「諸君!!我々ヴィラン連合はこれから雄英高校のUSJを襲撃する。命の保証はできない。出動を辞めるなら今のうちだ。」
雄英襲撃結構時間まで残り数分。
死柄木は行くメンバーに再度聞くが誰も行くことを辞めなかった。
「A班とB班は俺と共にヒーローの気を引く。C、D、E、F班は各自爆弾をセット。殺しは必要最低限、好きにしろ。」
「「「「了解!!」」」」
爆豪は耳郎と同じC班に所属。
全員が持ち場につき、黒霧の方を見る。
「では行くぞ。俺のワープでUSJに行く。もしオールマイトと接触したら問答無用で逃げろ。」
黒霧は場にいる全員をワープさせた。
一方、USJの山岳ゾーンでは八百万と普通科の生徒達が掃除していた。
普通科の生徒はヒーロー科の生徒と行動する時は飯田の劣化版のようなコスチュームを着ている。
「ああ、俺もヒーロー科に入って殺しを楽しみてぇ。」
「落ち着け、ヒーロー科の人数は減っている。ヒーロー科に編入出来る可能性は高い。それまで雑用を頑張ろうか。」
「つかれたー。」
「そこっ!!喋ってないで早くこの死体を運べ!」
ヒーロー科の八百万に命令された普通科の生徒2名は山岳ゾーンで飛び降ろされた人の死体を燃やすために運ぶ。
「おもーい。」
「お前も運べよ。」
「やなこった。」
「何のために3人居るんだよ。」
そんな話をしていると突如としてUSJ中の電気が消える。
「え?停電?」
「何かあったのか?」
「おい。」
突然聞こえてきた声に死体を運んでない生徒は振り向くが、顔面を掴まれ爆発する。
「な、爆豪!?」
「生きてる!?」
「爆豪だけじゃねぇよ!」
普通科の生徒の後ろから現れた耳郎が1人の首を折り、もう一人を右腕の機械で殺す。
「やっぱ良いね、この人を殺す感触は!!」
そんな物騒な事をいいながら死んだ普通科生徒の眼球を右腕の機械でもぎ取る耳郎。その行動に爆豪を始めとするC班の面々は引いている。
こっちの世界のヴィランはほぼ善人なので爆豪の言動や耳郎の行動に戸惑うことが多い。
「よし、目ン玉取ったし爆弾セットするか。」
「り、了解。」
「よし。」
その時、銃声がしたかと思えばヴィランの1人が血を出して倒れる。
「おいおいおい、裏切り者に死にぞこないじゃないか。久しぶりだな?」
そこには銃を持った八百万百が不敵に笑っていた。
「今度はポニーテールかよ。」
「ちょっ、ポニーテールってそのまんまじゃねぇか!」
耳郎は右腕の機械からレーザーを放つが、八百万はSWATの盾を身体から出してレーザーを無力化する。
「おい、テメェらは作戦通りにやれ!俺と耳女でこいつを倒す。」
「出久にいつもいじめられてた泣き虫野郎に俺が負けると思ってんのか?」
「生憎、俺はお前が知ってる俺じゃねぇんだよッ!!」
爆豪は八百万に近づいて盾を掴み投げ飛ばす。
彼の行動に驚く八百万。今までの彼なら怯えて逃げ出すハズだ。しかし今いる爆豪は八百万の知っている爆豪とは別人なのだ。
そんな驚く八百万の顔面を爆豪が爆破し、彼女は我に返る。
「おい、女性の顔面を狙うな!!」
「殺し合いにルールもないッ!!」
体制を立て直した八百万だったが、耳郎の右腕の機会が八百万の左目を奪い取った。
「がぁぁぁぁぁッ!!このペチャパイ女がッ!!」
「「うっせぇ!!」」
爆豪は先程の八百万が創造した盾を拾い、思いっきり殴る。
八百万は煙幕弾を創造すると、その場で起動。
「あいつ逃げる気だ!!」
「私が行く。爆豪は作戦を続行してくれ。」
「俺に命令すんじゃねぇ!!」
耳郎は八百万を追いかけ、この場を離れる。
一方、死柄木達はオールマイト相手に時間を稼いでいた。
「コレハ、キツイッ!!」
オールマイトを相手にしていた脳無は互角の戦いをしていたが、自身の力に精神が耐えられない上にオールマイトには長年の経験があった。
「力任せに私に勝とうとするとは。さすが公安とメリッサ少女の共同開発した怪物だけあるな!」
「ダマレッ!」
しかし力が互角なだけあって、オールマイトも無傷ではいられなかった。
そこに2人の中心にブラックホールが放たれる。
「おっと!」
「ナニッ!?」
オールマイトはとっさにジャンプし、脳無は両足が分解されてしまった。
