押してダメならぶっとばせ!(旧題:バッドエンド多めの魔装ハーレム物に最つよ魔女を登場させて力尽くでハッピーエンドにしていく話)   作:デュアン

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胸糞凌辱描写あります。
簡単に言うと「快人が所属する魔導研究部が魔法研究倶楽部に負けた」っていう話なので苦手な方は読み飛ばしてもらって構いません
次回は普通に熱い展開書くし今日の18時くらいには投稿するので許して



喜怒快楽の四重奏

『び、Bブロック一回戦、なのですが……こ、これは一体どういう事なのでしょうか』

 

 第二夢想鍛錬所。そこでは今日、魔法研究倶楽部と魔導研究部の試合が行われている。

 後追いの魔法部と伝統ある優勝候補。誰もが後者が圧勝するであろうと予想していた──

 

 

「くっ……はな、せ……っ!!」

 

 

──のだが。

 

「あっ、はっ、あああっ!?」

「やっ、んぁっ、いや、ぁっ……」

 

 グチュ、グチュ、と湿った音が会場内に響き渡り、それに混じって少女達の喘ぎ声が微かに聞こえてくる。

 会場内は嘘の様に静まり返り、ある者は目を塞ぎ、またある者は呆然と眺めている事しか出来ない。

 

 そしてフィールドに居る者達の反応は四種類。

 一つはニヤニヤと笑いながら自らの魔法を使う者。一つはその魔法──木の触手によって全身をくまなく犯されて既に戦闘能力を失っている者。一つは触手に絡めとられながらも未だ抵抗の意思を崩していない者。そして最後は、触手に襲われながらも何とか耐えている者。

 

 この時点で魔導研究部の四人のうち二人は戦闘続行不可能、部長の菊花伊織も触手に犯されていないだけで拘束されており、戦闘可能なのは最後の一人、快人のみであった。

 

「ぐッ……」

 

 次々と襲い掛かってくる触手を何とか黒く燃え盛る剣で捌いていく快人。

 そんな彼を、触手の主──櫻島絵良はニヤニヤと不気味な笑みを浮かべて見つめているのみ。

 

 本来の実力であれば伊織は快人よりも高いのだが、絵良は敢えて快人を最後まで残していた。

 

「くっ……うっ、や、やめろ、ぉっ……!」

 

 魔装は総じてやたらと露出度が高い。

 伊織のそれも例に漏れず、下半身を隠しているのは布面積が小さいヒモみたいな下着だけ。触手はそれを容易く押しのけ、その奥に向かって肢体を這っていく。

 

「いぎっ、あああっ!?」

「い、伊織先輩!!」

「と、とうど、う……み、みるなぁ……ひぎぃっ!?」

 

 快人が最後まで残されていた理由はこれだった。絵良は男である彼に彼女らの痴態を見せつける事で精神に傷を刻みつけようという魂胆なのだ。

 それに気付いているのだろう。快人は目を逸らし、聞こえてくる嬌声も出来るだけシャットアウトして絵良に向かっていく。が、触手による守り、そして絵良以外の三人による妨害もあり上手くは進めない。

 

「いやあ、あっ、ああっ!?」

「はあっ、だめ、だめええっ!!」

「みないで……あぐぅっ!?」

「ッ……こうなったら、もう……!」

 

 彼は敢えて絵良から距離を取り、詠唱を開始する。

 守りが硬いのならば、それら全てを貫ける程の攻撃をすればいい──即ち、師匠直伝の『ショックカノン』である。咲良は使えないが、彼ならばルールには抵触しない。

 

「あら、させると思って?」

「くっ……」

 

 だが、詠唱にはそれなりの時間が必要だ。彼は迫りくる触手を避けつつ詠唱を続けるが、どうしても集中力は欠けてしまう。

 

「ッ、しまった!?」

 

 やがて彼は触手に四肢を絡め取られ、それに観客席で見ていた比奈達が悲鳴を上げる。

 詠唱を防ぐ為に口を触手で塞がれた彼は動けぬまま絵良の近くまで連れてこられる。そんな彼に向かって絵良は言った。

 

