いよいよあいつがやってきます。
近く一章も終わりそうなので熱い気持ちを胸にお読みください(?)
それでは、どうぞ
[沢目市side]
「はぁぁぁぁ!!」
ブラーボはドリノコでインベスを切り付けて爆散させる。
「数が減ってきたわね。坊やたち!一気にいくわよ!!」
「はい!!」「おう!!」
3人はそれぞれカッティングブレードを倒す。
『ドリアンスパーキング!!』
『ドングリスパーキング!!』
『クルミスパーキング!!』
「「「はぁぁぁぁ!!!」」」
3人の飛び蹴りがインベスの群れを貫き、一掃する。
「ふう、あっちは大丈夫かしらね‥‥。」
変身を解き、座り込む鳳蓮はクラックを見つめた。
[刹那&ビルドside]
「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」
2人の蹴りはエボルを遠く吹き飛ばす。
「はぁ、はぁ、やったか?」
『Ready Go!!』
「!!」
『エボルテックフィニッシュ!!チャ〜オ〜」
「なに!?」
森の奥から大きな火の鳥が飛んでくると、刹那とビルドは何度も体当たりをされ、2人は吹き飛び変身解除され、2人のドライバーは地面に転がる。
「惜しかったなぁ、奨真、戦兎ぉ。」
「くっ‥‥エボルト‥‥。」
エボルはビルドドライバーを手に取る。
「もう少し強かったら、俺に勝ててたかもなぁ。まぁ、もう関係ないか。」
そう言ってエボルはレバーを回す。
「くっそ!」
「奨真君!戦兎君!」
「ここは行かせない‥‥。」
斬月と龍玄が助けようとするが、ローズと玄武に阻まれてしまう。
「くっ‥‥そ!」
エボルは地面に倒れる奨真へと近づいてくる。
「奨真!!」
「終わりだ!!」
『Ready Go!!』
「死ねぇ!!」
『エボルテックフィニッシュ!!』
「くっ‥‥。」
炎を纏った拳が繰り出され、奨真は目をつぶった。
「‥‥‥?」
暫くして何も起こらない事を確認した奨真はゆっくり目を開ける。そこには
「な‥‥に‥‥!?」
エボルの拳はエボル自身の左手に掴まれ、止まっていた。
「なんだと!?」
驚くエボルだが、その手は拳を捻りあげられ、苦しむエボル。
「ま‥さか‥こい‥‥つ‥‥」
『これ以上‥‥好き勝手させるかぁぁ!!』
「う‥‥うぉぉぉぉぉ!!」
エボルからそんな声が聞こえると、エボルが雄叫びをあげる。そして、
「はっ!!!」
気合いと共に、エボルの身体から輝が分離された。
「あ、輝!!」
「なんだとぉ〜〜。お前、俺の支配から逃れただと?」
「そう言う事‥‥みたいだ。奨真、それと〜戦兎さん。」
フェニックスボトルとビルドドライバーを落として、コブラフォームに戻ってしまうエボルと、その前に立つ輝。
「あ、輝。お前どうやって‥‥。」
「2人の声が聞こえたんだ。あの時、そのおかげで目が覚めた。あとは気合いだね。」
「な、なんだそれ‥‥。」
輝は2人に手を伸ばし、立ち上がらせる。
「状況はだいたいエボルトの中で見せられたから知ってる。もっと早く俺が元に戻れてたら‥‥。」
「ふん、俺から離れた程度で、調子に乗るな人間!何もできないお前が俺に勝てると思っているのか!」
「くっ‥‥。」
傷を庇いながら立つ2人の前で輝とエボルは対面する。輝の手にはいつのまにか拾ったフェニックスフルボトルが握られている。
「死ねぇ!」
振りかぶるエボルの拳を輝は無言で受け止めた。
「何!?」
「これ以上、やらせない!!」
「うっ!?」
そのまま輝はエボルの腹に拳をねじ込み、エボルは後ずさる。
「な、なんだこの力‥‥。」
すると、輝の元に戦兎が作った鳥型ロボットが飛んできて、手元に収まる。
「これは‥‥‥。」
「俺のドライバーを拾え!ボトルをそいつに装填するんだ!」
輝に戦兎はそう叫ぶ。輝は頷くと、素早い動きでビルドドライバーを拾う。
『ビルドドライバー!』
「よくわからないけど、俺に‥‥力を貸してくれ‥‥。」
すると、赤色のボトルが薄いオレンジ色へと変わる。それを振り、ロボットの上部へ装填する。
『Growing Up!!』
すると、今まで無色だったロボットもフルボトルと同じような色に染まる。
『バーニングフェニックス!!!』
それをドライバーに装填、レバーを回転させると、スナップライドビルダーにアーマーが形成される。
『Are you ready?』
「変身!!」
その言葉と共にアーマーが輝に覆い被さる。
『Growing Up Burning Get!バーニングフェニックス!!イェェェェイ!』
両腕には鳥の羽のような装飾がつき、背中にはには炎のようなマントを羽織り、どこか幻想的な姿へと変わる。
「これが‥‥俺‥‥。」
「何故だ‥‥何故お前がドライバーを扱える!!‥‥まさか!」
