メビウスの輪から抜け出したくて   作:くまたいよう

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小技の後に?な回。


流れの上と末

フルカラーside。

 

 

サラサラと流れる流水。

 

山の清水とやらとは違うが、何故か優しく風流とやらにも感じるな。

 

青竹で作ったらしいものので出来た台の中の流水に運ばれるそれを掬い、持っていたものに漬けて口に含む・・・・歯ごたえもあるがそれ自体が味のある麺と、赤いものが混じっているつゆの味と合わさり、喉を通る快感は正直良いものだな。何故か赤い麺が一本だけ入っているものは無いと言われたが。

 

「どうでぇおっさん?うちの昼行灯が以前の文化祭で用意したもんを丁度飯の時間だから出したんだが、割とオツなもんだろ?」

 

「ああ、良いな」

 

『おっさん』

 

・・・・カミーユに新しい時代を作るのは『老人』ではないと言って、遠回しに自分を卑下した事もあるが、他からおっさん等と言われると認めたくないものだなと感じてしまうな。

 

身長の問題で座った私の横で立ちながら流しそうめんを食べているのは『ゼータプラス』・・・・ゼータの弟らしいな。私達が知らないだけではなく、知る機体の後継機らしいMSすらこの世界では意思を持った生命体?として過ごしている。

 

今回、私はエゥーゴ・・・・いや、えぅーごのMS達が住んでいる艦・・・・『アーガマ』を訪ねている。

 

アーガマ・・・・思えば、元の世界の艦では私が最も馴染んだ場だったかもしれん。

 

『運動会』の打ち合わせでプリント類を持って行くのを頼まれたのだが、まるでコロニー全体が近所と言うより学園内か何かのようだ。これが平和な世界と言うものなのか・・・・。

 

そして、私が会ってみたいと思っていたMS?の一人なゼータは・・・・。

 

「固い、やわらかい、ゆですぎ・・・・」

 

「・・・・」

 

「気にすんない、あいつは集中するとあんなんになるんだ」

 

そうめんで頭がいっぱいなつぶやき、シロッコにNTのなり損ないと罵られた私なりに探ってみてしまったが、確かにそうめんで埋め尽くされている。つゆは『デスサイズ』と言う死神に教わったらしい、何故か和食に掛けては同年代では随一らしいのだ。この裏越した梅干しを出汁で割ったつゆの味だけで納得せられている。

 

『死神』

 

デスサイズは蔑称でも褒め言葉でもない本物の死神だが、人間が極めて出来ているらしい・・・・しかし、私はそういうのではなくカミーユに対して悪い意味での死神の役割を求めていたのかもしれんなと考えていた一方、そうめんしか頭に無いゼータを悔しそうに見ているのは『メタス』・・・・レコアが乗っていた機体で、グワダンで私が無様を晒したせいで起きた戦闘で撃破された機体・・・・レコアに対しては恥じ入る事しか出来ん・・・・しかし、あのメタスはゼータの幼馴染みで小さい頃からそういう想いを抱いているらしいが・・・・ふむ、やはり私が知るのとは違うのがあって当たり前か・・・・あのメタスは私の知る世界では、グリーン・ノアに向かう時に配備されてレコアが乗っていたのだ。

 

そう言えば、カミーユは・・・・。

 

 

 

 

・・・・・・・・宇宙世紀side。

 

 

 

 

スミレ・ホンゴウです。

 

名前すらないアクシズの破片サイズの移動要塞で流浪の旅を続けていますね。

 

『大佐の案』を飲んで海賊とかゲリラ?みたいな日々ですが、私達は不用意に連邦の傘下に入るわけにはいかないのです。

 

私も色々思い直しているのですが、戦時中にジオン・ダイクンとザビ家の違いをカミーユ君に理解してもらおうとしていたのですが、実は私こそが肝心な部分を理解しきれてはなかったのです。

 

成り行きや仕方無く所属して除いて、何故ザビ家がジオン公国軍として戦った人達に支持されたか?

 

考えてみれば、有り得る話でしたね。それはこれからカミーユ君やフォウさんのように私に近いかのレベルの人達と少しずつでも話し合う事から始めましす。一応は戦争は終わったのですから

 

さて、カミーユ君がノイエ・ジールIIで出撃した後から少しずつ問題が起きているのです。

 

バキッ

 

「悪いな、カミーユ?俺はお前を殴らないといけねえんだよっ・・・・!」

 

「わかってます・・・・」

 

「・・・・じゃあな、これでケジメだっ!それから今更だがな・・・・お前は空手と言うより『武道』をやっていた奴だ!それを自覚しないならお前は人殺しにすらなれねえ!忘れんじゃねえぞ」

 

ある日、救助したシャトルに乗っていたのはカミーユ君が学生時代に所属してた空手部のキャプテンさんです。

 

カミーユ君がガンダムMk―IIを奪取したすぐ後にグリプス・・・・旧グリーン・ノアはコロニー・レーザーとして改造されました。住民達は体よく追い出されたりしたのですが、ある程度はカミーユ君が関与したのは知られていた。それも深入りはしませんが?

 

アングラの出版物として出回った絵本。

 

『やっぱりガンダムは強いね』

 

実に良い笑顔しながらそう言うシャア大佐と明記された人がティターンズと戦う為にガンダムを奪取して、僕もエゥーゴで戦うぞ!と参加してしまったカミーユ君にエマ中尉?ランチャー渡されたら何故か持って来てくれた百式を撃ってしまうゼータガンダム?

 

そんなのが出回っている始末でした。

 

まあ、あのアムロさんも一年戦争で如何にも熱血ヒーローな漢らしい性格をしててガンダムで無双してましたなんて漫画出回ったりしてたから相当裏でねじ曲げられてますね。

 

あのキャプテンさんはカミーユ君の所属する空手部=知り合いという事でかなり危ない立場になっていたようですね。

 

カミーユ君が生きている事を知られた場合に関しては対策はしてあるので寧ろ都合が良い。

 

・・・・実はカミーユ君には幼馴染みがいたそうですが、カミーユ君が外の大学への飛び級を確定させた事を機に月に移住してて、ホット・ドッグ屋のバイトやりながら学生やっていたそうです。多くを語らないで『武道』をやっていた者だと強調するのがあのキャプテンさんの気遣いである事と同様に詮索は不用だと思う。それだけなら良かったのですが?

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

「カ、カミーユ!お前は・・・・あのゼータ・ガンダムを設計して乗っていて、今はあの大型アーマーに乗っているのだな?」

 

「・・・・」

 

・・・・合流して来た人達の中に居たのは?カミーユ君の『父親、フランクリン・ビダン』・・・・興奮しながら息子が戦争してたり生き延びていた事より、メカについての事を優先している?カミーユ君の呆れ顔も目に入ってない?

 

何故かカミーユ君は父親の話題をブライトキャプテンや一部にしか話してないくらいに避けていたけど、理由が私にもわかった。あれはいけない人だと・・・・そう言えば、カミーユ君は時々貧乏くじ引く子だって思っていたけど・・・・これはそんな規模では済みそうにない、NTでもないけど私には不吉な未来が予感出来た。




ファやフランクリンが原作再現系で未登場な場合を想定したパターン。

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