ようこそグラドル幼馴染みがいる教室へ   作:nightマンサー

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遅くなり申し訳ないです。
仕事が忙しく中々時間が取れませんでした…
そしてお待たせしました、水着回です!

多数のアンケート回答ありがとうございます!
アンケート結果等見て色々考えたコラボですが自分が書いてみたいというのもあり、することに致しました。相手の方から許可も頂けましたので、近いうちに書きたいと思います!

追記

金田くんが完全に空気だったので台詞追加しました。(汗


Episode 23 水着と邂逅

 

 

 

 

 

―――夏休み最終日。

 

寮のエントランスにて、俺と愛里に加えてアルベルトに金田、伊吹と椎名とBクラスの主力の面々がほぼ集まっていた。

 

「全員集まってるな」

 

声の方に視線を向けると、エレベーターの方向から龍園と荷物を持った石崎がこちらに歩いてきていた。

 

「呼び出したアンタが1番遅かったけどね」

 

「クク。なんだ伊吹、そんなに俺が恋しかったか?」

 

至極真っ当な指摘に龍園なりの言葉で切り返され、伊吹は巫山戯るなと一言だけ返しそっぽを向く。

 

「まぁまぁ。それで龍園、水着持参ってことは今日集めたのってプールに行く感じか?」

 

「あぁ。普段は水泳部用のプールが一昨日から今日まで開放されてるらしいからな。暇潰しには丁度良い」

 

伊吹をフォローしつつ龍園に今日集めた理由を聞くと、案の定プールに行くとのことだ。

 

(原作であった覗き計画(・・・・)も無く(・・・)なった(・・・)みたいだから、気兼ねなくプールを楽しめそうだ)

 

そうして皆に続いて歩き出すと共に、昨日の綾小路との電話を思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし、綾小路?今大丈夫か?」

 

昨日の晩、龍園から明日集合を伝えられた後に俺は原作での覗き計画がどうなったのかをそれとなく聞くためと、Dクラスの現状を把握しようと思い綾小路に電話を掛けた。

 

『大丈夫だ。次の依頼か?』

 

「あぁいや、依頼とかじゃないんだ。ちょっとDクラスの状況が聞きたいっていうのと、少し綾小路と話をしたくてな」

 

『……そうか。オレで良ければ何でも話すぞ』

 

「お、おう」

 

何故か会話に対して食い気味の綾小路と話をしたのだが、現状のDクラスは思ったより悲惨な状況らしい。

 

『暴力事件からそうだったが、1年Dクラスの生徒は他の生徒から敬遠されてる。それに続けて船上試験での『優待者』指名で他の1年生――特にAクラスの生徒からの視線が痛いな』

 

「船上試験に関しては俺達が誘導したからあんまり強く言えないけど、その他は自業自得だからなぁ……」

 

俺の苦笑混じりの言葉に電話越しの綾小路も同じように思ったのか、同様に溜息を漏らしていた。

 

『そのせいか、Dクラスの生徒は皆極力外出を控えているみたいだ。オレも明日が夏休み最終日だが、何も予定(・・・・)がなくてな(・・・・・)

 

「っ!……そうなのか」

 

綾小路の言葉に相槌を返しつつ、考えを纏める。

 

(可能性としては覗き計画に綾小路を参加させていない、若しくは覗き計画自体が無くなったかの2択か?今の綾小路が覗き計画に参加しているなら、俺に連絡しない事は裏切っていない限り無い筈だし……)

 

『……虎城?』

 

「っ!あぁ、すまん。ちょっと考え事をしてた」

 

綾小路からの呼び掛けで思考を切り替える。取り敢えず覗き計画が無くなってそうで安心した。仮に覗き計画が原作通り実施される予定だったなら、看過できない犯罪であるから警察に通報し処罰してもらうつもりだったので確実にDクラスは潰れていただろう。

 

(そうなると、綾小路は折角ホワイトルームから出て初めての夏休みだと言うのに思い出が作れないのか……)

 

そう考えた俺は、折角なのでとある案(・・・・)を綾小路に提案することにした。

 

「なぁ、もし綾小路が良ければだが―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、虎城さんって授業でもラッシュガード着てましたけど、どうしてなんです?」

 

更衣室にて、原作で覗きに使われていた通気口に誰も居ないことを確認し安心しながら水着に着替えていると石崎から疑問を投げ掛けられた。アルベルトと金田も気になっていたのかこちらに視線を向けている。龍園は既に知っているからか我観せず水着に着替え中だ。

 

「あぁ、中3の時にちょっとあってな。右の脇腹に大きな傷跡があるんだ。見て気分の良いものじゃないから、極力隠すようにしてるんだよ」

 

「……それって、もしかして佐倉さん絡みっすか?」

 

俺の言葉を聞いた石崎が少し考え込む素振りを見せたかと思うと、龍園と同じ様に核心を突いた事を言ってきたので驚いた。

 

「確かにそうだけど、よくわかったね」

 

「多分今の話聞いたらBクラスの奴ならすぐ分かると思いますよ?ほら、前に虎城さんが怪我した時の佐倉さんの様子とか皆も知ってるんで」

 

「あの時の佐倉氏の様子は尋常ではなかったですしね」

 

石崎と金田の言葉にアルベルトも頷いており、気恥ずかしさを感じつつ納得していた。中間テスト後に起きた暴力事件の後――須藤から殴られ怪我をしていた間、愛里はいつも以上に俺と一緒に居て色々と手助けしてくれていたのだから、当然その様子をクラスメイト達はよく目にしていたのだろう。