「俺に聞かれても‥‥でも、これで戦える!」
輝は飛び上がると、エボルにパンチを繰り出す。エボルはそれを避け、反撃を繰り出そうとする。しかし、
「うぉらぁ!」
「何!?」
恐るべき体幹で体を捻った輝は回し蹴りを命中させる。
「うぉぉぉぉ!!」
そのままエボルの反撃をものともせず、拳と蹴りで攻め立てる輝。
「あいつ‥凄いな‥とても素人とは思えない。」
「なんか、昔から空手とか柔道とか色々やってたんだ。そのせいでステゴロだったら誰にも負けないんじゃないか?」
2人が呑気にそんな事を言っていると、輝の回し蹴りがエボルの胴体を捉え、そのまま吹き飛ばす。
「くっ、人間風情が‥‥調子に乗るなぁ!」
体勢を立て直し、エボルは殴りかかる。しかし、
「何!消えた!」
その拳が当たる寸前に、輝は火の粉を残して跡形もなく消える。そして、エボルの背後に火の粉を纏って現れ、顔面に炎の拳を叩き込む。
「俺はこっちだぞ。早くかかってこい。」
「お、おい、お前の親友はああ言う感じなのか?」
「いや、多分ちょっとキレてるんだと思う。普段のあいつなら絶対言わん、あんな相手を煽るようなこと。」
突然煽り出した輝に2人が困惑している中エボルは立ち上がるとレバーを回転させる。
「!?カウンターに気をつけろ!輝!」
戦兎の言葉に頷くと、輝もレバーを回転させながら走り出す。
「これで終わりだ!エボルト!」
「ほざけ人間!!」
『『Ready Go!!』』
『エボルテックフィニッシュ!!チャ〜ォ〜!』
エボルの回し蹴りが輝を捉える。しかし、
「!?飛んだ!」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
『バーニング!フィニッシュ!!』
輝はそれを宙返りで交わし、そのまま踵落としをエボルの頭へと叩き込んだ。
「くっ‥‥調子に乗るなよ‥‥人間ども!」
「あっ!待て!」
エボルは少しふらついた後、トランスチームガンから煙を巻いて姿を消した。
[斬月&龍玄side]
「輝君‥‥。」
輝がエボルを撃破したのを見届けた斬月は龍玄と合流する。
「兄さん‥‥。僕達も!」
「ああ、行くぞ!」
『ロックオン!』
斬月はソニックアローにロックシードを装着し、引き絞る。
「!?させるか!」
『ソイヤ!ブドウオーレ!!』
「兄さんの邪魔はさせない!」
それを止めようとするローズと玄武の攻撃をブドウ龍砲から発射された弾が相殺する。
「「喰らえ!!」」
『メロンエナジー!!』
『ブドウスパーキング!!』
斬月はソニックアローを空に向かって放ち、それに合わせて龍玄もブドウ龍砲からエネルギーを発射する。
天から降り注ぐ矢の雨と、エネルギー弾が2人にあたり、火花を散らすと、玄武の変身が解けて、ロックシードを落とす。
「しまった!?」
ローズは急いで男に駆け寄ると、こちらも取り出したトランスチームガンで煙を撒いて消える。
「逃げられたか‥‥。」
斬月と龍玄、そして輝は変身を解除する。
「追いますか?貴虎さん。」
「いや、いい。それより輝君、無事で何よりだった。」
「いや、まぁ‥‥無事なんですかね〜これ‥‥。」
輝が苦笑いしながら頭を掻いていると、奨真に肩を担がれた戦兎もやってくる。
「おい、輝。」
「は、はい!!初めまして桐生戦兎さん!烏丸輝です!宜しくお願いします!」
「俺は桐生戦兎。宜しくな。」
初対面(?)の戦兎にガチガチの輝は戦兎に何故か敬礼をする。
(そんなに固くなられても困るだろ輝。そんで何故に敬礼?)
奨真がそう思ったのは秘密である。
「それで、体に何か異常はないか?」
「えっ、いや、特に何かへんな所は‥‥ないですけど。」
「それならよかった。」
「輝君に何かあったのか?戦兎君。」
輝をじっと見つめる戦兎に貴虎は尋ねる。
「‥‥いや、今はいい。とりあえず周りを探してみよう。ここまで来たんだ、無駄足は避けたいだろ〜?」
打って変わっておどけた調子の戦兎は周りを散策し始める。
「‥‥正直、全身痛えけど、ここで帰れないもんなぁ。やるかぁ。」
疲れた身体を無理やり動かしながら、奨真も森の奥へと歩を進める。
「‥‥よっと、こんなところに何かあるのかな?‥‥ふぅ‥‥。」
奨真は近くの岩に腰掛ける。すると、
「わっ!?」
ガコン‥‥という音と共に岩の上部がへこみ、すぐそばの壁が動き出す。
「おいおい‥‥なんだこのベタな展開‥‥。」
壁の中から現れた階段を奨真は少しずつ降りて行くのであった。
さて!やっと変身しましたね輝君。
作者としてもやっとだなぁって感じです
ここまで出てきたライダーの解説は一章終わりに書きたいと思っております。
そして、ヘルヘイムの森に隠された秘密とは‥‥
乞うご期待!