イケメン霊媒師によるたった一つの冴えたやり方   作:O•Nホール

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日間一位あざます。
エロネタはウケるの想像つくけど運営ちゃんに目をつけられるからドンドン評価してけ。目指せ運営ちゃんのお気に入り。ただ容赦ない時もあるから加減はする。

孕みto night。そういうのもあるのか。
木魚マンも呪霊にいそう……閃いた。


特級術師

 ──少年の運命は異なる。人並みを知り、最愛を知り。かつての最愛以来の友を得て。今は並び立つ最愛と学校生活を謳歌している。

 

「あーもう! 腹が立つ! 前の私なら問答無用で掃除用具入れにでもすし詰めにしてた!」

「でも僕は里香に……そんなことしてほしくないよ」

「……わかってるよっ憂太の馬鹿! 反転術式で平気だからって見てる方は気が気じゃないんだから!」

 

 ──ある男達の運命に変わりはない。怯えず、謙らずとも気に食わないと言う理由で、手を出してはならない者に手を出した。

 殴っても殴っても。蹴っても蹴っても。平気な顔で、自分を見ずに制止の言葉を放つ乙骨憂太。

 トイレの床に転がる喧嘩自慢の男子生徒達。何処かの未来で特級過呪怨霊と認定される、我慢の限界を迎えた祈本里香の怒気によって、畏怖の理由を知らぬまま意識を落とした。

 

「あの、里香。これ学校の人全員気絶してない?」

「……どうしよう憂太。カムイさんに怒られちゃうかも……」

 帰ろうとして気がついた、校庭や下駄箱の至る所にいる大量の意識不明者。怪我はなく、全員意識は取り戻したが、特級相当の残穢に呪術関係者は調査を始めた。

 

 

 

 ──仮想怨霊化身玉藻前。殺生石に変じた本物の玉藻前ではないにせよ、そう在れと畏怖され生まれたこの玉藻前は逸話や謂れ、人々の想像によって呪いの扱いに長けた。

 同じ玉藻の仮想怨霊は他にも発生しているが、一際古く。何度も行われた行為による補強で今やそれらを。そして本物すら凌駕している。

 

 と嘯くくせに尻を叩かれるだけでその最強が喘ぐのはどうかと思う。ただ嘘は言うなと言い含めているのでコイツの中では本当のことだろう。

 しかし事実として長い年月を意識が無くとも積み重ねてきた記憶がある。知識がある。そんな自称最強の玉藻前は今や相談所における呪術に関してのご意見番にして、諸々の指導係を担っている。教師のコスプレまでしてやる気があるのは良いが、炊事掃除洗濯だけ任せるつもりがどうしてこうなった。ご褒美に俺から性活指導した。

 しかしお陰で里香だよりだった憂太が担当する除霊も、本人も出来るようになった。

 そして、そんな呪力の質と量とセンスが飛び抜けて高い憂太だけでなく、シヅカも4級相当なら祓えるようになった。呪力の質は高いが量が少ないとのことだ。扱いのセンスは並み。

 俺はというと。質や量、センスなどの次元じゃない。呪力操作の中でも特殊な反転術式だの黒閃だの諸々が無意識下で使えていて、無駄な呪力の発露もロスもない。膨大な呪力も体力も無尽蔵。らしい。

 この世界に来て身体面で疲れ知らずなのはそういうことかと納得したが、本当に人間かとまたしても疑ってきたのでその日は意識を分割し幽体と実体で丸一日串刺しと挟み撃ちの刑に処した。

 

 

 

「って事がありまして」

 気まずそうに報告してくる憂太。

 学校で不良に絡まれ、それに耐えていた憂太に耐えかねて、里香が大量の意識不明者を出したらしい。しかし不良の押し寿司が出来なくてよかった。

「……呪術師が動くかもしれませんね」

「……動くとどうなるんですか、玉藻さん」

 渋い顔を作る玉藻にシヅカも焦燥を感じたのか神妙な面持ちになる。

「いずれは2人に行きつき身辺調査が入るでしょう。ここのことも自ずと知られることになるでしょうね」

「まずいですか。やっぱり」

2人の会話を遮る。

「まずいことがあるか。別に里香も悪気があってしたわけでもないんだろう。過剰防衛気味だが、それだけだ。俺はこの件で2人を責める気はない。だから里香も引き篭もらず出てこい」

