【副読本】Vtuber小説のオリジン、始祖か原型と成った人達   作:ルシエド

2 / 2
『私が私を好きになるための、たった一つの冴えたやり方』  原作者・炎鏡先生インタビュー 取材者:村上編集 第一節 ホロライブ&にじさんじ&週刊少年ジャンプetc編 後編

「あれ……? 話を聞きつつ原作を思い返してみると、そうした眩しさを描写された配信者は味方側のキャラが多かったような気がします。先生が気軽にコメントできるタイプの親しみ系Vtuberはもしかして他の事務所に……」

 

『はい、そうですね。社築さんのような自分がコメントしやすいと考えている人の要素を参考にしたキャラは、主人公達が率いる事務所エルスケーナよりは、ライバル事務所のエヴリィカやArcLIVEsの方に多く配置されています』

 

「あ、やっぱそうなんですか!?」

 

『そうですね、たとえば…にじさんじのドーラさん・葛葉さん・本間ひまわりさん・社築さんの【ド葛本社】が大好きだったんですよね自分。赤の他人がおふざけ混じりで疑似家族みたいな関係性を構築して、疑似家族自体はおふざけだけど、それ抜きにしても非常に親しいみたいなの、めちゃくちゃに良くないですか? キャラ模倣は1発アウトなので論外ですが、1から作ったオリジナルキャラでこういう感じの距離感と空気感の四人組を構築できれば…みたいな構想はずっと持ってたんです』

 

 

 

【ドーラ】<data>

ひまちゃんの代わりになろうとするがドーラに拒否されるチャイカ

 

 

【葛葉】<data>

剣持に自分のボイスをスピーカーで流された葛虐エピソード【手描き】

 

【本間ひまわり】

()

【手描き】本間ひまわりの爆笑回答に突っ込むやしきず

 

【社築】

【ド葛本社】葛葉のAV連呼で家族会議になる【第一回】

[ド葛本社] 父親と母親の、"異次元のプレイ"に大興奮する姉弟

ドーラ無双 子供達に対する異常な観察眼を発揮する母 対して息子に愛情を疑われる程散々なヤシキズ

 

 

 

「もしかしてエヴリィカのTTTが組み合わせを変えた男女四人で何度も出て来てたのってそういうことだったんですか!?」

 

『はい。というか、TTTが十二支12人・十二星座12人の合計24人で用意されたのは、当時の作者Discordでの雑談で便利なキャラ群を用意した方が良さそうだと思ったからなので…』

 

「戌亥子+獅子座山羊座とか、卯辰巳+射手座蠍座魚座とかの組み合わせは人気凄かったですよね。組み合わせの呼称タグがトレンドに入ってましたし」

 

『ありがとうございます。自作キャラが愛されることはそれだけで嬉しいです。時期によっては主人公達より人気が高かったので少し複雑でしたが(笑)』

 

『ただちょっと補足しておくと、自分が初期のチーム組み合わせを考えてた時は、現実のVtuberの環境的な強さも加味して考えていたので、初期と今だと組み合わせの作り方の思想が違ったりもしてます。【強い構築】みたいな概念が徐々にズレたというか……』

 

「え、何か変わってましたか!?」

 

『初期の自分は【女性3~5人のチーム】を格別に人気が出る存在として格付けしていたんです。【さんばか】<data>、【世怜音演劇同好会】<data>、【不知火建設】<data>、【かマクラ】<data>、【Lupinus Virtual Games】<data>……』

 

「……あぁー! 今! 脳内でめっちゃ心当たりがあって綺麗に嵌りました! 確かに!」

 

 

 

【さんばか(アンジュ・カトリーナ、戌亥とこ、リゼ・ヘルエスタ)】

【フルカラーさんばか紙芝居 第二話】戌亥がピト…ってする話

 

 

【STARTEND(湊あくあ、星街すいせい、常闇トワ)<data>

【V最協】序盤でソロになるが神プレイで●位まで押し上がるあくたん+ライバーの反応まとめ

 

 

『途中からはむしろ女2人男1人が【強い構築】という意識が出てて……にじさんじのチューリップ組<data>やSMC組<data>の影響が露骨ですね』

 

「今検索しましたけど、かなりなるほどのなるほどって感じです……あっこのSMC組の女子2人だけ流れてくるイラストで知ってる……」

 

 

 

SMC(すめし)組(葉加瀬冬樹(Scientist)夜見れな(Magician)加賀美ハヤト(CEO))】

【手描きにじさんじ】建築に夢中になりすぎて怒られる加賀美少年

 

 

てんてけてけてけー...

ぽん!

 

SMCリスナースプラ杯
フェス開催 7.21~
キミはだれが推し?
ハイパーアマアママジシャン

レナ
カシコイ
ポンコツ

ハカセ
ショーネンナシャチョー

ハヤト

 

エーイ!(詳細はキミのココロのなかに!)

 

 

 

『今同じ世界感で新しい主人公で書いたら、たぶん女2人男1人で関係が出来上がってるところに男主人公入れる作品書くかもしれません。女2男1から女2男2になるやつが見たい……うちの子達はいい味出してくれるはず……』

 

「こうして外伝が増えていくんですね」

 

『仰る通りです』

 

「しかし先生もその時期に見ていた配信者の違いに影響されて作風にブレが出ることもあるんですね。てっきりそういうのとは無縁だと思ってました」

 

『配信者の違いと言うか……自分の場合は、時期によるジャンルブレとかが近いかもです』

 

「ジャンルブレ?」

 

『この時期には爆弾の対戦ゲーム<data>の大会がある。この時期だけこの事務所はサバイバルゲーム<data>の大規模企画をやっている。この時期には最協<data>がある。この時期にはマインクラフトの運動会<data>をやっている。この時期にはマインクラフトの夏祭り<data>をやっている……そういうのがあるんです、Vtuberの界隈には』

 

「あ、耳にしたことはあります」

 

 

 

【夏祭りでリスナーとデートをするイチャイチャムーブ配信をしていたら地下闘技場に落とされ重武装モンスターとの死闘が始まる博衣こより<data>

【マイクラ】#ホロ鯖夏祭り 2022 各視点まとめ(JPメイン) Part1/4

【マイクラ】#ホロ鯖夏祭り 2022 各視点まとめ(JPメイン) Part2/4

【マイクラ】#ホロ鯖夏祭り 2022 各視点まとめ(JPメイン) Part3/4

【マイクラ】#ホロ鯖夏祭り 2022 各視点まとめ(JPメイン) Part4/4

 

 

 

『それ以外にも、オンリーアップ<data>とかいうクソゲーが流行ってる、今ストリートファイター<data>が滅茶苦茶アツい、新作が出るピクミンのビッグウェーブ<data>が来てる……とか、色んな【流れ】があるんですね』

 

「お。今かなりピンと来ました。流石です先生」

 

 

 

【白上フブキ<data>はいつも笑顔】

15時間後にスタート地点に落ちても悟りの心で空を駆ける、白上フブキさんの超長時間Only Up!耐久の様子

 

 

 

【ころね<data>と事務所外の悪友かるび<data>

CRカップ本番で全試合激アツの名勝負を繰り広げる戌神ころねを全力で応援するチームBメンバー

 

 

 

【女騎士フレン<data>、守ると誓った者をまた水に落として全員死なせる】

次々と輪廻転生に送られるフレンのピクミンまとめ

 

 

 

『まあそういうわけで、私は流行りの【流れ】に結構ノリがちなんです。そして【流れ】にちゃんと乗れてるVtuberの複数人のコラボ配信を見て、そこでガチッと嵌ってその組み合わせの他の配信も見に行ってしまって……』

 

「それが作風に分かり難く出ると。偽装レベルが非常に高い彼岸島みたいな……」

 

『やめましょう、その例示は』

 

 

 

【【彼岸島をギャグ扱いするリスナーを即否定し隊長を殺した展開にちょっとキレ「彼岸島の考察まともにしてる人初めて見た」と言われるぺこら<data>。ガチで面白い彼岸島が丸太丸太いじられること知り作者の気持ちを憂いつつ、彼岸島が打ち切られたら作者に手紙で問い合わせる覚悟】】

()

彼岸島が好きすぎてスパチャを読むのを忘れ熱く語るぺこーら

 

 

 

『こういう風にVtuberを追っていて、新しいジャンルに入る時、入り口になるのが【流れ】で生まれやすい【重なり点】だと思うんですよね。わたかたでも使いましたが、使う前に思っていたほど使い難い概念でなくて助かりました』

 

「重なり点とは……?」

 

『あ、すみません、作品では書いてなかった…』

 

『重なり点とは自分が【リスナーが流れる経路】をまとめるために作った整理用の概念でして、大昔の地球で地殻変動によって陸地が繋がった時だけ人が移動できたのと同じように、リスナーは部分的に重なった時に移動する、というものです』

 

「FPS系チームの『アルデンヌの森』と射手座の東郷のファン層が似てるとか、そういう?」

 

『そんなに間違ってはない……かな?』

 

「取材対象がインタビュアーに気を使わないでください! 全然違うならそう言っていいんですよ!」

 

『(笑)』

 

 

 

【リスナーのワザップで全滅するホロライブGTA筆頭愚連隊・ホ口(ぐち)ライブ(権利配慮)のさくらみこ<data>・星街すいせい<data>・不知火フレア<data>

 

みこすいせいフレアのGTAコラボ爆笑シーンまとめ

 

 

 

『【同期】、【同コンテンツ】、【同チーム】あたりが多いですね、重なり点は。たとえばまず、東京観光大使になったホロライブのさくらみこさんから入ったとします。さくらみこさんと一番仲が良い星街すいせいさんとのコラボ、通称【みこめっと<data>】で星街すいせいさんの動画も見るようになったとします』

 

 

【みこめっとGTA】

【手描き】オラァ!みこめっとじゃ!!

