Re:東方最高神[零(ZERO)]【ワールド・オブ・アドベンチャー:前章】   作:神森リョウカ

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どうもです、お馴染み……かどうかは分からないけど淵森組のリョウカです……それじゃあ前回のあらすじを説明すると……私達はリョウカちゃんの案内で柴関ラーメンにて昼食を摂りました……その間にリョウカちゃんからの昔話や此処の契約についても色々とありましたね………その後再びアビドスへ戻った時に全ての学園の生徒全員がリョウカちゃんに呼び出されていたのです………っと言うのもこれから調律の儀式の為に戦力として呼び出されたのです………そして私達は専用の異空間にてタツハナちゃんと出逢い……今一度リョウカちゃんとリュウカちゃんが一つになるべく調律の儀式……タツハナちゃんとの戦いが始まり……熾烈な死闘の末にリョウカちゃんとリュウカちゃんが一つとなってタツハナちゃんに戻る事態となり……その後不利な状況下から逆転して勝利………最後儀式は無事に終わり……なのか本当に不安ですが………最終的にリョウカちゃんの最後の保険のお陰で再び2人に分離出来たので良しとしました……こんな感じですね……それじゃあ今回も見て下さい。


第26話 淵森母神一家とブルアカ[前編:その4:完結]

OPBGM:作品名【このすば】曲名【Growing Up(OPver)】

 

 

 

あのキヴォトス全域を巻き込んだ盛大な儀式と言う名の壮絶な死闘から翌日………一行達はリョウカの招待で龍華(リョウカ)帝国の中枢国家にて寝泊まりして……大会議室にて久々のあのメンツと共に各学園の代表者達も集まった……因みにリュウカ達側のメンバーのあの懐かしきメンバーもリョウカに呼ばれていた……

 

 

リョウカ(本体)「おはようございますみなさん、ゆっくりと休めれましたか?」

 

リュウカ(本体)「うん……ゆっくりとね……。」

 

リョウカ(本体)「それは良かったです……みなさんも本当にお疲れ様です……そしてみなさん、お久しぶりですね。」

 

大高(本体)「はい、姫様もお元気で何よりです……。」

 

リョウカ(本体)「さてと、みなさんが揃った所で本題に入る……のですが、その前に……何故私とお母さんが一つになって……無事に元の私とお母さんに戻れたか……それについては昨日軽くみなさんには説明はしたとは思うけど改めて……少し詳しく説明しましょうか……っと言うのもこの後の事を考えればこの技は必須なのでね…………。」

 

リュウカ(本体)「分かりました……詳しく教えて下さい。」

 

リョウカ(本体)「ええ、では先ず大前提として……私とお母さんが一つとなってタツハナとなる……それは分かりますね?」

 

ホシノ(キヴォトス)「うん。」

 

ユメ(神森)「うん……目の前で見えちゃったから……。」

 

リョウカ(本体)「まあそうですね………融合の際には文字通り全てが一つにならなければいけないのですが………実を言えば……身体さえ一つになれば後はどうなっても良いのです……とは言え最大限に力を発揮するには文字通り全て一つになるしかないけど………その一つになる際に………私に保険を掛けた……私とお母さんの魂に『切れ目』を入れる……それは覚えてるね?」

 

カズマ(本体)「おう。」

 

リョウカ(本体)「……『切れ目』とは厳密に言えば『切れ目』ではなく『ストッパー』です………『ストッパー』を魂の頭の部分に刺し………頭部だけをギリッギリ完全に融合を防いだ………この『ストッパー』能力は『ターミナルソウルストッパー』っと言い……何らかの要因で魂が他の魂と融合しそうになればギリッギリのタイミングで自動発動……融合する事を防ぐターミナル系列の最後の防衛ライン………これが有ったからギリッギリ私とお母さんは生き残れた………っで……何故魂の頭の部分に『ストッパー』が入るのか?もうそれは当たり前かと思うけど………頭が無ければどうする事も出来ない……何せ頭とはある意味で全ての生物の生命線だから………それを失う事はつまり………生物としての死を意味する………だからこそ魂の頭の部分に『ストッパー』を差し込んだ………とは言え精神は流石に厳しかったけどこれも同様です……魂が無事ならば精神も無事に分離出来る………。」

 

千冬(本体)「な……成る程……。」

 

ヒナ(神森)「でも一応完全に融合して身体も力も完全に『タツハナ』だった訳だけど……それはどうして?」

 

リョウカ(本体)「ええ、『ストッパー』の能力の効果ですが……私とお母さんだけに限る専用の効果ですが………『ストッパー』の能力が発動した際にはキチンと融合したっと言う判定のなるので………謂わば判定そのものを誤認させれる訳ですよ………だからこそ判定上は融合して『タツハナ』となってあの暴れっぷりを見せましたが……実際には完全には融合していない……。」

 

ヒナ(神森)「成る程ね………でもおかしいわね……今でも『タツハナ』の姿のままなのは?」

 

リョウカ(本体)「……私はさっきも言った様に基本的は一度融合すればもう元には戻れない……だから故の代償でもある……『ストッパー』が有ってもあくまでも判定だけは誤魔化せても融合したと言う事実だけは一生消えない………だからお母さんを蘇らせる為にわざわざ新しい身体を用意しなければいけない訳です………まあ……『タツハナ』になったお陰で力も『タツハナ』として猛威を振る訳ですが………生憎私とお母さんは『リョウカ』と『リュウカ』であり『タツハナ』じゃない……だが……個体としては『リョウカ』でも『リュウカ』でもない……『タツハナ』のまま……お母さんも『タツハナ』っと言う訳です………まあ前例が有るので今まで通り私は『リョウカ』ですし……お母さんは『リュウカ』として生きて行くけどね……。」

 

ヒナ(神森)「そう……分かったわ……。」

 

母核リョウカ(本体)「ええ、リョウカちゃんがお姉ちゃんが『タツハナ』になっても私達は今まで通りリョウカちゃんとお姉ちゃんって呼ぶから……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、さてそろそろ本題に入ろう………あの戦いで儀式はいよいよ佳境に入ったと言っても良い……。」

 

カズマ(本体)「え?儀式ってあれで終わりじゃねぇのか?」

 

リョウカ(本体)「確かに調律の儀式自体はあれで終わりだけど……最後の儀式が残っている……っと言うのも私達には取り戻さなければいけない物が有る………確かに大半の力は戻っては来たけどまだ不完全………残りは最後のピースでもある……『真名』と共にそこにある……。」

 

リュウカ(本体)「真名…?」

 

リョウカ(本体)「ええ、そもそも前提がおかしいとは思わないのですか?『タツハナ』っと言う名前も一体何処の誰に付けてもらったのか?そもそも名前っと言うのは命に次に大事な物………特に神にとっては名を失うのは死よりも重い事………即ち………『タツハナ』っと言う名前も………全てを失った後で付けられた新たな人生としての名なのですよ………本当の名前は別にあった事が一つになった際に記憶で判明した………だがその名前は失っている以上取り戻す以外に思い出す手段が無い上で………状況が状況なのでね……古代の大昔の時代故の惨状が思い浮かぶ………。」

 

一夏(本体)「おいおい……タツハナの時ですらも滅茶苦茶強えのに……その『真名』だった時代ももっと強いって訳か?」

 

リョウカ(本体)「ええ、それも文字通り全ての事が出来る上で……誰に対しても慈愛の心で優しく接して……正に弱きを助け……強きを挫くそんな存在だったし……全ての憧れの象徴で……絶対の存在だった………っが……ある日を境に失踪……同時に『タツハナ』が誕生したのです……原因はある程度分かってます……『神王の儀式』っと呼ばれる神聖な……それも全ての神々で……最高神すらも超える全ての神々すらもその儀式ではその存在の為に全てを捧げる覚悟で望まなければいけない程……その儀式は至って単純の……真の全ての存在の絶対的の王として君臨する為の任命式みたいな儀式だが………この儀式では基本的に最高位クラスの全ての存在が文字通りこの儀式にその存在に全てを捧げて……一つのとある神具『神王の王冠』っと呼ばれる物を生成し……それをその存在が被る事で文字通り全てが手に入り……全てを超越し……何人たりとも全てを寄せ付けない絶対の覇者として君臨し………全ての存在の為の王となる………その為の儀式………なのでさっきも言った様にこの儀式は『絶対に邪魔をしてはいけない。』」

 

高野(本体)「中々の壮絶な儀式だな……最高神級の全ての神々が全てを捧げ……その神具を作る為だけに命を犠牲になる訳か……。」

 

リョウカ(本体)「ええ……そしてその神具はその儀式専用で……一度使えば完全に消滅する……1回きりの命を掛けた神具ですが…………現代風に言えば……最高神級の命を大量に消費しなければ作れない癖に1回使えば消滅する……コスパが悪い云々を超えてるのですよ……とは言え……昔の事情を考えれば……一刻も早く皆を導く為の王の誕生が望ましかった訳ですが…………しかし当然ながらもそれを異に唱える存在も居る………何せそんな事の為に無数とも言える神々の命が一斉に消えるのです………それを良しとしないのも多かったのも事実………昔から内戦が勃発していたので……それを止める為に王の存在が居る訳だった……完全な絶対的の抑止力として………。」

 

めぐみん(本体)「成る程……確かに理由としては分かりましたが………儀式で『絶対に邪魔をしてはいけない。』………まさかそのタブーを?」

 

リョウカ(本体)「ええ、そのまさかですよ……その儀式の当日……しかも儀式が佳境の所でその存在が後は王冠を被るだけの矢先に超大規模な侵攻及びそれにそれに乗り反乱した神々が一挙に儀式の間に押し寄せ……結果的に儀式を邪魔した事で被ろうとしていた存在……私に被害が出た途端に王冠の能力が暴走………全てを文字通り飲み込み……儀式の間だけで無く……全ての世界を飲み込み消え去った………これが僅か1日で起きた出来事………。」

 

めぐみん(本体)「………文字通り全てが消滅……ね……っでその後に『タツハナ』が?」

 

