夏だ!海だ!
そして、ある作者が?
『夏が来る度に描かないと死んじゃう水着のお姉さん』だ!
「いや、此処ではまだ試着だろう?しかし、この店のは明け透け過ぎるアナウンスだな」
何やらシャアに私用で頼まれて『じおん』所属の女性達の買い物に付き合う事になった。私、クワトロ・バジーナが荷物持ちをしようと言うのだシャア!と言うべきなのか?な状況だ。
「まあ、私が言えた義理では無いが・・・・君は水着姿でもその被り物は外さんのか?『アプサラス』・・・・士官待遇で良いのか?」
「えぇと、兄に言われて着込んでいるものが実は凄い高性能なものらしいので・・・・そのようなものを使わせてもらっている私は多分それで良いのかと」
「いや『さん付けで』良いだろう?」
「ですわね、クワトロさんは真面目過ぎませんか?」
ザクの頭の被り物をしながら水着を着る17歳のアプサラスさんと『ハモンさん』・・・・しかしハモンさんの伴侶は・・・・グフとは・・・・『あのジンバ・ラルとその息子』を思い出すが、関係は無いハズ・・・・。
帰り道に、アプサラスさんは巨体なモビルアーマー姿で近くを浮遊して着いて来ている図とはシュール極まるものだ。
「申し訳ありません、アプサラス様は兄君がとても厳しい御方で・・・・買い物一つ取っても悪い虫がつかぬよう厳重にと・・・・」
厳正な口調で私に語り掛けるのはグフ・カスタム・・・・そう言えば、東南アジア戦線に投入されていた機体にあったらしいな。しかし、この男から感じるものは本物だ・・・・私の世界のはどのような男だったか知りたくなって・・・・いや、知るべきものとすら感じる。
「待ちたまえ、それより来る途中の方が問題だったのでは?」
「この辺りではいつもの事です」
そう、途中で木の下で昼寝をしていたもの・・・・確か『ガンタンク』・・・・ハヤト艦長が乗っていたものまであるのかと考えていたらガンタンクが寝ぼけて砲撃されてしまったのだが、理不尽極まる事だ・・・・ハヤト艦長が喜びそうな強さを感じるガンタンクを目の当たりにするのはまだしも、自分が被害を被るとはな。
軍隊は理不尽なものだと自分なりに理解してはいたが、あれは度が過ぎている・・・・どうしたものかだ・・・・しかし、このグフ・カスタムは何故か特に青ざめている気がするが、聞かない方が良さそうだな。
「しかし、兄妹とは色々あるものだ」
帰ってからシャアにアプサラスさんとお茶を共にしているが、やはり慣れんな・・・・仮面をしたまま・・・・いかん、正にお前が言うなの見本だ。
「サングラスをしていても顔に出てるぞ、何故アプサラスが被り物や着ぐるみ姿をしているのかがな」
いや、私にしては君も正視に耐えかねるのだがな・・・・詳細はまだ知らないが、時と場所と好みで着替えるらしいのだが?寄りにもよって。
『キャスバル専用ガンダム』
二頭身のエスディー・・・・いや、SD?とやらでも、ファーストガンダムを私が一年戦争で乗った機体のような赤に塗るだけでもだが、何故私の本名迄。
聞くところによると、この世界の木馬・・・・ホワイトベースを手に入れて赤く塗る野望も抱いているらしい・・・・冗談ではない!別の世界の私にしても、これでは私が赤いのが好きなだけの男のようではないか!場合によっては赤く塗っただけで何でも三倍になると思って・・・・いや、よそう・・・・何故か恐ろしいものが頭によぎりそうになったぞ?話題を変えようか。
「ところで、アプサラスさんの兄君はどういう御方なのかな?」
「はい、兄は厳しい人で・・・・基本的に研究漬けの毎日ですね」
「ほう?」
「アプサラスの兄はどうやら家の再興を目指しているらしいが・・・・詳しくは知らんのだ」
「まあ、他の人に迷惑を掛けているワケではないですし、それで自分の研究から目的に一心不乱くらいならば私も協力します。ですが私的な野心に狂って友人や部下を見殺しから謀殺に無駄死にをさせるような者になるなら、私も見限りますわ・・・・」
「こらこら・・・・客人の前だぞ?」
「あ、申し訳ありません・・・・何故か気になるとこなので」
私は針の筵になったようだ・・・・アプサラスがこうなったら見限ると言った兄像は元の世界のアルテイシアから見た私そのものだ。
不用意に踏み込んだ結果がこれとは、これでは道化にすらならん・・・・このような無様な・・・・そういえばカミーユとレコアには遠回しに私はバカと言われてたか、そう・・・・二度も言われた。父にも言われた事が無いのに・・・・。
・・・・・・・・。
「何か変な風な解放感?があるな・・・・」
俺が居るのは偽装したアクシズの破片サイズの移動要塞だけど、噂くらいはあったのか・・・・ハマーン派らしきMS部隊が近付いている?しかも、最初からダミーを破壊しながらな臨戦態勢らしく、此方の機体は無いのですか?と聞いたら迎撃に使えるのがコレだけなのだと来た。
『カミーユ君!初乗りだけど、君なら上手くやれるわ!』
「おだてないで下さい・・・・」
世話になってるだけじゃ駄目だとわかっていたけど・・・・寄りによっていきなり実戦、しかも標準のやゼータとは全然違う機体だ。
クワトロ大尉がミネバを連れ出しちゃったからザビ家の支持派とかに狙われるとはこの要塞にいる皆が思ってはいたけど、こんな早く実現したか・・・・僕も大尉に言われたようにフォウを守らなければならないから、戦う理由はある!
(だけど?こんなの裏で用意するなら、ゼータの宇宙用フライング・アーマーとかも用意して欲しかったな、さっきのはそれが理由か?)
今思っても、汎用か地球に突入してからの連続戦闘想定のゼータのままってどうだったんだろうなって気分で・・・・いや、それは後だ。
『敵機体はガザCの改良型!その機体なら『相性』は良いけど、気を付けてね!』
『カミーユ・ビダン!今は君に頼るしかない!頼んだぞ!』
「了解です。スミレさん、ナナイさん・・・・発進準備に掛かります!」
(と言っても?幾らなんでもこれは目立ち過ぎだろ!?けど、ハッタリにはなるか・・・・という事にするしかない)
『ゲート開きました!発進準備完了です!いつでもどうぞ!』
「了解です。カミーユ・ビダン・・・・『ノイエ・ジールII』行きます!」
アクシズに滞在した間のシャアの支持派が部品とデータを持ち出して組み上げた機体、赤紫に近い類いな赤に塗られた巨大なアーマーは宇宙に飛び出した。
流浪?のシャア支持派所属となったカミーユの初陣。