Re:東方最高神[零(ZERO)]【ワールド・オブ・アドベンチャー:前章】   作:神森リョウカ

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どうも、久々のリョウマですよ………最早言うまでも無いですね………はぁ………それじゃあ前回のあらすじを簡単に言えば………リョウカさんとリュウカさん達が戻って来て色々なお土産話や新たセキュリティー計画等の話し合いとかをしてましたが………今度は新たな問題として……『虚数崩壊インパルス』と言う最強災悪とも言われる終末核兵器を止める為に『ヘルタ』へ向かう事に…………しかし最初こそはカンパニーが相手ですが……『ヘルタ』に突入する直前に強大な殺気が『ヘルタ』から放たれたのです………そしてその殺気の正体が……イレギュラーの水鏡の悪魔……シュピーゲルと言われるフリーレンさんの世界の零落の王墓のダンジョンボスだったのですが……イレギュラーとして現れ……『ヘルタ』を制圧……内部に居た大勢のカンパニーの強硬派の軍を壊滅………事実上の難攻不落の要塞へと変貌させ……私達はその『ヘルタ』に踏み入れ……シュピーゲルを討伐した上で『虚数崩壊インパルス』の発動阻止を実施………『システム』とリョウカさんの力で弱体化していたとは言えその複製体の相手がやはりリョウカさんでした………しかし……戦闘開始直後に調和の使令形態へ移行して壮絶な死闘を繰り広げる結果になりました……最終的にシュピーゲルの討伐に成功し……『虚数崩壊インパルス』は発動阻止に成功し……無事……とは言い難いけど『ヘルタ』を奪還にも成功しました……こんな感じですね……それじゃあ今回も見て下さい。


第19話[閑話:その4]淵森母神一家と第1回報告会

OPBGM:作品名【このすば】曲名【Growing Up(OPver)】

 

 

 

 

あの『虚数崩壊インパルス』の一件がようやく落ち着き……一行達はその報告会議をようやく開いた………

 

 

リョウカ(本体)「さてみなさん、ようやく落ち着きましたね………今回の件は本当に忙しかったのでね………まあ最後私は倒れてたからどうなったかは不明ですがね………。」

 

大高(本体)「そうですな……今回は本当にお疲れ様でした姫様………。」

 

高野(本体)「ええ、確か報告で聴きましたが……イレギュラーでかの水鏡の悪魔であるシュピーゲルがイレギュラーで現れたと?」

 

リョウカ(本体)「ええ、大変でしたよ………あの戦いでは文字通り総力戦且つ今の私やお母さんですらも本気であの戦いで誰かが犠牲になる覚悟はしていた程な位には滅茶苦茶強い相手でしたよ………ただ今回は偶々様々な要因が重なって犠牲者を出さずに勝てた感じですよ………今回は運が良かった………状況だけ言えば最悪を通り越してはいたけどこの通り……みんな生きて帰って来れたのが幸いです。」

 

リュウカ(本体)「そうですね。」

 

一夏(本体)「だがリョウカ……一応聴きたい……あの複製体リョウカが…調和の使令である……『ハルモニア聖歌隊:ドミニクス又はディエス・ドミニ』……になれた……つまりはお前もなれる訳だ……だがリョウカ……お前の口でなれるって言ったが……あの形態……一体何に使う気だった?」

 

リョウカ(本体)「あ〜…あの時は余りにも余裕が無かったからね………あの形態は他の形態とは異なって唯一まともな正式な対戦時……まあ謂わば常人でも挑める用にふっと眼に止まったのでね………防御能力や攻撃性能も申し分無い……ただ移動能力が一切無いのが滅茶苦茶痛いけど……その場で反固定砲台且つ丁度い良い難易度で収まる……っと言う点でこれが丁度良かった………ただし間違った対応すれば良ければ防御力無視のオンパレードによる無慈悲な大ダメージ地獄に陥って慌てて体制を立て直さざる得なくなった挙げ句……そこに更に追い討ちが襲い掛かるけどね………更にはトドメに最終形態はほぼ強制的にDPSチェックを強要させる仕様で兎に角攻め続けさせる……足りなければ強制敗北のあの『初めに行為ありき』が発動で全滅……だからあの姿は兎に角相手に攻め続けさせる事と如何に弱点を狙えるかを教え込ませるに丁度良い……実に良い教習用並びに公式試合用の形態とも言える訳です………。」

 

一夏(本体)「なるほどな〜……。」

 

リョウカ(本体)「とは言え……勿論ながら難易度調整も可能ですがね………特に最高難易度となれば………かの無慈悲な大技がノーチャージ且つ無詠唱で突拍子無しでぶっ放して来たり………厄介な靭性ゲージが増えたり……無論それに伴った体力の大幅増加と弱点属性の耐性がランダム性に変化……その上で………最終形態に至っては……靭性ゲージそのものがあの戦い以上に多い癖に体力がその何倍以上に膨れ上がり………『初めに行為ありき』の前のチャージ行動である『初めに言葉ありき』の猶予を超高速化………ゲームで言うならば……本来なら7ターン……って言うよりも味方が行動した直後に1チャージが挟まり1ターン経過する仕様で……7ターン経過から更に1ターン経過で『初めに行為ありき』発動……そしてあの戦いでは割り込み行動や再行動等徹底的にこちらの行動を制限されてはいるけどほぼ発動猶予は一緒ですが………この最高難易度は………かのエネルギータワーやエネルギーワールドの力もあって……超高速詠唱及び超高速チャージが可能になり……僅か1ターンで発射する……もう一度言うけど僅か1ターンで問答無用で発射……つまりはあの最終形態になった時点で既にチャージが完了している事を意味する訳で………せめての有情仕様と言う訳で……こちらの行動終了後に即座に発射と言う感じを繰り返す訳です……無論最高難易度に相応しい程の攻撃力は増加していますがね……そもそも強制即死の癖に攻撃力の概念が有るのか?っと言われたらそれまでですが……。」

 

カズマ(本体)「いや…最高難易度勝たす気無えだろ!?」

 

リョウカ(本体)「でも最高難易度を攻略出来ちゃった人が居るのが逆に怖い位ですよ……ねえ?お母さん?」

 

一夏(本体)「え……?マジかよ……?マジでやっちゃった訳か……?」

 

リュウカ(本体)「うん、マジです……滅茶苦茶大変ですが………。」

 

カズマ(本体)「お前もお前でガチで頭がおかしいな………。」

 

リョウカ(本体)「だけどこれでもまだまだ序の口ですよ……あの戦いでは私が出て来たからこそ勝てたのですが……逆にお母さんが出てたら詰みが確定してました………っと言うよりも私があの姿になれてお母さんにも出来ない筈が無い訳です……。」

 

めぐみん(本体)「え……?つまりは……?」

 

リョウカ(本体)「ええ?私の方が遥かに優しい方ですよ………寧ろお母さんのは文字通り地獄でしたよ………勝たす気が有るのかどうかも疑うレベルですよ………何せ……あの姿が無数に現れた挙げ句に………最高難易度に至っては自動回復する上で常時バリアーを展開する上で………本体と分身とでは役割が全く異なる上で本体と分身を入れ替えまくるからね………分身は本体にバフや回復やバリアー等を展開しまくる上でこっちをデバフや状態異常掛けまくる………本体のお母さんは攻めに攻めまくるゴリッゴリのアタッカーですからね………トドメに本体がピンチになれば分身が自ら盾になって防がれる上でその分身が消える代わりに本体の完全回復………これを言ってまだ私の方が難しいと言えると思う?」

 

シカマル(本体)「ああ、無理だな……どっからどう見ても勝てる気がしねえ……だがお前の事だから……勝てたのだな?」

 

リョウカ(本体)「ええ、私ですらも手加減抜き且つ殺す気のありとあらゆる手段を用いてギリッギリ勝てた位ですよ………僅かな隙を見つけては強烈な一撃を入れるを超高速で繰り返して兎に角回復やバフが追い付かない様に……ダメージレースでどうにか競り勝った感じですよ………二度とやりたく無い位です………。」

 

シオリ(本体)「あっはは……完全にトラウマレベルだね………。」

 

