ディンガ「ハッピーは何処だろうか……見当たらないね、さては八つ裂きにされてしまったかな?」
リアン「縁起でもないことを言うんじゃにゃいわよっ!!」
マキナ「因みに予告とは一部内容が異なるけど、気にしたら負けかな」
「「我等!
効果音が鳴り響きそうなくらいに決め台詞を放つ
「名乗ってる場合かっ!!!」
「すんげぇ〜!!アネさん!アマノ!俺たちもやろうぜっ!」
「ヤダよ、人として恥ずかしいだろ」
「「‼︎」」
まさかの直球意見、四人が目を剥き、驚愕する。思いの外、響いた言葉は四人の心を容赦なく抉る
「人として恥ずかしいだろ」
「「二回言われたーーーっ!!!」」
追い討ちを掛けるアマノに、四人は完全に真っ白な灰のように燃え尽き、地面に崩れ落ちる
「あの……ジュビアはグレイ様となら……」
「は?やらねーよ」
「ジュガーン!!」
想い人からの返答に、ジュビアはショックを受け、地面に溶けるように体を水に変えていく
「こうなりゃ……ヤケだ!!ファンキーに決めてやろうじゃねぇか!牙狼天眼!!」
誰より早く飛び出したのは、暴れる事を生き甲斐にしているスコル。拳、蹴り、頭突き等の暴力の嵐が吹き荒れる
「あっひゃっひゃっ!!やるなぁ!あのモンキー!そいじゃあ…俺も!!竜打蓮武掌!!!」
「負けてらんないね……
其れに続くように、セイランが敵たちに掌底で弾き飛ばし、その先に待ち受けていたアマノが荊の鞭で次から次へと薙ぎ払っていく
「開け!!巨蟹宮の扉!キャンサー!!」
「久しぶりエビ」
「あの也でエビなのかいっ!?」
「ネエちゃんの気持ちは分かるかな……普通はチョキとかにするべきかな」
「うっさい!」
「よーし!アタシも暴れるぞぉ〜!!マキナ!アニキ!アレやろっ!アレ!」
「おおー!良いなぁ!やるか!なっ!マキナ!」
「出来れば力は温存しておきたいけど……形振りは構ってらんねぇかな……
盛り上がる兄妹を他所にマキナは反動の大きい力の使用に躊躇いを見せるが、結局は押しに負けたらしく、滅竜の力を解放する
「火竜の」
「花竜の」
「斬撃竜の」
「「「咆哮ォォォ!!!」」」
火の息吹、花の息吹、更に斬撃の息吹が三位一体。燃え盛る炎、美しき花弁、万物を斬り刻む斬撃、妖精の尻尾が誇る三体の竜が放った雄叫びという名の咆哮は敵を一掃する
「やるねぇ〜!まさしく
「
「アイスメイク・ハンマー!!!」
最後にグレイの放った氷のハンマーでトドメの一撃を喰らい、足場と共に敵たちは地面に叩き落とされた
「おい!なんか扉が開いたぞっ!」
「自動扉だ!すごーい!」
「つーか誰かが開けたんだろ」
「侵入経路を探す手間が省けたかな。あそこから中に入ろう」
突如、開いた天井の扉から降りてきた梯子を登り、マキナたちは楽園の塔内部に侵入する。僅かな疑問はあるが今は仲間の為に形振りを構っている場合ではないが故に内部に通ずる梯子を上がっていく
「にしても、誰が開けたんだい?何処にも姿がないじゃないの」
「恐らくは遠隔操作かな。辺りに痕跡を探したけど、匂いもないし、ここに誰かが居た可能性は低いと考えた方がいいかな………というか、完全に気付かれてると思うよ」
「言われてみると、そうだね。アタイたちは割と派手に暴れ回った……にも関わらず、この扱いはなんだってんだ…敵の罠じゃねぇことを祈るしかないね」
「えぇっ!?罠なのっ!?アーちゃん!」
「いやまだ、罠って言い切れない……あくまで、その可能性も捨てきれないって話だ」
「なるほどー…」
((多分、よくわかってないんだろなぁ……この娘は…))
冷静に扉が開いた事を分析するマキナ、罠ではないかと疑うアマノ。それに適当な相槌を打つマナツを見ながら、彼女が状況を理解していない事を心中で誰もが呆れていた
「にしてもルーシィ、アンタは何時の間にドレスを着てんだい?泥棒はよくないわよ」
「違うわよ!これは星霊界の服!濡れたままの服着てんのも気持ち悪いし、さっきついでにキャンサーに頼んだの……というか、水になれるジュビアは置いといてアンタらよく濡れたままの服着てられるわね」
