イケメン霊媒師によるたった一つの冴えたやり方   作:O•Nホール

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スランプ! 半年もスランプ!
やっとストーリラインが降りてきたので投稿。


呪術特異点

 ──時節は移り変わり春。

 恵の呪術高専入学。ついでに理子も高専に。理子の高校入学は元から決まっていたことだが高専を選んだのは理子である。遺品から縁を辿って魂を降ろせる降霊術の話を天元から吹き込まれ、使い手を探したいとのことだった。俺の能力で受肉させれるんじゃないかと考えているらしいが、荒事に自分から首突っ込むような真似はするなと言いたい。

 仕事を振ってくる総監部はマシになったらしいが、通常攻撃が術式無効の黒閃でも不安なものは不安だ。結界術や式神の扱いを玉藻と焚き付けた天元に叩き込ませた。俺のやり方? 俺自身よくわかってないんだから参考にはならんでしょ。なんだよ体液拭った紙で式神作れるとか。

 ……他のバイトたちも無事進級。シヅカは仲の良かった友達と引き続き同じクラスになって喜んでいたが、憂太はせっかく前のクラスで出来た友人と離れたらしい。学生らしい一喜一憂で大いに結構。

 暇を持て余している自宅横の部屋を買い与えた呪胎九相図たちもまた学校に編入させた。上3人は高専を選んだが親代わりとして、現代で一般人に混じって生きていくなら一般常識やら何やらあったほうがいいだろうと思ってのことだ。知識としては与えられても経験は各々積んでいくべきだ。

 合う合わないがあれば辞めてもいいが、できれば続けて欲しいとは思っている。……これが親らしいことなのか今一つ自信はない。本意ではないとはいえ9人全員パパと結婚するーと言わせてる、最初の対応を間違えてる身としては。

 

 で、暇を持て余している呪霊たちはというと下のカフェでバイトをさせていた。

「いらっしゃいませー……げっ五条悟」

「ちょっとカムイー! この従業員さんお客さんに対して態度、悪いんじゃなーい? ちゃんと指導しといてよ」

「俺に言われても困るんだが……まあ店主の手を煩わせぬよう俺から指導しておく」

 無理言って戸籍のない人間(呪霊)を雇ってもらってるんだ。仕方ない。漏瑚お前あとでベッドな。そう言うと童顔が青ざめる。ノッリノリで接客してる真人を見習え。

 ぬっと現れた胸とタッパと尻のデカい花御が謝りながら漏瑚を担ぎ店の外へと出ていき、上階への階段を登っていった。

「で、アレまた増やしたの?」

「少し違う。が今日はそれで来てもらった」

 五条が指差す見慣れぬ女性。彼女は最近保護した野良呪霊だった。

 

 ここのところテレビの出演や雑誌の取材メディアへの露出は減ったが、除霊の依頼は減ることがない。むしろ増えてきた。

 俺としては性処理にも金にもなるので有難いまであるが、バイトの学生たちはこの所やりづらさをあらわにしている。

 というのも俺が触れるまでもなく、呪霊が人の女の形をとっていることが多くなっているのだ。男もいないわけではないが女体の方が多い。

 本性は呪霊のままなので正体はすぐにあらわす。俺は気兼ねなく使えるんだが、初見では美人な女性だからとバイトたちは一瞬躊躇する。命に関わるので容赦なく祓えるように荒療治を施した。

 しかし一部。人と見分けのつかない呪霊が発生している。真人のように人の呪霊だから、という理由ではない。定かではないが、呪霊らしからぬ呪霊が人に紛れて生活していてもおかしくない。

 

「こっちでもここのところ人型の呪霊が多いっていうのは報告されてるね。まあ多少やりづらさはあるけど、でもそれだけでしょ」

「だといいがあの呪霊……アミの例がある」

 

 そのサンプルケースとして手を出すことなく保護した絡新婦の母娘の呪霊。今回五条を呼び出したのはその報告だった。

 子連れを装い男に取り入り精気を啜る。のが本来あるべき姿だが本体である母親がドジなのか俺を最初のターゲットに選び、失敗。むしろ子供の方が利発な始末。

 人を害するなら祓うぞと蠅頭を練り練りして作った一級呪霊で実演し脅したところ、絶対に人を襲わないので許してくださいと懇願してきた。人間のような思考を持ち、人を害する本能に抗えるだけの理性を持っているようだった。真偽のほどはブチャラティして確認している。

