「なっ何で止まらないのよ!?」
IS学園のアリーナ内で第三世代機 EF-2000 タイフーンを操る陸八魔アルは大型ライフルと背部兵装担架に搭載されている突撃銃を展開させ目の前の敵に向け掃射しながら絶叫する、目の前の第二世代型IS 打鉄はその掃射を軽々とかわしていく、突撃銃の弾幕で隠す様に放つライフルの弾もそれだけは正確に刀で弾かれていく。
「打鉄がこんな動き出来るなんてっ…!!
「テロリスト風情がよく耐える!」
「アウトローがそう簡単にやられてたまるもんですか!!」
弾幕を掻い潜り懐に潜り込み千冬は刀を振り下ろす、それを咄嗟にライフルを盾にして受け止める…だが瞬時に破損して使い物にならなくなったそれを弾き飛ばし胴体目掛け横薙ぎの一閃を放つ。
ガギン…!!それをアルは両腕に付いている大型ブレードで受け止める、だが受け止め切れず姿勢を大きく崩し掛け何とか踏みとどまる、其れを崩そうと千冬は力を込める。
「くっ…私近接戦苦手なのよ!!」
ゴゥ…!!と腰に付いている跳躍ユニットを蒸し無理矢理体勢を立て直しそのままの勢いで千冬を押し返しそのまま開いている手で殴り付ける。
何故こんな事になったと言うと
「IS学園に行く」
「ちょっちょっと待ってホシちゃん!?流石の大天才束さんでもその決断の早さはびっくりしちゃうな!」
「まぁほら束、ホシノは一夏君って子が好きなんだから」
「確かに恋する乙女は盲目って言うけどさぁ…確かにいっくんを助ける為に行くのは良いけど…良いのホシちゃん?IS学園に行くって事は」
「日本政府にまた目を付けられる…分かってるよ束さん、だけど今は一夏の方が大事だよ…世界初の男性操縦者それだけど日本政府以外の組織から狙われる…だからおじさんが守ってあげなきゃ」
確かに今私が行けば確実にまた日本政府が動き出す、だけど一夏なら自分の事よりも優先するし助ける筈…あの時みたいに。
それなら例え自分が犠牲になろうとも一夏を助ける…そんな私の思いが伝わったのか、束さんは私とついでにアルちゃんをIS学園に行くのを許可してくれた、更にサポートとして束さんが見守ってくれるらしい。これは素直に心強いね〜
と言う訳で、入学試験を受けに来た私達だけどアルちゃんのISを使用した試験の試験官がまさかの千冬さんで、テロリストのアルちゃんを捕まえる為に襲い掛かって来ちゃった。
うへ〜人選ミスかもぉ〜
「もしもし束さん?」
千冬さんを殴り付け何とか体勢を立て直したアルちゃんだったが、千冬さんもすぐさま後退して弾幕を張るアルちゃん目掛けて突っ込んでいる、こりゃあマズイかも…と観客席から眺めながら呟き、急ぎながらISの通信機能を使い束さんに連絡する。
「はいはい!束さんだよ〜いや〜今見てるけど確かにマズイ状況だよね」
「助けに行くから扉のロックを」
「ふふ〜ん解除済みだよ」
すぐに通信が出来た事に安堵しながら要件を言うが流石は束さん、既に扉のロックを開けてくれてたらしい、流石は大天災だね〜
息を切らせながらアリーナ付近に行けば、剣を突き付けられているアルちゃんが…うへ〜と悪態をつきながらSu-37M2を展開、即座に跳躍ユニットを限界近くまで蒸し手首のモーターブレードを展開してそのままの勢いで突き付けられていた刀を粉砕しながら、二人の間に割って入る。
「おっそいわよ!ホシノ!」
「ふふーんそこまで千冬さん」
泣きそうな声で叫ぶアルちゃんを無視しながら、私は千冬さんにそう言った。
「ほっホシノ…だと!?」