メビウスの輪から抜け出したくて   作:くまたいよう

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 はてさて?なのばかり。


概念の産物

 フルカラーside

 

「うっさいハゲ!」

 

 場が凍り付くような怒声が響く。

 

『ハゲ』

 

 私は父のように生え際が心配な程に後退してはいない・・・・嗚呼、大きな星が付いたり消えたりして・・・・『バシッ』・・・・誰かにハリセンでしばかれたようだが、しばいたのは?

 

『マークⅡ』

 

「あ、失礼っすクワトロさん・・・・そりゃどっちかと言うと俺のセリフと言いたくないけど、言いたい事を思ってたようなんで」

 

 此方の方がカミーユに近いのだが、いやよそうか・・・・そもそも違う世界以前に、私はカミーユの事を若さ云々以前に?ララァに言われたように、才能を愛しているだけでしょう?と言われた方がマシな見方をしていたのかもしれんからな、一応戦争が終わった後は、どういう顔をすれば良いのかだ。

 

「それよりも、おかしいですよ『カテジナ』さん!?何で演劇の難しい悪女役の指南くらいなのにそんなヒドい言い方を?」

 

「い、いやゴメンね?何となくそう言わなければいけない気がしてさ?クワトロさん、ごめんなさい」

 

「て言うか、V2も何か丁寧語になってるけどなあ?」

 

「へ?あ、そう言えば?」

 

「いや、私も知っている者が強烈だったからなのか?つい口煩くなってしまったからな」

 

「な、何だとこの野郎!名前が同じにしても失礼だぞ!キシリア様は童話のお姫様を苦しめてる悪女キャラ全てに当て嵌めるような人なんだぞ!」

 

 バキューーーン

 

 有りがちな銃声でジョニー・ライデンザクがキシリアにヘッドショットされた。正直、その程度で済むならどれだけ良かったかと言いたいのだが。

 

「・・・・」

 

「む、君は確か『スターゲイザー』か?どうしたのだ?」

 

「イエ、私ハ七不思議ヲ探シテイルノデスガ?貴方ハゼータサントリハ違ウモノニ憑カレテイル気ガスルノデス?例エバ、貴方ヲ渦中に中心二騒ギヲ大キクシタガル何カニ・・・・」

 

 何か有耶無耶なのも気に入らんが、私はこの世界に来てから周りの言う事としっかり向き合う必要があると感じていた・・・・が、これはどうなのだろうな?

 

 さて・・・・それなりに周りと過ごしている私はついに待ち望んだ時を迎えた。

 

『ガンダムに会える』

 

 シャアやララァが存在するならば、アムロに当たるかもしれんガンダムはどのような存在なのだ?と、そして案内された場には?

 

「俺がガンダムだ」

 

「・・・・」

 

「どうした?ガンダムに会いに来たかったのではないのか?」

 

『エクシア』

 

 何やら小柄な方なガンダムタイプだが、要領が得んな?しかも、真剣な色しかない・・・・自分はガンダムだ。そう信じきっている・・・・後からやって来た『デュナメス』に拳骨を落とされて無理矢理頭を下げさせられている?

 

 しかし、その図から私が思い浮かんだ事はアンマンでの件、ウォンさんに修正された時のカミーユはそもそも自分が何故そうされているか理解してなかったから、完全に的外れだった事を私は見落としていたのだし、こうなると思ってたのも自分でやるのを避けてたのから敢えて自分で軍隊について説明せず見過ごしていたと気付かれた事で無駄な時間を使った私に言えた義理ではないのだが?『俺がガンダムだ』の意味をしっかり聞かんのか?まあ、私には関係の無い・・・・いや、いかん!何故かいかん気がするぞ!私が出した結論は?

 

「エクシアだったな、君は何故ガンダムなのだね?」

 

「・・・・」

 

「おいコラ?だんまりしてないで答えねえか、

俺にお仕置きされたりヴァーチェが銃を向けてもだんまりだったが、意味は何だっ?」

 

「・・・・」

 

「だから、いらねえだろが!?その『・・・・』はよ!って、MK―IIさんとゼータさんみたいなやり取りして、それがガンダムかっての・・・・」

 

「違う、ガンダムとはっ!」

 

 反論してから力説された内容は、確かにガンダムを特別視するに足るものだが・・・・しかし、結局は?