視線をルーシィに向けたカナ、その先で先程までは水着を着ていた筈の彼女が見慣れない衣服に袖を通していた
「走ってりゃ乾くだろ」
「濡れたぐらいでダメになっちまう服は着てねぇ」
「この脳筋バカたちは兎も角として、服を乾かすなら、適任者が居るから問題ねぇかな」
「乾かすのは任せろ」
「バカとハサミは使い用ってな」
「あら!!こんな近くに乾燥機がっ!!」
「ふふんっ!どーだ!アタシのアニキはすごいでしょ!」
脳筋思考のスコルとセイランを小馬鹿にしつつ、マキナが指差した先には乾燥機という名のナツが体に炎を纏っていた。その姿に驚くルーシィの隣で、マナツは誇らしそうに慎ましやかな胸を張る
「今なら安くしといやるよ?ルーシィ。4,0000Jでどうだい」
「ネエちゃん、下取りと送料負担も付けなきゃダメかな。だから……今だと28000Jだね」
「流石はマキナ、気配り上手な弟を持つとお姉ちゃんは鼻高々だ」
「別に買わないわよ」
「「こんなに安いのにっ!?」」
ナツという名の乾燥機をルーシィに売り付けようとするアルベローナ姉弟であったが予想していなかった返答に戦慄する
「いたぞ!侵入者だ!!」
「こりねぇ奴らだな」
「いっちょ爆破するかな」
騒ぎを聞き付けた敵が迫るのに気付いたナツは構え、マキナは白衣の内側から携帯用
「ぐほぉ」
「がはっ」
「ふぉ」
「斬撃…ご飯かな!」
しかし、二人が動くよりも前に敵の間を何者かが駆け抜けると同時に斬撃が見えたのに気付いたマキナが喰らいつく
「もぐもぐ………あれ……この斬撃…食べ慣れた味かな……」
「食べ慣れた斬撃ってなによっ!?」
「桜髪、お前の火の打撃うまそうだな。食わせろや」
「おお!いいぞ!」
「アンタもなにやってんだ!!」
食べ慣れた斬撃という言葉を放つマキナにルーシィが突っ込み、ナツの打撃を美味そうと発言するセイランにアマノが吠える
「エルザ!」
「よかった!」
「無事だったみたいね!」
「エルザだー!」
「なるほど…通りで食べ慣れた斬撃のハズかな」
「相変わらずファンキーだな!エルザは!」
「すんげぇ〜〜!!」
「ヤバ……」
「カッコいい……」
「お…おまえたちが何故ここに…」
その斬撃を放った張本人であるエルザは予期せぬ仲間たちの姿に驚いた表情を浮かべる
「なぜもくそもねぇんだよ!!舐められたたまま引っ込んでるなんて、
「ボクもあの変な着流しヤローに仕返しをしてぇかな」
「ねーねー、リアンとディンガはー?」
怒りを露わにしたナツ、表には出さないが大敗した相手にリベンジを燃やすマキナ、能天気に辺りを見回すマナツ。三猫の相棒たちは三者三様の反応を示す
「帰れ」
まさかの一言にマキナたちの表情が変わる。その際にジュビア、セイラン、アマノの顔を見たが特には言及せずに放ったエルザの表情は寂しそうに見えた
「エルザには悪いけど、私等も遊びで来てるワケじゃないのよ。アイツ等には痛い目に遭わされたし、ハッピーも連れてかちまってんだ」
「ハッピーが?まさか……ミリアーナか?そういえば、リアンとディンガの姿も見えんな…二人も連れ去られたのか?」
「えっ?二人は一緒に来たよ?」
「知らねぇ間に消えたかな。まぁでも大丈夫だよー、リアンはS級だし、ディンガも其処等のネコみてぇに柔じゃねぇかな」
「お前たちがそう言うなら……そうなのだろう……」
カナが説得する流れで、ハッピーが連れ去られた事実を知ったエルザはリアンとディンガも見当たらない事に気付くがきょとんしたマナツと頭のゴーグルに触れるマキナの様子から、彼等は連れ去られてはいないと理解した
「よし!マナツ!マキナ!相棒たちを探しに行くぞっ!」
「あいさーっ!!」
「えっ……ボクは着流しヤローを探さ---ぐもっ!?」
身勝手を極めたナツが走り出すと勢いよく返事を返したマナツはマキナにラリアットを喰らわせると彼の首根っこを掴み、兄に追随する