リョウカ(本体)「ええ、もう一回やれって言われたとしても絶対にやりたく無い位ですよ……それに……一応私も人の事言えた物じゃないけどまだまだ余力を残しているのでね………やろうと思えば分身全てをアタッカー型に置き換える悍ましい事を普通にやりかねなかったが……敢えてしなかったのが唯一の救いですよ………されたら文字通り……回避不可能且つ怒涛の全防御無視の超高威力の猛攻ラッシュに晒されまくる挙げ句………仮に突破出来ても今度は最終形態で全てを一度に同時に撃破しなければ生き残った個体が『初めに行為ありき』ぶっ放して試合終了………ゲームだったら糞ゲー所では無いレベル……ゲーム機叩き壊す位の発狂レベルですよ。」

 

リュウカ(本体)「なんか……滅茶苦茶ごめんなさい………。」

 

リョウカ(本体)「いや、良いんですよ………そもそも私が調子に乗って挑んだのが悪い………その結果がほぼほぼフルボッコにされながらもどうにかダメージレースでの競り勝つっと言う壮絶な消耗戦を繰り広げる惨状になったのでね………だから気にする必要は無いですよ…………。」

 

リュウカ(本体)「そうですか………。」

 

めぐみん(本体)「でもそうなるともし敵対した時の対処法位はした方が良いですね………。」

 

リョウカ(本体)「でしょうね………私の場合はあの事件の時に散々味わったと思うけど………お母さんの場合には兎に角数で攻めてくる………しかも質も同等……だからこそ厄介所では無い………そもそも私の最高難易度を倒してようやくお母さんに対して挑めれる位の悍ましい程鬼畜レベルです………無論難易度はたったの2種類……一つ目は様子見って言うか慣らし……対お母さんに対してのまあチュートリアルを兼ねた難易度ですが……それでも鬼畜レベルの悍ましさです…………そして私がやった最後のもう一方っと言うか……事実上お母さんの場合の難易度はこれのみで正真正銘のフルパワーで襲って来る訳です………私が言えるアドバイスって言えば………文字通り……『やられる前にやれ。』……以上ですね………つまりは増やされる前に一気に本体のお母さんを倒せるならばまだ行ける……っが速攻で決めれないと……後は私の味わった無数の地獄が襲って来るけどね………。」

 

千冬(本体)「なるほど………一応参考になるかどうかは分からんがありがとう………だが速攻で本体を倒すと言われてもな………。」

 

リョウカ(本体)「ええ、私も口を酸っぱくして言ってるけど……実際に私よりもお母さんの方が強い……仮に私と私の兵士のみなさんで挑んだとしましょう………結果を言えば………私含めて大部分を全滅する代わりにどうにか相打ちに出来るか否か……っと言う位ですよ………一応私自身も分身を出せなくはないけどお母さん程得意では無い………お母さんは一切タイムラグ無しで一瞬で無数に召喚する………私ですら今でも無数の数を召喚するのにどんなに早くても数秒は掛かる………だがお母さんはその数秒間でその倍以上を平気で繰り出せるから………事実上私にはお母さんに勝てない………ただし一切のプライド抜き且つ手段を選ばなかった場合にはまだ幾らか勝機は山ほどあるけどね…………。」

 

リュウカ(本体)「リョウカちゃん………ちょっと私の事過大評価し過ぎてじゃあ……?」

 

リョウカ(本体)「事実だから仕方ないのでね……とは言え私もまだまだ諦めた訳じゃ無いのでね………あ……そうそう思い出した…あのディエス・ドミニに関してですが……史実ではサンデーさんが依代になってあの姿になった訳ですが………予定ではサンデーさんの妹であるロビンさんが依代になる筈で……もし仮にロビンさんが依代になっていたら……恐らく本当の意味でハルモニア聖歌隊:ドミニクスが完成していたと思っています………つまりは……あのディエス・ドミニの力は確かに星神の使令に相応しい力ではあるけど完全体では無い故に倒せた………だが完全体のディエス・ドミニ……いえ……ドミニクスとなっていれば……文字通り星神と対峙する羽目になっていたでしょう………。」

 

カズマ(本体)「あ〜……確かにそうだな……もしロビンが敵対してたら俺達含めて完全に詰みだったからな………一生『エナの夢』の中に閉じ込められる事になってしまうだろうな………。」

 

リョウカ(本体)「ええ………みなさんも忘れてるとは思うけど……そもそもドミニクスやディエス・ドミニの本質は『エナの夢』にある………確かにドミニクスとディエス・ドミニ自体の戦闘能力の高さがトチ狂っているのは承知の通りだけど………元々得意とするのはある条件を満たさない限りは決して解けない状態異常の『異夢』……正式名称は『エナの夢』………この状態異常は強制的に相手を特殊な睡眠状態に陥らせる………この特殊な睡眠と言うのは……掛かった本人の体力を徐々に回復させる代わりに………その状態異常に掛かった相手に対するダメージを上げる………モンハンの世界版の逆睡眠倍加ダメージです………とは言え………これは戦闘時に限るけど……この状態異常の本質は相手をより『夢境』に依存させる事に特化しているのです………そして…………この『異夢』とは掛かった数が多ければ多い程にドミニクスとディエス・ドミニの力を増幅させる訳です………そしてこの『異夢』状態から抜け出す方法は……『夢境』の中での『綻び』を見つけ出す事………つまりは夢の中での矛盾を見付け出してこれが夢であるっと言う事を認識し………現実世界へ目覚めさせる事を意識する事で解除可能………因みに戦闘時の『異夢』状態の場合はデバフ解除を行うか………一度でも良いから攻撃を受ける事で即座に解除可能………だがドミニクスとディエス・ドミニの前で隙を晒せば問答無用で叩きのめされるだけですがね。」

 

高野(本体)「確かに非常に厄介だな……だが『異夢』状態と『エナの夢』は別なのか?」

 

リョウカ(本体)「確かに『異夢』と『エナの夢』は全く別の効果………だがその性質と本質は全く一緒なのです………『異夢』と『エナの夢』と言うのは人々に自分にとって都合の良い夢……つまりは自分にとって幸せな夢を見せつけて夢の中に居続けさせる狙いが有るのです………人にもよるけどその幸せな夢の中で生き続ける事を生涯とする人達も居るのが事実………それ故にドミニクスやディエス・ドミニの力は強大な訳ですよ……簡単に『エナの夢』は抜け出せない………言うだけならば簡単です……だがそれを実行に移すのはほぼ不可能………それこそ星神を蘇らせる事と同じ位には難しい……何せ……『エナの夢』に陥った人達の数が多過ぎる………数人や数十人程度では無い……軽く少なくても何百人……多くても何万人以上もピノコニーの夢境の中に居る上で『エナの夢』に囚われている事になる訳です………だが………それを可能にして実際に全ての人を現実世界へ目覚めさせる事に成功した…………その結果がドミニクスとディエス・ドミニの弱体化に成功……倒す事が出来た訳です……勿論その時はロビンさんも味方だった事も有って……それこそ様々な要因が重なって勝利へと繋がった訳です………。」

 

大高(本体)「なるほど、理解しました。」

 

リョウカ(本体)「さてですが、そろそろドミニクスやディエス・ドミニについてはひとまずは置いとくとして……あの時はまあ『虚数崩壊インパルス』の一件で忙しかった事もあるので……別の戦果のお土産話……っと言えれば良かったのですがね……みなさんは前に説明したとは思うけど……仙舟『羅浮』の豊穣戦争は知っているでしょう?」

 

カズマ(本体)「ああ。」

 

リョウカ(本体)「私達が介入したのは第二次豊穣戦争……私達はかの雲上の五騎士を救って今度こそ誰も失わせない為に未来改変を行うべく参戦……無論その時は私やお母さんも完全な本気且つ全力状態で……出せるだけの有りっ丈の戦力と共に仙舟同盟と共に即席の連合軍を結成し豊穣の星神及びその使令の討伐を実行する事になった……。」

 

一夏(本体)「え?でもさ?確か史実じゃあ本来第二次豊穣戦争って豊穣の使令だけじゃなかったか?」

 

リョウカ(本体)「本来ならそうですが……私達の介入を重く見て豊穣の使令だけでなく……星神の薬師自らも参戦した訳です……結果的に私とお母さんで役割を分担せざるを得なかった……つまりは別行動する羽目になった……だがそれがこの戦いの運命を決してしまった訳ですがね………。」

 

