少し反省しながらも

ホッとするも、ふと腰に手を当て、

今までつけていたドライバーが

ないことに気付き、焦る。

 

「もしかして‥‥これの事?」

焦る奨真を尻目に、小春は自分の後ろに

置いてあった戦国ドライバーとロックシードを

出す。

「そうそう!それだよ!っていってぇ〜!

‥‥な、なんで隠すんだよ‥‥。」

小春が目の前に差し出したそれを

掴もうと身を乗り出すが、

全身に痛みが走り、悶える。

その隙に小春はドライバーとロックシードを

元のように自分の後ろに隠す。

 

「‥‥まだ何も説明してもらってない‥‥。」

「あ〜なるほど〜‥‥。」

不満そうにこちらを見る小春から

気まずそうに目を逸らす。

「‥‥‥。」

「‥‥悪いけど、今はまだ何も話せない。

だけど、近いうちにきっと全部話すから、

ごめん。」

「‥‥わかった。でも、1人で抱え込んだり

しないでね?」

心配そうな顔で奨真の顔を覗き込む小春。

「‥‥ああ、ありがとう。」

ニコリと笑ってそう返すと、

小春もニコリと笑った。

 

「そういえば、今何時くらいなんだ?」

「7時くらいかな?どうかした?」

「いや、腹が減ったなと。」

「あはは、確かにね。今、夜ご飯作ってる

みたいだから食べて行きなよ。」

「ん、じゃあありがたく頂こうかな。」

そうして奨真は

小春の両親に勧められ、夕食だけでなく

風呂までご馳走になり、

帰ることになったのだが、

「やべぇ‥‥忘れてた〜‥‥。」

帰った奨真は外壁が所々壊れた自宅を前に

頭を抱えていた。

「明日業者呼ぶか‥‥。」

そう独り言を言い、2階にある

自室に入ると、そのままベッドに倒れ込み

眠りに落ちた。

 




第2話どうだったでしょうか?
個人的に、いつか日本刀を使うライダーを
出したかったのでとても嬉しいです!
いつかキャラ設定も書きたいので、
これからも頑張ります!
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