今まで投稿が遅れて本当にすみません。
とある試験を受けておりまして、その勉強に時間を裂かれまして
やっと今投稿させてもらいました。
作者としては今最高の気分です(試験が終わって)
もう叫びたいくらいですね。それでは
そんなハイな状態で書いた20話、どうぞ。
1週間後、戦兎と貴虎による厳しい訓練が開始された。体力作りのための毎朝の走り込みや筋トレ、本格的な戦闘訓練など様々なメニューをこなして行く奨真。しかし、当の本人はというと。
「戦兎ぉ〜、こんなメニュー無理だって〜。」
「そんなこと言ったって変えられないぞ。お前には早急に強くなってもらわないといけないからな。ほれ、いくぞ!」
ランニング後、路上に座り込む奨真は立っている戦兎にそう愚痴を漏らすも、戦兎は気にせず先に走って行ってしまう。
「ちょいちょいちょい〜、まだ、体力が‥‥。」
よろよろと立ち上がりながら奨真もその後ろを追いかけるも、商店街のところで見失ってしまう。
「はぁ、はぁ、戦兎どこ行っちまったんだ‥‥ん?。」
「いいじゃないかよ〜、持ってるんだろ〜?金。人助けだと思ってさ〜。」
「‥‥も、持ってません‥‥やめてくれませんか!」
「(‥‥これまためんどくさい場面にあっちまったな〜。)」
奨真が商店街の路地を曲がると、そこには1人の女の子がガラの悪い男2人に絡まれていて、奨真は咄嗟に隠れてしまう。
「(めんどくさいなぁ、でもなぁ。)」
「ったく、いいからさっさと金出せや!」
「ひっ!」
「あー!こんなところにいたのか!探したぞ!」
「へ?」
奨真はその場へ出ていって、女の子の肩に手を置く。
「ほら、母さんも心配してるし、帰ろう。な?」
「えっ?えっと?」
「はぁ?なんだよお兄さん。今お取り込み中なの、わかる?」
男の1人は奨真の肩を掴む。
「いやぁ、すみませんね。うちの妹がお世話になっちゃって。ほら、行こう。」
「おい!今喋ってんのがわかんねぇのかよ!」
男は奨真の肩を掴むが、奨真に振り払われる。
「てめぇ!」
男は奨真に手を伸ばす。しかし、
「ふっ、ほいと。」
奨真は素早く振り返り、男の腕を掴んでそのまま背負い投げする。
「いってぇ!」
「お、おい!お前!」
別の男は拳を振り上げるも、男の眼前に奨真の拳が止まる。
「まだ、やります?」
「ひっ!お、おい!行くぞ!」
「ちっ!」
男はもう1人を助け起こし逃げていった。
「はぁ、戦兎に術習っといてよかったな。」
「あっ、あの!ありがとうございます!」
「ああ、いや、大丈夫ですけど‥‥。ここら辺は出歩いてると危ないですよ。」
奨真は周りを見渡しながらそう言う。
「それは知ってるんですけど‥‥どうしても必要なものがあって‥‥。」
「必要なもの?」
「あっ、いやいいんです。ありがとうございました。」
そう言って女の子は走り去る。
「あっ!ちょっと‥‥って行っちまった‥‥。ま、いっか。戦兎探さなきゃな〜。」
女の子を見送って、奨真も戦兎を探しに走り出す。
[30分後]
「はぁ、はぁ、結局戻ってきちった‥‥戦兎どこ行ったんだ?」
戦兎を探すも見つからず、結局貴虎邸に戻ってきてしまった奨真。
「た、ただいまです‥‥戦兎見ませんでしたか‥‥。」
「お、奨真。遅かったな。」
「いや、帰ってきてるんかい!」
奨真が中へと入ると、そこには涼しい顔をした戦兎が貴虎と向かい合わせに座り、パソコンを操作していた。
「いや、お前待っても来ないから先帰ってきちまった。」
「それは‥‥ごめん。こっちも色々あってさ。」
「色々?どうしたんだよ?」
「実は‥‥。」
奨真は先ほどあったことを戦兎と貴虎に説明する。
「ほーん。そりゃ災難だったな。」
「その女の子は無事だったのか?」
「あ、はい。戦兎に教わった戦い方でなんとか。」
「おま、やりすぎなかったろうな!」
「まぁそこそこってとこかな?」
奨真は首を傾げる。
「そいや、どうなったんです?そっちは。」
「こっちはあともう少しってところだ。なにせデータが豊富にあるからな。これだけあれば次どこに現れるかくらいはなんとかなりそうだ。」
「これも戦兎くんのおかげだがね。」
「まぁ、これくらい俺にかかればチョチョイのちょいよ。」
戦兎は椅子をくるくると回す。
「それでもあと2、3日はかかる。それまで準備しとけよ。」
「了解!よし!それ聞いたらやる気出てきた!もう少し走ってくる!」
そう言って奨真は飛び出して行った。
「おいおい、あいつ今帰ってきたばっかなのに。」
「まぁ、彼も気負ってるんだろう。親友を取り戻せるんだからね。それに、色々と騒動があったせいで彼が企画を考えた体育祭も中止になったそうだからね。」
「それもこれが解決したらやれるのかな?」
「‥そのためにも我々が頑張らなくては。」
「‥‥そうだな。よし、やるか!」
戦兎たちはまたパソコンへと向き直った。
[ 夜 とある路地裏]
「くっそ!ったく、やってらんねぇよ!」
奨真に投げ飛ばされたヤンキーがゴミ箱を蹴り飛ばす。
「ちっ!クソが!あんな野郎!」
「‥‥力が欲しいか?」
「うわっ!な、なんだあんた!」
ヤンキーの目の前に黒いフードを深く被った人物が突然現れる。
「力が、欲しいか?どんな相手でも屈服させることができる力が。」
「お、お、おう!本当にそんな力がもらえんならな!」
ヤンキーはその人物へ意気込むと、その人物は懐からある物を取り出す。
「ならばこれを‥‥これならば全てはお前の思う通りだ‥‥。」
「これ?こいつで本当に‥‥。」
「効果は使えばわかる。」
2人の密談は続き、夜は次第に更けていく。
[2日後 貴虎邸 昼]
「よっっっしゃぁぁぁ!!」
デスクに座っていた戦兎が突然大声をあげる。
「な、なんだ!どうした!?」
ソファで居眠りをしていた奨真が声を上げる。
「完成だ!完成したんだ!」
「なんだって!?」
「やっとだ!やっと完成だ!これで、」
「あいつを助けに行ける!」
「あのバカを助けられる!」
「ようやくだね。これも戦兎くんのおかげだな。」
貴虎は満足そうに頷く。
「じゃあ決行は明日ですか?」
「いや、2日後にしよう。少し声をかけておきたい人もいるのでね。まぁ、その日にクラックが開かなければ決行は無理だが。」
「よっしゃ!これで一歩前進かも!」
3人はそれぞれ2日後に思いを馳せる。
事態は、刻一刻と進み始めていた。
いよいよ次回突入かもしれませんね!
ぜひ楽しみにまっていてください