めぐみん(本体)「…………何と無くもう察しました……滅茶苦茶嫌な予感しかしないですが敢えて聞きます……どうなりました?」

 

リョウカ(本体)「……先ず結論を言えば……史実通りこの第二次豊穣戦争は私達の勝利に終わった……そして私達の目的でもある雲上の五騎士も誰も欠けなかったし応星や鏡流も何事も無く無事だった……その上で雲騎軍も重傷者多数を出した物の誰も犠牲にならなかった………しかし…………その代償として……私達側の被害は甚大だった………確かにこっちも兵士側は死傷者無しですが重傷者は多数且つ全滅寸前まで追い込まれた上で……多数の艦隊も傷付き大破が多く…………そして……豊穣の使令及びその星神の薬師を討つ為に龍華(リョウカ)の最後の切り札を切らざる得ず………お母さんの協力で使令と薬師が合流したのを見計らい……私を乗せた龍華(リョウカ)を特攻………零距離発射形態のになり…私の全エネルギー及びギリギリ生きれる程度の生命エネルギーを残して注ぎ込み……更に龍華(リョウカ)に積まれていた有りっ丈の核とエネルギーを文字通り起爆………使令及び星神の薬師の完全消滅に成功した………が………かの拡張機能を搭載していたとは言え……明らかに限度を超え過ぎていた……消滅こそ免れたが……結局轟沈……無論私は瀕死の重傷を負う羽目になった……しかも囮役を引き受けた龍華(リュウカ)は轟沈こそしなかったけど大破……お母さんまでも重傷を負う羽目になった……。」

 

全員(リョウカ及びリュウカ除く)『……!!?』

 

リョウカ(本体)「……それ程までに薬師やその使令の強化が凄まじかった……一応こっちには星神の巡狩の嵐が居たとは言え……嵐は雑魚狩りで忙しかった……なので必然的に私とお母さんだけが薬師とその使令の対処しなければいけなかった……そしてその結果があのザマな訳です……勝ちはしたが一歩間違えれば死傷者が出た上で大勢の犠牲者を出していた………大昔の一人旅時代の惨劇にならずに済んだのが幸いですが………とは言え私達は酷く傷付き過ぎた………その回復や立て直しに大きく時間を取られた………何せ生憎永琳さん達を連れてた訳ではないので回復役が明確に存在しなかったのが痛手だった………なので必然的に分身を創って対応したけど………結局は永琳さん達と医療組の私達よりも大きく劣るので時間が掛かった…………能力回復も視野には入れてはいたけど……確かに私も回復能力は得意と言えば得意ですが……お母さん程では無い上で要のお母さんが重体になってしまったので必然的に時間が掛かった訳ですよ。」

 

カズマ(本体)「わ〜お………そりゃあ酷えな……。」

 

リョウカ(本体)「まあ、これでもまだマシな方ですよ………昔なんかはもっと酷いからね………それに比べたらあの戦いもまだまだマシな方です………。」

 

めぐみん(本体)「…………そうですね……ですがそこまで無茶しなければ勝てない相手とは……やはり星神とは言え油断出来ない相手ですね。」

 

リョウカ(本体)「ええ、神々の間ではまだまだ若いですが……その成長能力と力は優に最上位級及び最高神級に及びかねない程の天性の強さと成長性が有る………だから故に期待のルーキーであると同時に潜在的な脅威にもなりがちです………あの戦いでは辛うじて勝てたと言っても良かったです………豊穣の星神は文字通り規格外の化け物再生能力と回復能力を持ち合わせているので……文字通り魂諸共完全消滅させない限りはどんな状態からでも再生すると言うのが厄介……しかも味方にも回復や蘇生させまくって……しかもその相方の使令は豊穣の星神の使令の癖にアタッカータイプ………まるで薬師の攻撃能力の低さを補う為に居るのでは?っと思いたい程に圧倒的な攻撃能力の高さで大量の雑魚の軍勢と共に襲って来た訳ですよ………殺し切るのには苦労しましたよ………薬師と使令のダッグをほぼ同時に消滅させないと勝てないのでね………。」

 

大高(本体)「それは……災難でしたな……。」

 

高野(本体)「ああ……本当に良くご無事で戻って来れて良かったですな。」

 

リョウカ(本体)「ええ…ああ、そうだ……実はお土産って言うよりかは………新しい設計図と新戦術及び新戦略の提供をしようかと思いましてね……私達は今まで幾度も無く対空戦やそこまでやった訳ではないけど対潜戦闘もして来た………特に対空がそろそろしつこく思って来たのでね……そろそろ全艦艇にも飛行甲板の増設若しくは新造艦を建造しようかと思いましてね………それ及び……それに伴って対潜特化型の艦艇と艦隊と航空戦力……対空専門の艦艇や艦隊と航空戦力……そして対艦及び対陸の艦艇や艦隊と航空戦力の補充と新造を実施して更に戦力の増強を実施しようと思ってます……とは言え元から殆どの部門も極まっているのにこれ以上増強してもそこまで変わらないとは思いますが一応念の為……もしもの時には役には立つと思うますよ……。」

 

高野(本体)「ふむ…分かった感謝する。」

 

リョウカ(本体)「さて最後は、話は戻りますが………かのディエス・ドミニに関してですが……先程私は動けないので半固定砲台である……そう説明したね?」

 

カズマ(本体)「そうだな……まあ、アレが動いたらマジで手がつけれないがな……。」

 

リョウカ(本体)「まあ、本家の場合は動けないからね……本家ならば……ですが………。」

 

一夏(本体)「おいまさか?」

 

リョウカ(本体)「ええ、とある形態との組み合わせならば動ける様になった……その組み合わせと言うのが……私達が世話になっているあのアラクネ形態……その上半身部分をディエス・ドミニに組み替えた上で専用の姿になれば文字通り規格外の化け物の誕生しちゃった訳です…。」

 

カズマ(本体)「マジかよ……だが尚更思ったんだが………あの戦い……実はあの複製体ってやろうと思えば普通に出来たって訳だよな?」

 

リョウカ(本体)「そうなりますね。」

 

カズマ(本体)「だが、敢えてしなかったのは?」

 

リョウカ(本体)「私は前に説明したとは思うけど………シュピーゲルの複製体の召喚する対象が守護者の場合は総合的な戦闘能力が最も高い人物がその守護者となってシュピーゲルの側に現れると説明し……私達の時もその時は条件が合わず……確かに総合的な戦闘能力の最強格の私の筈が……複製体のフリーレンが選ばれたのも……前に言った様にその総合的な戦闘能力の中で最も高い人物が守護者として召喚されるけど………その対象の攻撃能力に問題が有る場合にはその次に高い人物が守護者として選定される仕組みが存在します……私の場合は高過ぎる攻撃力と超広範囲攻撃を乱発しまくる故にダンジョンが保たない事とシュピーゲル本体に被害が出る故に守護者から除外………そしてあの戦いではその心配が無いから私が選ばれたが…………その守護者の行動パターンはコピーされた本人に準ずるが……そこにシュピーゲルの守護者としての行動原理も加わっている………なので守護者として選ばれた場合には必然的にシュピーゲルを護らないといけない訳なので……当然その側から離れてはいけない……だからこそアラクネ形態と調和の使令形態との組み合わせをしなかった……いや……出来なかったのが正しい………もしあの場面で移動していたらシュピーゲルにとって護りが無くなり………その間に別働隊若しくは外で待機している艦隊からの異空間ゲートからの狙撃が待っていた………だからこそ離れると言う手段が事実上潰されて……移動しなくても良い調和の使令形態での戦闘を選ばざる得なかった訳です……因みに移動しなくても良い形態の中では他に……使徒形態のラミエルや制御機構形態が存在しますが……ラミエル形態の場合には確かに相性は良さそうには見えるけど………相手は多数だった……しかも弱体化の影響も受けているので対多数の攻撃は苦手…………そして制御機構形態の場合には……確かに難攻不落の超巨大要塞とも言える程の鉄壁の防御力が売りですが………それだけなので攻撃能力が低過ぎる………他にも固定砲台型も有るには有るけど……どれもこれも私が言うのもアレですが……癖が強過ぎたりしてあの場面には適していないので………必然的にあの姿が選ばれた訳です………またしても切実過ぎる理由でね……。」

 

