月のまつえは刀を学ぶ   作:剣でしゅ

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復讐心(4)

ー次の日ー

「「「「ご馳走さまでした」」」」

「錆兎は素振り、天祈はついてこい」

「わかりました」

「はい」

「にゃー」

「おいで」

山の中腹から林の中に入っていくと、少し開けた場所があった。

「全集中の呼吸はできているから問題はない。試験の様子だと剣の振り方の型がしっかりしていない。水の呼吸を見せるからそれからヒントを得て考え、極めなさい。」

それから師範は水の呼吸の拾ノ型まで見せてもらった。

「ここにある竹や木は試し切りとして使え」

「わかりました。」

まず、なんの呼吸にするかを決めるのと、型を一つずつしっかり分けるのと、名前付け。

呼吸名か。

私の呼吸時に見えるのは銀色の淡い光。

いや、わからない。

銀色の物は星、鉄、?

鉄の呼吸?なんか違うな。

月からできたから星?

まあ、仮は星でいっか。

まず、型としてもう独立しているのは。

上に跳ねて、着地の時に横に一閃

呼吸を溜めて、直進しながら刀をジグザクに振るうもの。

地面を蹴って空中で1回転して避けてる間に避けたものを攻撃する。攻撃に関しては命中率低いけど。

刀を右上に構えて左足を軸にして素早く回転しながら相手の攻撃を跳ね返したり流したり、切ったりする技

これだけね。

じゃあ上から壱、弍、参、肆にしよう

あとは、なんとなくで振ってたからな・・。

なんとなくでも癖はあるんだろうな。あ、そうだ。錆兎君と撃ち合いして真菰ちゃんにアドバイスを貰えばいいんだ。

あの時の武器はこの刀より短い。いわゆる短刀なんだろう。

だから、長さを活かせればだいぶ強い。

だから、素早さより流れるような感じ。師範が見せてくれた水の呼吸みたいなものの方が有利。

でも、慣れないな。あとで、短刀ないか師範に聞いてみよう。

まあ、今は抜刀と既存の型の練習をしよう。

名前ねー。呼吸名を考えてからでいいよね。

抜刀はとにかくやってつかむのみ。

他のは無駄な動きをなくす、できる限り流れるように。

 

 

 

「天祈〜」

「真菰ちゃん。どうしたの?」

「もうお昼の時間だよ」

「もう。ありがと」

刀を戻して、山を降りる。

「けどすごいよね。天の川みたいなのが見えたよ」

へー。天の川ってこんな見た目なんだ。

天の川の呼吸。うーん。いいずらい。

川の呼吸。うーん。水っぽい。振り方が違うすぎるから無理だな。

天の呼吸。うん。いい感じ。

「そうなんだ。ねえ。お昼食べたら木刀で撃ち合いしない?型を作る上で癖を知りたいんだ」

「いいよ!あ、見えてきた。鱗滝さんー。帰ってきました!」

 

 

「「「「いただきます」」」」

「ねえ師範。短刀ってありませんか?」

「短刀か」

「はい。昔は短刀だったから違和感があって」

「ないな。入隊して刀鍛冶の里に行き、交渉したらできる」

「わかりました

じゃあ入隊後ってことか。

 

 

「「「「ごちそうさまでした」」」

「じゃあ天祈いこっか。中腹でいいよね」

「うん」

これで癖を見つけないと。

「二人とも何するんだ?」

「打ち合いするんだ。天祈の型を考えるための参考にするんだ」

「俺もしたい」

「いいよ。いこ?チャクロ行くよ」

「ああ」

「にゃ」

「なあ。チャクロも一緒に戦うのか?」

「一緒には連れていくかな。まあ、戦うかはやってみないとなんとも言えないけど鬼となんて戦ったことないから。けど、行けるとは思ってるよ。

だって私が走る速さについてきてるんだから」

「確かにそうだった」

「チャクロちゃんも何か身につけてるのかな?」

「そうかも。じゃあ猫の呼吸とか?」

「あり得そう」

「ついたぞ」

「うん。じゃあ私と天祈、次に錆兎とでいいよね?」

「うん」

「ああ」

「チャクロは待機ね」

「じゃあ準びにつくんだ。   321。始め」

「水の呼吸 壱ノ型 水面切り」

しゃがみながら突っ込もう。木刀の端を場所を狙う。

「ッ 水の呼吸 弍ノ型 水車」

カン

後ろに下がられた。

「水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫」

速い。

「天の呼吸 参ノ型」

当たらなかった。

次くる。

体勢を崩して攻撃を避けて着地。

くる。

木刀をぶつける。

カン

「ッ」

当たった角度が悪くて、押されてる。弾くにも弾けない。。

右手を刀から外すと同時に一気に右に体重をおろして、右に重心を置き横に一回転。

「水の呼吸 捌ノ型 滝壷」

タン

スカ

「天祈の勝利」

ふー。真菰ちゃんの攻撃が速かったら止められてたな。

「じゃあ次錆兎だよ。めっちゃ天祈強いよ」

「ああ。男として手加減はしない」

「準備について。 321、始め」

「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮」

くる。

しゃがんで右側に半回転する。

敵は後ろ。

「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」

「天の呼吸 肆ノ型」

カン カン カン

強いけど、これくらいの技の切れなら余裕

「ホフィィィィィ」

隙ををみて足で蹴り込む。

「水の呼吸 陸ノ型 ねじり渦」

「天の呼吸 壱ノ型」

軸にしている右足を蹴って錆兎君の刀を狙う

カン ゴ ボテ タン

おかげで蹴り込みはちゃんと錆兎君に入って、倒れて、私も全体重蹴りに入れていたからそのまま体を捻って錆兎君の横に着地した。

「天祈の勝ちだね」

「兄弟子として不甲斐ない」

「錆兎君。力入れすぎてるんじゃない?生生流転だっけ3回目の攻撃あからさまに力で推してた気がするよ」

「真菰の時は何もなかったのに!」

「真菰ちゃんは特に気になることがなかったから。強いていうなら、判断が遅い?所じゃないかな」

「そりゃあ私最終戦別突破したんだよ。大分マシになったと思うんだけどなー」

「錆兎は技が荒れてる。滝に打たれとけ。真菰は動体視力を高めろ。天祈は技のキレを高めろ」

「「「師範(鱗滝先生)」」」

「3人で模擬戦をすると言ってたからな。天祈。儂と模擬戦だ。真菰はそれで見取り稽古」

「俺だってやりたいです」

「錆兎。何に焦ってる」

「・・・。わかりません」

「感情に刀が流されている内は絶対勝てない。滝に打たれてきなさい」

「・・・。はい」

「真菰。合図を」

「はい。3、2、1。始め」

どうくる?

 

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