 

「……そうだな。石崎達には話しておこうかな」

 

一言断りを入れてから、俺は右脇腹の傷跡を石崎達にだけ見えるようにする。石崎と金田、アルベルトは傷跡を見て一瞬顔を顰めすぐに心配そうに俺を見てきた。

 

「これは……」

 

「かなり酷いっすけど大丈夫なんすか!?」

 

「OK?」

 

「今は何ともないから大丈夫だよ。龍園には無人島の時に話したんだけど、愛里を庇ってナイフで刺されてな」

 

「そんなことあったら、そりゃ虎城さんが怪我したら不安にもなりますね……」

 

「そういう訳だから、話をした手前悪いけど愛里の前では傷の話は極力しないように頼む」

 

「勿論です」

 

「了解っす!」

 

「OK」

 

俺の頼みに金田は頷き、石崎とアルベルトはサムズアップで返してくれたのが嬉しくて自然と笑顔になった。

 

「先に行くぞ。さっさと着替えて追いついて来い」

 

そう言って更衣室から出て行く龍園の言葉を受け、俺達4人は急いで着替えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄い賑わいだな」

 

普段は水泳部等の部活動で使用されている本格的な大型プール施設が、現在はアミューズメント施設かのように出店が立ち並び大勢の生徒で賑わっていた。

 

「優くん、お待たせ」

 

愛里の声が聞こえたので振り返ると、そこには黄色のビキニタイプの水着を纏い腰に黒いパレオを巻いた愛里の姿があった。雫だとバレないように伊達眼鏡と髪型はいつも通りだが、現役グラビアアイドルの抜群のプロポーションを惜しげもなく披露していた。

 

「ど、どうかな。変じゃない?」

 

自身の身体を見回しながらそう聞いてくる愛里に俺の目は釘付けになっており、愛里の水着姿に見惚れていた。

 

「とっても似合ってて綺麗だよ、愛里」

 

「っ!ありがとう、優くん。凄く嬉しい」

 

そう言って照れる愛里の姿に再び見惚れていると、愛里の後ろから伊吹と椎名もやって来た。

 

「相変わらずイチャイチャしてるわね」

 

「お二人は相変わらずといった所でしょうか」

 

青色のビキニタイプの水着を着た伊吹が俺と愛里を見て呟き、白色のフリルがついたビキニタイプの水着にパーカーを着た椎名も伊吹の言葉に続く。因みに愛里は2人の言葉で顔を更に赤くしていた。

 

「さて。全員揃ったし、何処から―――」

 

回ろうか、と言葉を続けようとしたが伊吹達の後ろ―――出入口方面からやってくるとある(・・・)人物(・・)を見て言葉を止めた。

 

 

「確か貴方達はBクラスの……」

 

 

数人の生徒と共に此方に歩いてきたのは、Aクラスの葛城派と敵対しているもう1つの派閥のリーダー。数少ない綾小路の過去を知る者であり、先天性疾患のため運動は出来ないがその知性は間違いなく原作トップクラスの人物―――坂柳有栖である。

 

「坂柳か。まさかお前に遊ぶ余裕があるとは驚きだ」

 

龍園が面白い玩具を見つけたような笑みで坂柳に声を掛ける。

 

「学生の本分は勉学ですが、今は夏休みです。息抜きをするのも当然でしょう?それとも、Bクラスのリーダーはそんなに心の余裕がないのでしょうか?」

 

「はっ、特別試験に出張れなかったのに息抜きときたか。さぞお前の派閥は愉快なことになってるだろうな?」

 

龍園と坂柳の言葉の応酬に、周りの雰囲気が次第に熱を持ち始めていた。

 

「ご心配には及びません。私にとってはメインディッシュ前に楽しみが出来ただけですので」

 

「あぁ?」

 

そう返す坂柳の言葉に龍園は違和感を覚え、坂柳に問い掛けようと―――

 

 

 

「あれ、虎城くん?」

 

 

 

ふと名前を呼ばれそちらに顔を向けると、そこには一之瀬と神崎に加えてCクラスの生徒と思われる人が集まっていた。

 

「一之瀬に神崎。そっちもクラスの友達と遊びに来てたみたいだな」

 

「そうなの。夏休み最終日だし楽しんでおこうと思ってね。でも、なんか凄い場面に鉢合わせちゃったかな?」

 

そういう一之瀬の視線の先には龍園と坂柳の姿があり、一之瀬はある程度状況を察して苦笑いする。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――夏休み最終日。期せずして坂柳と邂逅し、Dクラスを除く各クラスの有力者が一堂に介することとなった。

 

 

 





おまけ(女子更衣室にて)

「うっわ。愛里スタイル良すぎでしょ」

「あ、ありがと澪ちゃん」

「そういう澪さんも、スラッとしてて素敵ですよ」

「ひより、スラッとしててはあんまり褒め言葉じゃないのよ。てか、ひよりも何だかんだ大きい気が……」

「あら、愛里さんの水着は黄色と黒のパレオなんですね」

「う、うん」

「黄色と黒って……愛里、あんた本当に虎城のこと好きね」

「えっと、それは、その通り、なんだけど……」

((愛里(さん)が可愛過ぎる))

【参考】もし虎城と佐倉の2人が龍園クラス以外だったら――

  • 葛城・坂柳クラス(初期Aクラス)
  • 一之瀬クラス(初期Bクラス)
  • 不良品クラス(Dクラス)
  • 龍園クラス以外認めない!
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