リョウカ(本体)「ええ、あの惨状でギリッギリ零距離に居たにも関わらず生き残ったのは奇跡に近かったけど……同時に代償として全てを失った………名前も国も何もかも全てを失い………だからこそ新たに再起し……『タツハナ』として産れ変わった……もう一度全てを取り戻す為に……。」

 

一夏(本体)「凄まじいな……本当に………それでどうする?」

 

リョウカ(本体)「ええ、私がさっき言ったあの王冠についてですが……暴走したとは言えまだ使われたって言う訳でもなく……かと言ってじゃああの暴走で消えたって訳じゃない………その場所があの事件の現場となった儀式の間……その儀式の間が有るとされる神殿……『神王の神殿』……それがこの時間軸及びこの世界のアビドスに眠ってる事が分かった……。」

 

全員(リョウカ以外)『…………!!!』

 

 

リョウカからの壮絶な内容と……そして問題となっている儀式の為の神具と古代文明の遺産の神殿の在り方がこの世界に存在していると分かったのだ……それに一行達は驚愕した……

 

 

リュウカ(本体)「な……何故それをハッキリと断言出来るの……?」

 

リョウカ(本体)「分からない…けど元の姿に戻ってから今でも私に対して呼ばれてる気がするのですよ………懐かしい力と気配を感じるから先ず間違い無いと確信してるのです……。」

 

大高(本体)「そうですか……しかしアビドスですか……。」

 

リョウカ(本体)「ええ……その場所が滅茶苦茶問題でね……それが元アビドス高校本校校舎で現カイザーPMC本社となっているあの地下深くに存在するのですよ…………だからどっちにしろカイザーとの衝突は免れない………アビドスを取り戻す為にも……そして神殿を浮上させる為にもね……。」

 

ミカ(キヴォトス)「そう……でもあのカイザーよ?」

 

リョウカ(本体)「その通りです……所詮ただの支部に過ぎないPMCの本丸に攻め込むのです……本社も黙ってない……だがこっちも向こうに攻める為の準備は整っている………次は大義名分……それが有れば良いのです……のだがその大義名分はあの戦いのお陰で手に入った。」

 

ホシノ(キヴォトス)「うへ?どんな理由?」

 

リョウカ(本体)「ええ、それは『あの先日の戦いはカイザーの所有する終末兵器が暴走し……それを止めるべく参上……多大な犠牲を出しながら撃破に成功した。』……っと言う表向きのカバーストーリーを既にキヴォトス中に流している……。」

 

ナギサ(キヴォトス)「先生…?それってつまり?」

 

リョウカ(本体)「ええ、何せあのカイザーが今まで搾り取って来た資金があの終末兵器を作っていたって事になっているのです…キヴォトス中の全住民にとってはもはやカイザーは『存在してはいけない全人類の敵』……っと言う認識になっている筈ですよ……しかも一歩間違えればキヴォトスが消滅していたかもしれないっと言うあの暴走っと言うでっちあげの噂を信じれば……。」

 

ヒナ(キヴォトス)「……一気に反カイザーの勢力が爆増する訳ね……。」

 

リョウカ(本体)「その通り……しかもその犠牲者の中には実際には死亡したかどうかも不明ですが連邦生徒会長も殺された事にしてます………つまりはカイザーは完全なキヴォトスの敵……危険因子として完封無きまでに徹底的に存在した歴史も含めて完全抹殺以外道は残されてない訳ですよ。」

 

ルーズベルト(本体)「はっはっは…!相変わらず姫様も中々悪い考えですな……。」

 

ヒトラー(本体)「うむ……実に良いな……。」

 

リョウカ(本体)「褒めても何も出ませんよ……さてこれで準備は整った……最後は着火剤……キヴォトス全域の全住民が一斉にカイザーに対する反抗を促す為の起爆剤が必要……つまりはキヴォトス全域に於いて絶対的な存在がその為の起爆剤となってカイザーとの戦いを行う……その為に……。」

 

 

ッス……ゴトン…!!

 

 

全員(リョウカを除く)『……!!』

 

リョウカ(本体)「今回の為に用意した戦争の始まりを告げる神具『ギャラルホルンの角笛』です……ただし私の改造も施した代物且つ量産型も有りますがね……今回もその量産型です……。」

 

千冬(本体)「待て、まさかこの世界にラグナロクを引き起こす気か?」

 

リョウカ(本体)「そんな訳無いですよ……そもそも今回は事情が事情です……カイザーを滅ぼした後にあの神殿に存在するあの王冠をどうにかしなければいけない………しくじればそれこそ今度こそ全てが終わる……それ程あの王冠は危険なのです……カイザーやった後の方が重要です……神殿を浮上させて中の儀式の間に有る王冠を私かお母さんのどちらかが被ればそれでどうにかなる……ただし王冠は一度暴走して全てを消滅させたあの王冠……特級の呪物どころでは無いので………あの『虚数崩壊インパルス』とは比べ物にならないっと言うか……話にならない……『虚数崩壊インパルス』は起爆すれば最期と言われてはいるけど……あの王冠は実際に……古代時代の『タツハナ』になる前の私から全てを奪った上でそれ以外を文字通り完全消滅させた………。」

 

一夏(本体)「わ〜お……マジでやべえな………王冠の癖に……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、何せ実際に全て消滅させた代物が現世に現れた……っとなれば他が黙ってない……特に古代時代から生き残った者若しくは転生した神々からすれば………。」

 

大高(本体)「その王冠を破壊……若しくは封印するべきだと躍起になる……っと?」

 

リョウカ(本体)「ええ、正にその通り……ただ付け加えるなら………邪の者がもしそれを被れば………世界が終焉を迎える………とは言え王冠は古代時代の『タツハナ』になる前の私位の力が無ければ決して誰も被る事が出来ない程……っと言うのも触れた瞬間に消されるから………だからこそ今の状態の私とお母さん位にしか触れる事は不可能………ましてやその王冠を破壊しようとすれば………あの惨劇が再び起こる……だからこそのこの角笛です………ただしこの『ギャラルホルンの角笛』系列の笛は基本的に1個に付き一度切り……且つ一度使えばもう止める手段が目的の達成又はこちらの全滅以外一切存在しない………しかもこれを吹けば私達の関わった全ての世界の門が開き……そこからこの角笛の効果でありとあらゆる全ての軍勢がこの角笛を吹いた世界へやって来る上で目的が達成されるその瞬間まで絶対に止まらない戦闘兵器となる……だからこそこの角笛は使い所を絶対に間違えてはいけない…………一生に一度使うか否かっと言うレベル……そう言う代物………。」

 

ルーズベルト(本体)「ふむ……だから我々にこの角笛を使うか否かの判断を?」

 

リョウカ(本体)「ええ、今回に限ってはあの戦いとは最早比べるまでもない………存在そのものが異常……っと言うよりも私からもすればあの王冠は絶対に存在してはいけないのです……だから被るなりしてさっさと処分した方が良い……新たな争いの火種になる前に………だが……それ以前の問題が多過ぎる………カイザーやビナー等様々な事も有るけど……先ずアビドスの砂漠化状態をどうにかしなければ話にもならない……神殿はアビドスの本校の地下深くに眠ってるのですから……私としてはわざわざアビドス本校を潰してまでも神殿を浮上させなければいけないのか?っと思うほど私は憤りを覚えてるけどね……仮にも私は今はこの世界の『先生』だから……学校潰す行為を私達がしろっと言うのは誠に遺憾ですよ………私達にカイザーの真似事しろとでも言いたい訳かって話ですよ………。」

 

一夏(本体)「なあ、だったら能力で神殿に直接向かう事は?」

 

リョウカ(本体)「それが出来たら当にやってますよ……あの神殿には様々な古代の力が宿っていて……更には古代時代の私の力が神殿を護ってる……だからそこへワープも出来ないし……直通の通路も作れない訳………だから方法として浮上させて……直接乗り込む他無い………だからこそその大前提が……アビドスの本校をどうにかしなければいけない………まあ今はカイザーの連中に占領されてるけどね………元とは言えアビドスの本校を潰してしまうのは……ね……。」

 

ホシノ(キヴォトス)「先生……。」

 

リョウカ(本体)「……だからこの角笛を吹くか否かですね………本来ならこう言う最悪を通り越した状況こそに吹く事が大前提ですが………下手に吹けば………。」

 

シカマル(本体)「ああ、もしかすればあの王冠の事を嗅ぎ付けて……その軍勢に紛れて現れる訳で……最悪全面衝突は免れねぇ………そうなればこのキヴォトスは終わりだ………。」

 

リョウカ(本体)「ラグナロクの再来って訳ですよ………。」

 

 

パチン…!

 

ピシュン…!

 

 

リョウカが指を鳴らすとその角笛は消え去った……

 

 

リョウカ(本体)「だからこそ今回は吹きたくても吹けない………私はこれでも学校は護る……だけどあの王冠の事は放ってはおけない………だからこそ逆の発想です……アビドスの本校を文字通り移動させる………そうすれば何も問題は無い………。」

 

高野(本体)「なるほど……城を壊すのではなく……城ごと移動させるっと言う訳ですな…?」

 

リョウカ(本体)「ええ、だからこそ幸いにも現地にはあの戦略工作補給艦隊がまだ居る………あの艦隊の力ならばあのアビドスの本校を無傷で輸送させれる………だがその前に……。」

 

ヒナ(キヴォトス)「ええ……邪魔なカイザーをどうにかしなければいけない訳ね……でもどうやってキヴォトスの全域を動かす気なの?あの角笛以外の方法は有るの?」

 

リョウカ(本体)「ええ、こんな事もあろうかと……。」

 

 

ッス…ゴトン…!