一夏(本体)「わ〜お………。」

 

シカマル(本体)「ああ、シュピーゲルからすれば……まともな姿がねぇ……って思ってた訳だし………ある意味で助かったって思ってるぜ……もしアラクネ形態も合わさっていたらウザったらしいっちゃあありゃあしないし……勝てなかっただろうよ。」

 

リョウカ(本体)「そうですね………因みにアラクネ形態と調和の使令形態との組み合わせですが………実を言えば滅茶苦茶相性が良かったりもします………調和の使令形態単体でも強いと言えば強いですが……動けないと言う点を突かれたりもするし………そもそも調和の使令形態の最大級の弱点は………対多数よりも……何と単体に対して滅茶苦茶弱いのですよ。」

 

千冬(本体)「それは何故だ?」

 

リョウカ(本体)「これは史実にこそなるけど……実際の戦闘での仕様ではディエス・ドミニの靭性を1ゲージ分削る毎に味方全体に対して特殊なシールドを展開出来る仕様が存在しますが……このシールドは味方全体で共有する関係上……ディエス・ドミニの攻撃は基本的に全体攻撃をしまくる関係上……そのシールドは呆気なく破られる……当然最終形態の必殺技である『初めに行為ありき』も当然簡単に破られる………そこで導き出す答えが……単独で戦うっと言う手段が用いられた………と言うのもさっきも言った様に特殊なシールドは味方全体で共有………つまりはそのシールドを独り占めにすれば良いと言う発想になる訳………その結果……ディエス・ドミニの攻撃にも簡単に耐えれる様になり……しかも『初めに行為ありき』も簡単に防がれると言う訳です………そしてこの弱点は見事にある程度引き継がれてます……ただしある程度と言ったのは最終形態の『初めに行為ありき』に関してですが………これは本家の場合は純粋な防御力無視の大ダメージ攻撃ですが……こっちは発動すれば最後……ありとあらゆる全ての防御及び回避を全て無視して相手を強制即死させるので……特殊なシールドも無意味と化する……対単独に対するまあ切り札でもある唯一の攻撃能力……っが……チャージまでの時間が長過ぎるのが痛手ですが……その膨大なチャージ時間の隙は最終形態時のチャージの仕様で他の最後の切り札級のチャージよりは滅茶苦茶早いとは言え長い事には変わりない……その膨大なチャージ時間の間に一撃必殺級の攻撃を受けたら元も子もないのでね……。」

 

千冬(本体)「な……成る程……そう言う意味合いで言えば単独の方が寧ろやり易い訳か…。」

 

リョウカ(本体)「ええ……だからこそのアラクネ形態が役に立つ……調和の使令形態は対多数の敵に対して決戦級の力を有するに対して……対単独の相手に対する攻撃能力は壊滅的に低いのが痛手……逆にアラクネ形態は……対多数が得意そうに見えるけど……実はその逆………対単独の敵に対しては決戦級の力を持つ……一応対多数の攻撃は多く持っているとは言えどちらかと言えば対単独の攻撃能力に尖っているのでね………更に言えばアラクネ形態はあの巨体に対して滅茶苦茶俊敏に動ける上で超速の連撃を放てる………勿論攻撃力は滅茶苦茶高い……しかも状態異常や耐性低下等様々なデバフを掛けまくる上で……防御力も高い……ある意味で単独のみで完結してしまってはいるけど……それを更に引き上げる事を可能にするのがこの調和の使令形態………他の形態も良かったですが……アラクネ形態の力をより引き上げれるとすればこれが唯一ですね……調和の使令がアラクネ形態に対してバフを掛けたり……調和の使令で足りない対単独攻撃能力をアラクネ形態で補い………調和の使令のチャージ中はアラクネ形態の俊敏な動きと攻撃でフォロー………等これ程までに凄い組み合わせは無いですよ。」

 

カズマ(本体)「そりゃあすげぇな……下手すれば調和の使令形態が最終形態になった時が一番地獄見そうだな……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、なんせもし私が敵ならば……わざわざ敵前で膨大な隙を晒す訳にはいかないのでね……だから本体部分には兎に角逃げを徹してもらい……上半身部分の最終形態の調和の使令に『初めに行為ありき』のチャージをして……本体部分の最後の時間稼ぎが完了したら敵前に現れて問答無用で即座にぶっ放す……っと言う悍ましいデスコンボをしますがね……それか本体部分が必死になって隠れ場所を探して隠れて……チャージが完了と同時にワープして敵前に現れてからの問答無用で即座にぶっ放す……等ですかね。」

 

一夏(本体)「まあ、リアルで考えれば……RPGゲームで考えると兎に角避けまくられた挙げ句に指定されたターン以内に撃破出来なければ問答無用で回避及び防御不可能の全体即死攻撃で全滅……アクションゲームだったら逃げまくったり…隠れまくったりする最終形態の調和の使令を制限時間内に撃破出来なければ……突如フィールド全体に回避や防御等を全て無効化した上で問答無用で即死させる攻撃をぶっ放してくる訳で……そりゃあゲーム機叩き壊す位の糞ゲーになるな…。」

 

カズマ(本体)「ああ、だがあの戦いでは逆にその姿をしてこなかったのが俺達にとっては有り難かったがな……されてたら勝てなかっただろうよ……ちょこまかと動き回った挙げ句に時間稼ぎされまくるのは堪らんからな……。」

 

千冬(本体)「そう思うと我々は幸運に恵まれてるな………。」

 

リョウカ(本体)「ですね……とは言えアラクネ形態と調和の使令形態との組み合わせはあくまでも実験段階では好評だったのですが……実戦ではまだ使ってはいないですがね………そもそもなる必要が無かったのでね………ただ単にデカ過ぎる的です……幾ら俊敏に動けるとは言え所詮はデカい的である事には変わりない………そもそも確かに全てに於いて凄いのですが………元々の欠点である……超遠距離の相手に対する攻撃手段がほぼ無い上で……新たな欠点として……他の形態と比べて滅茶苦茶重量が上がってしまった事です……下手すれば最重量級の上位に入れる位にはね……なので必然的に地形にも左右される羽目になるし……重量の加算でアラクネ形態そのものの負担も増えて機動力の低下も招く……確かにアラクネ形態は如何なる重量物をあっさりとほぼ支障無しで運搬出来るとは言え……無論それには限界は有る………自身の積載量を超える物が載せれば当然負担も増える上で……機動力が落ちるのも当然ですが………それに伴ってスタミナと体力の消費も超過した分だけ増加する………だから故にアラクネ形態と調和の使令形態……確かに相性は最高に良いには良い………っが……案の定重量超過している為……スタミナと体力が低くなってしまった………だからこそその組み合わせはある意味で切り札でもある………使う使わない以前の問題ですからね……そもそも使わなければ良い状況だったのでね………。」

 

一夏(本体)「成る程な……だったらこっちも対処は出来るな……つまりは……超遠距離を保ちながら逃げ続け……体力やスタミナが切れた所を一気に叩き潰せば良い………そんな感じか?」

 

リョウカ(本体)「そうなりますね………だから挑むとするならば……最低でも飛行可能な超巨大戦艦級の火力を有していて尚且つ超遠距離から一方的な攻撃可能な攻撃を持っていて……更には難攻不落の超巨大要塞級の鉄壁の防御力を持っていて……最後には超遠距離を維持する為の超高機動の動きを持っている事……以上の条件を満たしていないと駄目ですね………それでその条件を満たしているとすれば……最低でも龍華(リョウカ)級の超巨大戦艦以上しか居ないでしょう………。」

 

カズマ(本体)「だろうな……だが戦闘でソイツ連れて来れるのか?っと言われたら先ず無理だろうな……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、私ならば絶対にそんな事はさせないだろうからね………ワープが有る……だが……ワープしたら零距離発射形態状態の龍華(リョウカ)が出待ちしてる可能性も有るからね……実は言ってはいなかったけど……通常時と零距離発射形態って見た目上の変化は一切無いからね………だから発射する時までは一切判断出来ない訳です……そしてそのままカウンターでフルパワーの自爆をして来る訳で……だからある意味で……アラクネ形態及び調和の使令形態の組み合わせの最大級の天敵は……龍華(リョウカ)級を単艦でぶつければ案外勝てしまうって訳です………。」

 