 呪霊のヒト化。シンギュラリティ。この現象をそう玉藻は評した。私が名づけたと言わんばかりの態度が生意気だった。

 玉藻が喘ぎながら言うには俺の残穢が影響してるんじゃないかとのことだ。

 とはいえ殆どは姿形が変わっても中身は呪霊のまま。男よりも女の姿が増えているのは、世の男性の女性への恐怖心からなのか。やはり俺の迸った呪力の残穢が原因なのか。

「もし後者ならカムイが原因ってことになるじゃん。てかそうなんじゃない? ……まあ、祓うことには変わりないんだしさ、気にしなくてもいいでしょ」

 ──傑のやつ、見た目女の呪霊を丸呑みしてるんだよな。変な性癖に目覚めてたらウケる。

 五条は以前様子を見に行った時嬉々として旨味の塊のようだと称していた呪霊玉を頬張る親友を思い出した。

 

 

 

 パンダの一件で繋がりのできた夜蛾学長から連絡があった。曰く、生徒が多いから臨時講師をしてくれとのこと。

 恵の他に東北の方から遅れて入学する子が1人。夏油のところから2人。俺のところから理子と九相図の脹相、壊相、血塗で合計8人。

 年に3人ほど入ってくれば良い方だというのに今年に限って豊作過ぎた。毎年一年生は現代術師の最強を知るという名目で五条が引き受けていたらしいが、教師としての才能は並な元最強だ。キャパオーバーなのは明らかだった。

 ほとんど俺の関与が原因で断りづらいので引き受けることに。どうしても行きたくない日は玉藻やスクナにでもさせればいい。むしろあいつらの方が適任かもしれない。なんせ淫交教師と罵られると否定できないのだ。

 それは教育に悪いよな、と思いつつ。今日も飛んでいた妖精もどきを捕まえて挿し込みシェイク。放り捨てて、依頼されたメインディッシュの女型の二級呪霊を美味しくいただいた。

 

 

 




カムイさん
転生者。()の呪力で呪霊を祓う、自他共に認めるイケメン天才霊媒師。基本的な呪力の操作から反転術式のアウトプットなど、呪術的なことなら意識的にも無意識的にも大体できる。何ができないかを強いて挙げるなら我慢。性豪絶倫だが呪霊や呪物呪具にしか欲情できない天与呪縛。この度特別特級術師の称号を貰い、呪術高専で臨時教師を務めることに。

伏黒くん
ドキッ! 女だらけの呪術高専! とは入学当初露程思ってなかった。

理子ちゃん
黒井に会いたいなぁ。何とかならないかなぁ(チラチラ)

美々子ちゃん菜々子ちゃん
夏油様が言うなら行きます、呪術高専。

悟さん
ここのパフェうまいね。

夏油さん
呪霊、美味すぎる。

脹相
黒髪のお姉ちゃん。ぱっと見クールだが家族に激重感情持ってるいい姉ちゃん。そのドスケベボディで高校生は無理でしょ。

壊相
少し浅黒い肌の黒髪長髪の脹相を超えるドスケベボディの次女。タッパもあるし乳も尻もでかい。ざっくりスリットの入ったドレスが似合う雰囲気もエロい姉ちゃん。お前のような高校生がいるか。

血塗
純真純朴、明るく元気なムードメーカー。ただしロリ巨乳。誰かに騙されないか危うげな雰囲気が。気持ちよくてもパパ以外にやったら絶対ダメなの姉ちゃん? わかった!

天元さん
おや、天元の様子が……おめでとう! 天元はスーパー天元に進化した! スーパー天元はちょうはつを覚えた! ゆうわくを覚えた!

漏瑚さん
花御と一緒に真人に箱化された後、単眼のじゃろりラーヴァスライム娘になったが、バイトしろと命令されて擬態を覚えた。得意料理は脇握り。

真人さん
おまんもショゴス。でもカムイさんの魂が強固すぎて術が全然効かないわ、魂から絶頂させられるわで散々。呪いは所詮矮小十把、塵芥に同じとわからせをされて従順になった。たまに謀反を企むがお仕置き待ち。

花御さん
うぉ、でっか。

アミさん
一般通過絡新婦の呪霊。娘共々無事保護された。やったねコイトちゃん、家族が増えるよ!

夜蛾校長
最近涙腺が脆い。

パンダ
オレがパンダ以外の何に見えるってんだよッ! 美少女!? ……そりゃ姉ちゃん。んでそっちの野生味と凄味溢れるイケメンは兄ちゃんだ。

二級呪霊
女型の呪霊。30点。

X指定版は

  • いる(真顔)
  • 書いて♡ 書け(豹変)
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