 

 

 

『星街すいせいさんの動画を見ていると自然に目がつくのが、星街すいせい<data>さんと何度もデュエットをして名曲の数々を生み出したにじさんじの歌姫、戌亥とこさん<data>です。戌亥とこさんとコラボをしてる人達の中で、一際綺麗な容姿をしたリゼ・ヘルエスタさん<data>の動画も見るようになったとします』

 

 

 

【ホロライブ星街×にじさんじ戌亥】

Valkyrie「今宵月の館にて」 / 戌亥とこ × 星街すいせい(Cover)

 

 

 

【とこリゼ】

【手描きにじさんじ】とてつもなくマヌケな声を発してしまうリゼ皇女とツボる戌亥とこ

 

 

 

『にじさんじリゼ・ヘルエスタさんのDQ11S実況に近い時期に、ホロライブ猫又おかゆさん<data>がDQ11Sの実況をしているため、YouTubeの自動オススメ機能はこの二人の動画をオススメで出して繋げています。美少女VtuberDQ11Sで共通ですからね』

 

 

 

リゼ・ドラクエスタ11のかわいいシーン集

【DQ11S】オート放置で離席した数秒後に大当たりでざわつくコメ欄

 

 

 

『猫又おかゆさんの動画を見始めると、猫又おかゆさんが一番コラボしている戌神ころねさん<data>との二人配信がオススメにたくさん出てきます。そうして戌神ころねさんの動画を見始めると、人気の高い個人勢の赤身かるびさん<data>と戌神ころねさんの掛け合い動画が……』

 

 

 

【犬VS猫】

【アソビ大全】負けすぎて野生に還る戌神ころね

 

 

 

【炎鏡先生の「炎上しませんかね」ジョークの元と、犬VS肉】

初対面の赤見かるびと激しい煽り合いを繰り広げ、男性陣を爆笑&困惑させる戌神ころね

 

 

 

『これが【重なり点】です。コンテンツが重なり、人の行き来が生まれる瞬間です。Vtuberコンテンツの根幹と言ってもいいです。コラボで重なった時は【●●さんの○○で知ったけどこの人面白いね】で固定リスナーが増える機会となり、VtuberとVtuberが同じゲームが得意なんだと知った時、【そのゲームが得意なら今度私と一緒にやらない?】という誘いのきっかけにもなります』

 

 

 

【ベビーに悲鳴を上げるさくらみこ<data>&壱百満天原サロメ<data>

【バイオハザード8】ゲーム内最恐の敵と遭遇したVTuberたちの反応まとめ

 

 

 

『【■期生はいつも仲良し!】で同期同士が常に交流し、【ホロライブ&にじさんじバイオハザード反応まとめ】みたいな重なった部分をまとめる動画が出て、ゲームの同じところで同じ失敗をしたVtuberの比較動画が作られて知名度が広がっていく』

 

 

 

【マリオで同じ死に方をする人達】

みこちといろは殿、マリオでシンクロ

#2みこちといろは殿、マリオでシンクロ

マリオ3でシンクロする博衣こよりとさくらみこ

 

 

 

『【●●さんみたいにトークが上手い人いない?】と誰かが聞いた時、周りの人は【トークが上手い人】という得意ジャンルが重なっている人をオススメします。重なってるところから人が出入りするのですね』

 

「複雑……ですね!」

 

『複雑……ですか!? 一緒にデビューしていたら【同期】で重なって人が流動します。歌姫同士、APEXプレイヤー同士、並走するFF16プレイヤー同士、といった重なりがあれば【同コンテンツ】で人が流動します。事務所の壁を越えたチーム結成などでは【同チーム】で重なるわけなんです。たとえば主人公の水桃未来の登録者数が一瞬で増加したのは、仲間を迎えて、未来の仲間の配信者を見てたリスナーが【チーム全員をとりあえずチャンネル登録する。コラボ練習配信を見逃さないように】と考えたからなんですね』

 

「同コンテンツ? ってのがなんか不思議な感じですね。わたかたの話をしてるからでしょうか」

 

『……まあ、そうだと思います』

 

「わたかたってポシビリティ・デュエルっていう単一ゲームを皆やってる作品だから登場人物全員同コンテンツで重なってる、現実じゃありえない世界なんじゃないですか?」

 

『そうなんですよねぇ~~~~』

 

「私は先生とは比べ物にならないほどニワカなんですが、Vtuberの人気トップ勢って人と争うゲームあんまやんない人が結構混ざってるものじゃないんですか? のんびり雑談勢とか」

 

『そうなんですよねぇ~~~~~~~~』

 

 

 

【同期かつ陰キャ同士で気が合うため仲が良いが、得意分野はだいぶ違うあくあ<data>とシオン<data>

【手描き】あくあちゃんに意地悪するシオンちゃん

 

 

『これはちょっと……【わたかたという作品の構造的欠陥】に触れるところではあるんですが……』

 

「ご迷惑でなければ、是非聞きたいです」

 

『では、こほん。実はわたかたって、連載開始当時のVtuber環境のいいとこ取りをしたかった作品なんですよね』

 

「いいとこ取り……?」

 

『現在、歌特化勢やその他諸々を除いた、ゲームプレイなどを重要視する主流のVtuberには、3種類のタイプが居ると考えています。個人的な見解ですが』

 

「3種類ですか」

 

『雑談勢、対人勢、実況勢です』

 

 

 

【対人勢おかゆ<data>、雑談勢わため<data>、実況勢スバル<data>

 

 

 

『雑談勢はゆっくりと雑談をするコンテンツを提供します。マインクラフトの建築雑談配信や、ポケモンの作業配信など、低速なコンテンツでBGMに向いていると言われています。年長者のリスナーの支持率が高いとか言われることもありますね』

 

 

【手描き】ししろんが居なくなった途端に態度がでかくなるわため

 

 

『対人勢はスピードのある対戦コンテンツを提供します。格ゲー、アクション、FPS、とにかく他人と競争するコンテンツで勝ち続ける姿を見せるコンテンツですね。配信者大会などの大規模企画に向いていると言われています。若年層の支持が強いという話をよく聞きます』

 

 

 

おかゆ優勝の瞬間を見たホロメンの反応まとめ

 

 

 

『実況勢は脚本の無いコンテンツである雑談勢や対人勢とは違い、既にシナリオがあるRPGや映画などの実況を行う筋書きのあるタイプです。過去の名作のクオリティを利用できるので楽なように見えますが、リアクションが問われる難しいジャンルです。最近は30代以上リスナー向け実況が人気だとか』

 

 

 

【ペルソナ4既プレイヤーほぼ全員が衝撃を受けたシーンで当代一のリアクションを見せる大空スバル(審判コミュ「真実を追う仲間たち」)】

SUN

2

 

 

 

12

2023

MON

3

 

 

 

12

2023

TUE WED THU FRI SAT

2

 

 

 

12

2023

 

【#15】ペルソナ4ザ・ゴールデンやるしゅばあああああああああああああああああああ!!!!:Persona4 The golden

 

 

 

「つまり、『わたかた』は対人勢だけで世界観を構築した配信ものという解釈でいいんですよね?」

 

『いや、そうではないんですけども……なんと言ったら良いかな……一応裏設定では全員にそれぞれポシビリティ・デュエル以外の得意なゲームの設定もありはするんですけども』

 

「全員に!? いや、数人分なら知ってますけど……全員に裏設定!?」

 

『公開したら変えられなくなりますからね。一応全員分裏設定で決めておいて公開しないでおいて、後で話を進めるにあたって邪魔になったら裏でしれっと修正しておこうかなと』

 

「これインタビューで語っていいやつですか?」

 

『あっ……へ、平気ですが? 記事にしてくださっても何も問題ありませんよ』

 

「……そうですか……」

 

『3つのタイプにはそれぞれ長所があります。たとえば実況勢は確実に感動のシーンを配信できますし、対人勢は本気の勝負の盛り上がりがありますし、雑談勢には人間を掘り下げる深みがあります』

 

「聞いてるだけで『強いコンテンツだ』ってなってきますね」

 

『他にもたくさんありますけどね。例示なら一つずつで十分だと思います。雑談、対人、実況……この3つを組み合わせて出来たのが、水桃未来が雑談配信で仲間の励ましを受けて心を救われ、水桃未来が対人対戦で獅子奮迅の活躍をもって仲間に報いて、水桃未来の人生が王道のRPGのそれになっていく【わたかた】になるんですね』

 

「いいとこ取りの欲張りセットだ!!!」

 

『別の組み合わせも考えたんですけどね、一応。実況勢の【見ている人の感想を娯楽にする】と、対人勢の【明確にルールで勝者を決める】と、雑談勢の【他人を傷付けず遊ぶ】を組み合わせた建築競技ものとか……つまんなそうだったのでボツ案メモ行きになりましたが』

 

「先生のボツ案メモ、めちゃくちゃ見たいんですが……?」

 

『だめ』

 

 

 

【別タイプのぺこら<data>とスバル<data>で強みを保管し合う例】

【マイクラ】2020ぺこスバ戦争まとめ

 

 

 

『未来は天秤、海原を仲間に加え、女子三人でスタートします。当時の自分が女子3~5人を特別なカテゴリだと考えていたからです。未来を見てくれる人は増えていきます。仲間とチームで重なり、ライバルと試合で重なり、重なった点から未来を見てくれる人達や応援してくれる人達が集まってくるからです』

 

『その途中、架空の企業とコラボをして、色んな事務所としのぎを削り合い、雑談勢のように仲間とゆったりとした雑談を繰り広げて、実況勢が見守る波乱の人生を駆け抜け、対人勢のように手に汗握る戦いを見せ続ける……ってできたらよかったんですけどね!』

 

「えっ先生できてますよね!?」

 

『できてません』

 

「できてましたよね!?」

 

『できてないです。ぶっちゃけ【わたかた】にホロライブの角巻わためさん<data>の深夜配信みたいな、睡眠薬に匹敵する安らぎ雑談勢の味があるかというと全くないです』

 

「ええ……」

 

 

 

リスナーが起きるまで自分の太ももを叩き続ける角巻わため

 

 

 

『自分の理想は雑談・対人・実況のいいとこ取りなんですが、今の所【わたかた】は対人メインに雑談&実況の旨味を僅かに足したにすぎないんです』

 

「自分に厳しすぎませんか……?」

 

『たとえば対人勢が、○月○日に大会あります! 絶対優勝します! と宣言して一生懸命練習して大会に挑んだとします。結果がどうであれ、一生懸命練習して挑んだのであれば、それは尊ばれるべきコンテンツとなります。甲子園とかがそうですね。ですが、この際に放たれる本気の空気は、近くでやってる同僚雑談勢の邪魔になります。雑談勢の緩い空気も対人勢の邪魔になっていきます』

 

「これまさか、ガチ勢とエンジョイ勢の……?」

 

『はい、その通りです。雑談勢は基本的に大なり小なりエンジョイ勢で、対人勢は大なり小なりガチ勢です。例外もいますけどね』

 

「これ混ぜたらヤバいやつなのでは?」

 

『そもそも混ざらない時もあります。大昔は客寄せ選手がチームに混ぜられた格ゲー大会が大失敗してたこともあるそうですし』

 

 

 

【Vtuber界隈カブト・クワガタ育成ガチ勢オブガチ勢筆頭桃鈴ねね<data>

ガチすぎるカブトムシのブリーダー目線の回答をしてしまうねねち

カブトムシ品種改良をしれっと報告するねねちと驚くねぽらぼ

 

 

 

『【わたかた】には、大いなる欺瞞があります。【皆真面目にやっている】【勝つことより楽しむことが大事】という絶対の常識を、世界の圧倒的多数派として設定していることです』