「フフ、素晴らしい眺めね……あの古いだけで傲慢な菊花や魔導研究部が今、こうして私の魔法で無様を晒している……」

「んー! ん-!!」

「藤堂快人、貴方はどうしましょうか? ただ殺すだけでは勿体ない……そうだわ! 折角貴方は男なのだから、あの傲慢不遜な菊花伊織の処女でも奪わせてあげましょう!」

「ひっ」

「あ、でももう私の触手で貫通は済ませてしまっていますが……まあいいでしょう。こういうのは気持ちの問題ですものねぇ?」

 

 そんな言葉を聞いた伊織が顔を青褪めさせて首を振るが、その動きは触手の彼女の()での動きが活発になる事で止められる。

 快人もそうだ。彼は詠唱すら出来ずに為されるがまま服を破り捨てられていく。

 

 

 ショックカノンはもう撃てない。リグラ・グレンズも無理だ。

 だが、このままされるがままに伊織と無理矢理交わらされるのは彼にとっては嫌であった。伊織の気持ちもそうだし、気まずいし、何より比奈が観客席で見ているのである。

 

 今、彼の中には魔力が溜まっている。それもショックカノンを撃つ為の膨大な魔力が。

 それを一点に集中させる事はもうできない。だが、彼にはある一つの策があった。それを使ってしまえばどれだけ良い結果でも引き分け以上にはならない最終手段。本来であれば、こんな各部の威信をかけた試合で使う事など許されない──

 

 

「も、もう……こ、ろし、て……」

 

 

──快楽と恐怖と痛みに襲われながら伊織が発したその呟きは、彼の決心を後押しするのに充分だった。

 彼は最後の力を振り絞って触手を嚙み切る。何かしようとしている、それに気付いた絵良が止めようとするが、もう遅い。

 この状況で体内に溜まった魔力を活用する手段は、たったの一つだけ。

 

 それを教えてくれたのは──

 

 

 

「──"ショックブラスト"!!!」

 

 

 刹那、フィールドは激しい魔力の爆発に包まれた。

 

 

──────

───

 

 

「師匠、一回戦通過おめでとうございます」

「ありがとう、です……そちらは……大変だった、ですね……許せない……」

「いえ、自分はまだマシですよ……」

 

 試合があった日の夜、俺は比奈と共に師匠の元を訪れていた。

 試合は結局俺の自爆に伊織先輩達が巻き込まれ、絵良は何とか耐え抜いたらしく魔導研究部の敗北という形で終わった。本来であれば部室で反省会やら何やらを行わなければならないのだが、肝心の試合メンバーが俺以外精神的に再起不能になってしまっているので取り敢えず今日の所は解散になったのだ。

 一方の師匠はといえば、一回戦を無事通過しサブカル同好会の部室で祝勝会を開いていた。俺は簡単な手土産を持っていきそれに花を添えた。

 

「それにしても……絵良がまさか伊織を一方的に打ち破るとはのう。紅葉との決闘を見る限りそこまでの力は持っておらん筈じゃが……」

「触手で、って……まるでエロ同人みたいですな……」

「か、考えただけでも恐ろしいっす……」

 

 俺の口から試合経過を聞いた同好会部員達がそれぞれ思案し、顔を青褪めさせる。師匠に至っては何もかも通り越して逆に真顔になっている。

 もしこれが試合でなければ即ショックカノンで櫻島寮ごと吹き飛ばしに行っていそうだ。怖い。

 

「そ、そういうのって審判が止めたりしないんすか?」

「基本的に審判が口出しするのはルール違反があった時だけじゃ。そして今回の様な行為は違反ではない……魔法師は軍人じゃからな。戦場でそういった目に遭う事も考えられるからのう、学園側も慣れておく(・・・・・)必要もあると考えておるらしいんじゃよ。過去にも同じような事をしでかした者はおった様じゃが、現実空間でない限りは止められんかったそうじゃ」

「そ、そんな……」

「そして試合結果が確定するのは『どちらかのチームメンバーが全員死亡した時』だから、幾ら触手に蹂躙されても死なない限りは試合続行となる……そのせいで先輩達は……っ」

「快人……」

 

 もし俺が早々に諦めてショックブラストを撃てていれば、彼女らが無駄に痴態を晒す事もなかったのである。

 或いはもっと迅速にショックカノンを使える様になっていれば、師匠の様に無詠唱で使える事が出来れば勝利していたかもしれないのだ。

 そんな自責の念に駆られている所を比奈は慰めてくれる。やっぱり彼女は優しい。俺なんかには勿体ない程だ。

 

 

 コンコン。

 