 

 

リョウカ(本体)「このキヴォトス専用のギャラルホルンの角笛……『ギャラルブルーアーカイブホルン』……っと言う角笛です………既に他の学園とそれ以外全ての学園都市様々な場所に大量のゲートを設置してます………この笛を……この中枢国家に存在する神殿『龍華(リョウカ)の神殿』にてそれを吹き鳴らせば全キヴォトスの住民が一斉に動き出して戦ってくれます………この龍華(リョウカ)神殿には全ての場所に通じるゲートが存在しますが勿論そのゲートにはあのカイザーコーポレーション本社にも通じるゲートも有るし……カイザーPMC本社の場所にも通じるゲートも有る……文字通り全てのゲートが開くけど一度通れば一方通行……後戻りは不可能………他の所も同様……行きは簡単だけど帰りは出来ない………1回限りのゲートっと言う訳です………。」

 

ホシノ(キヴォトス)「うへ……だったら準備は念入りにした方が良いね〜……。」

 

リョウカ(本体)「ええ、一度でも吹けばキヴォトス全域が戦場となる……何せカイザーを文字通り全て潰すのです……だから全域に広がってるカイザーの根も全て狩り尽くす訳です……………貴方も聴いたね?」

 

 

ギュォォォン……シュゥゥゥゥゥ……!

 

 

全員(リョウカ除く)『………!!』

 

 

リョウカの声に応える様に異空間ゲートから現れたのはオーディだった……

 

 

オーディ(キヴォトス)「ええ、勿論聴いてますとも……いよいよですか?」

 

リョウカ(本体)「ええ、いよいよカイザーとの全面戦争になる……だからこそ貴方にも一応伝えておきたくてね……。」

 

オーディ(キヴォトス)「そうですか………会長……どうかお気をつけて……。」

 

リョウカ(本体)「………ええ……貴方もね……。」

 

オーディ(キヴォトス)「ええ……それでは……もし会長に何か有れば不味いので我々も来る時に備えます………会長がその角笛を吹けば我々も……。」

 

リョウカ(本体)「………ありがとうございます………。」

 

 

ギュォォォン………シュゥゥゥゥゥ………

 

 

オーディは再び異空間ゲートを作り消えて行った……

 

 

リョウカ(本体)「……これでゲマトリア側も動く………後は他の学園の生徒ですね……いきなりアビドスの為に全面戦争に巻き込まれるのは堪った物じゃ無いのでね……。」

 

ヒナ(キヴォトス)「ええ……そうね……。」

 

リョウカ(本体)「だから説得の意味も込めて準備期間を……1ヶ月だけ待ってあげましょう……。」

 

マコト(キヴォトス)「……ああ、助かるよ……。」

 

リョウカ(本体)「そして……1ヶ月が経過した時に全学園に対して私からの一斉放送にて演説を行い……神殿にて笛を吹く……準備が整ったら1ヶ月後に最高戦力のみは私達の所へ……そして指導者のみは学園に設置されてるゲート前にてそれぞれ待機………分かりました?」

 

ナギサ(キヴォトス)「分かりましたわ……トリニティもカイザーには色々と世話になりましたし……私達もいよいよ動く時です……。」

 

マコト(キヴォトス)「キキキ……そうだな……此処でトリニティと共に動けばエデン条約で良い縁にもなる……。」

 

ユメ(キヴォトス)「私達も……今度こそアビドスを救ってみせる…!」

 

リョウカ(本体)「……そっか……ではみなさん……1ヶ月後に備えて準備を整えて下さい……それまでは各自自由行動ですが……思い残す事が無い様にね………1ヶ月が経てば必ず戦争が始まる………それまでにやるべき事を済ませて下さい……。」

 

リュウカ(本体)「うん……。」

 

リョウカ(本体)「それではみなさん……解散…!!」

 

 

その後それぞれ分かれて………カイザーとの決戦に備え………

 

 

1ヶ月後………

 

 

【龍華(リョウカ)帝国:中枢国家:龍華(リョウカ)神殿】

 

 

推奨BGM:作品名【GOD OF WARシリーズ】曲名【Ragnarok(通常ver)】

 

 

ザーッ……ザーッ……!

 

ピーッ…!

 

 

リョウカ(本体)『皆の諸君!良く聞け…!!!私は連邦生徒会の総会長神森リョウカである…!!いよいよ時は来た…!!!我々はいよいよ忌々し気キヴォトスを滅ぼし兼ねない危険因子であるカイザーコーポレーションとの全面戦争の時が来た!!我々はこの時まで多くを失って来た……私の最高の部下だった連邦生徒会長もその1人……しかし我々はそれでも平和を取り戻す為に戦い続ける…!!!今こそ決起の時…!!!カイザーを滅ぼせ…!!!我々に最早勝利以外道は無い…!!!共にキヴォトスに青い空を取り戻すのだ…!!!』

 

全キヴォトス住民『おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ…!!!!!!』

 

 

リョウカによる一斉演説でキヴォトス全住民と学園生徒は士気は最高潮に達して………神殿にて……

 

 

リョウカ(本体)「私達は……今までずっと過去から逃れやり直す為にこの地にやって来た…!!!だがもう逃げる必要も隠れる必要は無い…!!戦は望んで無かったが……此処で苦しみを断つ!!!…我らが勝利へと導くのは決して予言では無い!!全てを犠牲にして戦う者こそが勝利へ齎す!カイザーに犠牲になった者達の為にも我々が戦い続ける…復讐に代償が必要ならば………くれてやろう!!」

 

ホシノ(キヴォトス)「……もうアビドス……ううん……キヴォトスや世界は充分傷付いた……もうあんな大人達の好きにはさせないし奪わせはしない…!!この戦いで終わらせる!!」

 

カズマ(本体)「ああ……俺も勝利の炎でアイツらを燃やし尽くせるならば喜んでこの身を捧げよう……アイツらに最高の笑みを讃えてな。」

 

ユメ(キヴォトス)「……アビドスの為に……そしてカイザーに犠牲になったみんなの為に…!」

 

リョウカ(本体)「………今こそ時は来た………。」

 

 

リョウカは神殿にて最高戦力と共に最後の演説を行い……神殿の中央にてあの角笛を持ち……

 

 

ッス……ブォォォォォォォォォォォォォ…!!!!!!!!!!!

 

ピカァァン……ピカァァン……ピカァァン…!!!

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

ギィィィィィ……ガシャン…!!!!

 

 

リョウカ(本体)「出陣だ…!!行くぞ…!!!」

 

全員『おおおおぉぉぉぉぉぉ…!!!!!」

 

 

リョウカがあの角笛を吹き……神殿の全てのゲートが開き……リョウカの号令と共にカイザーPMCのゲートへ飛び込み……全面戦争が始まった……

 

 

【第3次キヴォトス大戦:開戦】

 

 

VS【カイザーコーポレーション】

 

 

戦闘方式【戦争式(拠点制圧戦及び殲滅戦)】

 

 

勝利条件【敵の全拠点の制圧及び敵の全滅】敗北条件【味方の全滅・味方拠点の全陥落・最終防衛ラインの陥落(最終防衛ライン:龍華帝国:中枢国家)・総大将:神森リョウカ及び神森リュウカの撃破】

 

 

地形【キヴォトス:全域】

 

 

【戦闘開始】

 

 

リョウカ(本体)「……!!予想はしてたけどもう始まってますね…!!」

 

 

バシュゥゥ……チュドォォォォォン…!!!

 

ドドドドドドドドドドドド…!!!

 

 

一行達がゲートを潜った先には既にもう戦場となっていた……カイザーの兵士と各学園の生徒とキヴォトスの市民が銃を手に取り戦う姿も見受けられる……

 

 

リョウカ(本体)「私達も行くよ!!私達が道を切り開く…!!!地上戦力は切り開いた道を進め!!」

 

全戦車部隊『了解!』

 

装甲列車艦隊全艦艦長『了解!』

 

リョウカ(本体)「海軍と空軍はそれぞれの地点の支援攻撃を実施!独自の判断でそれぞれの地点を支援せよ!」

 

高野(本体)『了解した!』

 

リョウカ(エスコン)『了解です!どうかご武運を!』

 

 

 

リョウカの指揮でそれぞれ行動開始……全地上戦力はリョウカ達と前進他の戦力はリョウカの指示でそれぞれ独自の判断で救援と支援へ向かい……敵を薙ぎ倒しながら少しずつ敵の第一拠点……カイザーPMC本社へ迫った………無論戦争が始まった事は既にカイザーの連中にも知れ渡っていて……全ての幹部がわざわざ前線に出張っていた……勿論カイザーコーポレーション側の総大将は『プレジデント』……副将としてカイザーPMC幹部『エンペラー』……エンペラーの部下及び指揮官として『ジェネラル』…以上の首級の戦力がそれぞれの拠点に存在する………リョウカ達の最優先目標となっているのはPMC側のエンペラーの撃破である……第2目標として敵の総大将のプレジデントの討伐っと言う事になっている……

 

 

 

キィィィィィィン……!!

 

ガキッ……ヒュゥゥゥン…!!

 

チュドォォォォォン…!!!

 

 

リュウカ(エスコン)『遠慮無くやれ!!敵さんに有りっ丈のプレゼントをくれてやれ!』

 

 

ドォォォォォン…ドォォォォォン…!!

 

ヒュゥゥゥン……チュドォォォォォン…!!!