一夏(本体)「成る程な〜……だけどさ……それだったら他の戦艦……若しくは超兵器級をぶつければ良くね?」

 

リョウカ(本体)「私も最初はそう思ってはいたけど……一番安定するとすれば龍華(リョウカ)級が安定してます……他の場合は耐久力不足や速力不足や火力不足等……そして何よりも……肝心なのがもしほぼ零距離まで近付かれた際にはカウンター能力を持たないので……必然的に詰みが確定します…しかもこのカウンターが一撃必殺の攻撃でなければ意味が無い………そこで選ばれたのが龍華(リョウカ)級です……あの豊穣戦争以来あの零距離発射形態の認識を改めて……龍華(リョウカ)級以上に全て搭載される事が決定……及びにこの零距離発射形態の強化並びに安定した量産に成功し……この零距離発射に特化した専用の特務艦艇の建造し……文字通り特攻艦と言う訳ですがご安心を……ちゃんと無人操作が大前提且つもしもに備えた有人操作も兼ね備えている上でそのもしもに備えて緊急脱出用装置並びに例の拡張機能も搭載……搭乗者の安全も完璧に備えています……その上で威力も龍華(リョウカ)級の持つ物とそう変わらない程です……無論それに耐えれる程の頑丈な耐久力とそれなりの自衛の能力も持つのでそう易々と特攻以外で撃沈は無いですよ。」

 

大高(本体)「ふむ……いよいよ特攻兵器ですか………。」

 

高野(本体)「ええ、大日本帝国の戦争末期を思い出します。」

 

リョウカ(本体)「無論それも理解してますよ……だからこれらは基本的に……かの『ALL MOTHER』所属の特務部隊として配属してもらう予定です……その方が安心出来ますよ……とは言え改めて痛感させられますよ……エネルギータワーやエネルギーワールドを用いていても追い込まれる程の相手ですからね………まあ、そもそもまだ慣れきって無い頃だった故もあるけど……追い込まれるのは想定外です………っと話が脱線した………まあうん………極論を言えば………調和の使令相手には自爆特攻が可能な戦艦をぶつければ勝てる訳です……ただし龍華(リョウカ)以外だと何隻……いえ……無数の数は居るでしょうがね………所詮は数撃てば当たる戦術です……如何に調和の使令の圧倒的な攻撃力の権化の塊の質とは言え……人海戦術の権化で自爆特攻を仕掛けまくる戦艦の群れには敵わないっと言う極論に至る訳です………。」

 

カズマ(本体)「わ〜お……マジかよ………。」

 

リョウカ(本体)「ええ、マジです………それに以外かもしれませんが……史実の調和の使令と私達の調和の使令って……実はそこまで変わってないのですよ………確かに仕様や性質等…中身こそ滅茶苦茶変わってこそいるけど……その本質そのものは絶対に変えれない………調和の使令………ディエス・ドミニ……並びに……『哲学の胎児』サンデー……アレの元々の用途は戦闘用ではない………あくまでも儀式用に過ぎない………現に史実では使令の権化を用いて星神の1体である……秩序の星神の復活を試みたりもしたり………それに伴ってピノコニーに居る者やその周囲を『エナの夢』へ堕としたりもした………等……基本的に儀式の為だけに用いているのです………確かにある程度戦えるとは言え……それはそれを扱う人やその儀式の為に犠牲になっていった者達の魂の影響が大きかった故にあたかも戦闘用だと誤認する事になった………けど実際には違う………あくまでも……儀式用……戦う為ではない。」

 

一夏(本体)「マジかよ……全然分からなかった………。」

 

カズマ(本体)「ああ、俺もだぜ……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、調べた甲斐があったからこそ出来た事です………まあそもそも使令級の力も相当有ったのも事実ですが………しかし………儀式用にしては他の使令級と然程変わらない位の凄まじい力を持っていたのも事実………それには感服したよ………んが……その代償も高く付いたけどね………何度も言いますがあくまでもこの調和の使令は戦闘用ではなく儀式用……それを無理矢理他の使令級と渡り合える程の力を持てばどうなるか……言わずとも理解は出来るでしょう………結果………史実に於いて戦闘に敗れてディエス・ドミニはその肉体を維持する力を持っていなかった故に消滅する結果になった………つまりはあの戦いの時点で既にいつ何処で肉体が滅んでも不思議では無い状況下だった訳ですよ………あの仙舟『羅浮』で戦った『幻朧』とは真逆でね………あっちは力は樹が成長するにつれて生命力が増し……逆にこっちは込められた命が多ければ多い程に力は増すけどその身体が脆くなる…………。」

 

めぐみん(本体)「確かにそうですね……更に付け加えれば……そもそもあの姿は完全体ですら無いのですから……余計に負担が掛かっていたのでしょうね。」

 

リョウカ(本体)「正にめぐみんの言う通りですね………もしあの時にサンデーではなく……ロビンがドミニクスとなっていれば最早儀式用では済まされない程です………恐らくは完全体ならば儀式だけでなく戦闘も完璧にこなせる正にパーフェクトな使令級の存在となっていた事でしょうね………。」

 

高野(本体)「そうだな……。」

 

リョウカ(本体)「あ、そうだ……私がさっき説明した『初めに行為ありき』っと言う最後の切り札についてですが……私はさっき防ぐ事は出来ない事を説明したね?」

 

カズマ(本体)「ああ、言ったな……ほぼしつこい位にはな。」

 

リョウカ(本体)「ええ、確かに口を酸っぱくして説明はした……これの対処は至ってシンプル……撃たれる前に靭性を削り切るか……倒すかのどれかだった……しかし……。」

 

リュウカ(本体)「しかし?私でも知らない事ですか?」

 

リョウカ(本体)「ええ、とある仕様を逆手に取れば……実は仮に発動を許したとしても生き残れる可能性がある訳です……。」

 

カズマ(本体)「マジ?それってお前らの出す方の『初めに行為ありき』だよな?」

 

リョウカ(本体)「勿論です……さてですがおさらいですが……調和の使令のドミニクスの特徴と言えば複数層型の靭性ゲージ……1本削ると特殊な全体バリアーを取得出来る事は前に説明したね……このバリアー……私達の出すバリアーに限るけど……他のバリアーと合わせる事で更に強固なバリアーを展開が出来る訳です。」

 

リュウカ(本体)「え?それは初耳ですね?」

 

リョウカ(本体)「ええ、私独自で調べて実験してみたのですがね……そしてです……最終形態の『初めに行為ありき』に何の関係があるのか?と言うと……私とお母さんの出すフルパワーの結界及びバリアーを展開した上で………調和の使令形態のバリアーを取得して融合させる事で……『初めに行為ありき』の威力の減衰に成功したのですよ………。」

 

めぐみん(本体)「それはすごいじゃないですか……けどあくまでも減衰だけですよね?」

 

リョウカ(本体)「その通りです……あくまでも減衰だけにとどまって……即死こそしないけど即死級の超破壊力は襲って来た訳です……だけど……この特殊なバリアーには更にもう一つの仕様も存在していた事が判明して更に実験した……その実験と言うのが……融合したバリアーに更に融合バリアーを展開すればどうなるかと言う物………どう言う事なのかと言うと……そのもう一つの仕様と言うのは……この特殊なバリアー……融合して使用した場合には勿論そのバリアーの耐久値を使う訳ですが………その融合したバリアーとは別判定となる訳で……新たに特殊なバリアーを展開出来る訳です……そしてその貯めたバリアーを他のバリアーと融合させてまた貯める……っと言うのが出来る事が判明したのです………。」

 

カズマ(本体)「なるほどな……それで?」

 

リョウカ(本体)「ええ、私達が今回戦った個体の場合ですが……靭性ゲージ200本分を消費して尚且つ私とお母さんが健在であれば『初めに行為ありき』の攻撃で即死だけは防げます………そして………200本分を4回分取らないと無理って言うのが判明した………つまりは最低でも4層有れば防げるけど……完全防御をするには……最大5層は必要な訳です……とは言え5層取った時点だ靭性を完全に削った後ですがね………ただ本家とは異なり時間経過で決して消える事は無いのが救いですがね……。」

 

一夏(本体)「なるほど……つまりは…お前とリュウカが居る状態で先ずは最低でも『初めに行為ありき』専用のバリアーを4回分作らなければ先ず全滅は確定な訳か?」

 