 

「……ああ……」

 

『だから上手く回っています。それだけの世界なんです。別に雑談勢のエンジョイと対人勢のガチを高度に融和させてるとかそういうことはしてないんですよね。まだ全然道半ばです』

 

「なんというか……先生……真面目ですね……」

 

『え、いきなりなんですか』

 

「なんでもないです」

 

『村上さん。予習で切り抜きとか見てた時、大親友ってほど仲が良い二人のVtuberが、片方だけずっとAPEXやVALORANTやってて、もう片方がずっとマインクラフトとかやってて、たまにアソビ大全とかで楽しそうに対戦してるの見たことないですか? タイプの違いってそういうもんですよ』

 

「私にわかなんで何もわかんないですねははは」

 

 

 

『個性なんですよね、個性。先程散々語った個性。3つのタイプのどれが向いているか、それもまた個性によって決まる、運命の相性なんです』

 

「先生がVtuberやるならどれなんですか?」

 

『え? 自分ですか? 自分はたぶん雑談勢かな……話題から話題に繋ぐの好きなんですよね。永遠に話してられるというか……』

 

「でしょうね、よく分かります……」

 

『3つのタイプと個性について、こういう例示が正しいか分かりませんが、NARUTOのナルトはGetting Over Itみたいなクソゲーで死に続けて悲鳴を上げてほしいですし、BLEACHの黒崎一護には名作RPGをプレイして人情味のあるコメントをしてほしいですし』

 

『アクタージュの夜凪景のような演技力のある人にはレトロゲームの台詞を全てアテレコしてプレイしてみてほしいですし、ToLOVEるの西連寺春菜ちゃんがマイクラで何一つ面白いことが起こらない建設雑談配信をしてるのを見たい、みたいな配信者属性別の気持ちがあるわけなんですよ。自分には』

 

「なるほど……分かるような気がします」

 

『こういう個々人の個性をカテゴリーに振り分けたら【いい人・面白い人】になったり、【引き寄せる人・定住させる人】になったり、【雑談・対人・実況】になったりするだけなんですよね』

 

『【このタイプの人間には、このタイプのゲームが向いている】……そういうものは確かにあると思うんです。ワンピースのルフィがアクションゲームで無双したらコンテンツになりますし、ルフィがナミを補助に呼んで苦手な謎解きゲームに挑戦するのもコンテンツになります』

 

 

 

【下手だから向いてる人と上手いから向いてる人が混じってるからこそ面白いお絵描き伝言ゲームをするみこち<data>はあちゃま<data>おかゆ<data>マリン<data>ノエル<data>ルーナ<data>ラミィ<data>ポルカ<data>。そしてNTRで破壊されるみこち】

 

『そういう【得意分野だから上手くて面白い】【苦手分野だから下手で面白い】など、技能や性格に由来する得意・不得意を総合して、【向いている】と表現することができる……それが配信者界隈であると思います』

 

「なるほど……深いですね。これは沼……」

 

『【虫が苦手】がバフになる世界です』

 

「可愛いですからね」

 

『可愛いですからね』

 

 

 

姫森ルーナ、エルデンリングを順調に進めるも巨大な虫に絶叫、姫プレイで頼りのリスナーに裏切られる

 

 

『【わたかた】もその文法に沿っています。作中の登場人物にもそれぞれ得意なジャンルが存在しています。……えーっと、たとえば、今日のインタビューで話題に出たメンバーは全部裏で設定が……まあもういいかな。サービス、ということで。チーム一つ分くらいなら得意ジャンルとかお答えしま』

 

「聞かせていただけるんですか!? エヴリィカの! Twin Twinkle Twelveの! 十二支の! 得意分野設定とか聞けるものなら聞きたいです!」

 

『く、食い気味……!』

 

『十二支の順に挙げると、子はRPG配信が得意な長時間配信者。丑はクイズや謎解きが得意で知識が多く【教授】と呼ばれる教師系。寅は料理配信やおうちコラボが得意な料理・生活密着系。卯は元医者の経歴を活かし、インフルや熱中症、生活習慣病をSNSから警告する知的な医療系』

 

『辰はアクション・格ゲーに特化しCRカップからEVOまでガンガン出ていくガチゲーマー。巳はイラストレーター兼配信者のため、お絵描き配信からCDパッケージ自作までなんでもござれ。午はいつも酒を飲んでほろ酔い配信をして居るほろ酔い配信可愛い系で、酒レビューが的確で人気です』

 

『未は占い師なので古今東西の占いを使って話題を展開しますし、リスナーを占って会話を回してファンサをします。申は麻雀が強くリーグでも常勝であり、他事務所との麻雀コラボなどを強みとして持ちます』

 

『酉は毎朝"昨日の皆の配信の見所"などを面白おかしく短くまとめたニュースにして語る、ニュース系のトーク強者です。戌はFPSと楽器演奏が得意で、ゲームでもライブステージでも主役と補助役を両方こなせます。亥は家事万能ですが、薬を作るゲームや建物を作るゲームをまったりプレイするのが一番上手いですね』

 

「うっ……おっ……推し箱の期待してなかった供給が一気に……死んでしまいます……」

 

『あ。ついでなんですけど彼女らは企業コラボとかの内容も一応裏で設定が決まってて、コミカライズの背景の小物とかに反映されてるんですけども』

 

「ついで!?!?!?!?!」

 

『健康ドリンクや栄養食品のコラボ案件は子に行きます。リアル脱出ゲームや知育玩具などの案件は丑に行きます。外食店屋コンビニ食品のコラボはだいたい寅に行ってるはずです。病院や厚労省が広告を頼むのは元医者の経歴を持つ卯ですね』

 

『新作のアクションや格ゲーを出す時は、まず辰に案件を出せば最高に楽しそうに遊んでくれるため、売上が伸びます。巳はネームバリューがあるので、事務所外からもよく絵の案件が来ます。酒を誰よりも美味そうに飲む午に先に配信中に飲んでもらってからコンビニ出せば、それだけで酒は売れます』

 

『未は視聴率改善のためTV局の朝番組とコラボして朝の占いにいつも出ていますし、申は売れ筋の麻雀雑誌に連載を持っていてWEB麻雀サイトの方でもコラムをやっています。初心者向け麻雀指南本も出してますね』

 

『酉は事務所全体のイベント告知やコラボ宣伝、コラボ先の説明や新規グッズ紹介などを毎朝配信に乗せているので地味に商業が絡む仕事は一番多いですね。戌は音楽業界から新規の楽器宣伝を委託され、亥は老若男女問わず支持が強いので小学生用文房具から家庭用グッズまでコラボが多いです』

 

『それぞれの配信者に、それぞれの生き方があり、それぞれのスタイルがあり、それぞれのファンがあり、コラボで複数の配信者が混ざった時、それらが広い範囲をカバーしながら相乗効果を発生させる。それがVtuberの本質的な強さだと自分は思っています』

 

「おお……おお……神よ……」

 

『私は人ですが……』

 

「あの! あの! ArcLIVEsも! あの子達の設定もお願いします! どうかお願いします!」

 

『じゃあ、次のセリフをインタビューに載せてくれたら……』

 

「載せます! なんでも! どうぞ!」

 

 

 

『【私が私を好きになるための、たった一つの冴えたやり方】コミカライズ版14巻、9月17日発売! アニメイト、とらのあな、ゲーマーズの店舗特典で【ArcLIVEs設定資料集】が手に入る! 在庫がなくなり次第終わりなので、皆発売当日に買ってくれよな!』

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛買いますゥー!」

 

 

 

『すみませんねなんかこんなインタビューの途中で新刊の宣伝とかさせてもらっちゃって。ご厚意は忘れません』

 

「いえいえ、これも立場を利用した合法的な推し活みたいなものなので……」

 

『声優のサイン入り単行本、実は作者特権で先に貰ってるんですよね。ほらこれなんですけど』

 

「うおっ……突然見せないでください、心臓が止まってしまう」

 

『ごめんね』

 

『さっき設定語りしてた時に思ってたんですけど、キャラ設定の細かさは小説の面白さとは関係無いんですよね。自分は群像劇を書くならこのくらいは設定しないと回せないだけなんです。私の作品の武器というよりは、私が作品を書くにあたって必要な杖、みたいな……』

 

「またご謙遜を」

 

『そこで思うんですが、設定語りの逆ってなんだろうかなって……』

 

「小難しい領域の話ですね」

 

『たぶん味気のない設定語りの対極に位置するのは、血の通った実感的な文章なのでは……と思うと、この単行本のサインを見て思い出す話があるんです』

 

「なんか先生って何見ても良い記憶が蘇ってそうですね」

 

『昔、角巻わためさんの……直筆サインカードか何かだったかな? それが1000枚売れたという話を聞いたんです。皆1000枚くらいだと瞬殺だから翌年は数倍にしてもらったとかの話も聞くので、だいたい平均5000枚くらいでしょうか』

 

「結構なレアっぽい感じがしますね」

 

『これ、1セット書くのにどのくらいかかるんでしょうね』

 

「え」

 

『試しに書いてみたんですけど、【角巻わため】で10秒かかりました、自分は。5000枚と仮定したら50000秒ですね。分なら833分。時間なら約14時間。休憩無しで、です』

 

「人権蒸発しました?」

 

『ただこれでも全然少ないですよね。角巻わためさんは登録者数141万人ですし。その内の5000人しか手に入らないなら、全体の0.3%しか持っていない計算になります。倍率は300倍近くになっていますね』

 

「おかしい……何かが間違ってませんか……?」

 

 

 

【ホロライブにはサインを書き終わっていないホロメンを監禁して何時間か書かせる監禁部屋が存在する】

【手描き】サイン監禁部屋のみこち

 

 

 

『そういえば戌神ころねさんは昔一枚一枚に全部違うサインやイラストを書き込んでいて、ファンの皆が持ち寄ったら全部違ったとかいう話がありましたね。流石に10秒じゃ無理でしょうから30秒と仮定して、3倍時間がかかる計算……?』

 

「どんどん嫌な質感が高まっていくんですが」

 

『この実感的な【Vtuberの質感】を読者に与える文の構築、小説書いてる時に無限に出したいんですけど難しいんですよね。できるなら無限に出していきたいんですが』

 

「それですよ、それ!」

 

『え、どうかしましたか』

 

「私が最初からずっと言ってる、先生にしか書けない、凡庸な設定からでも印象に残る文章を差し込んでリアリティを高める文章! 文じゃないですけどだいたいこういう感じの流れで見慣れない文章が入って来て『うお……』って読者がなって後にリアリティが残るんです!」

 

『ああ、これのことだったんですか……』

 

「先生、出来てるんですからもうそこは考えなくてもいいのでは……」

 

『(笑) 考えておきます』

 