「マキナ!?大変だ!マキナが連れてかれちまった!!」
「カナ!マキナたちは私に任せるんだ!お前たちは帰れっ!!」
弟の姿が見えなくなり、追いかけようとしたカナの前に剣を突き出したエルザが彼女に待ったを掛ける。しかし、それは逆効果であり取り乱していた筈のカナの瞳が鋭さを増す
「エルザ………アンタは誰に物を言ってんだい?マキナは私の弟だ!!あの子を見捨てるなんて選択肢は私にはねぇんだよっ!!」
「カナの言う通りだよっ!ナツやマナツ、マキナは大事な仲間でしょ!!其れにエルザだって!!」
家族を見捨てない、理由は違えどマキナと同じ言葉を放つカナにルーシィも同調し、エルザの説得を試みる
「これは私の問題だ……お前たちを巻き込みたくない……約束する、六人は私が責任を持って連れ帰る」
「やなこった!生憎と俺は誰からの指図も受けねぇ!」
「スコルにしちゃあ良いこと言うじゃねぇかよ。なぁ…エルザ、俺たちはとっくに巻き込まれてんだよ」
「アンタらしくもないじゃないかい……少しは頼っておくれよ、仲間だろ?私たちは」
「そうだな……この戦い…勝とうが負けようが私は表の世界から姿を消すことになる……これは抗うことのできない未来…だから……だから、私が存在している内にすべてを話しておこう……」
そして、エルザは語り出す。この塔に隠された秘密を……
「ハッピー!!お姉ちゃんが来たわよっ!!」
「やれやれ……本当に気配だけで探し当てるとは……キミの執念には恐れ入ったよ」
気配を辿り、リアンが辿り着いたのは猫のグッズに埋め尽くされた部屋。背後で呆れる巨大スパナを担いだ白衣の赤猫は肩を竦める
「あっ!リアン!みっけ!」
「リアン!ディンガ!ハッピーはいたかっ!?」
「マナ!それにナツ!」
まさかの相棒たちの登場にリアンの尻尾がピンっと立つ
「マナツが引きずっているのは博士だね」
「忘れてた!マキナ!大丈夫!?死なないでェェェェ!!」
「ちょっ………マナツ……揺らさないで………体に響く……」
ディンガはマナツに引き摺られている自らの相棒に視線を向け、目を回す彼に同情していた
「みゃあ!ネコネコが増えた!」
「あっ!ゆーかいはんだ!」
「にゃんですって!?」
「よく見な、ミリア。あの時の桜髪と緑髪と赤髪もいるだろ……ハードボイルドじゃねぇな」
「出たな!四角ヤロー!」
「前々から言いたかったんだけどさぁ〜意味わかんねぇし!ウォーリー!」
「着流しヤローじゃなくて……知らねぇクソガキかな」
「ああん!?レティはクソガキじゃねぇし!!おめぇの方がクソガキだろーが!!」
部屋の中に入ったマキナたちを待ち構えていたのは、ウォーリーとミリアーナ、レティの三人。目的の人物が居ないことを知った瞬間マキナは残念そうに悪態を吐き捨てる
「それじゃあ、ボクとディンガは着流しヤローを探しに向かうからあとはお願いするかな」
「僕もハッピーを助けたいのだけれど?」
「ディンガ……ブチ切れたリアンと一緒にいたい?」
「怒った彼女も素敵だけれど、願わくば遠慮したいね。じゃあ、リアン。ハッピーは任せたよ」
「元からアンタには期待してにゃかったわよ」
「また後でねー!マキナー!ディンガー!」
目的の人物を探しに向かうマキナとディンガの姿は瞬きしない間に部屋から姿を消す
「みゃあ!?消えた!」
「はぁ!?意味わかんねぇし!何処に行ったんだよっ!あんのクソガキ!」
「探すぞ!!」
「おっと…!待ちやがれ!」
姿を消したマキナとディンガを探しに向かおうとするレティたちの前に三つの影が立ち塞がる
「俺の相棒は……」
「あたしの弟は……」
「ハッピーは……」
「「「何処だっ!!!」」」
マナツ、ナツ、リアンはウォーリーとミリアーナ、レティの三人と戦うことに!!あれ?マキナとディンガはどしたの?
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