最近幼女戦記の漫画版を読みましてね。ちょっと書きたくなったのですよ。
あと、ターニャの姉妹物はあるけど姉弟物はなかったよなと思って書き始めました。
ではでは、どうぞ。
どうも皆さん、私は帝国軍航空魔導少尉ターニャ・デグレチャフだ。
今はノルデン管区に進軍してきた愚かなレガドニアの連中に対し砲撃を敢行するため観測員として出動している。
「フェアリー08よりノルデンコントロール、繰り返す、フェアリー08よりノルデンコントロール。応答願う」
「こちらノルデンコントロール、感度良好」
「現在諸元を送信中、確認されたし」
「こちらゴリアテ07、座標確認よし。大隊砲撃ヨーイ」
「座標確認よし!合わせ発砲ヨーイ!」
「テェーー!」
ボォォン…
私はなぜ戦争に参加している?
まぁ…遡れば前世の話になるが…。
私は昔…いや前世では日本のとある企業の人事部課長として働いていた。
帰宅途中に私はその時リストラした無能に線路に突き落とされて、神を自称する存在Xの魔の手によりおそらく前世で言うとこの第二次世界大戦前のドイツに転生した。
この世界ではどうやら魔術が科学技術として解明されており、魔術を使える兵士による部隊…、魔導士部隊が編成されている。
どうやらご丁寧に前世のソビエトやイタリアを再現したルーシー連邦やイルドアとも帝国は国交を結んでいるらしい。
「はぁ…面倒なものだな」
「ダメですよ姉さん。ため息ついちゃ」
あともう一つ。私には2個下の弟がいる。
名前はアーデルハイト・デグレチャフ、私と一緒に捨てられた少年である。一応コイツも魔導士だが階級は准尉。私の一個下だ。
「っと、もうすぐ着弾です」
ズズゥン…
「こちらフェアリー08、修正右2上1」
「同フェアリー09、ゴリアテ04は修正の要なし」
『こちらノルデンコントロール、了解した』
まぁだが…、弟もいるし前世では兄弟の1人もいなかったからな、割と使えるかもしれん。
「アーデルハイト、この戦争、勝てると思うか?」
「んー…まぁ勝てるとは思います、何処までを勝利とするかの前提によりますが」
「そうか」
実際弟も断言している訳ではないがこの戦争での我々の勝利は濃厚だ、このまま。勝てる戦で勝てる軍隊で勝利を掴みそして参謀本部の魔道将校として安全な後方勤務!ああ!実にいい!実に最高じゃないか!」
「姉さん、声に出てます」
「は?」
いつの間にか声に出てたらしい、弟が気まずそうな目でこちらを見ていた。
「ん"ん…、まぁいい、この任務が終わったら一緒にご飯でも食べに行こう」
「そうですね」
[side:アンソン]
「(クソ!冗談じゃない!あのクソみたいな政治屋どもめ!何が国内向けのデモンストレーションだ!)」
「カニンガム、残存している友軍は?」
「ダメです中佐殿、悪化の一途を辿る通信状況の中、他部隊の状況の把握は困難を極めます…」
「司令部とは!」
「ダメです、繋がりません…」
幸か不幸か、私の隊は後方基地へ移動中だったために敵の第一撃を免れたが、呑気に合流した協商連合主力は壊滅状態だ。
帝国の内戦戦略を侮っていたか…、まさか我が軍の動きに完全に対応されるとは思ってもいなかった。
「現状我々に可能なのは味方残存部隊の後方支援だ、混乱を広げている敵の面制圧の緩和を試みる」
「ですがスー中佐、この人数では敵砲撃陣地の制圧は難しいかと…」
「ああそうだ、だが観測手ならどうだ?」
「なるほど!」
「中佐殿!味方地上残存部隊から通信!敵観測手の諸元と観測手を撃墜しろと言うメッセージと共に各部隊に送られている模様!」
「よし!なら我々はその情報を元に敵観測手を叩く!行くぞ!」
「「「「「「了解!」」」」」」
[side:ターニャ&アーデルハイト]
『ザザ…ジッ…ザザ…』
少し前からノイズが酷いな…、無線の故障か?
「アーデルハイト、ノルデンコントロールと連絡はとれるか?」
「ダメです、ノイズが酷くて…」
「ちなみにいつからだ?」
「10分ぐらい前からでしょうか…?」
変だな…、こうも同時期に無線機の不調が起こるとは…。
「…ッ!まさか!」
予想したくない事だがその事実が確定してしまった。
『ケルビムリーダーより戦闘警報!繰り返す!戦闘警報!ボギー多数の接近を確認!』
やはりか…だとするとさっきのノイズは通信妨害!連中は何がしたい!?