 

「ん? なんじゃ、入ってよいぞ」

 

 と、そこで部室の扉がノックされる。

 

「「い、伊織先輩!?」」

「失礼する……」

 

 炉欄先輩の言葉で扉を開け、入ってきたのは暗い顔をした伊織先輩であった。

 彼女は先の試合で心に深い傷を負い、暫く自室で安静にしていた筈である。

 

「だ、大丈夫なんですか」

「ああ……藤堂、奴吾(やつがれ)はお前に礼がしたくて赴いたのだ」

 

 彼女は静かに頭を下げる。

 

「あの時自爆してくれて感謝する。そうでなければ、奴吾はあの痴乱不遜な者の手によって更なる痴態を晒していた事だろう……本当に、助かった」

「そ、そんな……俺はただ、あれが精一杯だっただけです。本当ならもっと……」

「ふ、お前は相変わらず謙虚だな……あ、あと……」

 

 顔を上げた彼女が顔を赤らめて、小さく漏らす様に言う。

 

「あ、あの時の事は、忘れてもらえると、助かる……」

「あの時……っ」

 

 あの時──つまり、試合での先輩の事である。ここまで具体的には考えない様にしていたのに、その言葉で鮮明に脳裏に浮かび上がってきてしまった。

 触手に絡め取られ、元より際どい魔装を剥ぎ取られて恥部を隠す事すら出来ず衆目の中蹂躙され喘ぎ声を漏らしていた。そんな彼女の様子は普段の質実剛健なそれとは打って変わり、まるで暴力の前に晒された力無き乙女の様であった。

 その光景は、思い出しただけでも俺の男の部分を刺激するにはあまりにも強過ぎる。ただでさえそこらの女子生徒がヘソ出しノーパンノーブラで若干露出させた胸を揺らしているという目のやり場に困る場所だというのに……

 

「(涼介、助けてくれ……!)」

 

 俺は時折出会う謎の少年に心の中で助けを求める事しか出来なかったのだ。

 

 

──────

 

 

「はあ、はあ、はあ……」

 

 その頃、寮の一室にてある一人の少女が苦しそうに悶えていた。

 豊満な肢体を捩らせて自分の口元を押さえる彼女の名は広野心愛。彼女は今、目を見開いてただ恐怖に身を引きつらせている。

 

「う……」

 

 ベッドから起き上がりよろよろと鏡の前に行く。

 そして恐る恐るといった様子で口を隠す手を外し──

 

 

「うそ……なんで、なんでなんでなんで!?」

 

 

──その口に生えている牙が視界に入る。

 瞬間、彼女は鏡を叩き割りのたうち回る。

 

「ボクは、ボクは……」

 

 この牙が生えていたのに気付いたのは試合が終わった直後の事だ。

 敗北し、目覚めた彼女に夢想鍛錬所の職員は何か異物でも見る様な視線を送った。そこで彼女は、自分に生まれた『明らかに普通の人間には無い物』を見てしまったのだ。

 それからの事はあまり覚えていない。ただ職員の制止も聞かずに飛び出し、彼女は自室に引き篭もった。

 

「ボクは……ヒーローに、ならなきゃいけないのに……」

 

「ただいまぁ……えっ!?」

 

 と、そこで同室の美玖が帰ってくる。

 彼女は地べたにへたり込み涙を流す心愛を見て一瞬硬直するもすぐに彼女に近付き慌てて声をかける。

 

「ど、どぉしたん心愛ちゃん!? 何かあったぁか!?」

「美玖ちゃん……ボクは、ボクは……」

 

 口を隠したままの心愛が美玖を視界に映す。

 彼女のこの様な姿を見た事がなかった美玖は、一先ず自分も跪いて彼女を胸に抱き寄せる。

 

「な、何かよぉ分からんけど……あたしの胸ならなんぼでも貸すよ?」

「うぅ……」

「好きなだけ泣きぃ。あたしはここにおるかぁね」

 

 部屋の中に、少女の小さな泣き声が溶けていった。




実際こんな学園に一人で放り込まれたら性欲とか我慢するのすごいキツイと思う。快人君は比奈という明確な相手がいるからまだいいけど……
そりゃ一夏もシャルに懐くよ。男欲しいわこれ

5秒で終わるので高評価お気に入り登録よろしくお願いします。

次話は今日の18時頃に投稿します。

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