「HAHAHA!私もやられるところだったよ!」
「す、すみません(オールマイトを殺してオイラがNo.1になろうと思ったのに)。」
「だが脳無を倒せる決定打になったな!」
オールマイトは両足を再生中だった脳無に近づき、顔面を一発殴った。
脳無はそのまま吹き飛び、壁に激突。
「脳無!」
「彼を連れてきた程度で私に勝てると思っていたのかい?」
出久と切島を相手にしていた死柄木は脳無の心配をする。
「脳無がやられただと!?作戦中止!黒霧、すぐに全員回収しろ!」
「わかりました。」
死柄木は冷静に命令を出すと、迫ってくる切島の拳を掴み、崩壊させる。
「俺の腕がァァ!!」
「ほう。良いね君の個性。ヒーローに向いてるんじゃない?」
「市民を虐殺するお前らにそんなこと言われたくない!」
出久は死柄木の手を避け、腹に一発入れる。
切島のなくなった腕を見て改めて笑顔を向ける。
「すごい個性だ。ヴィランにはもったいないよ。」
「この個性は未来のために先生からもらった個性だ。お前たちに使われるわけにいかないんだ!」
「僕の仲間になれば、オールマイト亡き者にして社会を支配できるよ?」
「断る!!」
出久の攻撃を避けながら会話する死柄木。
今の彼の行動は仲間を逃がすための時間稼ぎにすぎない。この場にいないメンバーを黒霧に逃がすためであるが、ここにいる他のヴィラン達はオールマイトの攻撃でボロボロになっていた。
「逃さんぞヴィラン共!!」
「助けてくれぇぇ!」
「死にたくな――」
逃げようとするヴィラン達だったが、オールマイトに一人ずつ殺されていく。彼は恐怖を煽る行動をしているためゆっくりと、そして確実にヴィランを殺す。
「く、来るなぁぁ!!」
足を怪我して動けないヴィラン。後ずさるヴィランに容赦なく拳を振り上げるオールマイト。
「させるかァァァッ!!」
「何ッ!?」
そこにオールマイトの腹に蹴り技が炸裂。
オールマイトは後ろに数歩下がり、自身を蹴った存在を見る。
「おやおや。生きていたんのか、爆豪少年。」
「勝手に殺すんじゃねぇよ。」
爆豪はオールマイトを睨む。
爆豪の後ろでは耳郎が仲間のヴィランを黒霧のワープゲートまで運んでいた。
「君が私に勝てると思っているのかな?にしても君がヴィランになるとは。」
「うるせぇ。てめぇに勝てるとは思ってねぇ。」
「じゃあ何しに来たんだ裏切り者?」
「これをしに来たんだよ。」
爆豪がリモコンのような物だし、その機械のボタンを押す。
ボタンを押した瞬間USJの至るところが爆発、その影響で一部の天井が崩れ落ちてきた。
「全員、退却!黒霧のワープゲートで逃げろ!」
「他の班は皆退却した。A班B班急げ!」
ワープゲートに向かって逃げるヴィラン達。しかし彼らを逃がす程ヒーロー達も甘くない。
「ギャァァァ!!」
ヴィランの一人がブラックホールにより分解されていく。
「オイラから逃げられると思ってるのかい?」
13号は指先からどんどんブラックホールを出し、ヴィランを分解していく。
耳郎は右腕の機械からレーザーを放つが、ブラックホールの前には無力だった。しかもオールマイトがワープゲートの方向に向かっているのも確認できた。
「逃さないぞヴィラン連合!裏切り者共!!」
「弱虫野郎のかっちゃんは俺が殺すよ!」
「
逃げ足の遅いものからヒーローに殺されていく。
だが、その時オールマイトの前に立ちふさがるものがいた。気絶から目覚めた脳無だ!
「早ク、逃ゲロ!」
「「「脳無!!??」」」
脳無は出久と麗日を圧倒し、オールマイトと戦い始める。その隙にヴィラン達は次々とワープゲートに入る。
「脳無!お前も早くこっちに!」
「・・無理ダ。俺ハココデ退場スル... ダカラオ前ラガ逃ゲルマデ時間ヲ稼グンダ!!」
「おいッ!!」
「逃げるぞ死柄木。脳無の犠牲を無駄にするな。」
「クッ... 今回は中途半端な成功だったけど.... 今度は無力化するぞ!平和の象徴 ―――オールマイト!!」
死柄木を最後にヴィラン連合生存組は退却した。
脳無は全員逃げたことを確認すると力を抜く。そしてオールマイトに頭を掴まれて握りつぶされてしまった。
「まさかヴィラン達が
「オイラの城が...」
「ヴィラン連合、面白い奴らだ。」