「ホシノ…色々と言いたい事があるがまず其処を退け」
「うへ〜千冬さんの頼みでもそれは出来ないかなぁ〜……アルちゃんをドイツに送るつもりでしょ……流石に無理な相談かな〜私見たくなるのはごめんだしね」
新たに刀を取り出し此方に向ける千冬さんに対して私は殺気を込めて答える、日本政府が私にした様に監禁して脅して都合の良い道具にするつもりだろう…そんな事は絶対にさせない。
「何…どう言う事だ?お前はキヴォトスに帰った筈…」
「あー…成る程ね日本政府はそう教えたかぁ…じゃあ本当の事教えてあげるよ」
そう言いながら跳躍ユニットを蒸しながらモーターブレードで斬り付ける、難なくそれを刀で受ける千冬さん…やっぱり奇襲でもダメかぁ……うっへぇ〜背部兵装担架での不意打ちも突撃銃ごと破壊されるしこれは駄目かも〜
「日本政府はキヴォトス人が他より適正が高い事を知って私を保護と言う名目で監禁して色々と実験されて政府の都合の良い道具にされてたんだよね〜勿論日本だけじゃなく各国もやっているよ、うわぁ大変だ〜」
「………」
「だからね千冬さん…アルちゃんは渡せないよ、そもそも引き渡したらまた基地が跡形もなく吹き飛びそうだしね〜」
「全く……一夏もお前も一度決めたら曲げないのは良い事だが…まぁいい理事長には私が話を付けておく」
はぁ〜と呆れた様な溜息を吐きISを解除千冬さんに私はついほへっと変な声を出す。
「えっ…良いの?だってアルちゃんは」
「お前の友達なんだろう?本当にテロリストならそんな所で寝る訳ないしな…全くアウトローの姿か?アレが」
千冬さんの視線の方を見れば、ISを解除して大の字で白目を剥いて倒れているアルちゃんが居た、うへへ〜アルちゃんらしいや。
「あぁ…ホシノ言い忘れてた」
何かを言い忘れてたのかこっちに振り向きそのまま私を抱きしめて来た
「うへへ〜!?千冬さん?」
「大変だったな…」
「……うん」
「頼りにならないかも知れないが何かあったら私を頼ってくれ」
「世界最強の千冬さんが頼りにならない訳ないじゃん〜」
「かいかぶり過ぎだ…ただ強いだけの女さ……ホシノ」
「はいはいホシノさんですよ〜」
「お帰りホシノ」
千冬さんはニコリと滅多に見せない笑みを浮かべながら言った、あぁそっか…私ようやく戻って来れたんだ。
自然と涙が溢れながら無理矢理笑顔を作り言った。
「うへ〜ただいま」
「……は!!千冬は!?ひぃぃ!?」
そんなやり取りをしていたらガバっと先程まで白目を剥いていたアルちゃんが起き上りながら、近くにいる千冬さんに情けない悲鳴をあげる…うへ〜アルちゃんに説明しないとなのか〜