「考えなくていいって言われて考えておきますって返す人を初めて見ました……」

 

「と、いうか……こういうの、サインにかかる時間とか、よく見てますね。先生」

『世の中には結構居ると思いますよ。誰かがそうやって頑張ってるのをこっそり影から見守ってるみたいな人達。我々は推しの努力に感嘆しつつ、眩しい推しに認知されたくないんです』

「なるほど……」

 

 

 

『最大手のVtuberが裏でこなしてる仕事は単品でもこのレベルです。そういう認知が頭に入っていると、そのVtuberの発言にも重みがあるように思えてきます。実績のある頑張り屋の発言は、めったに無視されないわけです』

 

「まあ有名人で人気者だとそうも……あれ、これ『わたかた』8巻の話をしてますか?」

 

『半分くらいはそうですね』

 

「ああ、なるほど……」

 

『発言とは、何を言ったかよりも誰が言ったかが大事であることが多々あります』

 

『【言葉は何を言ったかではなく、誰が言ったかである】……これは科学・哲学両方の分野で研究される概念ですが、人は分かっていても誰が言ったかを重く見てしまいます。特に周りから一言一句を見張られているVtuberの皆さんにかかる重圧は半端なものではないと思われます』

 

『【わたかた】の世界観は、この概念を決して軽んじることはないです。これまでもそうでしたし、これからもそうだと思います』

 

「そんな感じはしますね……」

 

『さくらみこさんの【諦めない心にぇ】は、さくらみこさんが下手なりにゲームに挑み続け、他の人がサクッとクリアしてしまうところに十数時間かかってしまって、でも諦めずに挑み続けてクリアした瞬間のリスナーの感動があってこそだと思いますし』

 

 

 

【15時間の気合いのゴリ押しマリオみこち】

6時間を目標にクリア耐久をした結果、予想を遥かに超える時間となりGW早々お疲れなみこち

 

 

 

『葛葉さんが対人ゲームでキレ芸を見せた時に面白いのは、ふざけつつも対人ゲームに真剣に挑み続けているその過程があってこそであり、いわゆる【マジになってる人が本気で悔しがる瞬間の面白さ】なんだと思いますし』

 

 

 

【マジの姿勢に良しがある葛葉<data>

()

うるさすぎる葛葉のマリカまとめ

 

 

 

『雪花ラミィさんがDQ5のパパス周りの話に本気で感情移入して、リスナーまでもが引きずられるほど泣いて嗚咽を漏らしていた時も、普段の雑談で父親のことが大好きな雪花ラミィさんを見せていたから、というところもあって』

【ドラクエ5】ドラクエ最大のトラウマに遭遇し大号泣する雪花ラミィ

 

 

 

『龍が如くの名物コンテンツ・メスキングに桃鈴ねねさんがツッコミを入れる流れが面白いのは、桃鈴ねねさんが長年のムシキングファンであり、サブアカウントでヘラクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタを育成している、いわゆる虫ガチ勢だからこそという印象があります』

 

 

 

ムシキングガチ勢の【桃鈴ねね】、メスキングに衝撃を受ける

 

 

『【わたかた】の主人公である未来は、皆ご存知の通り、最初は発言を軽んじられています。言っていることが正しくても、言っている本人が引きこもりを脱却したばかりの実績のない子供だからです』

「はい」

 

『王道の創作においては、成り上がりでも、人生大逆転でも、新天地での人生やり直しでも、多くの場合、主人公の発言が軽んじられなくなるという現象が起きます。発言が軽んじられることは逆境の象徴であり、軽んじられなくなるのはその逆です』

 

『理解者ができたり、話を聞いてくれる仲間ができたり、隠れた能力が目覚めて一目置かれるようになったり、出世して偉くなったことで皆が主人公を無視しなくなったり……様々な出来事が、創作の中で、主人公が逆境から抜けたことを知らしめます』

 

『でも本当は、【わたかた】で未来が言っていることはあまり変わってないんです。未来は成長しますが、言っていることは変わりません。変わっているのは、未来の社会的評価だけです。言っている人間はずっと同じですが、周囲の評価だけが変わったのです』

 

『周囲が未来を見る目だけが変わったのに、【誰が言ったか】という基準点での評価が変わり、未来の言葉の受け止められ方が変わるんです。もう未来が【誰】かなんて、未来自身にもハッキリとは言えなくなっていくんですね』

 

「なんとも皮肉な話です」

 

『だから第一巻で受け入れられなかった未来の意見も、後になってから同じことを言った時は受け入れられます。最初の試合で未来がした戦術提案は無視されますが、その一戦目で未来が才能を見せつけるため、三戦目ではもう未来が意見を求められています』

 

『優勝後は未来の発言がTwitterで拡散されているシーンがあります。未来の発言は何も面白いところがないのに、何故かとんでもない規模で拡散されてしまうんですね』

「あれは笑いましたが、同時に怖くもありました」

 

『【Vtuberにとって最も恐ろしいもの】の一つとして、自分は【自分自身の言葉】を挙げます。言葉は常に思い通りにならず、いつしか自分の手を離れ、制御不能となって自分を怪物になりかねない。自分の言葉で自分を殺したVtuberは、もう数えたくもないですね』

 

『【わたかた】の世界観には、自分の言葉こそが最大の敵というルールが組み込まれているようなものです。たぶん、無くなることはないと思います。自分が原作者として、そう考えている限りは』

 

『今日のインタビューの第二節では、わたかた8巻の話から少し広げてみるのもいいかもしれませんね』

 

「いいですね! よろしくお願いします! では一旦休憩に入りましょうか」

 

『はい。お疲れ様でした』

 

 

 

 

 

 

 

 

ドーラ。にじさんじSEEDs1期生。にじさんじがVtuberの集団運用の可能性を模索すべく始めたVtuber大規模デビュープロジェクトの出身であり、25人のにじさんじSEEDsの中でも頭角を現した方。異世界の洞窟で財宝を守り冒険者を待ち受ける竜であり、財宝の中から世界を越えて繋がるスマホを見つけて擬人化・配信を始めたファイアードレイクVtuber。今はもう普通に日本に引っ越して来た。「ドーラえもん」「ドーラみさん」などと呼ばれるように、『親しまれながら頼られる』個性が強み。つまり、面倒を見る形でも面倒を見られる形でも他人と関係性を深められるコミュニケーションの女性。カジュアルな多人数ゲームの楽しさを引き立てられる個性はにじさんじにおいて非常に強い

葛葉。にじさんじゲーマーズ3期生。にじさんじを代表する人気男性Vtuberの1人。キズナアイと四人の女性Vtuber(欺瞞)によるバーチャルYouTuber四天王が始めた女性主体のVtuberの流れに、男性Vtuberによる女性リスナーの支持層獲得という流れを加え、Vtuberの一般化を進めた男性Vtuberの一角。Vtuber界隈で人気のイキリ芸から痛い目を見る流れやヘタレ芸への連携、いじりいじられの軽快なトーク、反射的な発言であるのに噛み合せ方が神がかった掛け合いなどが特徴。加えて『上手い』というよりは『強い』ゲームプレイヤーであり、配信者としては『生意気気味だけど面白いあんちゃんがちゃんと強くてかっこよく勝つ』という少年漫画的需要を満たすことができている、若い層や女性層からの人気を妥当に勝ち取るVtuber

さんばか。戌亥とこ、アンジュ・カトリーナ、リゼ・ヘルエスタの3人によるにじさんじの同期ユニット。にじさんじでも屈指の知名度を誇る女性ユニットで、『個々が人気のVtuber』『3人揃うと更に人気』『3人の個性や得意分野が被っておらずセットにするとシナジーがある』『2人ずつで組み合わせても人気がある』『個々が持つ個別の人間関係の広がりとも組み合わせることで更に多様で長寿なコンテンツを形成できる』という少人数ユニットの理想形の1つ。とこ-アンジュ間に見える生き方のテンポの決定的違いが生む面白さなど、人と人の違いを楽しませてもらえるユニットである

世怜音演劇同好会。朝日南アカネ、周央サンゴ、東堂コハク、北小路ヒスイ、西園チグサの5人によるにじさんじの学生ユニットだった。筆者が思うに、5人それぞれが同女子校のためデザインラインにある程度の共通項を持ちながら差別化されており、それぞれに方向の名前が割り振られ、シンプルにハッキリとしたパーソナルカラーをあてがわれているため、戦隊的というか創作的で覚えやすい。5人以上の新設ユニットでは一番早く全員の名前を覚えることができた。個性の立ち方も強く、トーク・実況配信・ダイナミックコード・狂気の面白挙動の周央サンゴ、酒ネタとマイクラ雑談配信でゆったりと支持を受ける北小路ヒスイ、機械系専門知識の披露やおっさんムーブでの笑い取りが際立つ西園チグサ、野球好きでスプラ等の対人ゲーム特化型の東堂コハク、そして変な企画と女子趣味の朝日奈アカネの個性がよく立っている

不知火建設。社長不知火フレア、副社長尾丸ポルカ、教育部長さくらみこ、営業部長星街すいせい、インターン白銀ノエルによるマインクラフトの建設チーム。さくらみこの魔王軍(魔王さくらみこ、四天王不知火フレア・尾丸ポルカ・天音かなた・角巻わため)が間接的な母体か。少数精鋭で高い建設技能、長年の親友のような連携、建設中に常時垂れ流される各々の個性が活きたコント的雑談などの飽きない建設配信が非常に強力な持ち味。マインクラフト外でも別タイトルの協力ゲームやお絵描きゲームなどをこの5人で遊び、5人で旅行に行ってその撮影記録を配信に使うなど、マインクラフト発祥ながらマインクラフトに留まらない活動を見せている。『ノエフレ』『みこめっと』『ポルみこ』などの人気が高いタイマンコラボがいくつも自然に内包されるのも特徴的

かマクラ。天音『か』なた、宝鐘『マ』リン、沙花叉『ク』ロヱ、雪花『ラ』ミィの四人ユニット。全員がソロ配信でリスナーの大爆笑を頻繁に引き起こしているタイプであり、全員のノリと会話のテンポが合致しているため、全てのコラボ配信がリスナーを爆笑させる爆発的エネルギーを持つ。笑いたい人、元気になりたい人はここの動画を見るとよい

Lupinus Virtual Games。0.2秒の物語プロジェクトを象徴する、ぶいすぽ最初のゲーミングチーム。花芽すみれ・花芽なずなの花芽姉妹から始まり、小雀とと・一ノ瀬うるはが後から参加することで成立した。それぞれが自分の得意分野である程度仲間の苦手な分野を補う構築になっており、Apexなどの四人全員が回せるタイトルにおけるユニット総合力はかなり高いものと見積もられている。猛者に混じって総合1位を勝ち取ったことも。真面目に取り組んでいるチームが仲良さげにしている配信だから良い、という需要を満たしている

