イケメン霊媒師によるたった一つの冴えたやり方 作:O•Nホール
注意タグ アンチヘイトは 念の為
誤字報告・感想あざます。
ごじょセン1歳若返りました。やったぜ。五条先生もそう喜んでおります。
黒閃ピストンモザイク。そこまでの有用性は正直考えてなかった。カムイックスが天才。あなたを守ります。打撃の時だけなら修正が足りないので脱いだら常時発動してることにしといて。カムイックス、シヅカちゃんの目と心を守れ。嫌なら良い。どうせ心の眼で見てる。
「良かったんですか、あれ。あんな対応で」
五条が去ってからしばらくして、シヅカが不安そうに言う。
「本人が言ったんだ。自分より強いなら良いと。何もしてないのに勝手に降参されたのだが。……何か言いたそうだな玉藻」
「あの、よろしいので?」
「良いぞ言ってみろ」
よろしくはないが。
「……ご主人様が規格外すぎたのです。理論上呪術の効果は相対するエネルギーで乱して相殺、無効化出来ますけど。それを実際に、それも無自覚に、加えて的確にやっている人も呪霊も、過去から現在にいたるまでいませんからね? 術式の効果と言われれば納得いきますが。……六眼の無下限呪術ですら害せぬのか、主様は」
「まるで俺が人間じゃないとでも言いたげだな」
「あの違いますよ……? あ、そんな。こんなところで。え、ご主人様……?」
学生の手前、顔を近づけ笑うと玉藻は赤くなるが朝までコースだと告げると青ざめた。
飲み食いしても大も小も必要のない玉藻が行く必要のないお手洗いに行ってくると言って離席する。想像してちょっと興奮したなあいつ。……必要ないだけで必要とすれば出る。里香も同じらしく、話を聞いたシヅカは便利な体をのんきに羨んでいた。
「……ご迷惑をおかけしました」
シヅカと里香が苦笑いで玉藻を見送った後、憂太が謝ってくる。
「その話は終わったぞ憂太。おまえは改めて里香に愛されていることを自覚できた。愛するものが傷つけられる姿は誰だって見たくない。これが言葉でもな。平気だからといっても、それを見る者がどう思うか身をもって15、6歳の今それを知れたんだ。大事になったが俯くな。むしろ良かったと思え。里香もな」
乱雑に憂太と里香の頭を撫でる。
「それに、繋がりを持つこと自体は悪くない。五条悟は適当な感じだったが信用はできそうだった。
うちの従業員の人間2人が反転術式、術式反転も使えると知ると、憂太と里香だけでなくシヅカもスカウトされた。
しかし憂太と里香も断り、シヅカの体質をどうにかする依頼も投げ出すわけには行かない。
で、何故か戦うことになって。勝手に降参して。勝手に肩の荷が降りたような表情をして。時々気に入った生徒を連れて様子を見にくるから相手してーと言って去って行った。
俺が本来関与し得ない学生2人への転入転校云々の話は無くなったが、ちょっと面倒くさい知り合いが増えたなと思う。……夏油のことは学生と里香には伏せていた。
この世界に来て結構ストレス溜まることは少なくないが、溜めない性活は楽で良い。玉藻相手に飽きが来ないのもいい。
あとこの世界に来て初めて知ったが、一徹あとに寝て起きて昼過ぎに飲むコーヒーは一際うまい。
「今日の件なら解決したよ。あ、それと僕最強じゃなくなったから。じゃ、そゆことで」
そう告げるだけ告げて詳細を話さぬまま去った五条悟の背中に、困惑から解放された呪術界のお偉方の怒号が飛び交った。
ある日の夜。
「あ、あの主様。その手に持っているモノは呪具、ですか」
「ああ。明らかな銃刀法違反だ。どうにか活用できないかと思って弄っていた」
「あのあの、微細振動であらゆるものを切る小刀が、あったと思うのです、が……そのソレは」
「ソレだ」
どうやら呪霊だけでなく呪具にも俺の能力は有効だったようだ。面影を残した元小刀が呪力を吸うとマッサージ機の先の如く震える。
「う、嘘じゃろ!? そんなモノ入らぬぞ!? い、いや主様と同じ大きさでも、いくらなんでも嫌じゃ! そんなもの後ろに入れられたら死んで──ひぐぅ」
わずかに抵抗されたが飲み込んだ。大量の呪力を吸った振動が俺にも伝わってきた。漏れ出る声も振動するので笑いそうになった。
後程。あれ一個でウン億が動くと言われ元に戻したが、代わりに市販品を部屋においておくと癖になったらしい玉藻がこっそり使っていたので空いてるほうをふさいでやる。
そんな日常の一コマ。
来訪から数日後、呪具を介した方が学生2人は祓いやすいでしょ、と見学がてら除霊についてきた五条が言う。
ちなみに五条は俺の術式を見て驚き、除霊方法を見てドン引きした後、出たものを見て真顔に。もう一回ドン引きしてアイマスクとってもう一回見て、ゲラゲラ笑い転げてくれたので殴っておいた。どれだけ顔が良くても殴られたことを懐かしいとか言ってちょっと涙ぐんでたの気味が悪い。……もしかして誰かにこいつと俺同列扱いされてるとかないよな。ないよね?
とはいえ助言については尤もだと思う。無手で呪霊という異形に挑むのは憂太はともかくシヅカには難易度高い。呪霊にセクハラされたときの見えない速さの蹴りは痛そうだったが。除霊に赴く時は流石にスパッツかズボンを履いてる。
……会計させるつもりの住み込みバイトのシヅカが運動気分で除霊に行く時は全員に心配されて1人で行ったことは一度もない。生きては帰るだろうが絶対エロい目にあう謎の確信が相談所内で密かに共有されている。
「なので特級呪具を配る」
「貰えるならもらいますけど、配るようなものじゃないですって……!」
「もらって良いんですか? 高いんですよね……?」
知識がついて尤もなことを言うが仕方がないだろう。元の持ち主に返すわけにもいかないんだから。
彩色と装飾を変えて黒塗りにした『游雲』を憂太に。これは術式で本人が色々できるので、その邪魔にならないようにする為。
シヅカには血塗れだった『金剛杵』をそのまま渡せないのでヨーヨーに形状を変えて渡した。元が名前の通り丈夫で、投げると視界に映る大きさを維持しながら肥大化と重さを増す。どこまでも飛ばしたいだけ飛んでいき、何処からでも手元に帰ってくる便利なものだったが、ヨーヨーになって丈夫な本体といくらでも伸びる実体と非実体の中間の呪力の糸は絡まることなく、視界大に肥大化する機能は据え置きの、持ち運べる呪具になった。
「スケバン刑事かHUNTER×HUNTERでも見ましたか」
見た。
X指定版は
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いる(真顔)
-
書いて♡ 書け(豹変)