『ノルデンコントロールより全空中待機邀撃戦力へ、
『越境した集団の規模判明!大規模航空魔導部隊と確認!』
マジか!クソ!こんな事があってたまるか!
「姉さん!多分ボギーの目標は
「クソ!メーデー!メーデー!フェアリー08、09よりノルデンコントロール!戦域警報至急処理を要請!」
「敵魔導士群は中隊規模と認む!急接近中!」
あああああ畜生!なんで私らがこんな苦し紛れの反撃に晒されなければならんのだ!
なんだコイツら!関ヶ原の島津軍なのか!?
『ノルデンコントロールよりフェアリー08!09!状況知らせ!』
「こちらフェアリー08!我接敵セリ!我接敵セリ!フェアリー09も接敵セリ!」
『ノルデンコントロール了解、現刻をもってフェアリー08、09は接敵、遅滞戦闘に移行せよ』
「こちらフェアリー09!彼我の戦力差が大きい!増援求む!!」
流石に弟も防御術式を展開してばかりじゃ無理か
そしてなんだ?たったの2人で敵中隊を掻き回せだと?この大空で?無理に決まってる!
「フェアリー08よりノルデンコントロール!即時撤退許可を求む!」
『遺憾ながら撤退は許可できない』
「死ねと言うなら死ねとハッキリ言え!クソったれ!」
「姉さん!」
コントロールと言い合っていたタイミングで突然弟が私を引っ張った。その直後、私の目の前を魔道弾が掠めた。
「危なかった…、フェアリー09よりノルデンコントロール!友軍砲兵隊は!?」
『現在空中待機中の1個魔道小隊が急行中、砲兵隊の上空到着までおよそ300、それまで遅滞戦闘に努めよ』
ああ、クソ、これもかの存在Xが仕組んだことか、ちらりと弟の方を見るがどうやら戦う気満々らしい顔をしている。
「行くぞ、アーデルハイト」
「はい、姉さん」
「フェアリー08、09了解、ノルデンコントロール!!「せいぜい足掻いて見せましょう!!」」
『ノルデンコントロール了解、幸運を』
ヤケクソで叫んだのは認めるが…、幸運を、は無いよなぁ…。
ああもうこっちくんな!あっちいけあっち!
「姉さん!そっちに1匹いった!」
「わかった!」
私にはあの時とは違いいい弟もいる!2人いれば処理効率も2倍!
…ん?あの時?あの時とはどの事だ…?まぁいい、とにかく目の前のことに集中せねば!
「魔力干渉でドーピング!反応速度上昇!瞬発力増大!痛覚遮断!魔力回路全開!」
「ハア"ァ"ァ"ッ"ハァ"!ハッハハア"ア"ア"!アァア"!昂る!!!」
[side:アーデルハイト]
姉さん、頑張ってるな。よし、こっちもリミッター解除だ!
「魔力回路組み換え!運動能力向上!反射速度向上!痛覚遮断!魔力回路フルパワー!」
「WRYYYYYYYYY!!ア"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!!」
「最ッ高にhighってヤツだぁァァァァァ!」
[side:ターニャ]
弟のバケモノのような雄叫びが私の耳に届いた。弟もどうやらリミッター解除したらしい、だがなんかどこかで聞いたことのあるセリフなのは気のせいだろうか。
「ア"ア"!!なんたる光栄!ああ!最ッ高に愉快だ!!」
[side:アンソン]
「中佐殿!敵中隊規模の増援を確認!退路は長く確保できないと言うことです!」
「わかっている!だが敵魔導士はまだ排除できんのか!」
「当たってはいるものの有効打はありません!」
「高所を取られたか…よし!近接戦闘で埒を開ける!総員!ついてこい!吶喊!」
「了解!」
クソ、どうやら我々は相手に嵌められたようだ。
埒を開けるために吶喊したが相手の目的は最初から接近戦!
「発砲やめ!撃つな!撃つんじゃない!味方を誤射するぞ!」
「中佐!中佐殿ォォ!」
アイツが止まった瞬間、一気に総攻撃を仕掛け、奴らの防御術式を貫通して本体に被害を与えた
当たった!これでいける!
「ヒット!ヒット!」
「その腕もらったァ!」
だが、それを知ってか知らずか。奴らは2人でローウェンに飛びかかり。
「まずい!ローウェン離r」
「「ツ カ マ エ タ」」
カッ。
幕間ネタ
-
ターニャとアーデルハイトのイチャラブ
-
アーデルハイトとバートリー少尉
-
総統閣下シリーズ
-
連隊各中隊長ズの何か