Startend。「これが最初で最後」の意。対人ゲームが極めて強いが協調性がなく独断専行しがちなキリトに憧れる陰キャの個性を存分に発揮する湊あくあ、本来湊あくあ同様に我が強く好きに戦うはずが基礎練習中なのである程度の協調性を見せる星街すいせい、本人が上手いにも関わらず仲間と連携してチームを機能させることに専念する性格天使の悪魔Vtuber常闇トワで結成した、一度きりのVtuber最協決定戦出場用臨時チーム。大会後は湊あくあの強さを語ったり再出場を期待する配信者達の雑談で何度か話題に出るも、知らない人達との大会や仲間との協調を苦手とする湊あくあの性格が中々大きな壁となっている。現在は大会に出るでもなく一緒に遊ぶ仲良し3人組として知られる

チューリップ組。早瀬走、健屋花那、シェリン・バーガンディの3人による根強い人気の同期ユニット。距離感の近い掛け合い、親しいがために互いの配信に顔を出し合い、自分の夢小説を要求して書いてあげたりもするなど、女性2人男性1人のユニットの中ではVtuber界隈屈指の仲の良さを誇る

SMC組。にじさんじ同期ユニットの中でも人気が高い組み合わせの1つ。葉加瀬冬樹、夜見れな、加賀美ハヤトによる『男女を感じさせない関係性』ではない、『女性らしい2人と少年らしい1人』による、性差を感じさせつつも恋愛感情を感じさせない高度なバランスの男女ユニット。男子をいじるのが楽しい女子、男子を頼りにする女子、といった関係性が常に流動的に提供されるため、男女の友情というものの具体例として名が挙がりやすい三人組でもある

5人VS5人FPS対戦ゲーム『VALORANT』のこと。スパイクと呼ばれる爆弾を設置して起爆する攻撃側と、スパイク設置を妨害or設置されたスパイクを解除する防衛側に分かれて戦うゲーム。配信勢、Vtuberに人気が高く、身内を誘ってコラボ配信に使われることが多い

オープンワールドサバイバルゲーム『RUST』のこと。キャッチコピーは「RUSTでの君の目的はただ一つ、生き残ること」。非常に多様な遊び方が可能なゲームであり、事務所ごと・界隈ごとに全くカラーの違うRUSTコンテンツが提供されていることが特徴。Vtuber界隈においては兎田ぺこらVSぺこら以外の事務所全員の最終決戦、ラトナ・プティ『ドライフラワー』弾き語り、荒野で推しの笹木咲の持ち曲をピアノ演奏しながら推しの笹木咲の到着を待つリスナーなど、様々なコンテンツが存在する

Vtuber最協決定戦。最強ではなく最協。勝ちを目指してどこまで協力できるか、を競うVtuber界隈最大級の大会コンテンツ。時には事務所の仲良し四人で出場し、時には事務所の枠を越えた越境三人組で最高の協力を模索していく。インタビュー後に炎鏡先生に聞いたところ、先生は越境三人組を推している方のリスナーらしく、「ぱすてるさわー)(胡桃のあ、常闇トワ、アルス・アルマル)、「花芽い社」(花芽なずな、花芽すみれ、社築)、「Shocking Pink」(一ノ瀬うるは、叶、ふぇありす)、「ぴかぴか☆星空フェス」(星川サラ、夏色まつり、空澄セナ)、「みそしるトースト」(胡桃のあ、エクス・アルビオ、遠藤霊夢)、「xX新世界の神Xx」(花芽なずな、英リサ、夕刻ロベル)、「sadame gaming」(一ノ瀬うるは、小森めと、イブラヒム)、「三清傑」(夏色まつり、エルフのえる、藍沢エマ)、「エピセンだ道を開けろ」(花芽すみれ、勇気ちひろ、ラプラス・ダークネス)に可能性を見ていたとのこと

マインクラフトでさくらみこ・大神ミオ(+大空スバル)が主催する、ホロライブ大運動会のこと。大規模なアスレチック建設が行われ、何十人ものVtuberが3つのチームに分かれて勝利を目指す。世界トップクラスの登録者数を抱えたスター性の高いVtuberがわんさかと参加し、外国人より日本語が下手な主催と日本人より日本語が上手な外国人がスクラムを組んで練習し、面白い人達による楽しくもどこか懐かしい中学時代の普通の運動会の空気を楽しむことができるコンテンツ

獅白ぼたんが企画を立案し、兎田ぺこらが率いる兎田建設が主催して始まった、ホロ鯖夏祭りのこと。ホロライブにその時点で存在するいくつかの建設会社や、腕に自信のあるクラフター、やりたいことがある面々などが次々と露天・遊び場・地獄施設を建設し、皆で一斉に遊ぶ夏の風物詩。現実の秋葉原店とのコラボでリアル-ネット両方のシンクロが行われたこともある。普段見ない組み合わせでの夏祭り巡りが行われ、詐欺が横行し、動物が次々焼け死に、ホロメンの体液が流通し、ホロメンに変身して冤罪を作り出せるなりきりお面が販売され、、絆と友情が深められ、不知火フレアが射的で遊び、遊んでいる不知火フレアをさくらみこと星街すいせいが狙撃し、不知火フレアがカウンタースナイプで2人を射殺するなどの光景が見られる

博衣こより。ホロライブ六期生、コヨーテ獣人かつ秘密結社holoXの研究者Vtuber。自称『holiXの頭脳』。高い知性と豊富な知識を持つが、その本質は人間とは思えないほどのやる気・体力・身体強度であり、こよりの1/3程度の配信時間でも体を壊すVtuberが続出している。オンラインインタビューで記者がこよりの身体強度の秘密を聞いたが、リスナーがそれを読んでもその理由は分からなかったというエピソードも。虎は虎だから強い理論の体現者。「こよりは知性より根性でゴリ押した方が速いからゲームでもそうしているだけ」と言われることも。オタク気質が強すぎるゆえにデビュー前からあなたのファンだったと公開配信で言ってしまったり、他事務所のVtuberに長文のファンレターを送りつけたり、他Vtuberの凸待ちを見かけたらすぐに参加してしまうせいでまた活動時間が倍加してしまったりすることもある

Vtuber界隈で最も愛されたクソゲー・壺おじこと『Getting Over It』の正統後継者、『Only Up!』のこと。ただひたすら上に登り続け、すぐ落下して数時間分の進みが無に帰すゲームデザイン、突如生える初見殺し、見かけ上は乗れそうなのに乗れない足場、足を乗せると一生抜け出せないバグの穴などが君を待つ。『Vtuberとはクソゲーと共にあり、クソゲーこそがVtuberを際立たせる』とは炎鏡先生の言。クソゲーに悔しがったり悲鳴を上げたりするVtuberの姿は魅力的で、クソゲーなのですぐには終わらず、クソゲーに諦めず挑み続けるVtuberは輝いている……と、リスナーが思っているため、Vtuberのクソゲーコンテンツは無くならない

炎鏡先生がここで言及しているのは2023年6月CRカップのこと。男女問わず・配信者Vtuber問わず・所属問わずの混成チームそれぞれが、m指導・急成長・交流・ドラマ・激戦を経て、近年稀に見る盛り上がりを見せた。指導担当のゲーマーと教わって急成長するVtuberなども見所だが、大会で交流を持ったホロライブに大会後ドハマりして沼に沈んでいく小路KOGなど、コンテンツとしての多様な広がりも強い

ピクミン4の発売決定、体験版のリリース、にじさんじのフレン・E・ルスタリオの『仲間を誰も死なせないピクミン配信』からの『私が殺した子が……配信』からの『死んだ子達は輪廻転生で戻って来てくれるんだよ配信』の反応の良さと後追いなど、様々な要因が重なって数年ぶりに訪れたピクミン配信ブームのこと。数年前と違うところは「ピクミンを死なせないようにプレイしピクミンが死んだら本気で悲しむ」という流行が添加されていること。ピクミン無犠牲チャレンジ自体はそれなりに前から存在するが、現代のVtuberのピクミン死なせないプレイは高い技能による無犠牲スーパープレイではなく、無犠牲を目指した上で犠牲を出してしまった瞬間のリアクションをコンテンツにする傾向があるように思われる

白上フブキ。ホロライブ一期生。ホロライブに最初の躍進をもたらした傑物とも。炎鏡先生曰く、ほとんど何をやっても上手くやる万能選手であり、歌・ライブ・トーク・コラボ・企画・統率と全てが高水準で、ボケでもツッコミでもキレがあり、絵も描ければヲタ芸も回せる、平均的なVtuberが途中で投げる高難易度ゲームのRTAもやっている……と極めて多芸で、それら全ての技能が無かったとしても声と性格と振る舞いが極めて可愛らしいため+誰からも信頼され慕われる人格が優れているため人気Vtuberになっていたことは間違いとのこと ※(先生の白上フブキ語りはそのまま載せるとこの注釈欄に収まるような文量では無かったので要約にてお伝えいたします)

戌神ころね。ホロライブゲーマーズ。Vtuberの世界に存在する『変わり者は人気者』という成功の法則の体現者筆頭。会話のリズム、言葉のチョイス、咄嗟の判断、普通だと思ってする行動、全てが普通の人からすれば信じられないものばかりである。普通の強靭と違うのは、その上で戌神ころねは自分なりに周りにちゃんを気を使っているため、変人特有の行動で他人を不快にさせることが一切なく、変人ゆえの行動や思考が全て愛嬌・愛らしさに転換される人類のバグのような存在。普通声やアバターが幼いVtuberがそこから転じて無邪気扱いされることはあるが、戌神ころねは言動や振る舞いが無邪気なために、実態以上に声や容姿が幼く受け取られ、設定以上に幼女じみたファンアートが描かれることが多い

赤見かるび。2021年からの個人勢Vtuber。友人を大切にする自己中、人付き合いを割と上手くやる無法者。下ネタ全開、発言は自重せず、トラブルを恐れずガンガン行くスタイルがインターネットの口さがない層に強烈に支持される。『いい子なVtuber』がどうしても肌に合わないリスナー層を引き寄せてあり、こうしたスタイルのVtuberも広い需要を埋める上で重要である、という知見を与えてくれる愉快な愉快な配信者。無闇に謝ると謝罪の価値が下がるのでめったに謝りたくないと言う少女を好きになれるかどうかで、そのリスナーからの評価が変わる女性

フレン・E・ルスタリオ。異世界のコーヴァス帝国出身の女騎士で、国相手に詐欺を働いた上に異世界から日本へ国外逃亡した男を追って今に至る、という設定のVtuber。凛々しい美人のアバターからの度が過ぎる天然・愛嬌の塊のようなポンコツ・常識が欠落したアホっぷり・爆速前言撤回ムーブのギャップ、配信中に自分の首を締めて窒息前の音をリスナーに聞かせるなどのズレた感覚が個性を形作っている。ラノベなどでギャグシーンを一手に担う女騎士のそれではあるが、ズレているだけで良識がしっかり備わっているのも魅力