 

 

やはりPMC側の拠点の防衛は多くかなり苦戦が強いられていた……そんな時……

 

 

リョウカ兵士3(総神姫)「姫様!急報です…!西住みほ陸軍総元帥閣下より緊急入電!『我、カイザーコーポレーション本社ヘ攻撃開始!尚、敵ノ攻撃ニヨリ…損害多数!並ビニ『ヴァナヘイムの塔』ガ陥落!』以上です…!!」

 

カズマ(本体)「何!?本社への攻撃は分かったが……ヴァナヘイムの塔が陥落…!?」

 

 

此処で説明しよう……この『ヴァナヘイム』っとは……一行達が用意した本作戦でのそれぞれの学園の暗号化された名称……『ヴァナヘイム』はゲヘナ学園……『アースガルズ』はトリニティ………『ヘルヘイム』はアリウス……『ヨトゥンヘイム』は山海経高級…『ニザヴェッリル』は百鬼夜行連合…『ミズガルズ』はミレニアム……『アルフヘイム』はヴァルキューレ………『スヴァルトアールヴヘイム』はSRT特殊学園………『ヴァルハラ』はレッドウィンター………『ユグドラシル』は連邦生徒会………そして最後……『ラグナロク』………アビドス高等………以上の暗号名が使用されている……『塔』とは『メインゲート』の暗号名で……各学園にそれぞれ5個は存在する………尚『サブゲート』バージョンとして『砦』……メインゲートの最上位バージョンの『セントラルコア:ゲート』は『城塞』……っとなっている……サブゲートの個数は学園にもよるが多くても50個………少ない所でも10個は存在し………セントラルコアは各学園に必ず1個は有り……それぞれの学園の全てのゲートの中枢となっている為……セントラルコアの陥落はその学園の陥落を意味する……

 

 

リョウカ(本体)「落ち着きなさい…!塔は複数有る!何処のヴァナヘイムの何処の塔が落とされた!?」

 

リョウカ兵士3(総神姫)「は!報告では第4の塔が堕とされた……っと……。」

 

リョウカ(本体)「第4の塔ですか……まあ予想はしてましたよ…!あそこは最前線のど真ん中ですからね…!っと危ない…!……ふぅ……陥落されるのも時間の問題だった…!とは言え塔は幾らでも有る…!!ボサってしてる場合じゃないですよ!仇を取る気でドンドン攻めるよ!」

 

リョウカ兵士1(総神姫)「了解です!」

 

リョウカ兵士2(総神姫)「は!」

 

 

それから一行達は怒涛の攻めに転じ……更に一行達は十八番の切り札の一つ……あの歩行移動要塞をも投入……更にはあのエンドノアとジェネシスのコンビまでも投入し……更には何処から聞き付けたか不明だが……『システム』の命令を受けて『ZERO』及び『INFINITY』……更には『All MOTHER』までも参戦する等最早カイザーにとっては世紀末振りの悍ましい事体へと変貌………無論そんな戦力に勝てる訳も無く………

 

 

………戦争が始まって僅か1週間後……

 

 

リョウカ(本体)「カイザーを討ち取った…!!!!我々の大勝利です…!!!!」

 

全キヴォトス住民『おおおぉぉぉぉぉぉ…!!!!』

 

全軍『バンザァァァァァイ…!!!』

 

 

………キヴォトス中に存在する全カイザー戦力を殲滅し……全カイザー拠点と領土を完全に制圧……カイザーの全幹部の討伐……無論『プレジデント』も戦死………カイザーの上層部も悉く全てあのヴァルキューレ及び淵森母神世界封鎖連合警察の手で全員逮捕……その全幹部が悪質性が高いっとの事で後日軍事裁判が掛けられ……全員が終身刑が言い渡され………このカイザーコーポレーション殲滅作戦っと言う名の第3次キヴォトス大戦は幕を閉じた………

 

 

【第3次キヴォトス大戦:終決】

 

 

【戦闘終了】

 

 

 

 

この第3次キヴォトス大戦でのそれぞれの被害を纏めた……

 

 

【第3次キヴォトス大戦:被害報告】

 

 

『味方』

 

 

・キヴォトス住民:負傷者多数並びに重傷者多数

 

死者:無し

 

 

・学園大連合軍:負傷者多数並びに重傷者多数

 

死者:無し

 

 

・龍華(リョウカ)帝国:負傷者無し

 

死者:無し

 

 

・幻想淵森母神皇天帝大連合母神征王國:負傷者無し

 

死者:無し

 

 

・各学園及び防衛ライン:それぞれ小破及び中破多数

 

 

 

『敵』

 

 

・カイザーPMC兵士(オートマタも含む):全滅(全機大破・全員戦死)

 

 

・カイザーコーポレーション本社防衛戦力:全滅(全機大破・全員戦死)

 

 

・カイザー戦力の兵器:全滅(全機大破)

 

 

・不良生徒:全滅(死傷者無し)

 

 

・現ゲマトリア:ベアトリーチェ:死亡

 

 

・元ゲマトリア:地下生活者:死亡

 

 

『第3勢力』

 

 

・神名十文字:ビナー:アビドスから撤退

 

 

・ウトナピシュテムの方舟:押収

 

 

 

以上……熾烈極める戦いで………敵にとっては凄惨過ぎる結末で……不良生徒以外は全員戦死である……キヴォトスに於いて死亡はあってはならない事だが………一行達が関わった故の最悪の結末………更に拍車を掛けたのがカイザーの手で連邦生徒会の会長を殺害と終末兵器の保有っと言うデマの情報を流した故に最悪な結果を招いた訳だ………とは言え一行達にとってもカイザーはどっちにしろ消えなければいけない事だから気にする必要は無かった……尚サラッとゲマトリアのベアトリーチェと地下生活者が死亡しているのは……リョウカの命令で別働隊によってベアトリーチェは暗殺………地下生活者はゲヘナの協力の元……『雷帝の遺産』……超兵器:超巨大列車砲『シェマタ』を使い……リョウカとリュウカの能力で地下生活者の能力を封じた上でその空間をこじ開けて………その中へ向けてシェマタによる砲撃で死亡した……一方で第3勢力のビナーはリョウカの能力の『神王』権能で説得に応じて専用の異空間世界にて退避………以後他のデカグラマトンもその空間にて移住させて生活させる事に………他にはあのウトナピシュテムの方舟も戦後に回収………ミレニアムにてもしもに備えて保管する事に………

 

その後戦後処理が終わり………被害が有った所を復興しに回り……アビドスの復興作業を行い………砂漠化した所をリョウカとリュウカの能力で除去………あの戦いで戦場になった元アビドス高等学校の本校も完全に元の姿となり復旧………更にはビーコンを設置し……アビドス高等学校の別館の側の超巨大な空き地に本校をテレポートさせ輸送………アビドス復興支援作業は完全に完了した………

 

それから更に1週間後………

 

 

リョウカ(本体)「さてみなさん、今までお疲れ様………。」

 

リュウカ(本体)「そうですね……色々有りすぎて疲れましたね………。」

 

大高(本体)「そうですな………。」

 

リョウカ(本体)「さてですが………いよいよですがあのアビドス本校が有った所……今はもう空き地へとなったので……。」

 

高野(本体)「そうだったな………いよいよか?」

 

リョウカ(本体)「ええ……神殿を浮上させる。」

 

ユメ(キヴォトス)「だ……大丈夫かな〜…?」

 

リョウカ(本体)「それは分からない……そもそもあの大戦で超規模な戦いをして神殿が何もうんともすんとも言わない時点でかなり怪しい………浮上させた際の衝撃でどうこうなるって訳じゃあ無さそうですが………念の為ゆっくりと浮上させます………浮上させた後は何が起きるかは不明です………流石に開けた直後に再び王冠が暴走して消滅するって言う事は無いですが………良くても何も起きず……最悪何かしらの戦闘は起きるでしょうね………儀式って言うのは何かしらの試練ですし……。」

 

一夏(本体)「だろうな………まあ王冠の力がどれほどかは知らんが最悪戦闘になればどうやって鎮圧させるかだな……壊したらジ・エンドだし……。」

 

リョウカ(本体)「流石に王冠自ら襲っては来ないですが………その能力だけは健在ですしね………させと先ずは目先の事からやりましょうか……。」

 

マコト(キヴォトス)「そうだな……。」

 

 

その後一行達はあのアビドス本校が有った空き地へやって来て……リョウカとリュウカの能力を発動……

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!

 

ギィィィィィィィィ……ズズゥゥゥゥン…!!!!!

 

 

 

母核リョウカ(本体)「お〜………大きい……ですね………。」

 

カズマ(本体)「ああ……見た目があのテュールの神殿そっくりだな……。」

 

 

アビドスの本校から現れた超巨大な神殿………見た目があのゴット・オブ・ウォーの世界に登場するあのテュールの神殿そっくりだった………

 

 

リョウカ(本体)「やはりですか………浮上した事で入れる様になった……とは言え浮上させる為にかなり力を使いますね………。」

 

リュウカ(本体)「ええ……じゃあ?」

 

リョウカ(本体)「………次が最後………3日後には内部へ入りますよ………みなさんしっかり休んだ上で準備を整えて。」

 

ホシノ(神森)「分かったよ。」

 

 

その後一行達は一度撤退し……

 

そして3日後……一行達は神殿内部へと突入した……神殿内部の構造はテュールの神殿と似てはいるが……儀式の間や試練の間等も様々な空間が追加されている……

 

 

リョウカ(本体)「……やはり当時のままですね………中にはもう誰も居ませんが……。」

 

リュウカ(本体)「此処も綺麗ですね……今までずっと放置されていたなんて思いませんね……。」

 

リョウカ(本体)「まあ、能力も有りますね……さて……儀式とは言えそう簡単にはいかない………。」

 

カズマ(本体)「最早聞くまでもねぇけど敢えて聞くが……やっぱ戦闘関連か?」

 

リョウカ(本体)「そうなりますね……何せ私は古代の私ではない……昔にかなり近いとは言え根本的に違う………そもそも比べるまでも無い……何せ今の『タツハナ』の完全なフルパワー状態の全力全開且つ覚醒形態等ありとあらゆる手段で重ね掛けしてようやく古代時代の私に興味を持つか否か位ですね……あの惨劇が起きる前は正に負け無しだったよ……今の私ですらも最早虫ケラ以下の存在………酷い言い方ですが………多少の興味位は引けるとは思うけど……。」

 

カズマ(本体)「はぁ……もう驚きはしねぇよ……まあトチ狂っていたのは分かった……。」

 

リョウカ(本体)「ええ………さてと……儀式の間に行く前に………試練の間を通らなければね………。」

 

ネル(キヴォトス)「試練の間だ?何だそりゃあ?」

 