リョウカ(本体)「流石に全滅こそしないけど……少なくとも大ダメージは確定します………要素とするなら……モンハンの世界のミラボレアスの頭部未破壊状態の最終形態とアルバトリオンのエスカトンジャッジメントに似たDPSチェックをしなければいけない訳です……まあ救いなのが……ありとあらゆる攻撃が弱点になっている事である位だけどね……ただし気をつけて下さい………この『初めに行為ありき』専用バリアーはあくまでもその攻撃のみを防ぐだけで……他の攻撃はすり抜けるので……他の攻撃を防ぎたいならば他のバリアー若しくは調和の使令の出す特殊なバリアーで防ぐ他ない………それだけでは無い………このバリアー……一回防ぐと全て消えるので再び貯め直しをしなければならないのでそこは気を付ける事。」

 

千冬(本体)「ふむ、一度使う……と言うよりかは一度『初めに行為ありき』を防ぐと全て消滅する訳か………更には『初めに行為ありき』以外は防御不可能………中々気を使わないといけない訳か………。」

 

リョウカ(本体)「無論です………なので必然的にですが……私若しくはお母さんの調和の使令形態時に限り強制参加枠で……私及びお母さんが参加します………ただし………私が敵として調和の使令形態で出ている場合には分身の私が味方として代行……逆にお母さんが敵対時にはお母さんの分身が味方の代行を実施するする訳です………勿論戦闘には参加こそするけど基本的には最終形態時の『初めに行為ありき』に対する『初めに行為ありき』専用のバリアーを展開する為だけに強制参加する訳なので………それ以外は動かない事にはなってます………なので基本的には自分の実力で倒さないといけない訳です………とは言えそれだけでは厳しいのは事実…………あの戦いの事は覚えているでしょうけど………史実と同様に………調和の使令形態に対する特級の切り札として……『遥かなる地平の長音』と言う切り札が使えます……内容としてはあの戦いで見た様に……専用のバリアーを展開した星穹列車によるダイレクトアタックをぶちかます……っと言うシンプルですが………その性能は史実を大幅に超えていてね?難易度問わず且つ味方の数も問われず………必ず体力及び靭性ゲージを30〜50%を削る恐ろしい代物………ただメインは靭性ゲージを削ると言う点ですが……この30〜50%削ると言うのがミソでね……より厳密に言えば………相手が複数層の靭性ゲージを持っていた場合に限り………その総数の30〜50%を削ると言う仕様……例えば………相手の靭性ゲージは10本存在していて……残り5本の時に発動すれば3〜5本削ってくれます………更にもしこの攻撃で弱点撃破……っと言うよりかは弱点完全撃破時には本来削れる分の靭性ゲージを体力を更に追加で尚且つ元々の体力を削る分も含めて……調和の開拓者の専用のデバフの超撃破ダメージとして尚且つその超撃破ダメージの更に2倍……ダメージを畳み込む訳です……。」

 

リュウカ(本体)「つまり要約すると……調和の使令形態時には私及びリョウカちゃんが味方として強制参加及びに最終形態時にのみ行動して……一定量の特殊なバリアーを貯めたら私とリョウカちゃんの合体の最強の結界及びバリアーを展開して『初めに行為ありき』専用バリアーを展開する………次に味方全体の切り札として『遥かなる地平の長音』を使用可能……っと言う訳ですね……。」

 

リョウカ(本体)「そう言う訳です………ただし『遥かなる地平の長音』の発動条件は少々特殊です……私達が今まで世話になっている『ファイナルアタック』……アレとは性質は異なり……相手の状態問わず尚且つ……敵味方の全行動に反応してチャージする訳です……これも史実とは異なります……史実では味方の行動時にEPが貯まる仕様ですが今回は相手が速すぎる……尚且つ攻撃が熾烈を極めるのでね……だから故に調整して敵味方関係無しに必ずチャージが実行されます無論1回で貯まる量も非常に多く設定されてるので大体敵味方合わせて8回行動した時点で満タンになりますよ…そして此処からが肝心ですが……史実では貯まった時に任意で発動しますが……こちらは特殊でね条件が満たされると問答無用で自動で発動します……形態別で発動条件が異なり……第1形態時は至ってシンプルで『ヴォルテッジャント』のチャージ行動である『アッチェレランド』を発動し…尚且つ専用のEPが溜まっている場合には強制発動……次に第2段階は複雑でね…『テンペストーソ』のチャージ行動である『アックレッシェンド』を発動していて専用のEPが溜まっていて……最後に……調和の使令が行動する前に全ての『こだま』の全行動が終了していた場合に発動する……つまりは……調和の使令が『テンペストーソ』を発動する直前まで『こだま』が全行動を終了していて尚且つ専用のEPが貯まっていれば発動する訳です……最後に最終形態………シンプルですが特殊です……調和の使令が最終形態以降直後にもし専用のEPが貯まっていれば先制攻撃で自動で発動しますが……この攻撃の際には専用のEPを消費をしない………最終形態時のみは任意で発動出来ますが……もし調和の使令が『初めに行為ありき』の発動が確定……つまりはフルパワーまで貯まってしまった場合には……専用のEPの貯まり具合関係無しで問答無用で即座に発動する……この足掻きとも言える攻撃の時のみ威力に変動が存在します………威力の変動の条件は勿論専用のEPの貯まっている量に応じて威力が上昇します……無論最大まで貯まっている時に発動すれば……その威力は問答無用で調和の使令の全靭性ゲージをもぎ取ってくれる上で体力を必ず50〜80%は削ってくれます…………………ただし………この攻撃が発動したが最後もう二度と本戦闘では『遥かなる地平の長音』の使用が出来なくなるので大ダウン状態の調和の使令に対してトドメを刺せなければ地獄を見ますよ………こんな感じです。」

 

リュウカ(本体)「滅茶苦茶複雑だね……でも自動発動はある意味で便利ですね……でも最終形態時には足掻きの攻撃……つまりは味方全体の専用のファイナルアタック……これをどう活用するか否かで勝敗が決まる訳ですね……出来ればその前に決めたいけど………。」

 

リョウカ(本体)「その通りです……何せ最後の足掻きのは文字通りフルパワーです……だからこそこの攻撃を最後に列車は大破するので以後は自分達の力で仕留め切らないといけない訳ですよ……勿論この星穹列車は量産型とは言え一度に戦闘に出せるのは1セットだけ……そこは気をつけて下さい……って言うよりも絶対に覚える事……ミスって忘れたら文字通り死ぬ程の地獄を見る羽目になりますよ?野田さん風に言えば……ミス即ち死……っであるのですよ……この調和の使令形態は文字通り特殊なギミックのオンパレード…これを全て頭に叩き込むのは滅茶苦茶大変だったよ………だからこそ絶対に全て頭に叩き込んで下さいね?無論その為に後で私とお母さんで全軍に対して訓練で調和の使令形態の対象訓練を実施………これを完璧にマスター出来ればかなり楽になりますよ。」

 

めぐみん(本体)「それわざわざ教えて大丈夫なのですか?」

 

リョウカ(本体)「大丈夫ですよ、そもそも訓練だから滅茶苦茶手加減はしますが殺す気で行く気でやる予定です……とは言え覚えてないと地獄を見るのはみなさんです……あくまでも敵対時に絞って話してましたが味方の時は……全ての攻撃が超広範囲であると言う事が災いして味方にも被害が出る……それが関連して『異夢』状態になってしまった味方もチラホラと居たからね……だからこれの味方バージョンの制御訓練も滅茶苦茶大変だった………その上で……勿論味方でも『初めに行為ありき』も撃てるとは言えこっちは味方も居るので安易には撃てない上でそもそも最終形態にならないと撃てないし……そもそも最終形態時はさっきも言ったけど全ての攻撃が弱点となる上でチャージ中は動けなかった……最近ではアラクネ形態の組み合わせで逃げ回ってのチャージをしてますが………それでもチャージに時間が掛かり過ぎてその間に戦闘が終わる事もしばしば………だったら敵にデバフ掛けまくったり……味方にバフや回復して回った方がまだまだ有用だって事が判明したのでね………今回の訓練ではある意味で私とお母さんに対するおさらいみたいな物です………はぁ……。」

 

