【完結】苺プロで働くしがない普通の事務員なのですが仕事に復帰したら某トップアイドルに「お母さんっ!!」と抱きつかれました 作:SUN'S
僕の楽しい高校生活と愛しの先輩ちゃん
僕は星野アクア、今日で高校一年生だ。
当然のごとく母さんと父さんの母校である陽東高校に進学している。まあ、それだけじゃなくて有馬かなもいるというのもポイントだ。タイムリミットは約一年だけ、その一年間でかなを確実に落とす。
ルビーは「アイドルデビューできる!」と張り切っている。まあ、かなとMEMちょ達もいるから同世代で抜きん出た存在であるのは確かだ。
とはいえ。そうやって褒めるのは母さんと父さんの役目だ。少なくとも僕が褒めるとルビーは安心しきってレッスンをだらけるかもしれない。
「待ってたわよ、アクア!ルビー!」
「あ、かなちゃん先輩だ」
「おはよう、かな」
「えぇ、おはよう!………いや、そうじゃなくて二人とも案内役は必要でしょう?だから迎えに来てあげたんだから感謝すること!」
かなはフンスと胸を張って威張る。そういうところが可愛いってことを自覚しないから僕みたいな厄介なやつに好かれるんだよ。
「かなちゃん先輩、ありがとう!」
「フフン、当然でしょう!」
そう言って校門前でドヤッているかなを見つめる。何度か事務所で彼女の制服姿は見たことあるけど。なんだか新鮮味がすごい。
あとドヤ顔がかわいい。
「アクア、ありがとうは?」
「ああ、好きだよかな」
「そ、そういうのはっっ、いいからっ…!」
ぷいっとかなは顔を反らす。
うん、ほんとにかわいい反応ばかりだ。
ただ、ちょっとルビーの視線が痛いくらい突き刺さってるけど。あとでちゃんと褒めるから「ヒカルとおんなじように蹴れば直るかな?」とか恐ろしいことを言わないでくれ。
「ルビー、唐変木は置いていくわよ!」
「お兄ちゃん、とーへんぼくだってさ」
「ああ、お仕置き確定だ」
僕がそう言うと「ひぅっ」なんて可愛らしい悲鳴をあげ、いつものツンツンしてますと言わんばかりだった顔が真っ赤に染まる。
いったい、なにを想像したのやら。
「ところで、お兄ちゃん」
「ん。どうした」
「あと一年で
「ルビーは
「う、うん…♥」
…………………いや、僕はなにやってるんだ?
ルビーは妹だろう。そんな口説き文句を言ったりするのはダメなはずだ。ルビーはしっかりと
そんなことを思っているとルビーが小さな声で「お兄ちゃんとせんせの二人を好きって言ったらなにされちゃうんだろ、えへへっ♥」や「そんな、だめだよ、お兄ちゃん♥私にはせんせぇが♥」等と呟いているのが聞こえた。
ウン、やっぱり
〈有馬かな攻略作戦〉
星野アクアの作戦。
愛しの有馬かなを在学中に落とす。そのために練り上げている作戦だが、星野ルビーによって妨害される可能性もあるので中々進展していない。しかし、持ち前のSっぷりで二人を翻弄する。