リョウカ(本体)「その名の通りですよ………ただ性質は非常にタチが悪い………けど試練の名に相応しい程の場所ですからね……試練の内容は様々ですが……自身の過去を辿る事になります………その中で自身の過去を向き合い……そして自身の過去を超えなければいけない…………そしてそれがタチが悪い理由は文字通り試練を受ける者……つまり私の場合は古代時代の私の過去……もっと言えばそれ以前の過去全てを写し出す………そう……文字通り自身の過去を全て引き摺り出され……その過去の特に酷かった過去を超えなければいけない……………更にはその試練の最中では試練を受ける者のみ………その時代の姿と能力になる……一応今まで手に入れた力や能力含め丸ごと使えるとは言えその難易度は滅茶苦茶高い………全て引き継ぎを受けた上での難易度調整って訳ですし……試練中でも助っ人も使える分……まだマシですがね………。」

 

リュウカ(本体)「……自身の過去……ね……。」

 

リョウカ(本体)「ええ……だからこそ今回の場合本来なら私とお母さんが一つになった方が良いですが……助っ人関連でね……もしもっと言う可能性があるのでね……この試練では私の心を容赦無くへし折りに掛かるのでね………正に『人の心無いんか?』っと言う状況下がずっと続く………私の過去のトラウマを超えていかないといけない…………。」

 

ホシノ(キヴォトス)「……だからおじさん達が支えれば良いんだね?」

 

リョウカ(本体)「ええ、ただし気をつけて下さい………試練中の敵の反応は先ず試練を受ける者だけを狙う………助っ人が居る場合には当時の状況に合わせて設定を合わせられて敵も助っ人に攻撃して来る……。」

 

リュウカ(本体)「なるほどね……。」

 

リョウカ(本体)「……さてそろそろ見えて来ました…試練の間の門です……。」

 

 

一行達は目の前に古代文字で書かれた試練の間の門へやって来た………やはり物々しい雰囲気を醸し出している……

 

 

カズマ(本体)「如何にもラスボスの門らしい門だな………。」

 

一夏(本体)「ああ、試練の間らしい代物だろうよ……内容によっちゃあホンマにラスボスやら裏ラスボスも普通に出て来るだろうよ。」

 

リョウカ(本体)「まあね………さて開けますね……っは!」

 

 

ピカァァァァン…!!!

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ズズゥゥゥゥン…!!!!!

 

 

 

リョウカは『神王』の権能の能力で試練の間の門を開けた……開けた途端に眩い白い光が中から出ていて……門の先が一切見えて来ない………

 

 

リョウカ(本体)「………行こうみなさん……。」

 

リュウカ(本体)「……はい……。」

 

 

そして一行達が全員門を潜って行き………門は重々しく完全に閉ざした……

 

 

【第7章:最終作戦】

 

 

作戦目標【神王の儀式の完遂】

 

 

成功条件【神王の儀式の完遂】失敗条件【儀式失敗・味方の全滅】

 

 

地形【神王の神殿:全域】

 

 

【作戦開始】

 

 

 

シュゥゥゥゥゥ……

 

 

?(本体)「……此処はやっぱりそうですか……。」

 

リュウカ(本体)「……!!リョウカちゃん……なの?」

 

?(本体)「ええ、リョウカですよ。」

 

 

一行達が気が付いた時にはあのクレイトスの世界に来ていた……そしてリョウカの姿が余りにも違い過ぎた………リョウカの姿は古代時代の『真名』の姿……先ず目を引くのは身体的な特徴の変化として……髪が当時から青かったのだがそれも誰がどう見ても少し輝いている勿論長髪……顔は今の時代のリョウカの完全な大人になった顔付きで…身長もかなりの高身長で優に175cmは超えて……ただやはり案の定当時からまな板の胸部装甲だった様で…(ポォォピィィ……!!ヒュゥゥゥン……チュドォォォォォン…!!!)……失礼……声はリョウカの声を少し低めにした声である……服装は当時の時代なのか……クレイトスの女性バージョンの装備をしている……つまりは上も下も少々防御が心許無い………ただし流石に履いているのでご安心を……

 

 

古代リョウカ(本体)「やれやれ……この姿も懐かしいけどそんな事よりも此処はあのクレイトスさんの世界です……。」

 

リュウカ(本体)「クレイトスさんの世界……?」

 

古代リョウカ(本体)「ええ、試練の内容もその世界に対応した物となっている……っで……此処があのクレイトスさんの世界っと言う事は……此処は……?」

 

めぐみん(本体)「……此処はシンドリの家ですか…?」

 

古代リョウカ(本体)「シンドリさんの家……っと言うともう……嫌な予感しかしない………。」

 

カズマ(本体)「………!!…………。」

 

めぐみん(本体)「ええ……もう……察しが付きましたよ……全く本当に人の傷口を抉るのが好みなのですかね………。」

 

一夏(本体)「そうだな……取り敢えず入るか…?」

 

古代リョウカ(本体)「ええ……初めに言っておくけど……この試練に現れる敵以外の人物は私達の姿も見えるし普通に話し掛けてこそ来ますが無論この時代の事しか知らないので向こうの話に合わせた上で此処の時代に合わせて行動して下さい………。」

 

リュウカ(本体)「うん……。」

 

 

リョウカの色々な試練の説明を受けて一行達はシンドリの家の中に入った……当然中には当時のクレイトス達の仲間達(内敵のスパイである総大将の主神オーディンも混じっている)ただしクレイトス本人とアトレウスが居ない様だ……

 

 

古代リョウカ(本体)「おやみなさん、どうしましたか?」

 

シンドリ(過去)「ああ!戻ったのですね!『???』……それで?どうでした?」

 

古代リョウカ(本体)「……ええ、ほら……例の仮面ですよ……。」

 

一夏(本体)「…………。(おい、何時からその仮面持ってた?)」

 

古代リョウカ(本体)「(気が付いたらね……。)……まあギリッギリ危なかったけどね……危うくトールに殺され掛ける所でしたよ。」

 

ブロック(過去)「おいおい……アンタ程の奴がトール如きにやられる方がおかしいって!はっはっは!」

 

偽テュール(過去:オーディン)「見せてくれ。」

 

古代リョウカ(本体)「………ええ……ほら……そう言えばアトレウス君はどうしたの?」

 

シンドリ(過去)「ああ、彼ならクレイトスと一緒に後少ししたら『スルト』の所から戻って来る筈ですよ。」

 

古代リョウカ(本体)「スルトの所ね………っと言うとやはり予言通りに?」

 

フレイヤ(過去)「ええ、ラグナロクを……。」

 

古代リョウカ(本体)「そうですか……。」

 

 

バタン!

 

 

クレイトス(過去)「今戻った。」

 

アトレウス(過去)「ただいま戻りました。」

 

古代リョウカ(本体)「あら、お帰りなさい……丁度良いタイミングです……私も丁度戻った所ですよ……あの例の仮面を奪って来ましたよ……ただ問題が起きたけどね。」

 

クレイトス(過去)「何だ?」

 

古代リョウカ(本体)「そりゃあ勿論仮面を奪ってしまったからもうアースガルズへは貴方が持ってるギャラルホルン以外……もうアースガルズへは行けれないでしょう……咄嗟だったとは言え仮面を持って来てしまった以上は最早敵対は免れない……戦争も一歩手前ですよ。」

 

フレイ(過去)「おいおい、マジかよ………んでどうする?」

 

偽テュール(過去:オーディン)「いや、アースガルズに忍び込める手段は有る。」

 

古代リョウカ(本体)「テュールさん……それは本当ですか?私でもアースガルズに忍び込むのは至難の業です………身分を装ってどうにか忍び込めたのです……そう……オーディンみたく姿を変えてね………それ以上に簡単な手段があると言うのですか?」

 

クレイトス(過去)「本当か?」

 

偽テュール(過去:オーディン)「……まあ、待ってくれ……荷物を纏めたら案内する。」

 

ブロック(過去)「ちょっと待ちな……!お前さんさっきから胡散臭えんだよ!荷物を纏めるとかどうこう言ってるけどよ!そもそもお前に荷物なんてねぇだろ!っでお前何でアースガルズに行ける抜け道をさっさと教えねえんだ!?」

 

偽テュール(過去:オーディン)「それは君達では到底通れないから。」

 

ブロック(過去)「ああ!?んでお前よ!コイツの事『ロキ』って言わなかったか!?」

 

古代リョウカ(本体)「……!!ちょっと待ちなさい!」

 

ブロック(過去)「あ?何だ?」

 

古代リョウカ(本体)「一応みなさんに聞くけど……此処に居るみなさんはアトレウス君のもう一つの名前をテュールに教えてはいないよね?」

 

フレイヤ(過去)「ええ、誰も言ってないし教えてもいないわ……。」

 

クレイトス(過去)「ああ。」

 

古代リョウカ(本体)「テュール………貴方を疑ってる訳じゃないのですが……『ロキ』の名前……何処で知った?」

 

偽テュール(過去:オーディン)「………!!」

 

古代リョウカ(本体)「………今の状況を言えば最悪に近いのですよ………私達はアトレウス君の事はアトレウス君ってしか呼ばない………無論……『本物の』テュールさんもアトレウス君の名前で呼ぶよ…………けどね………今の敵対勢力である……アース神族はね……アトレウス君の事を……『ロキ』って呼ぶんだよ?だからこそ聞く……………テュール………………貴方は誰?」

 

過去組全員(偽テュール除く)『………!!!』

 

偽テュール(過去:オーディン)「……………。」

 

 

ッス……シャキン…!

 

 

古代リョウカ(本体)「……!!ブロックさん…!逃げて…!!!」

 

 

ドスッ……!

 

 

ブロック(過去)「……!!?ごはぁ……!!?」

 

 

バサバサバサバサバサバサ…!!!