「……はーい」

 隠れていた里香がやっと姿を現す。

「俺としてはそれで命を追われる罪に問われるなら呪術界とやらは碌でもないと見限るに足る理由になるだけだ。だから全員気にするな」

 呪術高専だったか。高等教育課程で呪術なんて物騒なもの扱うこと自体碌でもない。感情の揺動に影響される呪術を多感な時期に、致命的になる前に扱いを教えるという意味では理にかなっているだろうが。

「とは言いますが、特級呪霊2体を抱えている心霊相談所なんて危険視され呪詛師認定されるやもしれません。そう哀れな元ご主人様のようなお尋ね者に」

「……。派遣される呪術師の方が話のわかる人ならいいですね……」

 シヅカの願望はもっともだ。話にあった現代最強の呪術師が来るなんてことないとは思うが。

 

 ──なんて。言霊はこの世界実際にあるが、フラグまであるとは思いもしなかった。

「いやー特級呪霊相当の残穢だったからって、結構やばい案件かと思って覚悟して来たけど。まさか在野でこんな術師がいるなんて。……エグいね、君ら。特に君」

 ぴっと2本指で俺を指さしながらそんな総評をするアイマスクをした自称他称最強らしき呪術師が、いつの間にか部屋にいた。

 

「粗茶ですが」

「急に入ってきたのに悪いね……おや。おやおや? 君、玉藻前? 縛りで雁字搦めになってるけど資料よりも随分と別嬪じゃないか」

 祓った呪霊の落とした縄で緊縛もしたがそれのことか。え、それじゃない? 違う?

「どうも。ですが呪霊を口説くのはご主人様だけで結構です」

「いや口説いたつもりはないけど、どういう意味? まあいいや。それで────君らは一体何?」

 妙な威圧と圧迫感に俺以外が息を呑む。

「心霊相談所の所長と従業員、アルバイト以外に何がある。と俺としては言うしかない。説明を求められても悪いが、それ以上でもそれ以下でもないんだ」

「信じると思う?」

「本当に説明のしようがない」

「ええー本当にぃ?」

「多分うちの憂太……乙骨憂太と呪霊の祈本里香が高校で起こした問題で来たんだろうが、あれは理由あってのことだ。まだその調査まではしてないのか?」

「いやー緊急で来たからね。詳しい事情は何も。特級相当の呪霊は頻繁に出るわけじゃないけど、出たら被害は洒落にならない。報告を受けたお偉方が焦って僕に直接命令してくれちゃって。ま、素直に従うのは癪だけど人命がかかってるならね。実際確認できたわけだし」

「なるほど。なら憂太、もう一度説明できるか」

「あっ、はい。……必要なら今日あったことをお話しします。あれは夕方下校する前のことで──」

 

 粗茶と言いつつ出した玉露を2回ほど遠慮なくお代わりした闖入者へ事情説明が終わる。

 里香のことも聞かれ、憂太は素直に話した。

 玉藻については成り行きで式神みたく調伏したと説明して、ジロジロとアイマスク越しに近寄って見て危険性はないと判断したのか、改めて自己紹介を済ませた。

 特級術師五条悟。呪術高専東京校の教師。一年担任。27歳。

「なるほど。むしろ被害は軽い方だと。ま、隠してても国一つ滅んでもおかしくない力を見てとれるしね。……そこの玉藻前は兎も角、里香ちゃんだっけ? 彼女がどうしてそんな凶悪な呪力を持ってるかは見当がつかないけど」

「愛の力だよ!」

「ちょっ、里香! ……どうも。あの、そういうわけらしいです……」

「はは、愛か。……うん。言い得て妙だ」

 里香が憂太に抱きつき、憂太が照れるが満更でもなさそうだ。シヅカが五条の言ったことに今更驚いているが2人は知ったこっちゃない様子でいちゃついている。

 というか愛で納得するのか。

「それで、2人をどうするつもりなんだ」

「んー、今の発散されている呪力量は一般人と変わりないし、祓ったって誤魔化しても良い。ただね、今回は半分事故みたいなものだけど、また同じようなことがあれば本当に祓わないといけなくなるかも。僕としてはこんなにも愛し合う2人を引き裂くのは心が痛むからね……できればしたくない」

「つまり?」

「2人を取り巻く環境で今回のことが起きたなら、環境を変えるのが1番の解決方法! というわけで呪術高専に転校なんて、どうかな」

 五条悟はそれが本題だと言わんばかりに真面目な顔で提案してみせた。

 

 

X指定版は

  • いる(真顔)
  • 書いて♡ 書け(豹変)
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