【完結】苺プロで働くしがない普通の事務員なのですが仕事に復帰したら某トップアイドルに「お母さんっ!!」と抱きつかれました 作:SUN'S
ちょっとだけ実家に帰っていたので、投稿が遅れてしまいました。子供ってホントにアグレッシブすぎて、腰やお腹やらが痛いね。なんなんだろうね、あの亜空間タックルみたいなの?
私は
せんせは仕事ばかりで私に構ってくれない。お嫁さんって思ってたより暇なのかな?なんて考えながらB小町のアイちゃんをテレビで見る。
もうちょっと早くに病気が治ってれば私もアイドルになれたのかな?と思っているとせんせがドアを開ける音が聴こえてきた。私を心配してくれて、なん十個と鍵を掛けているせんせの愛の大きさに私は嬉しいのに照れくさかったりする。
「ただいま、
「
ギュウゥゥゥッと私を抱き締めて優しく頭を撫でてくれるせんせを抱き締め返す。せんせの心臓の音、いつも聞いてるからすごく安心する。好き、好き、大好き、私を愛してくれるのはせんせだけ。
せんせがご飯を作っているときは私も手伝ってあげたりするけど。やっぱり包丁やハサミなんかは触らせてもらえない。すごく大切にしてもらえるのは嬉しいけど、私もせんせになにか作ってあげたい。
………あれ、おかしいな?
ちょっと前まで私がアクアに。
あ、あれ、アクア?アクアってだれだっけ。
…まあ、いいや。それよりもどうやったらせんせに私の愛妻っぽい手料理を作ることができるかだ。少なくとも闘病生活の長かった私に料理のやり方は分からないし、せんせに手取り足取り教えてもらうのも吝かではないけれども。
「
「あ、うん!」
トタトタと転ばないようにゆっくりと歩きながらせんせのいるキッチンに向かう。せんせが作ってくれるのは私の身体を気遣ってくれた薬膳料理を中心なのだ。私ってばめちゃくちゃに愛されてる!
せんせの愛の大きさ。私だけに与えられる幸せ。どうにかして、せんせに私の感謝と愛と幸せをお返ししてあげたいけど。どうやってお返しすればいいのかな?や、やっぱり、赤ちゃんかな!?
そんなことを考えてしまったせいで、せんせの作ってくれた料理も味わう暇もなく完食しちゃった。せんせは「いい食べっぷりだったよ」と笑う。
よし、こうなったら言うしかない。
「
「ああ、俺もだよ。君が生きてくれているだけで僕は幸せだよ、ありがとう」
「えへへっ、じゃあ、いっしょだね!」
「うん。一緒だ、ずうっとね」
私はそう言ってせんせに抱きつく。温かくて安心する匂い。私は幸せだよ、せんせ。だから、そんな悲しそうに笑わないで、私がずっと、ずうっと、ずうぅーーーっと一緒にいてあげるから。
〈ひび割れた紅玉の夢〉
BAD END -2-
星野ルビーは壊れてしまった。だから彼女は記憶を改竄して、自分はまだ『天童寺さりな』だと思い込んでいる。それは都合の良すぎる夢、星野アクアもまた同じように『雨宮吾郎』を演じることで彼女の心の安定と平穏な幸せを願っている。