 

 

オーディン(過去)「全部……全部コイツの所為で…!!バレたではないか…!!」

 

アトレウス(過去)「うわっ…!?」

 

クレイトス(過去)「アトレウス…!?」

 

 

偽のテュールは本性を現して隠し持ったナイフでブロックを一突き……致命傷を与えて変装を解きながらアトレウスを人質に取った……古代時代のリョウカはやはり当然ブロックの懸命な治療を施そうとしてるが試練の能力か……又は確定した運命かどうかは不明だがあのリョウカや永琳ですらも回復が不可能………

 

 

古代リョウカ(本体)「ブロックさん……!!!ブロックさん…!!!!」

 

シンドリ(過去)「ブロック…!!!お願い……誰か助けて……!!」

 

リュウカ(本体)「…っ…!!オーディン……!!!」

 

カズマ(本体)「てんめぇぇ………!」

 

オーディン(過去)「おっと?ワシに逆らわない方が良いぞ?」

 

フレイヤ(過去)「オーディン………貴方だけは私が絶対に殺してやるわ……!!」

 

シンドリ(過去)「フレイヤ…!!急いで…!!」

 

フレイヤ(過去)「……っ…!!」

 

オーディン(過去)「フリッグよ?確か二兎を追う者は何とやらだったかな?」

 

フレイヤ(過去)「……っち…!!」

 

 

フレイヤはオーディンから離れてブロックの治療を開始………

 

 

クレイトス(過去)「さぁ!息子を離せ!!」

 

オーディン(過去)「ワシに近づくな!後悔する事になるぞ…!!」

 

リュウカ(本体)「後悔…?後悔なら幾らでもして来た…!!!大人しくアトレウス君を離せ…!!」

 

オーディン(過去)「ワシに逆らうでない……さぁ!早く仮面を寄越せ…!!」

 

フレイ(過去)「………っ…!」

 

 

ヒョイッ…!

 

 

オーディン(過去)「ぬぉ…!?」

 

クレイトス(過去)「アトレウス!」

 

アトレウス(過去)「……っ…!!(シュゥゥゥゥゥ…!ガバァァ……ガブッ…!!)」

 

オーディン(過去)「ぐぎゃぁぁ…!!?くそ…!!」

 

 

オーディンはフレイから投げ渡された仮面を取ろうとした瞬間にアトレウスの能力で一瞬だけ狼化……オーディンの腕に噛み付き拘束を振り解き……オーディンは仮面を手にして逃げようとしたが逃げる直前にクレイトスのドラウプニルの槍で仮面を射抜き……どうにか仮面を奪われる事だけは避けられた………

 

 

 

ブロック(過去)「う……ぉ………。」

 

古代リョウカ(本体)「ブロック……!!死んだら………嫌……!!」

 

シンドリ(過去)「ブロック……死なないで…!また祈りの湖で…!!」

 

ブロック(過去)「っは………何て顔しやがるんだ………『???』………綺麗な姿してんだ………それとシンドリ……あの時の事を許してやる………だから…………もう……やめ……ろ………ぐぉ……ぉ…………。」

 

古代リョウカ(本体)「………ブロック…さん…?」

 

ブロック(過去)「…………………。」

 

古代リョウカ(本体)「…………!!?ねぇ………嘘だって言ってよ………………お願い………だから………前みたいに………『死んでないよ〜だ!』って………言って下さいよ……!」

 

シンドリ(過去)「嘘だ……嘘だ…!!っ……!!」

 

 

ピシュン…!!

 

 

アトレウス(過去)「ブロック…………。」

 

古代リョウカ(本体)「………嘘………です………あ……あぁ……!!」

 

 

 

リュウカ(本体)「……っ…!!」

 

 

ぎゅぅぅ……!

 

 

古代リョウカ(本体)「あ……あぁぁぁ…!!!」

 

めぐみん(本体)「っ…!!本当に………胸糞悪い……!!まさか……ブロックが古代時代のリョウカちゃんの…?」

 

母核リョウカ(本体)「………あの姿を見て確信しましたよ………ブロックが古代時代のリョウカちゃんの初恋相手だった様ですね…………畜生…………試練とは言え………本当に嫌になりますよ…………。」

 

 

ザーッ……!!!!

 

 

古代リョウカ(本体)「うぇ……?」

 

 

ザーッ………!!!!!

 

 

古代リョウカ(本体)「う……うぅ……!?」

 

 

ザーッ…!!!!!!

 

 

リュウカ(本体)「……!!?リョウカちゃん……!!」

 

古代リョウカ(本体)「頭が………い……たい……!!ぐぅぅ………っ……!!!」

 

 

ザーッ………!!!!!!

 

ピカァァァァン…!!!!!!

 

 

全員(古代リョウカ除く)『………!!!』

 

 

ブロックが死に………ブロックの死を嘆き泣き出した古代時代のリョウカ……その直後に突如として頭がカチ割れる程の猛烈な痛みが古代時代のリョウカに襲い掛かり………その瞬間に一行達を包み込む程の眩い光がこの世界を覆った……

 

 

 

ザーッ……!!!!!!!

 

 

?『………『???』……。』

 

リュウカ(本体)「誰……?」

 

一夏(本体)「誰だ?何処から……?」

 

 

一行達が気が付いた時には謎の真っ暗な空間に居て……その真っ暗な空間から何処からとも無く『真名』の名を呼ぶ声だけが聞こえている……

 

 

古代リョウカ(本体)「…………。」

 

リュウカ(本体)「りょ……リョウカちゃん……?」

 

古代リョウカ(本体)「行かなくちゃ………。」

 

 

ザーッ……!!!!!!!

 

 

?『………『???』………。』

 

 

ザーッ…!!!!!!

 

 

古代リョウカ(本体)「行かなくちゃ…………私は……答えを…………見付けなければならない………。」

 

カズマ(本体)「お……おい待て…!!」

 

 

古代時代のリョウカはまるで皆の声が聞こえて無いかの様に……謎の声が聞こえて来る方へと歩み出そうとした……

 

その瞬間………

 

 

ベチィィン…!!!

 

 

古代リョウカ(本体)「………!!?」

 

リュウカ(本体)「……っ…!!!」

 

めぐみん(本体)「リュウカ……ちゃん?」

 

リュウカ(本体)「眼を覚まして…!リョウカちゃん…!!貴女は『???』じゃない…!!!『リョウカ』ちゃんなのですよ…!!私達の事をしっかり見て……!!!惑わされないで…!!!………古代時代のリョウカちゃんの想い出何て私達が知る訳が無い………けどね………それでも……リョウカちゃんには今の想い出がしっかりと有るじゃないですか……!!私達の事を…………思い出して…………。」

 

古代リョウカ(本体)「………!!!!」

 

 

ザーッ…!!!!!!!

 

 

古代時代のリョウカに対して思いっきり強烈なビンタをかましたリュウカは古代時代のリョウカに自身の思いの込めた叫びを古代時代のリョウカにぶつけた………その瞬間に……古代時代のリョウカの脳裏に……様々な想い出と記憶が蘇り始めた……………

 

 

ザーッ……!!!!!

 

 

古代リョウカ(本体)「………………。(そっか………ずっとそこに有ったんだね…………やっと……思い出したよ…………。)」

 

リュウカ(本体)「……リョウカちゃん…?」

 

 

ザーッ……!!!!!!

 

 

?『……!?『???』……!!』

 

古代リョウカ(本体)「黙りなさい………私はリョウカです……私にはもう……真名……『メイレギアセフィラ・アルトディア』の名はあの惨劇で消え去った………私は『神森リョウカ』………ましてや神森タツハナでは無い…!神森タツハナは既に死んだ………私は神森リョウカとして生きていくだけです………!」

 

?『…………『アルトディア』…………。』

 

リョウカ(本体:アルトディア)(※元名『古代リョウカ(本体)』)「………貴女の気持ちは痛い程分かってるのですよ……そもそも此処は私そのもの…………そうでしょう……もう1人の私……『アルトディア』…………。」

 

アルトディア『………!!…………。』

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……………私は既に答えは見付かってるのですよ………後は貴女だけです…………貴女だけが一生答えを見つかってない………いえ………そもそも見つかる筈が無い…………貴女はずっと此処で殻に篭ってしまったから………貴女はあの事件で自分自身の存在意義を疑った………その後は後の祭り………自身以外を信用出来なかった………表面だけはいつも通り……だけどその内側はずっと自身を偽り続けて……自身の存在そのものを否定し続け………結果……あの惨劇が起きた……あの儀式はあの程度の邪魔ではあんな惨劇は起きない…………だが………本当の邪魔をしてはいけないっと言う意味………それは貴女自身でもあり………私自身なのですよ………。」

 

リュウカ(本体)「え……?どう言う事……?」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……儀式に於いて『絶対に邪魔をしてはいけない』それの本当の意味は外部的な要因では無い……それは儀式を受ける……つまりは王冠を被る者……王冠は被った者の全てを見て理解し……王冠に見合う者であれば王冠は力を貸してくれる………だが………それに見合わない……ましてや当時の私みたいに内面含めて全てがぐちゃぐちゃだった場合………怒り狂うって暴走する……。」

 

カズマ(本体)「……なるほどな………だからこそこの試練の間の存在意義か…?」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「ええ………全てを乗り越えた者こそが相応しい存在なのです………だが………結局超える事が出来なかった………故に私も他の神々と同様……力に溺れて不正して王冠を被った訳ですよ…………糞みたいな理由です………正に因果応報………自分自身に反吐が出る………。」

 

アルトディア『………………。』

 

リョウカ(本体:アルトディア)「………あの事件さえ無ければ本当に王冠に相応しい存在だったのにね………残念ですよ………アルトディア……………掛ける言葉も無い…………筈でした…………私自身もね……今でもみなさんと居て良く答えが見つからない時がよ〜く有るのですよ……それが結果的にみなさんを悲しませたり………そして……挙げ句の果てはみなさんを泣かせる…………私も人の事言えた立場じゃない………だから貴女と私は結局似た者同士ではなく…………同じ『私』なのです………どこまで行ってもずっとね………けど貴女に本当に必要だったのは………自身の事を信用して頼ってくれる仲間や家族………それらが有れば本当に良かったのです……仲間と家族が居ればみんなで悩んで笑って過ごせていたのです…………。」

 

リュウカ(本体)「………だから………貴女もリョウカちゃんも本当に必要なのが仲間と……家族なのです………信頼できる者達を持つべきだったのです………。」

 

