【完結】苺プロで働くしがない普通の事務員なのですが仕事に復帰したら某トップアイドルに「お母さんっ!!」と抱きつかれました   作:SUN'S

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続・いつの間にか星野アクアは増えて「なにこれウケるね」と星野アイは楽しそうに笑う。私のお兄ちゃんは多次元世界でもスケコマシだったらしい

私は星野ルビー、アイドル見習いです。

 

「………星野アクア、15歳。家族は妹のルビー、養母はミヤコさん、母さんは殺された。今は役者しながら犯人を探してる…」

 

ウ~ン、思ったよりエグかった。

 

どうしようとママを見ると「そっかあ、そっちだとママと再会できなくて死んじゃうのかあ……」と呟き、やさぐれお兄ちゃんのことを悲しそうに見つめて、そっと抱き締めた。

 

えっ、ずるい、私もハグしたい。

 

そんなことを考えているとサディスティックお兄ちゃんが「今はやめとけ。それくらいわかるだろ?」と言いながら私を腕の中に押さえ込んで優しく逃げられないようにに抱き締めてくれた。も、もぉっ、お兄ちゃんったらしょうがないなあ♥♥♥

 

「ところで、アクアに聞きたいんだけど。犯人の目星ってついてるの?」

 

「……たぶん、俺達の父親だと思う」

 

「「「うえっ!?」」」

 

いや、それはないんじゃない?なんて思いながら二人のお兄ちゃんと一緒に驚いてしまった。おばあちゃんとママは「なんだか有り得そうだ」と呆れてるけど、あのヒカルがそんなことするの?

 

「ま、待ってくれ!俺達の父親は農家で野菜を作ってる好青年だぞ!?どうして、そんな殺人の犯人みたいに扱われてるんだよ!」

 

「いや、こっちが知りてえよ。うちなんか蹴られるためならセクハラだろうがアホみたいなことだろうが平然とやってのける変態ゴミカスクソムシ野郎で、母さんやルビーに蹴られるのを至福とする化け物だからな?」

 

「うそだろ、まじかよ…」

 

「三人とも落ち着きなさい。おそらく世界は違えど貴方達の父親は『カミキヒカル』というのは合っているし、彼が好青年で変態でゴミカス野郎なのは紛れもない事実よ」

 

おばあちゃん、ヒカルの事が嫌いなのかな?

 

そんなことを思っているとリビングのドアが開いてヒカルが入ってきた。いつものように『星野アイは僕の嫁!』という世界中のファンにケンカを売っているシャツを着ている。

 

「こいつが、俺達の父親……!」

 

「アクアが三人もいる?………よし、とりあえず僕を罵倒するなり蹴るなりしてくれ。そうすれば誰が僕の息子なのかがるうぅぅぅぅ!!!?」

 

あっ、やばい。

 

いつものように欲望に忠実すぎるヒカルのことを蹴っちゃった。お兄ちゃんは「よくやった、偉いぞ」と褒めてくれるけど。二人のお兄ちゃんは唖然としている。あうぅ、はずかしいよぉ…!

 

「ウェヒヒヒヒッ♥や、やっぱり、僕とアイさんのの娘は最高だあ♥♥ど、どてっぱらにっ、えげつないけりがきたよっ♥♥♥」

 

「こんなのに母さんはッッ」

 

そう言って悔しそうにお兄ちゃんが顔を歪めたその時だった。またしてもブラックホールが現れたかと思えば二人を呑み込んだのだ。

 

いや、マジの異世界にいるお兄ちゃんはでっかい手と無数の手に連れていかれていた。なんだか、とってもかわいそうだった。

 

 




〈星野アクア〉

原作軸産。

復讐するために役者をやっている。破滅的な女性関係で生きている平行世界の自分にショックを受けたり、アイが生きていたりと精神的ダメージを受けたりと不憫すぎる青年だ。また、ルビーやあかね、かな、MEMちょには気を付けようと静かに決意する。

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