兎田ぺこら。ホロライブ三期生、兎獣人Vtuber。炎鏡先生曰く「高橋留美子作品の主人公になった涼宮ハルヒみたいな女性」。黎明期後のVtuberの象徴的存在であり、ゲームプレイ・アニメ実況・雑談トーク・電波ソング歌唱・他Vtuberとコラボした時の掛け合いの爆発力など、全てが高水準でまとまった界隈の顔とも言える存在の1人。課金メンバーシップで印象が変わるという噂

さくらみこ。ホロライブ0期生。『ぽんこつな女の子は可愛い』という理論の極値の1人に数えられる、自称エリート巫女。『できない子』ができるようになるために『頑張って』、最終的に『できる』ようになるストーリーは古今東西人類が好む物語の構造であり、誰よりもポンコツなためにできないことが多く、誰よりも頑張り屋なため長い苦難と努力によってそれを乗り越えていくさくらみこは、ただ生きているだけでドラマを作る天才だ。かつ、ホロライブメンバーからも『撮れ高の神に愛されている』と評されるさくらみこは狙っていなくても面白い形で成功しやすく、面白い形で失敗しやすい。『人生が上手く行く』『人生が上手くいかない』とは別の軸の幸運があり、『周りがさくらみこを見ているとどんなに確率が低くても面白い形での成功か失敗が起こる』という天性の才能が備わっている。「配信外でも常に面白いこと起きてるよ」というホロライブメンバーの証言から、配信外で面白イベントを消化しているさくらみこに対しもったいないと言うリスナーの声も

星街すいせい。ホロライブ0期生。抜群の歌唱力と非凡なキャラクター性の両輪で走る、現代の『強い』Vtuberの理想形の1つ。人の心を打つ歌姫としての星街すいせい、人をからかい友達をいじって飄々としつつも人生が楽しそうな星街すいせい、どちらも絶対的な人気を誇るコンテンツである。配信者としても歌手としても活動できるのであれば、相互に知名度と実績と経験が引き立て合うため、負担が大きいことを考えなければ理想的である。星街すいせいの声の幅は広く、その広さの中でくっきりとした歌い分けが行われており、激しさも、深さも、濃さも、果ては強さまで歌で表現できているように聴き受けられる。2019年8月5日のマシュマロ回答には星街すいせい本人が最高音域をhihiD#まで出せるとの回答がある。歌枠の歌をサンプリングして研究したところ、mid1Eでかすれている。年月で喉が変わっていなければ、よほど気合いを入れなければmid1E~hihiD#あたりが適性音域になるということになる。気付いただろうか。そう、この時点で既に星街すいせいのオリジナル曲とカバー曲のいくつかは『出すのがキツい音域』に踏み込んでしまっているのだ。ミリオン達成を見守る会で「高すぎて2音落としてもらった」と言っていた二周年記念3rdオリジナルソング『NEXT COLOR PLANET』の原曲はいかほどに難しい歌だったのか、想像もつかない。しかしホロライブは元より困難に挑むVtuberをリスナーが応援するという形で成立するコンテンツを提供する場。星街すいせいを応援するという点においては、喉を心配しつつも、むしろ出し難い音域に挑戦している星街すいせいの努力を応援するべきなのではないだろうか。そのために星街すいせいがその域の声を出すためにしている『見えない努力』を理解すべく、声の幅というものを理解するべきなのでは、と私は思う

不知火フレア。ホロライブ三期生。常識的で落ち着いた大人の女性と、子供っぽくふざける意外な一面を見せる大人の女性の二面性を持ち、一貫して理知的な女性して人間関係の折衝をする潤滑油や集団を牽引する実質的なリーダーとしてのポジションをこなす。個人の人気も高いが、その真価は慕われる人格から来る多くのチームへの所属と、所属チームの魅力を増大化させる不思議な振る舞いにある。お姉さん組(不知火フレア・宝鐘マリン・白銀ノエル)、バカタレサーカス(不知火フレア・白上フブキ・角巻わため・尾丸ポルカ)、karASHi組(不知火フレア・赤井はあと・星街すいせい)、ホロALICE(不知火フレア・ときのそら・星街すいせい・宝鐘マリン・天音かなた)、不知火建設(不知火フレア・尾丸ポルカ・さくらみこ・星街すいせい・白銀ノエル)などの人気が高い組み合わせをかなり高い打率で次々結成している。野球で言えば替えの利かない名将・名監督か

さくらみこ・星街すいせいのコンビ名称。miComet。さくらみこが天然ボケをかまし、星街すいせいがクールで切れ味のいいツッコミをかます。星街すいせいが意識的にふざけ、さくらみこが勢いとパワーのあるツッコミをかます。これだけで無限に掛け合いを回せるVtuber界隈最良のコンビ相性に数えられるものの1つ。巨乳のさくらみこ、貧乳の星街すいせい。暖かなピンクのさくらみこ、清涼な青の星街すいせい。3人姉弟の長女のさくらみこ、2人姉妹の妹の星街すいせい。感覚派のさくらみこ、理論派の星街すいせい。皆ができることもできないが頑張ってできるようになるからこそ応援されるさくらみこ、皆ができないことをさらりとこなすため尊敬される星街すいせい。常に挑戦する側のさくらみこ、ゲームでも歌でも常に挑戦される側の星街すいせい。個性が正反対に近い2人ながら、会話のテンポ、基本のノリ、考え方の根底、何が良くて何が嫌かの基準点などにおいて、共通点や受け入れられる事柄が多く、極めて人気の高い親友コンビである。その仲の良さは、深夜配信で何時間もだらだらと話していても一向に話題が尽きる気配が感じられないほど

星街すいせい。ホロライブ0期生。抜群の歌唱力と非凡なキャラクター性の両輪で走る、現代の『強い』Vtuberの理想形の1つ。人の心を打つ歌姫としての星街すいせい、人をからかい友達をいじって飄々としつつも人生が楽しそうな星街すいせい、どちらも絶対的な人気を誇るコンテンツである。配信者としても歌手としても活動できるのであれば、相互に知名度と実績と経験が引き立て合うため、負担が大きいことを考えなければ理想的である。星街すいせいの声の幅は広く、その広さの中でくっきりとした歌い分けが行われており、激しさも、深さも、濃さも、果ては強さまで歌で表現できているように聴き受けられる。2019年8月5日のマシュマロ回答には星街すいせい本人が最高音域をhihiD#まで出せるとの回答がある。歌枠の歌をサンプリングして研究したところ、mid1Eでかすれている。年月で喉が変わっていなければ、よほど気合いを入れなければmid1E~hihiD#あたりが適性音域になるということになる。気付いただろうか。そう、この時点で既に星街すいせいのオリジナル曲とカバー曲のいくつかは『出すのがキツい音域』に踏み込んでしまっているのだ。ミリオン達成を見守る会で「高すぎて2音落としてもらった」と言っていた二周年記念3rdオリジナルソング『NEXT COLOR PLANET』の原曲はいかほどに難しい歌だったのか、想像もつかない。しかしホロライブは元より困難に挑むVtuberをリスナーが応援するという形で成立するコンテンツを提供する場。星街すいせいを応援するという点においては、喉を心配しつつも、むしろ出し難い音域に挑戦している星街すいせいの努力を応援するべきなのではないだろうか。そのために星街すいせいがその域の声を出すためにしている『見えない努力』を理解すべく、声の幅というものを理解するべきなのでは、と私は思う

戌亥とこ。さんばか。歌声ハイパーつよつよケルベロス。にじさんじを代表する歌姫の1人にして、古き良き給仕の服を身に纏うケルベロスの獣人。ソロの強さを見せつける『地獄屋八丁荒らし』、打って変わって複数人の歌声を力強く牽引する『一度だけの恋なら』、同じ歌を歌っている人が多いがためにことさら本人のレベルが分かりやすい『フォニイ』、そして伝説の1400万再生超えの『RE:I AM』など、歌における必殺技を多く持つ。どこか余裕とゆったりさを感じる独特の会話テンポと、そのテンポを他人のテンポに合わせて会話を成立させる調整力、キレのある発言によって、他Vtuberが相手だろうとリスナーが相手だろうと、会話によって抜群の存在感を発揮する。どこか漫画の京都人ヒロインを思わせる個性が魅力

リゼ・ヘルエスタ。さんばか。ヘルエスタ王国第二皇女という設定のお姫様Vtuber。典型的な、かつ理想的な「この人基本的には真面目で良識的で常識も備わってるんだけどなんか時々変なことするのがめちゃくちゃ面白いんだよな……」タイプの美人キャラであり、自称陰キャだがリスナーからは「たまにボーボボのビュティ」と正反対の評価をされることも多い。普段とことんいい人ながらも不器用なお姫様が、定期的かつ無自覚に面白い発言や奇行をすることで、リスナーに爆笑や見守る微笑みを誘発させるタイプの配信者。フレン・E・ルスタリオに並ぶ雨女であり、どちらか片方が外出すると降雨確率10%でも雨が降る

猫又おかゆ。ホロライブゲーマーズ。Vtuber界隈でもトップクラスの魔性。誰も不快にさせず誰からも好かれる令和の峰不二子。コミュニケーションの基本が全肯定、相手を気持ちよくさせる驚きのリアクション、頑張った人間に対する褒めのため、関わると無限に心地良くなってしまいズブズブと猫又おかゆに依存してしまうことが多い。事務所内外のVtuber、リスナーや果てはVtuber担当絵師までもがどっぷりと猫又おかゆに嵌まり込んでおり、他人に好かれる言動に極めて優れながらも、猫又おかゆを追いかけると飄々としてかわすタイプの女。肯定に飢えているコミュ障系、他人の包容力を求めるメンタル不安定系、適当に生きている年下を放っておけず面倒を見てしまうちゃんとした大人などに特に深く刺さる。他ホロライブメンバーからの評価を聞くと、スバルが「夜!」、ミオが「罪です」、ころねが「女」、あくあは「あてぃしのこと一番好きって言ってくれたから」、シオンは「結婚したい」、あやめが「皆が言わないようなことで本当にこまめに褒めてくれる」、ぺこらが「絶対庇ってくれるって信頼感がヤバい」、トワが「一番って言われた時マジ照れた」、キアラが「『なんでそんなモテるんですか』って聞いたら『僕を好きになってくれる子がたまたま周りに居ただけだよ』と答えるあの人すごくないですか」、マリンが「船長が好きな女、全員おかゆのこと好きなんですけどぉ! 船長も好きです♥」というラインナップが初手で並ぶ

