イケメン霊媒師によるたった一つの冴えたやり方 作:O•Nホール
経緯としては心の中の直哉くんがなんか違うわ、説教くさい、何様や、これホンマにおもろいん思うんか? と煽り続けてきたので書き直した。ありがとうな直哉くん。覚悟せよ。
感想評価あざます。
TSメスガキ宿儺概念。TSどたぷん宿儺概念。TSSKN20(オ○ホ)概念。感想欄は三つの勢力に分かれ混沌を極めていた……天才しかおらん。Hなことで頭いっぱいな千空は唆らずに元の世界帰って。
あとわかってると思うけど感想への感想の大半は戯言。
「万さんのこと。如何されるのですか?」
うつ伏せになった玉藻が聞いてくる。
似た気配を感じることもあって呪物の万と呪霊の玉藻との扱いに差はあるが変わりはない。
万の術式や呪力の使用には特級仮想怨霊化身玉藻前と同様、目的が不明瞭だったり強化によって何かを俺の意に反して壊す、殺すことができない縛りを結んでいる。らしい。いつの間にか。
毎日3回。7日間もあればどんなストーカー気質のポンコツでも否応なく出来ること出来ないことの線引きがわかったようだ。口で言えと言われたが、俺も知らないし、試しにと愛情と称して殺意を向けてくるのが悪い。
俺にはともかく他人、玉藻の場合でも俺の許可がないと棄損を与えようとすると身体能力が軒並み制限されるのがわかったので良しとする。
「だから好きなようにさせる。現代文化に触れることが余程楽しいらしい。伏黒津美紀の記憶で知るには限りがあったからかネット環境を与えたら齧り付きだ。ま、ああしてネットサーフィンをしている程度なら人畜無害な物だろうと思っているが」
変なサイトにアクセスしてウイルスもらうなんて小学生みたいなことするわけがない。
「……そうですか」
「なにか不満か」
「いえ、不満では……ないですけど」
「なら嫉妬だな」
「…………ええ、まあ。万さんばかりで最近あまり構ってくれませんでしたし。そう言われればそうかもしれませ──んん」
嫉妬する玉藻が可愛くて満足するまで覆い被さった。
構築術式。割とレアだが持って生まれることが少なく無い術式。3Dプリンターのようなものという認識だが、術式である以上それだけが取り柄ではない。理論さえ分かれば例え机上の空論の物質でも再現出来る。しかし、構築術式は破格の効果を有するが出力には膨大な呪力が必要になる。
どこへでも移動できるドアやタイムマシン。国民的アニメに登場するあれらはありふれていても、構築するにあたり呪力が少なさが理由で作ったことのある人物は過去現れていない。
構築術式以外で似た効果結果を得られる術式使いは現れているが、それは一時に限る。
作れはするけど作れない。命を代償にしてもギリギリ作れない。そんな器用貧乏と称されるジレンマを抱えるのが現代の構築術式使い。
対して平安の当時は目に見える物ぐらいしか作ることを考えられなかった。水銀や昆虫などの身近な物。それでも万は呪力はそこそこあるので良かった。想像力も当時にしては豊かな方で、人間大の蟲の性能をもった鎧や、領域展開で真球の物質を作って呪術全盛平安の世を生き抜いた。
そんな人物がインターネットを漁って現代の環境と文化に触れる。
呪力も玉藻前と同じ方法で増えて、生前と違って際限なく使うことが出来る。術式を使った体への負担もその呪力を使えば治る。今の体なら無視できる。
最新の知識と膨大な呪力。
呪力術式を縛りで自由に使えないとは言え、ここまでお膳立てされて試さないわけがなかった。
「出来たわ! あなたとの愛の結晶」
「性ッ!」
「なん、でぇ!?」
術式使って作った物ならそう言え。紛らわしい。
万にお仕置きした後、勘違いでもショックを受ける玉藻ともした。
万の作った家と事務所を繋ぐドア。家との行き来が割と面倒だったのでこれで楽になる。それを通って家から直接、製作者の万を相談所に連れてきた。
一瞬驚かれたが興味は万と部屋に増えたドアにうつる。
「平安時代の呪詛師改め、元呪術師の万だ」
「初めまして〜……なんでこんな生暖かい目で見られるのかしら?」
万に変わった呪物を回収したことと、人型になったことは事前に3人には伝えていたからだろう。察した顔をする。
玉藻に耳打ちされた万は理解したらしく涙ぐんでこっちを見る。
慌てた3人は謝罪を入れてから自己紹介をしていった。
なお事務所に設置された家への直通ドアを見た五条は「構築術式でする奴ははじめて見た」と三笠のどら焼きを現地に行って10秒ほどで買ってきて言った。
万はもう一度泣いた。
「へえ……年度末の確定申告に源泉徴収。各種保険に年金……便利なようで面倒ね現代社会。他は知らないけどその辺当時の私は人にやらせてたから」
「呪霊にもとんと縁がない話ですからね。この人間の面倒臭さだけはどうかと思いますね。あ、シヅカそこ間違ってます」
「え? わ! ……すみません、お二人とも。勉強につき合わせてしまって」
「気にしないで。見てるだけでも私は社会勉強になるし」
「私はご主人様に仰せつかってますから」
「あはは……ありがとうございます」
冷やかす万に、勉強を見る玉藻へシヅカが頭を下げる。
地頭の良い玉藻が来た時点で、実はシヅカに会計の勉強をさせる必要は無くなったのだが本人が「最初に言われたことだし、将来役に立つかもしれないので」と律儀に、資格取得に向けても乗り気なので好きにさせている。
「あ、そういえば高専の依頼で入ってきたお金がありましたけど、あれって」
設問に関係することでもあったのか思いついたように聞いてくる。
「非課税、無課税だな。報告のいらない宝くじに当たったようなものらしい。実態は命懸けの狩猟みたいなものでもな」
「優遇されてるんですね呪術師って……」
「ちょっと心揺れてるようだが、本格的になることは許さないからな。体質のことも解決してないんだし、将来やるとしても副業かアルバイト程度におさめることだな」
「……はーい。そうしまーす」
万がシヅカの体質のことを聞いてきたので説明してやる。しかし似たような話をどこかで聞いたことがあるぐらいで何も知らなかった。
呪霊に好かれる体質でも、シヅカは基本的に傷つけられたりしない。何故かセクハラする呪霊が多いので、契約しているお市も同伴させている。
おかげで誰か一緒に行くことは無くなったが心配だ。お市も髪の毛で色々できたとしても限界があるし。万が一の時の為に俺の幽体が出る式神はつけているが。
「……ねえカムイってシヅカちゃんのこと」
「……自覚があるか如何かは別として大事にされてますよ。少し妬いてしまうぐらいには」
内緒話なら俺にも聞こえないようにしろと思う。
腹いせにこの後2人と滅茶苦茶した。
X指定版は
-
いる(真顔)
-
書いて♡ 書け(豹変)