イケメン霊媒師によるたった一つの冴えたやり方 作:O•Nホール
振られる任務のせいで休みがあってないような高専生はさておき。世間は今夏休み真っ只中。
家に帰ってもすることがない、寄ってくる呪霊が煩わしいと帰省後3日で家から事務所へ来たシヅカ。面倒見る条件として現中学高校の勉強はさせている理子も言うなれば年中夏休みで暇を持て余している。
暇つぶしがてら夏らしいこと……慰安旅行でもするか、と机の下でスクナにコッショリさせながら思案した。
旅程が決まりウキウキでシヅカと理子、里香に津美紀に、スクナが不機嫌そうに万に連行され水着を買いに行く。
が、それは割愛。金だけ渡して好きなの買ってこいと俺はついて行かなかった。ただ家で着る用に数着ドギツイのを万に買わせた。
そして来る旅行当日。
『海だー!』
ビーチに足を踏み入れる若者たち。呪霊が寄ってくるからと暫く来れなかったシヅカ。呪霊と魂だった里香と理子。そして津美紀。
青春だな……おい、しれっと五条混ざるな。そもそもお前呼んでないだろ。なに、帰ったら呪物をくれる? それを先に言え。
今年1番暑かった時期を過ぎたので人の姿は疎ら。しかしラッシュガードを着てても4人とも見目がいいので目を引く。ドスケベな呪物2名と玉藻前はあしらい方をわかってるので心配する余地はないが……この人数でなければナンパ野郎共から引く手数多だったろう。いや逆ナンは煩わしいかもだ。男も含めこの場の顔面偏差値はかなり高い。
「あの、あれ俺たちもやらないといけません?」
「いや、流石に恥ずかし「憂太も言わななきゃ! ほーら!」う、海だー!」
「見事に尻に敷かれてますね乙骨さん……」
それはそう。ベッドの上でもそう。いや、それは逆か?
「ほーら恵もー! 楽しむ時は楽しまなきゃ!」
「……はぁあああ。……………海だー。……これで満足か?」
「ダメー!」
「なんでだよ!」
満面の笑みを浮かべる津美紀にだるそうに応じる恵。お前も大概尻に敷かれてるよ。
水掛け。水泳。遠泳。潜水。
かき氷にスイカ割り。焼きそばたこ焼きお好み焼き。
日焼け止めとオイルを塗って塗られて塗らされて。
ビーチバレーにビーチフラッグ。時にナンパを追っ払い。逆ナンされて追っ払われ。
そんな具合に食って飲んで寝て遊ぶ。
散々堪能して楽しかった。
だけでは終わらない。今回もう一つ目的があってこの海水浴場を選んでいる。
実はこのビーチ、心霊騒ぎや行方不明者の出る曰くつき。それを来る直前に説明すると全員から冷ややかな目で見られた。慰安旅行だって言ったじゃん。
それに人死に関わる。渋々納得させた。
呪霊が居ることは着いた時点でムズムズっとセンサーが反応してわかっていたが一応した調査の結果、この行方不明者発生の原因は呪霊だけでなく、救いようのない悪い人間の仕業でもあった。
万とスクナが囮になり誘い出した犯罪者どもは、彼女らが尋問し自供を取って捕縛済み。性癖が歪んだが些細な問題。
そして主犯格の呪詛師は生やした女型の呪霊にエキサイティングしてもらっている。男のまま存分に雌堕ちしてろ。夏油にしたみたいに甘くない。術式も没収だ。
そして俺は玉藻たちに調査させる傍ら、大小様々な呪霊で慰みつつ回収してまわっていた。
──しかし行方不明の事実だけが一人歩きして生まれた噂はより強力な呪霊を孕む。
時刻は夕方。逢魔ヶ時。
治らない疼きに警戒しながらも夕陽にノスタルジーを感じた一瞬、気を緩めた拍子に領域に飲まれた。幸いにも俺たち以外は巻き込まれずに済んだが未完成な領域の中、シヅカが真っ先に特級呪霊の触手に捕まり、滴る粘液で到底現代のお茶の間で放送できないぬるぬるのぬめぬめにされてしまった。
踊る触手を前に玉犬2頭を呼び出す恵に、里香が胸の谷間から取り出した游雲をキャッチする憂太。引率の五条は理子のそばに寄りつつも呑気に静観。
ここがエロギャグラブコメ世界なら命の危険はないが、生憎とその呪いじみた恩恵に預かれるのはシヅカだけ。自衛はできるも触れさせたくない憂太が里香を庇い。景色が変わって連れて行かれたシヅカに驚く津美紀は、恵と玉犬と、追加で呼ばれた魔虚羅が守りを固めて触手の脅威から逃れた。
水着に着替えて護衛をしていた筈のお市はいつの間にかシヅカと一緒に捕まっている。何やってんだ。シヅカと違って容赦なく殺されそうになっている。
とはいえ呪霊なら大したことない。海坊主とクトゥ◯フを足して2で割った見た目の特級呪霊。その魂に触ったことでその姿形は異形の少女のそれに変わった。だが理子の手前するわけには……五条が暴れる理子の顔を覆ってサムズアップしてる。大丈夫そう? じゃ遠慮なく。
性ッ! 性ッ! 性ッ!
「ご、五条!? な、なんか変な声? 音が聞こえるのじゃ!? なんか怖い! 何起こってるの!?」
「あーうん柏手だよ。カムイくんの術式ー」
五条は目隠した理子に嘘を吐いた。
舐めて揉んで、扱いて吸って。
甘噛みすればイカともタコともつかない旨みが口いっぱいに広がり、捕食に似た行為からくる未知の快楽に呪霊のコズミックな
幸い扇情的な絡まれ方して耳も目も塞がれている。助けたお市に髪で縛り上げさせると轡越しにぶふぅーと鳴くだけでシヅカを拘束する触手はなかなか緩まない。
そうか、こんな姿をシヅカに見られるのが嫌か。呪霊の癖に生意気な。そんな隠す余裕を奪うつもりで突いて突いて突きまくり、吹いて吐いてなお吐いて。そしてようやくシヅカは離された。
焚ッ!
「え、えええ……うっそぉ……」
「あ、やべ……」
目が覚めてから呪霊が見えるようになった津美紀はしっかりとその行為を目撃した。
術者の呪霊が消え、荒れた孤島のビーチのような領域は崩れていく。祓うつもりだったが使い勝手良さそうな領域なので途中で気が変わって回収した。プライベートビーチゲットだぜ。
「がむいざああん」
術式が解かれてもぬるぬるが残り、てらてらしているシヅカ。
今回も稀によくあるピンチ。だが宙に浮き、身動き取れない状態は怖かったのか。俺が致した後なのも忘れ、お互い水着でねっちょねちょにも構わず抱きつかれたので頭を撫でて慰める。
擬似ローションプレイにもかかわらず、この体は生きた人間にはちっとも反応しなかった。
「お待たせー! ごめんね、中々取れなくて」
「トリートメントにしてはネトネトすぎたわ……」
シャワーを浴びて着替える。流すのに時間はかかったようだがシヅカとお市も問題なく着替えを終えて出てきた。
「じゃあ理子ちゃん以外カムイさんのアレみんな知ってるんだ……恵も……で、なんでシヅカはあんなえっちな目にあって平気なの……?」
「それは……何回か同じようなことあったから、かな」
「うっそだぁ……え、嘘よね?」
こそこそと津美紀が里香と話して驚いていた。
陀艮ちゃん改めクトゥルフちゃんの姿は原作カムイさんにて。
……理子ちゃんはいずれ。その時は来る。
X指定版は
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