六女?いや違う、長男。   作:白井あおい

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性癖コンパスで書いてたけど注意があるぜよ!
紫雨は前回の最後の発言からわかる通り、幼児退行を精神年齢のみおこしているんだ!だからいつも通りの紫雨パートが全部ひらがなになるとかいうゴミになってるよ!ごめんね!いやだったら今度から紫雨(3歳児の姿)の時は他の人の視点で書くことにするよ!今回は勘弁してちょうだいね!


楓夏と深淵

「やあ、調子はどうだい?…とは言っても、今は喋ることもないだろうが」

 

ぽつり、少女と言っても差し支えのない見た目の少女が話す。何に向かって話しているのかもわからない。

 

「しかし、何もアクションを起こせないのか…何処か怪我でもしたかい?あぁそもそも返事ができないか」

 

ここは深淵。どこにあるかもわからない。

その中で少女は、この深淵そのもの…否、深淵の元になった誰かに話しかけていた。

 

「全く、骨の折れることをしてくれたな…」

 

少女は滔々と語り続ける。

 

「貴様とあった時から一年。その時からえらく深淵に対して熱心に研究し始めた」

 

何かを淡々と埋めるかのように。

 

「研究し始めた時二年。深淵の崩壊方法を発見した」

 

いなくなった誰かに問いかけるように。

 

「そこから一年。深淵の利用方法を発見した」

 

歴史の人物を話していくかのように。

 

「そして、そこから六ヶ月。ついに貴様は目的を達成した」

 

大好きな人を語るように。

 

「貴様の死を持ってして人工的な深淵を作製するというな」

 

まるで──

 

 

 

 

 

犯人を追い詰めていくように。

 

「フフッ、私は最初途方に暮れたよ。貴様は相変わらず何をするかが不明であったし、考えも不明だしな」

 

少女はくるりと回る。ダンスを踊るかのように。

 

「が、貴様はいくつか失態を犯していた。なんだ?私に構って欲しかったのか?」

 

少女は深淵を切り裂いていく。邪魔な草を刈るように。

 

「まぁ、それならそれでいいのだが。どっちみち、今から貴様に真偽を聞けることだしな」

 

そういいながら少女は宝石を取り出す。宝物を取り出すように、慎重な手付きで。

 

「この宝石は貴様の研究物の試作品の一つだ。これを割って深淵そのものが壊れる可能性だってある。あるが…」

 

そこで少女は一区切りつけて発言する。生徒が大事なことを理解できるようにする先生のように。

 

()()()()()()()()()()()()

 

そういいながら少女は刀を握りしめる。ケーキの入刀をする花嫁のように。

 

「貴様の意識が残っていたなら顕現するだろうし、しなければ私が死ぬ。簡単な話だろう?」

 

そういって少女は宝石を二分割する。深淵は少年へと変化した。

 

「っ!……成功だな。いや、貴様からしてみたら最悪かな」

 

そういいながら少女は一糸纏わぬ少年を抱き抱える。蛇が己が獲物を捕らえるように。

 

あるいは、騎士が姫を抱くように。

 

「さて、崩壊する前にここから出なければな。貴様の発明品を使って出るか」

 

少女が使ったのは青いボタン。皮肉にも、少年が少女に最初にプレゼントした発明品であった。

 

そうして少女達は深淵から脱出したのだ。

 

「なに、ここから出たらしっかり聞いてやる。貴様の真意をな。ああ、いや。別に貴様が蘇る前のことを覚えてなければそれはそれで構わないからな。いずれにせよ、時間はある。……逃げられると思うなよ?」

 

エンドDK.SF  錆びついた心の、痛恨の失態。

 


 

 

五つ子達と紫雨は青い砂漠で立っていた。

 

「ここ、どこ?」

 

紫雨が鼻をヒクヒクさせながら青い砂漠に行く前から幾分か理性が感じなくなった舌っ足らずな声で聞く。

 

