日向翔陽の存在しないはずな兄になった。   作:ヤストモ

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ハイキュー読み返しましたが、やっぱり面白いです!
それではどうぞ。


第2話 あっという間に公式戦。

あっという間に時は経ち、弟の翔陽と共に中3にして初試合。

あれから2年間必死に練習し、俺、「日向透」は理想とするプレースタイルに可能な限り近づけた。

翔陽の方は大幅なレベルアップは無かったが、基礎能力は多少上がった、原作序盤で弱点であったサーブやレシーブに関しては、普通のフローターサーブならミスする事はなくなったし、レシーブも中学生の平均的なスパイク程度なら問題なく拾えるくらいには成長した。

不安は残るが、やれるだけの事はやったつもりだ。

ちなみに現在の俺の身長170cm。翔陽は原作通り。

と、俺が色々考えている横で我が弟は……。

翔陽「体育館でっけー!!それと……エアーサロンパスの匂い……!!」

……うん…平常運転。

透「ようやくここまで来れたな…翔陽」

翔陽「おお!スゲー楽しみだ!公式戦!」

俺がさりげなく言うと、興奮冷めやらぬ。と言った様子で翔陽が返事を返す。

そうだ……、弟は俺以上にこの時を待ちわびていたのだ。

落ち着いていられる訳が無いな……。

やはり弟は……いや、「日向翔陽」は面白い。

まあ、それはそれとして……。

透「さて、トイレとか早めに済ませておけよ翔陽。ただでさえ緊張しやすいんだからな」

翔陽「ウッ!!わ、わかってんよ!」

そう、どうしてもこいつのビビりやすさは治らなかったのである。

?「やっぱり透の方がキャプテンっぽくない?幸治」

?「うん。やっぱ透がキャプテンの方が良かったんじゃね?」

翔陽「うおーい!!泉ー!幸治ー!何ザックリ言ってくれてんだー!!」

この2人は、本日の助っ人で同級生の泉と幸治。

わざわざ来てくれたこの2人には感謝しかない。

それに加え、バレー部に入ってくれた森、川島、鈴木の1年3人もだ。

ありがたいったら無い。

透「そんじゃそろそろ試合も始まるから、アップだアップ。ほら翔陽、お前がキャプテンなんだから。ビシッとしろよ」

が、そろそろいい時間なので翔陽に指示をするよう促す。

翔陽「わ、分かってんよ!やっと出れるんだ!やるからには勝ーつ!!」

うん、いい感じに緊張も解けたみたいだな。

そしてやるからには勝つか・・・兄貴としてなるべく信頼には応えるとしよう!!

泉「えぇ・・・相手、優勝候補のチームが勝てるかなぁ・・・」

翔陽「そ、そんなのやってみなきゃワカンネーだろ!!」

が、やはり対戦相手は「あの中学」。一筋縄でいくはずも無い。

泉「透がもう1人くらいいればなぁ・・・」

翔陽「おい!俺がいんだろっ!俺も飛べるっ!」

泉「うーん。確かに翔ちゃんのジャンプはすごいけど・・・透はそれ以上に飛ぶし・・・」

翔陽「うっ!!」

泉「素人目から見ても色々スゲーの分かるし・・・」

翔陽「ぐっ!!」

泉「あと大人っぽさがある」

翔陽「ガハァ!!」

泉にトドメを刺され、せっかく前向きだった心は砕けてしまった。

透「おい泉、苦労して前向きにさせたのにボコボコにしてどうすんだよ」

泉「あっ、ごめん翔ちゃん!」

翔陽「ズーン・・・」

試合前だと言うのに、我らがキャプテン日向翔陽。戦闘不能寸前である。

・・・不安だ。




次回ようやく「あのセッター」登場です!
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