イケメン霊媒師によるたった一つの冴えたやり方 作:O•Nホール
サ◯ゲの一番の功罪はドラフ族を生み出したこと。
五条から頼まれたことは2つ。
1つがアルバイトとして恵を雇うこと。これはまだ中学生なので手伝い扱いだが、五条がパパッと作ってきた口座に預金することに。渡すのは高校入学後になる。
もう1つが未調伏の式神を恵に調伏させること。この調伏は式神と術師本人の一対一でやりあわなければならず、どうにかして恵自身に調伏させて欲しいとのことだった。
それに際して五条の家が知っている術式の詳細は一通り聞いた。
俺の出した解法。どんなクソゲーでも抜け道、裏ワザ、チートまで、攻略方法は拘らなければいくらでもある。相手が強すぎるなら弱くしてしまえば良い。攻略するのが本人でないといけないなら俺が恵になればいい。
すまない恵。1個お前に嘘をついた。
「来い、相手してやる」
体の意識を手放す出力の幽体で気絶した恵に取り憑き、相対する恵に呼び出された人型の式神2体。使える式神のほとんどが獣型だと聞いていたので事務所で何気なく恵に触れた時人型を与えておいた。
自分と術師の体の変化に困惑をすることもなく向かってくる2体。貫牛と円鹿だった者。勇ましく向かってくる様はまさに──
「性ッ性ッ!」
「ぅあ……」
「……(ピクピク)」
頭にハンドルのついた◯リ巨乳に2体ともなっていたので美味しく頂いた。五条から話を聞く直前にスクナといたしていたせいか。それかお空の夏ガチャで出なかったせいかもしれない。世界を救う方の初の夏イベ体感2回目だったのでそっちに奮発した所為だ。課金は家賃まで。うちの社訓にもある。
角が思いの外長くて大きくて邪魔だから途中切り落として使いやすくしたが可哀想だったのでことが終わった後治しておいた。切った時締まりがすごくてめっちゃ出た。
調伏できたことが確認できたので次。
「焚ッ!」
「はぎぃ」
聞いていた調伏の儀を行い万象を召喚。即交合。色々でかい巨女になっていたが恵少年の巨象には敵わない。性器とも密接に関係している耳は最大の弱点だった。そこでもできるとは思いもしなかったが中々良かった。
最後に最強の式神。過去五条と同じ六眼と無下限呪術の使い手を殺した八握剣異戒神将魔虚羅。
より人に近づき爬虫類を思わす鋭い眼光。凛とした顔立ちで耳の代わりに羽を生やした白髪ポニテの美女になった魔虚羅が腰に携えるは退魔の剣。反転術式の力を宿した剣は呪力を切り裂き、術式を無効化する。天使の輪の如き八握剣のシンボルを頭上に浮かせ、本体も一度受けた技には適応し回復、超克する最強の式神。
戦いのために生み出された式神は
2時間に及ぶ呪力と呪力。肌と肌のぶつかり合い。
しなきゃ良いのに回復するから都度30回ほどぽっこりを超えたバランスボールを作って調伏が終わった。
「もう聞いてないかもしれないが教えておいてやろう。俺の技は48に60を加えた108式ある」
アヘ顔を晒す最強の式神(笑)に勝てなかった事実を突きつける。いや、違う技判定するそっちもどうかと思うんだが。言葉もわからん相手に虚しいだけだった。
「まいりまひた……」
喘ぎ声は散々聞いたが喋れたか。気づかなかった。
恵の体のままシャワーを浴びて服を着直してソファに横になり憑依を解く。
「お疲れ様。お茶いるかい?」
「ああ。……ありがとう」
のそりと自分の体で起き上がり凝った体をほぐしつつ、天元が注いでくれた緑茶に手をつけてひと心地。
「!? ……はあ、はあ……此処は。いや、そうだカムイさん」
呪力をある程度残してきたのですぐ飛び起きた恵。悪い夢でも見ていたようだ。
「終わったぞ。詳細は省くが調伏もできた。全部使えるようになってる筈だ」
「……。……どうやって!? 俺気絶してましたよね!?」
様子見だけのはずがどうしたって調伏できているのかわからない。その動揺はありありとわかるが、出来たものは出来た。ただその事実だけで充分だろう。
「知らない方が良い。君ぐらいの年の子には刺激が強いから」
「天元さん……あの、お気遣いはありがたいんですが使役するのは俺です。何があったか俺は知っておかないと」
ちゃぶ台の空いてるところへ座りにきた恵は、天元の持つ年長者の威厳にあてられたのか正座だ。机の下でこっそり足袋ごしにスリスリと扱いて誘ってきてる人への威厳は俺としては欠片も感じないんだが。むっつりドスケベめ。