一夏(本体)「ああ……俺らもお前の事何て知らん……だがな敢えて言う………例え家族や仲間でも無くともな………友達位は有れば良かったんだよ……当時のお前にはそんな余裕が無かったとは思うが……せめて………せめてでも良いから家族や……仲間や……友達位作る位はすれば良いんだよ。」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「その通りです…………貴女に取って本当に欲しい答えって言うのが………自身の事を思ってくれる人……そう………信頼なのです………信頼さえ有れば………仲間や家族………そして……友達にもなってくれるのです………信頼を得れば信用も得れる…………そう言う物なのです……………だから…………もう1人で苦しまなくても良いのです………もう貴女は1人じゃない…………私達が居る………。」

 

アルトディア『………っ…!!!………………。』

 

リョウカ(本体:アルトディア)「………………。」

 

 

ッス……ぎゅぅぅ……

 

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……ずっとひとりぼっちで……悲しかったのよね………辛かったよね………もう……良いんです………もう……休んで下さい………アルトディアちゃん………。」

 

アルトディア『ーーーー……!!!!ーーーー……!!!』

 

 

シュゥゥゥゥゥ…(チリィィン……)

 

 

リョウカ(本体:アルトディア)「…………………おやすみなさい………アルトディアちゃん…………。」

 

 

………古代時代のリョウカの真名………『メイレギアセフィラ・アルトディア』………そしてこの場に存在したアルトディアの本心は一行達のアルトディアの本心全てを見透かした上で……アルトディアはようやく自身の理解者を得て………アルトディアの姿のリョウカに抱かれ……声にならない程に泣き出し…………そのままゆっくりと粒子状になりながらリョウカに取り込まれる様に完全に消え去り………

 

 

ッス……スチャッ…!

 

 

ピカァァァァン……パァァァン…!!!

 

 

リョウカは目の前に現れた神々しい見た目をしているマスタークラウンに似た形状の王冠を躊躇なく被り………その瞬間に空間全体が眩い光を放った……

 

 

全員『…………。』

 

 

ザーッ……!!!!!

 

 

?『最後の試練を受けよ…………。』

 

 

ザーッ……!!!!!

 

 

?『グオオオオオオォォォォォォォォォォ…!!!!!!』

 

リョウカ(本体:アルトディア)「………行こうみなさん!オーディンを止める…!!」

 

リュウカ(本体)「うん!」

 

 

眩い光が収まると……いつの間にか現実世界の神王の神殿の屋上の儀式の間に出ていて………そこには異形化したオーディンの姿が………このオーディンは一行達のなるあのアラクネ形態にオーディンの身体が出ている…っと言う姿………一行達は最後の試練である……異形化したオーディンとの最後の戦いが始まった………

 

 

【第7章:最終ボス】

 

 

VS【アース神族所属:主神:オーディン(幻影個体・試練個体・異形化・超強化個体・歴戦王個体)】

 

 

戦闘方式【最高邪神(魔神)征討伐戦(ファイナルアタック有り)】

 

 

勝利条件【幻影オーディンの討伐】敗北条件【味方の全滅・リョウカの撃破】

 

 

戦闘BGM:作品名【崩壊:スターレイル】曲名【翼の生えた希望(序曲】

 

 

第1フェーズ終了条件【幻影オーディンの体力を1ゲージ削る(幻影オーディンの総体力:2ゲージ)】

 

 

【ROUND1】

 

 

【戦闘開始】

 

 

 

この戦闘を解説しよう……この戦闘では出撃メンバーで臨時メンバーとして『メイレギアセフィラ・アルトディア』……通称『アルトディア(リョウカ)』が強制参加尚且つ調律タツハナ戦と同様に自動で行動する……行動は調律タツハナ戦と同様に敵の行動に合わせて行動する……流石に今回は1回行動であるのだが……それを覆す程の超高いステータスと『神王の王冠』の力で圧倒的な力で敵を蹂躙し……圧倒的な防御の力で味方を護り……圧倒的な速度で敵を翻弄し……圧倒的な支援能力で味方を鼓舞し……文字通り全て……アルトディア1人に集約している……一方で幻影のオーディンは言ってしまえばアルトディアの力を見せ付ける為の犠牲者だが……それでも一行達基準でも滅茶苦茶強く……あのアラクネ形態が混ざってる上でオーディンの魔法攻撃でこちらを様々な状態異常を掛けまくる……特に最大体力を削ってくる状態異常攻撃を多用しまくって……アラクネの攻撃による超火力で一気に叩き潰す……ある意味でアラクネとオーディンは非常に噛み合っているのだ………

 

 

一行達は開幕覚醒形態を発動………

 

 

ピシュン…!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『………!!!』

 

めぐみん(本体:Fプリンセス)「これはブロックを殺した分ですよ!!おらぁぁ…!!!」

 

 

ブォォォン……ピカァァァァン……!!

 

チュドォォォォォン…!!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『………!!?』

 

 

キュィィィィィィン…!!!

 

 

母核リョウカ(本体:Fプリンセス)「これはその時に…!!リョウカちゃんを……泣かせた分…!!!喰らえぇぇ…!!」

 

 

ポォォピィィ…!!!!

 

ヒュゥゥゥン……チュドォォォォォン…!!!!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『……!?!』

 

 

更に開幕……めぐみんと母核組のリョウカによる怒りの一撃が炸裂……

 

 

ヒュゥゥゥン……チュドォォォォォン…!!!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『………!!!』

 

 

ザーッ……ピーッ…!

 

 

高野(本体:Fプリンス)『我々も来たぞ……全軍に通達!目標は幻影のオーディンだ!有りっ丈の攻撃を叩き込め…!!!』

 

全軍『了解!』

 

 

キィィィィィィン……!!!

 

バシュゥゥ……バシュゥゥ…!!

 

ガキッ……ヒュゥゥゥン……!!!

 

チュドォォォォォン…!!!

 

ズドォォォォン……ズドォォォォン…!!

 

ヒュゥゥゥン……チュドォォォォォン…!!!!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『…………!!?』

 

幻影オーディン(アラクネ:本体)『グギャァァァ…!!!?』

 

 

此処でまさかの全軍が駆け付けて来た……この場所が室外であるっと言う点が更に拍車を掛けて酷いリンチ状態となっている………更に言えばこのオーディンの強さ……確かに強いと言えば強いが………頑張れば普通に倒せれるレベル……寧ろ調律タツハナの方が強いっと言う酷さ………

 

そんなこんなで先程の攻撃で幻影のオーディンは体力を1ゲージ奪われた……

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『……!!』

 

幻影オーディン(アラクネ:本体)『ギシャアアアアアアアアアアアア…!!!!!!』

 

 

キュィィィィィィン……ジリジリジリジリ…!!

 

ゴォォォォォォォ…!!!!

 

 

幻影のオーディンは完全にブチ切れてフルパワー……禍々しい紫色のオーラを出し……幻影のオーディンの片方の目が妖しく真っ赤に輝き出し……アラクネ本体も禍々しく紫色のオーラを纏い……目を全て真っ赤にして……全ての脚部に紫の炎を纏った……

 

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……オーディン……もう終わりにしよう……みなさん……これが最終ラウンドです……全力で行きますよ!」

 

ホシノ(キヴォトス:Fプリンセス)「はい!先生!」

 

 

キュィィィィィィン……ピカァァァァン…!

 

ゴォォォォォォォ…!!!

 

 

そしてリョウカもとうとう覚醒形態に移行………純白なオーラに蒼白いオーラを纏った……プリンセスフォーム化のアルトディア状態のリョウカ……お互いに完全な姿となり………いよいよ最後の戦いが始まった………

 

 

最終フェーズ終了条件【幻影オーディンの最終体力ゲージを削り切る】

 

 

戦闘BGM:作品名【崩壊:スターレイル】曲名【翼の生えた希望(『対サンデー戦』ver)】

 

 

【FINAL ROUND】

 

 

【戦闘再開】

 

 

この最終ラウンドの特徴を軽く説明すると……味方側のリョウカの変化が多いので先ず敵側から説明すると………最終ラウンドのオーディンは全ての攻撃に最大体力の減少の状態異常を常に付与して来る上で……更にアラクネ本体の行動パターンも変化して………状態異常に掛かった者を最優先で攻撃し……掛かった数に応じて単体……若しくは全体攻撃で纏めて刈り取る……更には行動速度も滅茶苦茶速く………先ず『基本的』にはオーディン側が先制する………無論行動の順番は幻影のオーディンが先に行動してからアラクネ本体の行動を行う………

 

次にいよいよ一行達側……っと言うよりもほぼリョウカのみの説明になるが………先ず覚醒形態に移行した事により……何と常時10回行動する………見間違いではない……2回ではなく……常時10回行動だ………更には此処から本領発揮なのか……全ての行動の性質が大きく強化………特に必ずこちらが先制行動出来る点だけでも凄い………先程オーディンの行動速度の件に戻るが……『基本的』にはオーディン側が先制する……っと言うがその例外がこれで…更には10回行動の内……何と味方全体を即座に行動させるスキルを持ち合わせている上で……最後の行動の際には味方全体に超強力なバリア(結界)と特殊な結界……『神王アルトディアの完全結界』を展開し……特殊な結界が維持されてる時はあの調律タツハナ戦の時のタツハナ&アラクネの展開する『アラルガンドの加護』の上位互換の効果を付与……攻撃面では確定会心や会心ダメージアップも付与されるのはアラルガンドと同じだが………これの場合には………会心ダメージがアラルガンドの倍……軽く100万%越え(アラルガンドの会心ダメージアップ:約1000%)……更には結界が展開される毎に会心ダメージが重複する……しかもこれで全耐性と防御の完全無視……挙げ句の果てには結界が展開されると味方全体の全ステータスが大幅に上がるんです上で……味方全体を即座に行動させる(召喚物も含む)………ここまで言えば完全にブッ壊れ仕様だが………更にトチ狂ってるのは他にも有り………常時10回も行動する上で………更に上がったステータスと強化された行動等………特に酷いのは必殺技と自身の即座に再行動させる所で……前者は必殺技の仕様はあのタツハナ&アラクネと同じ仕様だが……今回は10段回仕様なのだが……全て1000ずつ…合計10000っと10倍以上も高いが……1段チャージだけでも如何なる敵でも問答無用で倒せれる火力を誇る………更に言えばEPの回収能力もトチ狂っていて……一度でも行動するだけでも1段階分は溜まる………もう一度言うが一度でも行動すれば必ず1段階は貯まる上で……それ以外の方法……攻撃の命中や敵の攻撃に当たる等でも更に必ず1段階分貯まる……これ程凄まじい仕様は存在しない………つまり……必殺技さえ撃てれば勝てる訳である……

 

 

 

ディアリョウカ(本体:Fプリンセス)「オーディン……本当に貴方は産まれや行動さえ違ってなければ………あんなに狂う事がなかっただろうに…………残念ですよ…………貴方も私と同じ……予言で狂った愚かな末路です………。」

 

 

【味方:ファイナルアタック敢行】

 

 

キュィィィィィィン…!!!!!