めぐみん(本体)「……意外に苦労してましたね…………そう言えばですが……味方の調和の使令形態と敵の調和の使令形態が同時に居た場合だとどっちが勝つのでしょうか?」

 

リョウカ(本体)「一応試しには試したけど……ほぼ運次第です………私とお母さんとで一応実験でそれぞれ同じ条件下且つ能力制限とリミッター制限を掛けた状態で調和の使令形態同士の対戦をしてはみたけど………やはり半々の勝率ですね………と言うよりも………先に『初めに行為ありき』を撃たれてしまった時点でアウトなので………どっちが先に最終形態に移行したかによって勝敗が既に決まってしまうのです…………もしどちらかが先に最終形態に移行した時点で敗北確定………つまりはわざと攻撃受けて最終形態に移行しなければ勝てない訳です………勿論ですがこれらに関係して……もう一つのパターンとして………互いに最終形態状態での戦闘実験も行ったけど………結果は引き分け………互いに『初めに行為ありき』を同時に発動して互いの攻撃を相殺されてしまい続けるので結局勝負着かず……ただしその中に異物が混じれば問答無用で即死ですがね……いえ……即死どころでは無いレベルですが………。」

 

シカマル(本体)「なるほどな………つまりはどっちが先に最終形態に移行するのが早いか勝負になる訳で……仮に同時に最終形態になったとしても攻撃が相殺され続ける訳で…………結局受けの勝負になる訳か。」

 

リョウカ(本体)「ええ、だからミラーマッチの場合………攻めるのではなく……如何にして受けるかが鍵を握る訳なのです………無論私もお母さんも頭脳戦になる訳ですがね………攻めたら負ける訳なのでね………ただ……受けるにしろそれ相応の体力や生命力が無ければ意味が無いけどね………ただし………実はですが最終形態時の時のとある最後の仕様が存在するからある程度の生存性は有るにはある。」

 

カズマ(本体)「最終形態時の最後の仕様?」

 

リョウカ(本体)「ええ……史実に於いてですが…開拓クエスト仕様と歴戦仕様の二つの仕様が存在します……私が注目したのはこの開拓クエスト仕様の方……だがその前に先に歴戦の仕様を説明すると…………最終形態に移行すれば後は作業ゲーです……それこそソロ単体で挑んだ方が楽な方ですよ…………だが開拓クエスト……その最終戦に限ってはそうはいかない………強制参加メンバープラスその強制参加メンバーの仕様の為自由枠の3名も参加せざる得ない………だがそれだけならばまだ良い………第2段階の途中で途中のイベント挟んで『遥かなる地平の長音』が使用可能になる以外は至って普通…………しかし最終形態に移行した時………。」

 

一夏(本体)「どうなる?」

 

リョウカ(本体)「………先に歴戦の方の最終形態は何も無いのですが………この開拓クエスト仕様の最終形態は………初回のみ……耐久値無限のバリアーを展開………このバリアーは靭性ゲージを全て削るか………『初めに行為ありき』を一度だけ発動させない限りは絶対に解除しない凶悪仕様が存在するのですよ。」

 

一夏(本体)「はぁ!?マジかよ!?じゃあ、開拓仕様って言うか……通常個体の場合は最終形態移行した時初回だけバリアーを展開して靭性削らないいけねぇ訳か?」

 

リョウカ(本体)「そうなります………更にもう一つ開拓クエスト仕様が凶悪仕様な理由なのが……さっき説明した参加メンバーにある……私は何度も言ったけど基本的にはソロの方が楽って言ったのは特殊な全体バリアーを独り占め出来るから……しかし今回は嫌でも必ず4人……ただ厳密には強制参加メンバーだけでも良いには良いけど……基本的には最終形態に移行する前にやられるステータスなので……って言うよりも火力が足りないので必然的に残りのメンバーで火力を出さないといけない……………だから故に泣く泣く4名で挑まざる得ない…………そして参加するメンバーが多ければ多い程…貰える特殊な全体バリアーは据え置きなのに対して…その特殊な全体バリアーの耐久力が一人当たりの量が減ってしまう訳………なので必然的に特殊なバリアーはあっても無くても一緒なレベルですが………これが無ければ意味が無いのが恐ろしい…………火力が必要だし………耐久力も必要だし……速さも要るし……っと必要な要素が多過ぎる……トドメに……開拓仕様の最終形態は絶対にバリアーは必要な訳です………何せ防御力無視なのです………つまりは元々滅茶苦茶攻撃力の高いディエス・ドミニの最高火力を誇る『初めに行為ありき』を受ければ問答無用で全滅です……なのに……開拓仕様は靭性削らないといけない………何せバリアー貼られているので撃たれる前に倒す戦法も使えないのでね………。」

 

カズマ(本体)「わ〜お………ん?じゃあまさか?」

 

リョウカ(本体)「ええ、そんな凶悪仕様……使わない手は無いんじゃないのかな?って思って……味方仕様に限り最終形態移行時のみこのバリアーを展開する訳です……ただしあくまでも体力や生命力が減らないだけであって普通に靭性は削られるので………『初めに行為ありき』を撃たれたら問答無用で全靭性ゲージを持っていかれて大ダウン………その間に再びチャージされて泣きっ面に蜂の如くのもう1発の『初めに行為ありき』をぶっ放されて試合終了…………だからさっき『ある程度の生存性は有るにはある。』……っと説明したのですがね………1発だけは耐えてはくれるけど結局時間稼ぎが限界ですのでね…………だからもし先に撃たれた時点で敗北は確定………って言う訳です。」

 

一夏(本体)「どっちにしろ先撃たれたら負け確じゃねぇか………それだったらその仕様存在する意味ある?」

 

リョウカ(本体)「確かにミラーマッチに於いてはほぼ意味は無い……っが……もし他に味方が居るのならば話は変わりますが………他の味方がこの『初めに行為ありき』を防ぎったらの話にはなるけど……味方の調和の使令形態が敢えて味方の盾となって………一度だけでも防ぎ切る事が出来れば後は味方が何とかしてくれる筈です………つまり……ほぼ味方頼りですね………味方が居なければボコボコにされて死ぬだけだけどね。」

 

エーベル(本体)「……だろうな。」

 

リョウカ(本体)「ただ、仮に即死抜きにしろ……そもそも私達の放つ『初めに行為ありき』の攻撃力が滅茶苦茶高過ぎるので………どう足掻いても結局即死なのが確定ですがね………無論大量の靭性ゲージも一発で消し飛ぶので意味も無い………その上で味方限定の調和の使令の最終形態版のバリアーもほぼ無意味………敵が撃って来た時点で詰みが確定……だから故に先にこっちが撃たなければ負ける………けどそれ以前に……そもそも攻撃受けないとそもそも最終形態に移行出来ないので……結局受けるしかないけど……ただこの形態変化の仕様を使えば敵の調和の使令形態で尚且つ最終形態の状態で…一応こっちが『初めに行為ありき』を先に撃てる可能性が有るには有る………っと言うのも………即死効果若しくは高過ぎる攻撃力を逆に利用するのです………例として………私の状態はまだ第1形態だったとして……向こうは既に最終形態に移行してしまっている……無論普通ならばこの時点で負けは確定ですが………形態変化の仕様を利用する訳ですが…………その形態変化の仕様っと言うのは……形態変化移行直後に限りますが……必ず形態変化を行った方が必ず先制出来る…………その上で……形態移行の条件が体力の減少の場合……即死効果やオーバーキルを受けたとしても体力が3ゲージ分有ったとする………残りの2ゲージには影響を与えず第2ゲージへ移行する訳です……例え即死が適応されても適応されるのは1ゲージ分のみ……だから事実上3回即死効果を与えないといけない訳です………だから私に対してわざと『初めに行為ありき』を2度ぶち当てればこっちも最終形態に移行する訳で………必ずこっちが先制して撃てる訳です……。」

 

一夏(本体)「なるほどな………ん?だけどさ?さっき『先に最終形態に移行されたら負け確。』って言ったよな?」

 

