仮面ライダー刹那   作:KJI

8 / 32
今年は秋をすっ飛ばして冬がきた気分です。
みなさん体調にお気をつけて
それではどうぞ!


第8話「黄金色の鉄槌」

「‥‥どう言う事だ‥‥?」

翌日、奨真は昨日戦闘があった商店街へと来ていた。

突然恐怖の対象であるインベスが

現れ、戦闘が起こったのだから

混乱しているのだろうと思い、

(昨日自分も暴れたと言う引け目も手伝って)

何か手伝えることはないかと

やってきたのだが、そこには

普段と変わらず繁盛している商店街と

人々の姿があった。

 

「あれだけ騒いだのに‥なんで‥?」

「おう、にいちゃん!どうしたんだい

そんなところで突っ立って!

学校はどうした?サボりかぁ?」

「あ、どうも‥。学校休みなんですよ‥。」

「おう、そうか!そりゃあ悪かったな!

まぁゆっくりしていってくれや!」

「あ、はい‥。」

ぼーっと商店街の入り口に立っていると

顔馴染みの親父さんに話しかけられ、

困惑したままそう返す。

 

「(なんで?なんでだ?大騒ぎとまではいかないが

何人かの人がインベスを見ている。

俺だって怖かったんだ、たちまち

噂が広まってニュースにでもなると

思ったんだけどな。)」

そう考えながら商店街を歩いていくが

目立ったところはなく、

いつも通り繁盛していた。

 

「(おかしいな‥あっちこっち壊したと思った

んだけど‥‥。)

‥‥よし。」

商店街をひと通り見た後、独言つと

奨真は意を決したようにある番号に

電話をかけた。

 

[40分後 貴虎邸]

「なるほど‥それで私の所に‥。」

ここは貴虎邸の一室、机に掛けているのは

奨真、輝、そして貴虎。

あの後暫く考え、貴虎に相談しようと思い、

唯一貴虎の連絡先を知っている輝に

連絡して、貴虎邸にやってきたのだ。

(休日は遅く起きる輝を叩き起こしたので

暫く輝が不機嫌だったのは別のお話)

「なんでだ?今までは俺達の周りにしかクラックは

出てこなかったのに‥‥。」

「ああ、この街に出現したクラックは

殆ど私達が一目に触れないように処理した。」

「はい、だからこの街の人がインベスを見たら

少なくともニュースや新聞には載るくらいに

なると思うんですよ。

今まで一目に触れてなかったぶん。

なのにみんな何事もなかったみたいで‥

そんなのおかしいですよね?」

 

奨真の言葉に貴虎は考え込む。

 

「これは‥‥何かあるな‥‥。」

「へ?何かって何です?」

貴虎の言葉に輝は首を傾げる。

「今まで一目に触れない所に現れたクラックが

突然人の集まる場所に出現した。

しかもその騒動はなかったことになってる

これはもう何かあるだろ?

ただでさえクラックが出てるのが異常なのに。」

「あっ‥‥あー!なるほどなるほど!

そう言うことね!」

奨真の言葉にわざとらしく頷く輝。

「本当にわかったんか〜?」

「いやマジ!ほんとにわかったから!」

怪しげに見てくる奨真に焦ったようにそう返す。

 

「ごほん!とりあえずこれは

用意に解決する事ではないことは確かだ。

何者かが絡んでいるのは間違いないだろう。」

「誰かに心当たりはないんですか?」

「心あたりか‥‥。」

奨真の言葉に考え込む貴虎。

その表情は暗く、何を考えているかは

わからない。

「‥‥貴虎さん‥‥?」

「はっ‥すまない‥少し考えたが

思い当たる人物はいないな。

私の方でも調べてみよう

今日は帰りたまえ。」

「あ、はい。

すみません忙しいのに。」

「いやいや大丈夫だよ。」

貴虎はニコリと笑うと、

奨真と輝を玄関まで送ってくれた。

 

[路地]

「どうしたんだろうな

貴虎さん、なんか変じゃないか?」

「うん、ちょっと疲れてたみたいだよな、

まぁ俺らが勝手に連絡して時間作ってもらった

訳だから、仕事してたんじゃないのか?」

「‥‥それにしてはなんか変だった気が‥。」

そんな事を話してながら輝が空を見上げる。

すると。

 

「‥‥ん?‥‥!?うわぁ!」

暫く空を見上げていた輝は何かに気づくと

奨真を連れてその場から飛び退く。

「おいおい!急にどうした!?」

「‥なんか‥‥降ってきた!」

奨真と輝が同時に先程まで立っていた場所を見ると、

そこには人1人が傾げるぐらいの大きさの

ハンマーが落ちていた。

 

「な、なんだ‥‥?」

「‥‥勘のいい男だ。いや、偶々かな?」

「!?誰だ‥‥は‥‥?」

男とも女とも取れない

加工された声をした方を向くと、そこには

西洋の騎士を模したような

オレンジと黄色の鎧を纏い、

腰には戦国ドライバーを巻いた『ライダー』がいた。

「なぁ‥‥俺はこんなライダー知らない‥‥。」

「ああ、俺も初めて見る。」

2人はそういいながらも一つだけ確信する、

『味方ではない』と。

その証拠に2人は少しずつ近づいてくる

そのライダーから発せられるピリピリとした

『殺気』を感じる。

ライダーは華奢な見た目とは裏腹に

落ちているハンマーを拾い上げる。

 

「‥‥輝‥大丈夫だよな。」

「ああ、わかってるさ。」

奨真は懐からドライバーを取り出して

腰に装着し、輝はライダーと反対方向に

逃げる。

「いいのか?逃しても。こわーい人が

来ちゃうかもよ?」

「私が用があるのはお前だけだ。

それに‥‥。」

ライダーは奨真の腕を指差す。

「震えているやつに負けるわけが無い。」

「!?っつ!言ってくれるな!」

震えている手で、奨真は

ロックシードを取り出す。

「っつ‥‥変身!」

『リンゴ!』『ロックオン!』

『ソイヤ!』

『リンゴアームズ!

    デザイアフォビトゥンフルーツ!』

奨真が変身したのを見てライダーも

武器を構える。

「‥‥どこの誰だかわからんやつに

‥‥負けてたまるか!」

刹那は紅一文字を腰の鞘から引き抜き構えると、

謎のライダーに向かって走っていった。

 

 




どうも!作者です。
いきなりですが補足です
今回出てきた謎のアーマードライダー、
持ってる武器なんですけど、
イメージとしては柄の部分が長い
ハンマーだと思っていただけると幸いです
それでは次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。