戌神ころね。ホロライブゲーマーズ。Vtuberの世界に存在する『変わり者は人気者』という成功の法則の体現者筆頭。会話のリズム、言葉のチョイス、咄嗟の判断、普通だと思ってする行動、全てが普通の人からすれば信じられないものばかりである。普通の強靭と違うのは、その上で戌神ころねは自分なりに周りにちゃんを気を使っているため、変人特有の行動で他人を不快にさせることが一切なく、変人ゆえの行動や思考が全て愛嬌・愛らしさに転換される人類のバグのような存在。普通声やアバターが幼いVtuberがそこから転じて無邪気扱いされることはあるが、戌神ころねは言動や振る舞いが無邪気なために、実態以上に声や容姿が幼く受け取られ、設定以上に幼女じみたファンアートが描かれることが多い

赤見かるび。2021年からの個人勢Vtuber。友人を大切にする自己中、人付き合いを割と上手くやる無法者。下ネタ全開、発言は自重せず、トラブルを恐れずガンガン行くスタイルがインターネットの口さがない層に強烈に支持される。『いい子なVtuber』がどうしても肌に合わないリスナー層を引き寄せてあり、こうしたスタイルのVtuberも広い需要を埋める上で重要である、という知見を与えてくれる愉快な愉快な配信者。無闇に謝ると謝罪の価値が下がるのでめったに謝りたくないと言う少女を好きになれるかどうかで、そのリスナーからの評価が変わる女性

さくらみこ・星街すいせいのコンビ名称。miComet。さくらみこが天然ボケをかまし、星街すいせいがクールで切れ味のいいツッコミをかます。星街すいせいが意識的にふざけ、さくらみこが勢いとパワーのあるツッコミをかます。これだけで無限に掛け合いを回せるVtuber界隈最良のコンビ相性に数えられるものの1つ。巨乳のさくらみこ、貧乳の星街すいせい。暖かなピンクのさくらみこ、清涼な青の星街すいせい。3人姉弟の長女のさくらみこ、2人姉妹の妹の星街すいせい。感覚派のさくらみこ、理論派の星街すいせい。皆ができることもできないが頑張ってできるようになるからこそ応援されるさくらみこ、皆ができないことをさらりとこなすため尊敬される星街すいせい。常に挑戦する側のさくらみこ、ゲームでも歌でも常に挑戦される側の星街すいせい。個性が正反対に近い2人ながら、会話のテンポ、基本のノリ、考え方の根底、何が良くて何が嫌かの基準点などにおいて、共通点や受け入れられる事柄が多く、極めて人気の高い親友コンビである。その仲の良さは、深夜配信で何時間もだらだらと話していても一向に話題が尽きる気配が感じられないほど

壱百満天原サロメ。本当のお嬢様に憧れる一般人系Vtuber。鮮烈なキャラと噛み合うエセお嬢様キャラと面白さの塊のような在り方が持ち味。伝説的なスタートダッシュ、バズに次ぐバズにより、デビューからしばらくは娯楽界隈全体で見てもトップクラスの話題性を誇った。登録者数100万人到達者。『現代においてはVtuberは何かが嵌まれば一瞬でリアルタイムリスナー0から10万人近くまで行く』という、現環境の恐ろしさを象徴するような配信の怪物。近年は高音ですわリアクション芸以外の手札も増やし、テクニカルな配信者になりつつある

湊あくあ。ホロライブ二期生。自他共認める陰キャ、陰キャの中の陰キャ。ホロライブ内部で一番の陰キャ扱いされるのみならず、にじさんじの鷹宮リオンにまで「あれに勝る陰キャなし」と言われる界隈最大手の陰キャ。予約を入れた店の店員と会話できず、皆で打ち上げに行っても注文できず、仲が良いわけではない同僚とは何年経っても普通に話せず、何故かゲームの中ですら人が見えると特に意味もなく物陰に隠れ、オープンチャットで自分以外に向けられたチャットに返答しようとして勘違いだったことに気付いて呼吸が荒くなり、コラボした同僚の前でも挙動不審になり、複数のVtuberがドアの周りでうろうろしてチラチラ中を覗く湊あくあを目撃しているほど。しかし数え切れないほどの欠点を持ちつつも、湊あくあの配信を見た者の多くが「いやあくたんはそこがいいんだよ」「そこが可愛い」という意見に着陸する魔法使いのような配信者でもある。「キリトになりたい」と公言する異常者だが、キリトになりたい異常者の中でも唯一無二の「キリトみてえに強い」と言われた実力の伴った陰キャ。ノッている時はVtuber最協決定戦のメンツに混ざっても平然とキル数ランキング1位平均キル数ランキング1位平均ダメージランキング1位を1人で獲っていく。才能があるのに積極的に大会に挑戦していかないのは可愛らしい陰キャの引きこもり気性ゆえか。

紫咲シオン。ホロライブ二期生。Vtuber界隈に稀に発生する希少強種『ガキ』族。この種族に嵌まり込んだリスナーは配信者を自分の妹か愛娘か可愛い姪のように扱い始め、一生抜け出せなくなってしまうという……紫咲シオンの雑談切り抜きを何本か見て肌に合ったら、もう貴方は手遅れかもしれません

猫又おかゆ。ホロライブゲーマーズ。Vtuber界隈でもトップクラスの魔性。誰も不快にさせず誰からも好かれる令和の峰不二子。コミュニケーションの基本が全肯定、相手を気持ちよくさせる驚きのリアクション、頑張った人間に対する褒めのため、関わると無限に心地良くなってしまいズブズブと猫又おかゆに依存してしまうことが多い。事務所内外のVtuber、リスナーや果てはVtuber担当絵師までもがどっぷりと猫又おかゆに嵌まり込んでおり、他人に好かれる言動に極めて優れながらも、猫又おかゆを追いかけると飄々としてかわすタイプの女。肯定に飢えているコミュ障系、他人の包容力を求めるメンタル不安定系、適当に生きている年下を放っておけず面倒を見てしまうちゃんとした大人などに特に深く刺さる。他ホロライブメンバーからの評価を聞くと、スバルが「夜!」、ミオが「罪です」、ころねが「女」、あくあは「あてぃしのこと一番好きって言ってくれたから」、シオンは「結婚したい」、あやめが「皆が言わないようなことで本当にこまめに褒めてくれる」、ぺこらが「絶対庇ってくれるって信頼感がヤバい」、トワが「一番って言われた時マジ照れた」、キアラが「『なんでそんなモテるんですか』って聞いたら『僕を好きになってくれる子がたまたま周りに居ただけだよ』と答えるあの人すごくないですか」、マリンが「船長が好きな女、全員おかゆのこと好きなんですけどぉ! 船長も好きです♥」というラインナップが初手で並ぶ

角巻わため。ホロライブ四期生、羊獣人の吟遊詩人Vtuber。声・語調・性格・言葉選び・雰囲気・生き方全てにおいてとにかくゆるく、ゆっくりとしていて、優しく心地良いという綿毛の擬人化のような配信者。どんなに心が脆い人間でも角巻わための配信で傷つくことはまずないだろうと思えるほどの癒やし系羊。深夜長時間配信を主とし、他のVtuberの配信を見終わった人、深夜しかVtuberを見る時間がない人、時差がある海外の人に楽しい時間をお届けしている。ガッツも上昇志向もある。しかし本人の個性に負けて癒やし系の印象が変わらない。怒ったり叱ったりすることもある。しかし本人の個性に負けて全く怖くないため癒やし系の印象が変わらない。やる気はいつも満々で戦うゲームもちゃんとやる。しかし本人の個性に負けて優しい印象とまったりとした癒やし系の印象しか残らない。無害無毒の魅力の極地、暖かさと柔らかさの魅力の極地と言えるVtuberの1人

大空スバル。ホロライブ二期生、後輩人間Vtuber。編集部内「後輩か同級生に欲しかったVtuber」投票一位。極めて高いコミュ力、トーク力、リアクション力によって、ありとあらゆるコンテンツの旨味を爆増させる非現実的万能調味料のようなVtuber。陽の中の陽。「何の知識もない状態から繰り出すありのままのアニメやゲームの感想だけでスパチャで家が立つ女」とも言えるタイプ

兎田ぺこら。ホロライブ三期生、兎獣人Vtuber。炎鏡先生曰く「高橋留美子作品の主人公になった涼宮ハルヒみたいな女性」。黎明期後のVtuberの象徴的存在であり、ゲームプレイ・アニメ実況・雑談トーク・電波ソング歌唱・他Vtuberとコラボした時の掛け合いの爆発力など、全てが高水準でまとまった界隈の顔とも言える存在の1人。課金メンバーシップで印象が変わるという噂

大空スバル。ホロライブ二期生、後輩人間Vtuber。編集部内「後輩か同級生に欲しかったVtuber」投票一位。極めて高いコミュ力、トーク力、リアクション力によって、ありとあらゆるコンテンツの旨味を爆増させる非現実的万能調味料のようなVtuber。陽の中の陽。「何の知識もない状態から繰り出すありのままのアニメやゲームの感想だけでスパチャで家が立つ女」とも言えるタイプ

角巻わため。ホロライブ四期生、羊獣人の吟遊詩人Vtuber。声・語調・性格・言葉選び・雰囲気・生き方全てにおいてとにかくゆるく、ゆっくりとしていて、優しく心地良いという綿毛の擬人化のような配信者。どんなに心が脆い人間でも角巻わための配信で傷つくことはまずないだろうと思えるほどの癒やし系羊。深夜長時間配信を主とし、他のVtuberの配信を見終わった人、深夜しかVtuberを見る時間がない人、時差がある海外の人に楽しい時間をお届けしている。ガッツも上昇志向もある。しかし本人の個性に負けて癒やし系の印象が変わらない。怒ったり叱ったりすることもある。しかし本人の個性に負けて全く怖くないため癒やし系の印象が変わらない。やる気はいつも満々で戦うゲームもちゃんとやる。しかし本人の個性に負けて優しい印象とまったりとした癒やし系の印象しか残らない。無害無毒の魅力の極地、暖かさと柔らかさの魅力の極地と言えるVtuberの1人

桃鈴ねね。ホロライブ五期生、異世界の異星から来た異世界人Vtuber。元気な末っ子気質と男子小学生気質を併せ持ち、天才肌に見える天衣無縫さと相反しほとんどのジャンルですぐにはこなせない不器用さを見せるが、コツコツとした努力でじっくりと成長していくタイプのVtuber。反面絵や歌、アーティスティックな分野では非凡な才能を見せる。コラボや切り抜きでしか見ていないリスナーと、本配信まで追っているリスナーの間で評価が離れているVtuber筆頭。切り抜きなどで部分的に見ていると極めて明るく、陽キャの象徴のようなVtuberであり、見ていて目を灼かれそうになる明るさが印象に残るが、本配信ではそこそこの頻度で弱音・自虐・不安を吐き出し、吐き出した直後に努めて表情と声色を明るくして取り繕うことが散見されるため、自分の弱さを誤魔化すために明るい笑顔や明るい振る舞いを選んでいることが分かる。『周りに何の悩みも無い明るい女の子として見られようと努力している女の子』カテゴリーの配信者であり、そこに強烈に惹かれるリスナーを固定層として獲得している

