【完結】苺プロで働くしがない普通の事務員なのですが仕事に復帰したら某トップアイドルに「お母さんっ!!」と抱きつかれました   作:SUN'S

42 / 52
ルビーちゃん編、おわりです!!


ルビー「推しの子に生まれ変わったら愛しの人がお兄ちゃんだったけど、どんな障害もアイさえあれば問題ないよね!」

私は星野ルビー、アイドルです!

 

前世から大好きだった人にフラれちゃったけど。私はめげたり、くよくよしたりなんてしない!私は世界最高のアイドルの娘で、ずうっと側にいてくれた大好きなお兄ちゃんの妹だから!

 

「ルビー、行くわよ」

 

「遅れちゃうよー」

 

「ちょっ、待ってよぉ!?」

 

お兄ちゃんの彼女のかなちゃん先輩、せんせの一人娘のMEMちょ。どっちも私の大好きな人と強い繋がりを持っているけど、二人とも私の大切な友達で仲間でライバルなのだ。

 

私の所属するアイドルグループ「B小町」のセンターこそ奪取する事は今はまだ無理だったりするけど。16歳になるまでの残り一年で必ず、かなちゃん先輩からセンターとお兄ちゃんを奪う!!

 

そんなことを考えながらママが司会をつとめる歌番組のトップバッターらしく、二人に負けないくらい輝いてファンの人達を魅了する。むう、お兄ちゃんってばまた白色のサイリウムを振ってるし。

 

ああ、いつの間にか歌も終わっちゃった。

 

お家に帰ったらママに言いつけてやる。

 

……それはそれでなんだか負けた気がするのでいやだな。なんて思っているとママがにこやかに「今後の目標はなんですかー?」と問い掛けてきた。

 

「先代と同じくドームライブを」

 

「えーっと、海外進出かなあ?」

 

「お兄ちゃんと結婚する!」

 

「「いや、それは法的に無理だから」」

 

「うえぇっ、なんで!?」

 

私はさらに「お兄ちゃんと私がラブラブな結婚するのに法律とか関係ないじゃん!」と言い返したら観客や司会のママも一緒になって「それはホントにヤバいからダメだよ」と諭すように言われた。

 

「ところで、そのアクアは?」

 

「お兄ちゃんは彼処だよ、ママ」

 

「あーくん、またなのね」

 

「アクたん…」

 

ママの問い掛けに答えて、私はお兄ちゃんのいる観客席のはしっこを指差す。真っ黒な帽子、上下共に真っ黒のジャージ、わざと背中を曲げた猫背、その程度の変装じゃ私を騙すことはできないのだ!

 

それにしてもお兄ちゃんってばすごい着込んでるけど。あれって暑くないのかな?など考えながら両隣の女の子にサインや握手を求められるお兄ちゃんを冷ややかに見つめる。

 

そうかなちゃん先輩に小声で聞くと「暑いに決まってるでしょうが。あと帰ったらアイツは殺す」とお兄ちゃんが怒られちゃった。意外と理不尽だよね、かなちゃん先輩ってさ。

 

あとで私が慰めてあげよう!!

 

そんなことを考えているとMEMちょが「ルビー、それはホントにだめだよ?」と、まるで心を読んだかのごとく私のやりたいことを阻止してきた。

 

うぅ、そんなあ……。

 

 

 




〈一番星の再来〉

HAPPY END

星野ルビーは立ち直った。しかし、本格的に狙われるようになってしまった星野アクアの受難と女難はこれからも終わることはないだろう。ちなみにアクアは有馬かなと交際をスタートさせたそうだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。