日向翔陽の存在しないはずな兄になった。   作:ヤストモ

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皆様初めまして!ヤストモです。
初投稿となります。
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
それではどうぞ。


第1話 主人公の兄になりました。

第1話

主人公の兄になりました。

 

 

皆様はハイキューと言う作品をご存知だろうか?

週刊少年ジャンプにて連載し、アニメにもなった大人気バレー漫画である。

何故こんな説明をしているのかと言うと、理由は今、俺の横で座り、テレビに向かって大熱狂している少年にある。その人物とは……。

「うおおおお!!やっぱスゲー!小さな巨人!!ヤベー!!カッケー!!」

現在中学1年生のハイキュー主人公、日向翔陽である。

今テレビに映っているのは、春の高校バレー。通称「春高」における過去の一試合、烏野高校バレー部のエース、「小さな巨人」が高く跳躍し、スパイクを決めるシーンだ。

彼は永遠とこの試合。と言うか、小さな巨人の活躍を見続けていた。

「翔陽。小さな巨人は確かにかっこいいけど、さすがに見続けるの飽きないのか?」

翔陽「何言ってんだよ「透兄」!飽きる訳ねぇよ!あっ!ほらほらまた小さな巨人が点決めたぞ!」

「…ああ、そうだな」

そう、気がついたら俺は日向翔陽の兄になっていたのだ。

明確な原因は分からないが、心当たりはあった。

過去、このハイキューの世界に来てみて、主人公達と共に数々のチームと戦ってみたいと。

まさか存在しないはずの日向翔陽の双子の兄になるとは思ってもみなかったが…。

翔陽「ぼーっとしてどうしたんだよ透兄!」

そんな事を考えていると、翔陽が声をかけてきた。

透「ん?いや、早く本格的な試合がしてみたいと思ってな」

翔陽「おお!俺も俺も!!今からでもしてーなー!」

気合い十分と言った様子で、翔陽が言う。

兄になってみて余計わかったが、やはり日向翔陽は元気とやる気の塊のような男である事を嫌でも認識させられた。

その姿勢はやはり凄いと思う。が……

透「うん。それにはまず人数を揃えないとな」

翔陽「う!!わ、わかってるよー!!今は俺たち二人だけど、コージ達が部活早めに引退して、最後の大会に間に合うようにバレー部入ってくれるって言うから、その最後の大会で全部出し尽くーす!!」

透「ハハハっ、そうだな翔陽!全部出しきろうか!」

翔陽「おお!2人でなっ!」

透「ああ!」

この時、俺は密かに決意した。

原作を多少改変したとしても、弟を助けてやろうと……。

 

それには俺自身が優れた選手になる必要がある。

弟ほどでは無いが、俺もあまり身長が高いわけではないが、幸い弟以上の身体能力とバネがあるようなので、かなり可能性はあると思う。

ユースレベルとまでは言わないが、渡り合えるくらいまでは強くなれればと思う。

幸いバレーの技術は「前世」の感覚が残っているし、「あの試合」まではかなり時間がある。

可能な限り好き勝手上手くなってしまおう。

透「翔陽。区切りいい所でいいから、とりあえずトス練しよう。時間は限られてるからな」

翔陽「!!そ、そうだな!やろう!今すぐやろう!」

透「おいおい慌てんなよっ…。よしっ、やるか!」

翔陽「おう!!」

「あのセッター」との出会いまであと2年か……どこまで行けるかな?

 

 

 

 




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