 

『概念だけのNTなど、悲しいでしょうに』

 

 アルテイシアの声が聞こえた気がしたな、私の知るガンダムを聞かせたら、エクシアの心が壊れてタガが外れてしまうかもしれん。時間が必要だな。カミーユのように放って置きすぎる事に注意しながらが良い。

 

 宇宙世紀side

 

 え・・・・と、月や火星とは別な方向・・・・つまり水星方向にでも移動してますなシャア大佐の支持派のスミレ・ホンゴウです・・・・とは言え、アクシズの破片サイズな移動要塞では見つかる可能性はあるのですが、私達には頼もしい存在がいるんですよね。

 

「角度はもっと上・・・・そこで止めて・・・・やって下さい」

 

「了解!」

 

 そう、カミーユ君が最近は航路を予測して大丈夫そうと感じた方向に微調整を加えながら移動しているんですよ、要塞エンジンを吹かすタイミングも任せて・・・・彼はNTと呼ばれるのは嫌がっていたけど、戦争中に多少考えが変わっていますし、それに能力を使う理由が無駄な戦闘を避ける為なら良いんじゃないですか?ってのが結論ですね・・・・実は連邦の情報を調べている途中に、あの『レビル将軍』が1年戦争で、こんな事を言ってたらしく、カミーユ君も聞いて賛成してました。

 

『NTとは戦争なんぞせんで済む人類の事だ』

 

 まるで、あの後の歴史や自分に釘を刺す事のようでしたね?実はレビル将軍はホワイトベース隊の実力を初期から認めて、その後に繋がる便宜を図っていた事からレビル将軍自身がNTだったとまで噂されていた。ホワイトベース隊を一番上手く使って戦争の勝利に貢献させたから・・・・いや、結局はNTって何なのかと聞かれたら概念ばかり先走ってる・・・・正直、ああしているカミーユ君の方が余程建設的だから、今はこれで良いハズ。それに『フランクリンさん』の事もありますし・・・・それなりに付き合いを重ねる私達と言うか要塞にいる人達は、フランクリンさんを?

 

『カミーユ君のお父さんと呼ばなくなった』

 

 まあ、これはもう良いですとするしかないですね。

 

 しかし?自分達が考え直すだけで済む規模ではなかったのだ。地球においては?

 

「カ、カミーユ・・・・カミーユぅぅっ!」

 

 ティターンズ残党が潜伏するジャブローにおいて、再調整が進められたジェリドであるが、今のようにシミュレーションをやる度に、仇敵の名を血を吐き出さんばかりに叫んでいた。今のジェリドはそれっぽく気に障るもの全てがカミーユに見えていた。

 

「強化が過ぎたのでは?」

 

「続けなさい!カミーユ・ビダンを殺せれば良いのよっ!当人もそれが望みなんだから!」

 

 ヒステリックに叫ぶのはニタ研に在籍していた中年の女性だが、ティターンズ兵並の転落をした者である。

 

『ナミカー・コーネル』

 

 戦時中に1年戦争の孤児を非道な実験体にしていた施設を処罰する流れになって、そこから逃げ出して来たと言う、事情を知る者からしたらとんだ茶番である。少なくともナミカー本人はカミーユにフォウを奪われたような認識であるのだ。白い目を向けられるにも構わずジェリドと競うようにひたすら叫び続けていた。




私作のキャラ等の紹介と現状?

クワトロ・バジーナ。

 ハマーンをコロニー・レーザーで自分もろとも消す形で刺し違えたハズがフルカラー劇場の世界に来てしまい、日常の中で自分を見詰め直すような状況だが、然り気にこれでもかという位の直撃弾を心に見舞われる日々。スターゲイザーの言う何かがどう作用するのか?
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