さて、夜遅くまでエクシア・リペアIVの熱弁を聞かされた翌朝、朝食を取りながら・・・・今更だが、どう食べているか見てみたいのだが、何やらその度に曖昧になるのはまだしも?
「長いからリペアIVで良いのかな?君は、何故私達に近付いて来たのかね?」
「うむ、敢えて言おう『占い師』に頼まれたのだ!何やら、大きさが違う赤い騎士2名が必要だと!」
「占い・・・・もしかして?『ギャン』さんみたいな人ですか?」
「いや、女性だ!」
『ギャン』
ふむ・・・・『マ・クベ』が乗っていた機体。しかし?
「どうしたね、イージス君?複雑そうだが?」
「いや、何か嫌な予感がしただけで、あの人には場合によっては・・・・いえ、良いです。その女性が僕達を必要だから呼んで来て欲しいと?」
「そうだ。ご同行願えまいか?」
無闇に話を聞き回るような性分では無いし、行ってみる事になったが、何やら違和感があるな?とにかく、資金はあるし。支給してもらえる武器を受け取れる場所に向かったが?
「そうですか、貴方達は『あの砂漠』に・・・・ですが、あそこに出没する魔物は未知の存在だそうで」
むう?ただ事ではなさそうだな。剣は三人分支給して貰えた。重力下ならば経験はそれなりだ・・・・いや、無重力とはいえアムロにヘルメットが無ければ即死だった傷を負わされた身だからな言い分だな。
「では、これを。由緒正しきお守りです」
「「?」」
「冗談ではない!」
「えっ?」
何を意外にしている!?何だこれは?
『猫のつけ耳』
何だこれは?忌まわしき記憶・・・・?何かそういう気がして、声を粗げてしまったが、店主が説明してくれたが?
何でも、伝説に語られる騎士ガンダムが苦しめられた『呪われた魔物』・・・・その魔物を倒したのは、違う呪いを掛けられて、徐々にモンスターの身体になった騎士だったらしい、それにあやかって、呪い避けと砂漠に向かう者へのお守りを兼ねたアイテムとして代々受け継がれた?しかも、私のような外見に良く似合うとも伝えられただと?
古来、戦場では普通とは違う風体?『婆沙羅(ばさら)』と唄われる存在があり、私の仮面が元の世界でも通用したのはそのような類いかと思われてもいたと思っている。だが、このようなのは問題外だ!
「あ、あの?僕も同感です。これはやめときましょう」
「何やら、君も無意識に避けてるようだな?」
「はあ・・・・これは?『フリーダム』に怒られそうなので」
『フリーダム』
親友らしいな、それが良い・・・・『ガルマ』にあのような仕打ちをした私に言えた事ではないが
「うむ、親友だからこそ許せない事もある・・・・悪い予感を感じるな、ら・・・・何を沈んでいるのだ?」
「いや、俺は『親友』ってものを何か、履き違えた奴のような?」
難儀な事だ。汗を掻く方が良いとして砂漠に近付いたが、何やら館があるらしい方向に恐ろしいプレッシャーが近付いている!?
「く、クワトロさん!館がっ!」
「ぬぅっ!?怪物に教われている!」
「むっ、いかん!二人共!」
リペアIVが何か叫んでいたが、身体が動いてしまった。何やら『バイアラン』に似た形状の巨大な虫らしき者共が館を囲んで、破壊し始めていたので、私とイージスは三体ずつ斬り捨てて難を逃れたが、何やらリペアIVと館にいた者達から、妙な目を向けられた?
『スメラギ』
占い師であると同時に、予報士・・・・預言者か何かか?らしい女性なのだが?
「あ、あの?助けて頂いてありがとうございます。失礼ですが、これから言う事をお聞き下さい」
「「・・・・」」
私とイージスは、砂漠に向かって体育座りとやらで夕日を眺めていた。スメラギの話によると、あの魔物は?
『コックローチ・バイアラン』
昔、この世界に存在した呪いで産み出された魔物であり、その魔物は普通なら斬っても砂になり、直ぐに再生する。だが、それを打倒した騎士は、他に違う呪いを掛けられた事は聞いていたが、その呪いのお陰で生えた爪や牙が有効だった。
「つまり、私達は・・・・持った武器に影響があるくらい、強い何かに呪われた身だと・・・・」
「はい、だからこの世界に来た・・・・いえ、理由もわからず叩き出されたんですかね?ゲームでも呪われたりすると勇者でも城に入れても貰えないらしいですし」
『勇者』
そのような存在とは真逆とは思っていたが、突き付けられるとショックだ。
こうやって認めたくないものを一人で抱え込むカミーユを見た時に、良い流れに向かっているようだと感じたのが私かと思うと・・・・数時間後に食事が出来たと呼びに来てもらえるまで私とイージスは動かずにいたと言われた。
いっそ、呪いであれなものを見た二人。