「えっと〜…なんか大きいのが多い場所じゃないかな。よくわかってないんだ。ただ、多分今紫雨が一個解いたけどね」

 

とりあえず、三音が自分の知っている知識を使って答える。

実際『何時、罪を償うのか』*1でも、ここの完全解明が一つの称号になっていた。実際、ここのことをよく知っている人間なんている訳がないのだ。今回紫雨がやったのはRTAでも使われる鍵開けという手法。屈んだ状態で鍵を取り出し下ボタンを連打する技法であり、それにより深淵開放条件の【下層に銀又は金の鍵を使用する】という条件を満たせるのだ。そもそも下ボタンの連打は公式推奨とかいうネタである。この会社、何故か公式でRTA配信とかいうのを普通にやってくるのだ…

閑話休題(それはさておき)

今回の深淵は砂漠。通常の砂漠なら白い砂と蜥蜴のいる比較的のどかなダンジョンであるものの、深淵の砂漠は青い砂と魚がいる、海のような場所である。上の方が黒い渦を巻いていることを覗けば。

 

 

「おねーちゃん、ここきれいだね!」

 

「うん、そうね〜…」

 

伊良と紫雨はのんびりと景色を楽しんでいる。

 

「…羨ましいっス。今度私も頼んでみようっスかね…

 

いいんじゃない?僕たちのだし

 

それにしても、随分幼いのぉ…妾達のことをちゃんと認識してるのかの?

 

認識してなければ何度でも調きょ…教育すればいいだろう

 

そうだね。あと深淵はどうする?

 

紫雨いるしいいでしょ

 

「ん〜?どうしたの〜?」

 

一部不穏な会話をしている五つ子達のところに紫雨が歩いてくる。

 

「「「「特になにもないよ」」」」

 

五つ子達は笑顔で紫雨に答える。やはり五つ子、息はぴったりである。

 

「ねーねー!あそこいきたい!」

 

そういって紫雨が指したのは黒い渦。少しの間、静寂が訪れる。

 

「ねぇ…もしかしておねえちゃんたちはいくのはや?」

 

そういって目に見えてわかるぐらいにしょんぼりとする紫雨。そんな兆候は五つ子達にとっては見過ごせないものである。それは、ここが未知の世界の深淵といえど関係ない。

 

「!…ううん、大丈夫だ紫雨。今行き方を考えていたところだ」

 

「そーなの?」

 

「あぁ。魚とかもたくさんいるからな。見てみたいか?」

 

「うん!ふーかねえちゃんありがとう!だいすき!」

 

そういって紫雨は楓夏に抱きつく。楓夏が教えた知識が活用されているのかは怪しいが、それでも楓夏にとってはまた衝撃的な出来事である。

 

「あー…紫雨、多分離れたほうが良いと思うよ。ほら、こっち」

 

「はーい!」

 

紫雨は楓夏に抱きつくのをやめ、三音に抱きついた。

抱きつき攻撃である。*2

結局、この後五つ子達はパタリと倒れるのだった。仲良いことである。

 

 

「おきてよ!」

 

なお、この後余りにも起きなさすぎてペチペチされた五つ子が同じように倒れたのは当然にして。

そこにここで文章を割かなかったのは───

 

五つ子達の反応がほとんど変わらなかったり、子供を泣かせるのは嫌なだけだったりするからである。決してオチにするのが文章的に難しいとかではない。

 


 

おねーちゃんたちとなんかへんなさばくにきました!なつかしいにおいもあります!

よくわからないしおねーちゃんにきこ!そうしたほうがいいしね!

 

「ここ、どこ?」

 

?なんかぼくのこえこんなにしたったらずなへんなこえだっけ?