「そうだね。まあいずれ知るだろうけど……何か適当な式神を出してみるといい」
「? じゃあ玉犬……」
「わふぅ!」「はっは」
出てきたのは白と黒の犬耳……娘。
「は!?」
「「なんですかご主人様!」」
「はあああああああ!?」
すまない。いやこればっかりは言い訳しかしようがない。一応戻そうとしたんだが自我の芽生えた式神の方から猛抗議されて戻さなかった。術師の都合がいいと思う方になれるようにはしておいたので許して欲しい。裸だと色々問題あると思って服は着せた。
恵と事務所に帰った後家に幽体を残して天元と滅茶苦茶した。
「マジでなんなんすかカムイさんって」
恵の言葉からは非難する意図をありありと感じるが、さもありなん。
調伏を終えた次の日の朝。元からそれなりに逞しかった息子が気がついたらplus ultra。ムキムキマッチョメンになってたら誰しも何かした俺の関与を疑いたくなる。いや実際その通りなんだが。
人型に戻す戻さないだけじゃなく式神からそれについても反対されてそのままに……こればっかりは最強の式神がドMで恵が可哀想。
「いやーよくわからんよなー……わかるわかる。皆に聞いても教えてくれぬし、頑なに除霊は見せてくれないし」
「……あの、あなたは?」
「妾は天内理子。ケモっこハーレムの主のお前に比べたらなんてことはない永遠の中学2年生じゃ。あ、SNSやってる?」
「やってますけど……あの、ハーレムの主とかそう言うのやめてくれません? つかやめろ。まじでやめろ」
「ご、ごめん……」
「んな怯えるなよ……あーくそ。アカウント交換すりゃいいんでしょ。やっぱカムイさん戻してくれませんか」
「それを式神が望んでいるなら良いが。不都合はないんだろ」
「いや今……」
「それは揶揄った理子が悪い」
「……確かに」「そんなぁ!?」
黒閃も反転術式もできるようになったんだから式神も恵のめぐみんもコラテラルダメージだと思って欲しい。
「うう……じゃがこれで友達8人目じゃ! よろしく恵!」
「……はあ、はい。なんかもういいです」
スマホを操作する恵はQRコードを理子と交換する。キラキラした顔をしながらはしゃぐ理子にどこか毒気を抜かれたようだった。ちなみに理子の享年14歳だから年は上だと教えておいた。困惑してたがそのうち気づくだろう。
次の日。事務所に生きた人間が少ないことを恵は知った。
余談ではあるが滅多に鳴らない弟のスマホのSNSの通知に気がついた津美紀に迫られバイト先のことがバレ、菓子折り持って姉来訪。津美紀は持ち前のコミュ力で同い年のシヅカに里香理子女子3人と仲良くなっていた。
「俺そこのバイトです。多分あの人のことかと」
禪院を名乗る先輩に魔虚羅が使えるようになっているとか、人型の姿があることは説明せず、都合の悪いことは色々と端折って説明した。最近自分の女体化した式神の淫夢を見るせいでゲスの勘繰りをされても否定し切れる気がしない。朝起きて起立したタワーを津美紀に見られたのは死ぬほど恥ずかしかった。
「よっしゃ行くぞお前ら。中坊、お前案内しろ。まずは校長のところだ」
マジでガラ悪いなこの人。そう思っているとパンダとマスクの人に諦めろと肩に手を置かれ慰められ……いや逃げらんないようにされてるだけだ、これ。
「へ? いいんすか?」「海老マヨ?」
「いつかくるとは思っていた。生徒のお前たちに関しては許可が出ている。好きにするといい。だが相手は黒閃を息をするかのように扱い、無下限を突破し五条を殴れると報告を受けている。くれぐれも問題は起こしてくれるなよ」
担任連れ戻しに行くと校長に告げるとあっさり許可が出て、嘘か真か信じられない話に在校生3人は訝しんだ。
都内某所の繁華街。
──歯ぁ食いしばれぇ夏油ぉ!
──ぶべら!?
「うん? なんか殴る音が……避けろお前ら! パンダ! 上!」
「なんだ!? 俺今前見え──おっふ」
2人とシーツを被さる1頭を案内しつつ事務所に着くと。変な髪型の袈裟を着た成人男性が窓ガラスを破って飛び出て、錐揉み回転しながらシーツクッションになっているパンダの上に落ちてくる。
割れたMの窓から保護者兼1年担任の爆笑する声が聞こえてきて、永遠の中2を名乗る理子がやっちまったと口に手を当て顔を覗かせていた。
X指定版は
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書いて♡ 書け(豹変)