仮面ライダー刹那   作:KJI

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近頃忙しくて更新が遅くなってすみません!
これから少しずつ投稿できるよう頑張りますのでできれば感想などを書いていただけると励みになります。
それでは18話、どうぞ!


第18話「やってきたサイエンティスト」

[貴虎邸]

「よっと、あんたを連れてきたかったのはここだ。」

「おー!!凄え豪邸!こんなところに住んでるの?」

「違う違う、合わせたい人がここに住んでるから。すみませーん。」

門を乗り越え、2人はドアを叩き、中へと入る。すると、机に座り頭を抱えている貴虎がいた。

「?誰だ?ああ、奨真君と‥‥君は誰を連れてきた?」

「あー、こちらさんはですね、」

「あんた、これに困ってるのか?」

「ちょいちょい!」

 

ビルドの変身者は貴虎が見ているパソコンを覗き込む。そこには様々な数字が並んでおり、奨真は首を傾げる。すると、

 

「借りるぞ。これをーこうして、こうやって、こう!よし!」

「!?君、どうやってこれを!?」

「このてぇんさい物理学者に不可能はない!ってね。」

 

彼はパソコンを少し操作すると、画面に「exactry」の文字が現れる。

「これを完成させてしまうなんて‥君、名前は?」

「俺は仮面ライダービルド、てぇんさあい物理学者の桐生戦兎だ!」

「ビルド!?君がそうなのか!」

「あー、はい。そゆことらしいです、貴虎さん。」

奨真は呆れたようにそう言うと、戦兎の横に並ぶ。

 

「ここにくる途中、一応話はしたんですけど、ちょっと俺もよく分かってなくて、一緒にもう一回聞いてもらっても良いですか?」

「ああ、勿論だ。2人とも、そこにかけてくれ。今、コーヒーを持ってこよう。」

戦兎と奨真はソファにかけ、貴虎と向き合う。

 

「それで?戦兎君、君は何者なんだ?」

「戦兎でいい。ひとつ聞きたいことがある。この世界にはスカイウォールは存在しないのか?」

『スカイウォール』その耳慣れぬ言葉に貴虎と奨真は顔を見合わせる。

「スカイウォール?なんだそれは?」

「‥‥‥やっぱりか。‥‥結論から言おう。俺はこの世界の人間じゃない、別の世界からきた。」

「何!?」

「それはさっき聞いてないんだけど‥。」

「そりゃそうだ、言ったらパニックになるだろうし、そもそも信じないだろ。」

 

飄々と言う戦兎に目を見開く奨真。

「じゃ、じゃあなんであんたはそんな‥。」

「冷静としてられるかだって?まぁ、俺は経験あるからな。って言っても無理やり連れてこられるのは初めてだけどな。」

そう言って戦兎は周りを見渡す。

「連れてこられた?」

「ああ、そうさ。家にいたら突然あのチャックみたいなのが開いて蔓が出てきたと思ったら、連れが引き摺り込まれるわ、助けようとしたら俺も連れていかれるわ、エボルトはいるわで混乱状態だ。情報が欲しい。あんた達は何者だ?協力するならまずはそこからだ。」

「そうか‥‥なるほど。わかった、私達も今わかっている情報を渡そう。

まず、私は呉島貴虎と言う。貴虎でいい。隣の彼は桐生奨真君だ。よろしく。」

「初めましてというかありがとうだな。あの時の礼をまだ言えてなかった。これからよろしく。」

「ああ、よろしくな。」

奨真と戦兎はお互いの手をガッチリと握り合う。

 

「この街は沢目市と言うなんの変哲もない街だ。だが、今は『インベス』と言う怪物がこの街に出現している。」

「インベス?」

「君が出てきたあのチャックのようなもの、あれはクラックといい、異世界の森『ヘルヘイムの森』と呼ばれる場所へと繋がっている。そこいる怪物の名をインベスと言う。」

そう言って貴虎はパソコンを操作すると、インベスの動画を見せる。

「‥‥こいつらは生き物なのか?」

「そうだな、だがこの生き物にはまだ謎が多い、まだまだ私達も解明できていない部分もある。私達はこれらの調査、対策、現象の消滅を目指しているのだが、どうやら、裏で何か動いているようだ‥‥。」

 

そう言うと、貴虎は戦兎を見る。

「先程連れと言っていたが、その人は一緒じゃないのか?」

「ああ、俺とは離れ離れになっちまったみたいだ。ただ、こっちに引き込まれたのはあいつが先だからな。もしかしたら‥‥。」

「捕まっている、と?」

「かもしれない。と言うか、そっちの方がありそうだ。その、黒幕か何かにな。」

そこまで言って戦兎は一息つく。

「だから、あんたらを手伝うよ。俺もその生き物と森には興味が出てきたしな。」

「本当か!?礼を言う。こちらも君の相方の事をできうる限り探してみよう。」

「ありがとう、これで交渉成立だな。」

貴虎と戦兎は手を握り合う。

 

「さて、ひとついいか?」

「なんだい?」

「どこか模擬戦ができる場所を知らないか?」

「模擬戦ができる場所?あるにはあるが‥‥何故だ?」

「奨真、少しお前の戦い方を見たい。俺と模擬戦をしないか?」

「は?俺と?まぁ、別にいいけど‥‥。なんで?」

「これから仲間になるんだ。どれだけ戦えるか気になるからな。」

「ああ、そゆことか。」

「そういうことなら明日、都合の良い場所をセットしておこう。それでいいかな?」

「ああ。俺は大丈夫だ。」

「俺も大丈夫です。」

奨真と戦兎は頷く。

「そうか、なら今日はとりあえず解散しよう。あぁ、戦兎君はすまないが少し残ってくれないか、少し相談したいことがある。」

「わかった。」

「なら俺はここで失礼します。」

奨真は立ち上がって2人に礼をすると立ち去っていった。

 

[奨真宅前]

「あっ!奨真!」

「おー!小春!無事だったか!!」

奨真の家の前には小春が立っており、奨真を見つけ駆け寄ってくる。

「奨真もね!良かった!」

「まぁ、俺はな。でも大丈夫か?さっき襲われたばっかなんだし、家にいた方がいいんじゃないか?」

2人がそう話していると、突然アナウンスが鳴り響く。

『突然ですがここで、臨時アナウンスです。沢目市に緊急事態宣言が発令されました。市民の皆さんは戸締りをしっかりとし、不要不急の外出は控えてください。また、怪物に遭遇した場合は急いでその場から逃げ、警察に通報してください。」

「!?‥‥前と同じだ‥‥。」

「ねぇ、大丈夫だよね?前みたいに戦争にならないよね?」

「‥‥大丈夫だ。そんなことにはさせない。俺たちが絶対に解決してみせる!」

奨真は力強く、そしてしっかりと言い放った。

 

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