そもそもしたったらずってなんだろう。わかんないしいいや。

 

「えっと〜…なんか大きいのが多い場所じゃないかな。よくわかってないんだ。ただ、今紫雨が一個解いたけどね」

 

みつねねえちゃんがおしえてくれた。ちょっとよくわかんないばしょらしいね。

でもそうなったらなんかかちゃかちゃやったときにここにこれたのはだいはっけんなんだろうね。としかしたらぼくだけしかできなかったりするかもしれないけど…

でもでも、それだったらさっきみつねねえちゃんがよくでるっていったのがよくわからなくなるんだよね。よくでるならみんながつかえなきゃいみがないんだよね。

じゃあやっぱりしんはっけんだ!やったー!

 

 

 

 

 

 

 

…あれ?なにかんがえてたんだっけ?

そんなことよりきれいなそら!うみ!

 

「おねーちゃん、ここきれいだね!」

 

ぼくはこえをあげてそういってみた。

 

「うん、そうね〜…」

 

いらねえちゃんがはんのうしてくれた!うれしいな〜…

そのままぼんやりそらをながめていると、ふとおねーちゃんたちがあつまっているのがみえた。なにやってるんだろう?

 

「ん〜?どうしたの〜?」

 

なにかあったのかな?ぼくはがんばってとてとてとかけよる。…あれ?ぼくこんなにおそくうごいてたっけ?

 

「「「「特になにもないよ」」」」

 

おねーちゃんたちはすごくおなじたいみんぐでこえをだした。おねーちゃんたちはやっぱすごいや!

 

 

 

…よし、おねーちゃんたちならあそこにつれていってくれるかな?

 

「ねーねー!あそこいきたい!」

 

どうせだしぼくはくろいうずをゆびさした。なんかなつかしいにおいもするし、そのにおいはあっちからきてるきがするからね!

 

「ねぇ…もしかしておねえちゃんたちはいくのはや?」

 

もしおねーちゃんたちがいやならいきたくない。なつかしいってかんじてるからいきたいだけだから、おねーちゃんたちにとってやならやだ。

なつかしいのよりおねーちゃんたちがゆうせんだもん。

 

「!…ううん、大丈夫だ紫雨。今行き方を考えていたところだ」

 

「そーなの?」

 

「あぁ。魚とかもたくさんいるからな。見てみたいか?」

 

そんなこともかんがえてくれてたなんて!やっぱりふうかねえちゃんはすごいや!てんさいだ!

 

「うん!ふーかねえちゃんありがとう!だいすき!」

 

ぼくはふうかねえちゃんにだきつく。ふうかねえちゃんはむやみにだきつくなっていうけど…ぼくにとってはむやみにだきついてないからいいよね!

 

「あー…紫雨、多分離れたほうが良いと思うよ。ほら、こっち」

 

?…あ、おねーちゃんたちがさっきあつまっていたのはぼくのためだったんだね!じゃあなおさらおれいしなきゃ!

 

「はーい!」

 

ぼくはぎゅ〜ってした。おねーちゃんたちがたおれるぐらいつよく。すぐにおねーちゃんたちはすやすやしちゃった。

 

…そのあとおねーちゃんたちがゆっくりやすめるようにてんとをちかくにつくって、でんきがびりびりながれるさくをつくっておいた。

 

おねーちゃんたちはおきたらまたすぐたおれちゃったけどね。なんでだろう?

 

「おはよー、おねーちゃん!だいすきだよ!」

 

っていいながらおこしたのがわるかったのかな?ぼくこどもだからぜんぜんわかんないだよね!

*1
なんだかんだ影の薄いこの世界の元ネタ的な存在である

*2
原因は最初に攻撃された楓夏である。救えない…




ヤンデレ共とはいえ…今のところ紫雨に振り回されてるね!ざまーみやがれ!
よかったら感想と高評価よろしくね!(傲慢)

エンドルートって…

  • 毎話毎の最初に書く。
  • 区切りの良い回で書く。
  • 作者の都合に合わせる。
  • そんなことより投稿しろ。
  • そもそもいらない。
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