さくらみこ・星街すいせいのコンビ名称。miComet。さくらみこが天然ボケをかまし、星街すいせいがクールで切れ味のいいツッコミをかます。星街すいせいが意識的にふざけ、さくらみこが勢いとパワーのあるツッコミをかます。これだけで無限に掛け合いを回せるVtuber界隈最良のコンビ相性に数えられるものの1つ。巨乳のさくらみこ、貧乳の星街すいせい。暖かなピンクのさくらみこ、清涼な青の星街すいせい。3人姉弟の長女のさくらみこ、2人姉妹の妹の星街すいせい。感覚派のさくらみこ、理論派の星街すいせい。皆ができることもできないが頑張ってできるようになるからこそ応援されるさくらみこ、皆ができないことをさらりとこなすため尊敬される星街すいせい。常に挑戦する側のさくらみこ、ゲームでも歌でも常に挑戦される側の星街すいせい。個性が正反対に近い2人ながら、会話のテンポ、基本のノリ、考え方の根底、何が良くて何が嫌かの基準点などにおいて、共通点や受け入れられる事柄が多く、極めて人気の高い親友コンビである。その仲の良さは、深夜配信で何時間もだらだらと話していても一向に話題が尽きる気配が感じられないほど

赤井はあと。ホロライブ一期生。一般的にはホロライブ有数の狂人であり、何をするか分からないサイコパスの少女として認知されている。が、ファンの間では判断が分かれる人物でもある。電脳少女シロから始まったサイコパスムーブブームはVtuber全体にふわりと広がっていたキャラロールであり、これを安易にその人の本来の人格と定義するのは危険であるからだ。『サイコパスVtuberは面白い』という一時的な流行があったことは留意しておかなければならない。そもそもサイコパスムーブをやっていたVtuberの大半は途中でやめてしまったし、赤井はあともデビューしてからしばらくしてから二重人格設定を生やしてサイコパスムーブをし、それも鳴りを潜めるという経緯を経ている。筆者は赤井はあとを非常に真面目で空気が読めて、自分の方向性ややってしまった事に思い悩む、無邪気ながらも仲間思いで理知的な女性であると定義している。自分が必ずしも正しいと思っていないが、1人のリスナーとしてこれが間違っていても構わないと思う

猫又おかゆ。ホロライブゲーマーズ。Vtuber界隈でもトップクラスの魔性。誰も不快にさせず誰からも好かれる令和の峰不二子。コミュニケーションの基本が全肯定、相手を気持ちよくさせる驚きのリアクション、頑張った人間に対する褒めのため、関わると無限に心地良くなってしまいズブズブと猫又おかゆに依存してしまうことが多い。事務所内外のVtuber、リスナーや果てはVtuber担当絵師までもがどっぷりと猫又おかゆに嵌まり込んでおり、他人に好かれる言動に極めて優れながらも、猫又おかゆを追いかけると飄々としてかわすタイプの女。肯定に飢えているコミュ障系、他人の包容力を求めるメンタル不安定系、適当に生きている年下を放っておけず面倒を見てしまうちゃんとした大人などに特に深く刺さる。他ホロライブメンバーからの評価を聞くと、スバルが「夜!」、ミオが「罪です」、ころねが「女」、あくあは「あてぃしのこと一番好きって言ってくれたから」、シオンは「結婚したい」、あやめが「皆が言わないようなことで本当にこまめに褒めてくれる」、ぺこらが「絶対庇ってくれるって信頼感がヤバい」、トワが「一番って言われた時マジ照れた」、キアラが「『なんでそんなモテるんですか』って聞いたら『僕を好きになってくれる子がたまたま周りに居ただけだよ』と答えるあの人すごくないですか」、マリンが「船長が好きな女、全員おかゆのこと好きなんですけどぉ! 船長も好きです♥」というラインナップが初手で並ぶ

宝鐘マリン。ホロライブ三期生。「Vtuberで一番トークが上手いのは誰?」という話題になると必ず名前が出るほどのトーク強者。「面白くないこと言った家族は無視していい」という家庭に生まれ、面白いことを言えないと家族との会話すら叶わないという地獄が生み出したモンスターの中のモンスター。「言ってることが面白い」「こっちが言ったことに面白い返答返してくるのが面白い」という2つの個性だけで天下を取れるだけの振る舞いを見せつける。リスナーコメントとのレスポンスが非常識なほどにコンテンツとして強いが、近年は学生時代に作っていた黒歴史ゲームのCVにプロの声優達が名乗りを上げるなど、常にどこからでも面白いコンテンツを生やせる『マリンコンテンツの面白さの最低保障』と言うべき無法さを持つ

白銀ノエル。ホロライブ三期生。柔軟でまったりとした雑談やゲームプレイ、この地上で並ぶ者があるかどうか分からないレベルの音痴、その音痴を克服しようとする人一倍の努力、そして何よりリアルでLカップの胸部という強烈な個性を保有する。下手にリアル基準の大きさで3Dモデルを作ると昔の技術では胸の物理演算ができない恐れがあると語られた傑物であり、怪物を超えた怪物。だが真の個性はその爆乳ではなく、乳の話しかしない他人や、罪悪感なくセクハラをしてくる他人、あるいは無神経なリスナーのコメントを全て受け止め、柔らかく対応できる人並み外れた寛容さと優しさにある。優しいVtuber、許してくれるVtuberを求めている人に全力でオススメできる

姫森ルーナ。ホロライブ四期生。お菓子の国のお姫様。お菓子作りや手芸や小物作りなどの女性的趣味を多様にこなし、特にピアノはアマチュア最高位の腕前であったにも関わらず、配信者活動中に更に腕を上げている。そのため音楽業界からはコラボに引っ張りだこであり、お菓子のお姫様というよりはピアノのお姫様として認知されつつある。さくらみこに同類と見られ懐かれる赤ちゃん声、特徴的な口癖と舌っ足らずな語りが特徴的であるが、手先の器用さが小物作りにもゲーム操作にも活かされ、『単純作業を速くこなすための練習をする根気』とは異なる『複雑な作業を速く正確にこなすための練習をする根気』によって高い難易度の手芸も高難易度ゲームも等しく華麗にこなすという、表面上のキャラクターからは想像もできない求道者タイプのVtuber。姫森ルーナのファン『ルーナイト』が極まった連携や技能を披露することが度々あるためか、姫森ルーナのファンのファンが増える、という窮まった構図が発生しやすいことも特徴であり、大抵のVtuberより登録者数が多い(24.2万人)ホロライブ専門切り抜き師の『なめたけ』、月間エレクトーン掲載の『ルーナイトの楽器挑戦記』などが知られている

雪花ラミィ。ホロライブ五期生、辺境の氷雪の里ユニーリア出身のハーフエルフVtuber。雪女の類ではないが、外部ゲームコラボ時のみ突然氷系魔法を使い始める。Vtuberでもトップクラスの酒芸、そしてメリハリと面白さを伴うトーク力を持ち、ただ喋っているだけで無限にコンテンツを生成する。そのためか、最近は雑談枠配信が多く、それで多くのリスナーを集めている。トークの達人・宝鐘マリンの元リスナーであり、その情報を知らないリスナーが見ても一目瞭然なほどに影響が強い。関西弁(正確には笑いを取るための猛虎弁が変形したネット弁?)を巧みに回すトークで、常時語録が増えていくギャグVtuber。初期は現実の雪花ラミィのガチガチお嬢様な生まれと育ちを反映してかお嬢様系のガチガチ清楚Vtuberとしてやっていこうとしていたフシがあるため、そのギャップで『清楚ではない』と認定されることも多い。しかし、育ちの良さゆえか悪口・エロネタ・下ネタには踏み込まず、行儀の悪いネットスラングもほぼ使わず、常に品性の芯が残るトークをするため、「面白い人を見たいけど下品なトークは見たくない」といった贅沢な人でも安心して見れるトークを展開する唯一無二の個性を持つ。『宝鐘マリンの猛虎弁やネットスラングを面白いと思った知識豊富なお嬢様Vtuber』というカテゴライズがおそらく正しい。極めて強いギャグ系の個性が目立つため大して追っていないリスナーからはギャグ女扱いされ「ラミィ」と呼ばれ、本気で追っているリスナーからはガチ恋やお嬢様扱いされ「ラミィちゃん」と呼ばれる、周囲からの評価が極端な配信者。伝統芸能・お嬢様趣味・家事の大半を多芸にこなす高い教養、強い牽引力、高いコミュ力、常識的な思考、周囲から一目置かれる良識から、面白女という評価に相反して集団のまとめ役として機能することが多い

尾丸ポルカ。ホロライブ五期生、フェネック獣人のサーカス団Vtuber。人格面・会話面に高い柔軟性を持ち、ほぼ全ての人間に対し個別に接する際のキャラ付けを細かに変え、自分側のノリを調整することで相手の良さを引き出しつつ、自分の面白さも印象付けるカメレオン女優型Vtuber。彼女と絡むと雪花ラミィは切れ味の良いツッコミを発揮し、さくらみこはポンコツ的愛らしさを引き出され、やや対人関係が苦手な姫森ルーナもするするとトークを引き出されてしまう

葛葉。ホロライブゲーマーズ3期生。にじさんじを代表する人気男性Vtuberの1人。キズナアイと四人の女性Vtuber(欺瞞)によるバーチャルYouTuber四天王が始めた女性主体のVtuberの流れに、男性Vtuberによる女性リスナーの支持層獲得という流れを加え、Vtuberの一般化を進めた男性Vtuberの一角。Vtuber界隈で人気のイキリ芸から痛い目を見る流れやヘタレ芸への連携、いじりいじられの軽快なトーク、反射的な発言であるのに噛み合せ方が神がかった掛け合いなどが特徴。加えて『上手い』というよりは『強い』ゲームプレイヤーであり、配信者としては『生意気気味だけど面白いあんちゃんがちゃんと強くてかっこよく勝つ』という少年漫画的需要を満たすことができている、若い層や女性層からの人気を妥当に勝ち取るVtuber




架空原作杯は7月22日23:59で終わりなのでこれも此処で終わりです。ミチミチに詰まった作品を読んでいただきありがとうございました

また架空原作語りの機会があったら似たようなことするかもです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。