リョウカ(本体)「ええ勿論………っと言うのもさっき説明した仕様にも関係しますが………確かに形態移行直後は確実に先制出来る………後おまけで形態移行時には全状態異常及び全デバフ解除もされる………のだが………この仕様……もれなく敵にも適応されている……もし仮に私が最終形態で……敵が第1形態……若しくは第2形態だったら………最終形態に移行された時点で敵に先制されるので負けが確定します………しかもです……さっき説明した最終形態時限定のバリアーもこっちは既に『初めに行為ありき』の1発目を撃った後なので当然消えてしまっている………なので最終形態に移行された時点で防ぐ手段が一切存在しなくなるので負ける………だからこれも勝てる可能性は有るにはあるっと言う曖昧且つ中途半端な感じになってしまっているのです………結局どっちが後手に出来るかが勝負の分かれ目になってしまうのです……調和の使令形態同士のミラーマッチは高度な読み合い合戦ですよ。」

 

千冬(本体)「なるほど……勉強にはなったよ。」

 

永琳(本体)「……?そう言えば話は変わるけど…前々からふと思った事があるわ。」

 

リョウカ(本体)「何かあるのですか?」

 

永琳(本体)「ええ、あのデスメモリーの作戦………まあ厳密に言えば……イレギュラー個体となってしまった別の時間軸の『ネムリ』の討伐作戦だけど……貴女に一時的に完全回復をしていたのは覚えているわよね?」

 

リョウカ(本体)「それは勿論ですよ今も一応は身体には異常は無いですし。」

 

永琳(本体)「だからこそおかしいのよ……貴女……本来ならもう当の昔にその『一時的』の効果が切れて倒れている筈なのよ……それどころか……元々あの作戦自体が無茶苦茶過ぎるのよ……こうして普通でいられる筈が無いのよ。」

 

めぐみん(本体)「それは本当なのですか永琳?」

 

永琳(本体)「ええ、間違い無い筈よ……当時の貴女達や私達でも能力を使っても精々一時的が限界の筈………完全な回復とするならばそれこそリミッター解除をした上での回復能力を持ちいらないと不可能な筈………だけど私達は通常の一時的な回復能力を使っただけよ……だからこそ本来なら作戦終了後……もっと酷い状態になっていた筈………だけど結果はほんの少し程度の反動での入院程度で済んでいる……それこそおかしいわ。」

 

リュウカ(本体)「確かに言われてみればそうですね…………リョウカちゃん一応聞くけどまさか何か?」

 

リョウカ(本体)「ええ、実はですが……あのデスメモリー討伐作戦の際に……もしもに備えた最後の手段を既に用意されていたのですそれがあのエネルギータワーとエネルギーワールドです……あの作戦の準備期間中にひっそりと準備して……ぶっつけ本番と言う形で起動………その結果がほぼ完全勝利に近い形で勝てた………だがそれと同時に………私の身体はある意味でエネルギータワーやエネルギーワールドに依存してしまっている訳です……っと言うのも……私もその後で判明したのですが……今の私の身体にほぼ異常が無いのは……エネルギータワーやエネルギーワールドによる必死なエネルギー供給も兼ねているのですが……それと同時に私に対して生命エネルギー送られて来ている………それだけならばまだ分からないけど……確かに永琳の言う通り……元より私の身体は元から変わってる訳ではない……寧ろもう殆どがズタボロの状態ですよ………しかも特に酷かったあの第二次豊穣戦争での負傷と無茶………それらはダメージとして蓄積されている……今のこの身体はエネルギータワーやエネルギーワールドの加護でそのダメージを一時的に防いでるって言うよりかは……………本来受けるダメージ及び元々のダメージを預かると言う形ですね………無論私が傷付けば傷付く程……そのダメージは蓄積はされていく……………そしてその状態でもし………その効果が停止されたらどうなると思う?」

 

大高(本体)「………!!まさか……!!姫様………。」

 

リュウカ(本体)「………リョウカちゃん……まさか……。」

 

リョウカ(本体)「………先ず結論を言う前に……このエネルギータワーやエネルギーワールドにはね………レベル制度が存在します……起動し続けた時間やその使用用途によってその経験値が貯まるのですが………貯めた経験値は直ぐに経験として還元はされずに預かり方式となります………ではどうやってレベルを上げるのか?それは簡単………ただ起動状態を解くだけで良い…………そうする事で今まで溜め込んだ経験値が還元されてレベルが上がる訳ですが……私のエネルギータワー及びエネルギーワールドは今だにレベル1のまま……何も特典なんて無いし……ほぼ何も無い…………ただ膨大な経験値が溜まりに溜まっている状況下です…………っで……それが私の身体に何の関係があるのかと言うと………滅茶苦茶大アリですよ………結果を言おう………もし切れば……今までに溜めに溜め込まれたダメージが一気に私自身へ跳ね返って来る………無論今の私にとってはその反動ダメージはギリッギリ即死こそしないけど………かのレールキャノン実験事故の状況下に坂戻りする羽目になるよ……私にとっては即死がこれ程までに有り難かったとは思うまいけどね………皮肉な物です………そして残念ながらさっきも言った様に………私のエネルギータワーやエネルギーワールドはレベル1のまま……無論反動無効化等のそんな嬉しい特典がある筈が無い………それはレベル10にならないと無理………今の経験値ならば軽々と最高レベルには達するけど………反動が先なのか経験値が先なのかどっちが先なのかが肝心だと思うでしょうが………現実は非情ですよ…当たり前ですが切れば……先ずその使った『対価』を支払う訳なので当然その『対価』は飛んで来る…………その『対価』が蓄積ダメージです………しかもこれだけでは無い…レベル1でここまでエネルギーを消費してしまうとその反動も『対価』となります………ただしその『対価』は私自身にも一応影響があるとは言え微々たる物……この蓄積ダメージとエネルギー使用による『対価』での反動でも死ぬっと言う事はないけど………その代わり……一定期間エネルギータワー及びエネルギーワールドの使用不可能になります……今回の場合はかなり最悪に近く…約数十年から数百年は使えないでしょう………ただその間も経験値は貯まるし起動してないのでその経験値は直接レベルが上がります………とは言えレベルMAXになってしまえばその経験値は不要になりますがね………因みにこの『対価』の無効化に関しては最高レベルのレベルMAXに達成しなければいけない訳ですよ……だから故に究極の選択肢が迫られているのです…………このまま切るか……それかこのまま継続かのどれかです………切れば即座に反動が襲い掛かる……無論その蓄積ダメージは内側だけでなく外側にも出る……だから恐らく此処でやれば此処が私を中心に血の池作って私自身がぶっ倒れるでしょうね……………因みに継続の方を選べば………『対価』が増える代わりにエネルギーが切れるか自ら切らない限りは問題は無い…………ただしこのエネルギーは無限では無い……これもレベルによって無限化も出来るけど今はそんな場合じゃないですがね……………。」

 

永琳(本体)「………やっぱりね………貴女としてはどっちがオススメなのかしら?」

 

リョウカ(本体)「私としては………今位しか無いでしょう………選択を後に後へ持って行っても………避けられない死を待つだけになるだけですし………最悪永久にエネルギータワーやエネルギーワールドが使えなくなるリスクの方がデカい……だからこそ出来れば今の方がまだ被害が小さくて済む……とは言え被害が小さいとは言え………私自身がレールキャノン実験事故直後の状態以上の最悪の身体になる上で一定期間のエネルギータワーやエネルギーワールドの使用不可能と言う明らかに釣り合わないですがね……。」

 

めぐみん(本体)「どうにか……ならないのですか?」

 

リョウカ(本体)「無理ですね、しかも『システム』すらもたった今完全に賽を投げてしまった……。」

 

一夏(本体)「『システム』すらも完全にお手上げ状態かよ……。」

 

リョウカ(本体)「………ええ、完全にお手上げです………私ですらもね……永琳さんが今回早めに気付いてくれて逆に助かったよ……とは言え切ればまたあの事故の時以上の惨状にこそなるけど即死はしない………今の私に出来る事はどれを選ぶかです………。」

 

リュウカ(本体)「………そうだね…………。」

 

リョウカ(本体)「………私の選択肢は既に決まっているのです…………みんなにはまた迷惑掛けるけどね……………。」

 

一夏(本体)「………リョウカ……。」

 

 

 

リョウカの出した決断………そして一行達の今後の運命は如何に……?

 

 

 

【閑話:その4:完】

 

 

【続く】

 

 

EDBGM:作品名【崩壊:スターレイル】曲名【翼の生えた希望(通常ver)】

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