 

 

ディアリョウカ(本体:Fプリンセス)「せめての情けです………私の最後の一撃であの世に行くが良いです…………みなさん、オーディンの足を。」

 

リュウカ(本体:Fプリンセス)「勿論ですよ……逃しませんよ!っは…!」

 

 

ピカァァァァン……!!

 

ビシィィ…!!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『………!!?』

 

紫(本体:Fプリンセス)「生憎だけど、貴方にはせめての情けですわ………あの方より精々一撃であの世に逝く事を祈ってるわ。」

 

ディアリョウカ(本体:Fプリンセス)「………お別れです………。」

 

 

ポォォピィィ…!!!!

 

ヒュゥゥゥン…!!!!

 

 

幻影オーディン(アラクネ:コア)『………!!?!』

 

幻影オーディン(アラクネ:本体)『……!!?ギシャアアアアアアアアアアアア…!!!?!?』

 

 

ピカァァァァン…!!!

 

ズッドォォォォォォォン…!!!!!!!!

 

 

アルトディア状態のリョウカから放たれた超圧縮された小さな光弾が幻影のオーディンに炸裂………着弾と同時に眩い閃光を放ち……音と色が消え失せ……その直後に大爆発………幻影のオーディンは跡形も無く消滅した………

 

 

【戦闘終了】

 

 

 

シュゥゥゥゥゥ……

 

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……本当に残念ですよ………オーディン………せめて精々あの世でじっくりと反省してなさい………。」

 

一夏(本体)「……一応……勝ったんだよな……?」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「………まあね……コレのお陰でね……。」

 

めぐみん(本体)「……!!まさか、その王冠が……?」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「ええ……例の王冠ですよ…。」

 

カズマ(本体)「おいおい……結局大丈夫なのか……?」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……大丈夫ですよ……。」

 

 

シュゥゥゥゥゥ……(チリーン………)

 

 

突如としてリョウカの被っていたあの王冠は徐々に粒子状となって……消えていった……

 

 

リョウカ(本体:アルトディア)「………本当に……ありがとうございました……みなさん……どうか安らかに眠って下さい…………。」

 

リュウカ(本体)「………お疲れ様でした………。」

 

リョウカ(本体:アルトディア)「……さてと……これで儀式は全て終わりです……。」

 

 

ピカァァァァン……パァァァン……

 

 

リョウカは元のリョウカの姿へと戻った……

 

 

リョウカ(本体)「………最後に……私個人的な私用ですが……些細な事かもしれませんが……私の古代時代の最後の未練を終わらせます………。」

 

ホシノ(キヴォトス)「最後の未練って?………あ………やっぱり………そうだよね……。」

 

リュウカ(本体)「………うん……私もみなさんももう察しましたけど……敢えて聞くけど……最後の未練って?」

 

リョウカ(本体)「………もう存在はしないけど………ブロックさんの葬儀を行うつもりです……結局史実とは違って……古代時代の私の時は荒れまくって何もかも壊し尽くしたのでね………葬儀どころではなかった………だから遺体も何も無い…………とは言えです………このまま未練タラタラのままにするのもね……。」

 

リュウカ(本体)「……そうですね……あの子も報われないですよ……結局オーディンは何をしたかったのでしょうね……。」

 

リョウカ(本体)「あの人も生きたいが為にありとあらゆる手段を使ってでも予言を変えようと奮闘した……っが……結局予言通り死にましたけどね………まああの人の特徴を分かりやすく言えば………アース神族版の無惨若しくは魔族……オール・フォー・ワン……みたいな存在ですよ……文字通り予言の所為で屑に成り下がった存在です。」

 

一夏(本体)「あ〜……確かにそうだな………まあとりあえず葬儀しようにも先ずは一旦帰ろうぜ?流石に疲れる。」

 

リョウカ(本体)「そうですね……結局葬儀しようにも準備とか色々しなくちゃあいけないしね……それにそもそも大前提で…ブロックさんの遺体そのものが存在しない………。」

 

リュウカ(本体)「…………そうだね……。」

 

リョウカ(本体)「……だからブロックさんの遺体を用意しなければいけない…………その為に一度帰りますよ………。」

 

シロコ(キヴォトス)「ん……。」

 

 

一行達はそのまま神殿から脱出し……今度は設備の整っている幻想淵森母神皇天帝大連合母神征王國へとやって来て……そこで今回の試練での疲れを癒したのだった……

 

 

【作戦終了】

 

 

翌日………大会議室にて……

 

 

 

リョウカ(本体)「さてみなさん……今度はまあ些細な事ですが……改めて……古代時代の私……アルトディアとして存在いた時代でオーディンに殺されたブロックさんの葬儀を行おうかと思ってますが………。」

 

大高(本体)「ふむ、話には聞きましたが……あのドワーフ兄弟の?」

 

リョウカ(本体)「ええ、そして同時にアルトディアの初恋の相手だった………けど目の前で殺されてから全てが変わってしまった訳です……。」

 

リュウカ(本体)「………力に溺れてあの惨劇………ですね。」

 

リョウカ(本体)「ええ……さて話を戻しますが………葬儀に必要なのは……先ず前提なのがブロックさんはドワーフ一族……なので葬儀の仕方は『ドワーフ式』……『ヴァイキング式』とも言える方法で……何処かの浜辺若しくは海に燃えやすい木の枝や木材……葉っぱ等を詰め込んだ木製の船に遺体を乗せて流す……その後……火を纏った矢でピンポイントにその船を燃やして火葬………っと言う手順で行うのです………色々と準備も忙しい上で……先ず……今回の場合はたった1人なので小さな木製の小舟に対して……正確にドンピシャで遺体に当てずに弓矢を遠距離から放って着火させなければいけない……射手並びに火葬役が必要………そんな大役を任せれる人を探すか……それか猛練習して成功させるかのどれかです………無論葬儀なのでチャンスが一度だけ………。」

 

 

ピシュウン…!

 

ゴトン……

 

 

リョウカは徐に手元に弓矢を召喚し……それを目の前に堂々と一行達に見せた……弓矢のデザインは今のリョウカの身長に対してやはり大きな月穿ちのセレーネと天開きヒュペリオンの2種類が融合した姿……金と銀が混じった神々しい見た目となっていて……それぞれの端に金と銀の宝玉が埋め込まれている……

 

 

リョウカ(本体)「この弓矢は『陽月創命アイアルテ』………古代時代の私の愛用していた武器の一つで……この弓で太陽と月が産まれ……太陽と月の加護そのものが宿っていて……その力は時には太陽の如く全てを燃やし……時には月の光で闇夜を照らし癒す……破壊と創造を同時に司る代物……今回はこの弓に今回の葬儀用の特注の矢を用意しました……。」

 

 

ッス……ゴトン……

 

 

リョウカが用意した専用の矢は……他の矢と違って先端が滅茶苦茶紅く輝いて……今にも燃えそうな見た目をしている……

 

 

リョウカ(本体)「この矢を使ってもらいます……安心して下さい……別に先を触っても火傷はしませんが………弓で放った後は着弾すると即座に発火するけど…あくまでも発火だけ………普通に使う程度では相手を殺傷は出来ない……まあ心臓が頭を狙う等急所を狙うなら話は別ですが……話が逸れた………まあ今回の場合は燃えやすい材質なので当たりさえすれば良い……そう当たればですがね………。」

 

カズマ(本体)「それって結構重いのか?」

 

リョウカ(本体)「いいえ?見た目に反してそこまで重くはないですよ?ただし……普通に矢が無い時は鈍器代わりにもなるし……普通に近接武器にはなる位の強度と重さは有るので……重くは無いけど……口が裂けてもはっきりと軽いとは言えない程……っと言うよりかは重い寄りの普通の重さですから……更にはそれに矢筒もセットですから……かなりの重量です………後で持ってみますか?」

 

カズマ(本体)「そうだな、俺らも一応弓矢とか扱うからな……もしかしたらって言う可能性もあるからな。」

 

リョウカ(本体)「分かりました……まあ、そう言うと思ってこれと同じ材質と重さを持つ練習用の弓矢を開発所長の所に久々に顔を出して頼みましたからね………そしたら張り切って作り出し始めたのでね………終わったら練習も兼ねて取りに行って下さい………。」

 

リョウコ(本体)「分かりました……あ、でも大前提のブロックさんは?」

 

リョウカ(本体)「ええ、だからこそ貴女にしか出来ない頼みです……ブロックさんそっくりの人形を創れますか?」

 

リュウコ(本体)「ふむ……分かりました……やってみましょう……だけど良いのですか?やろうと思えばブロックさんそのものをちゃんと動かせる様には……。」

 

リョウカ(本体)「……良いのですよ……私自身もあの子も…もう既に過去の自分とお別れを告げないといけないのだから……私達は今と未来を見なければいけない………過去を引き摺るのは悪くは無いけど………けどね……私にはみなさんが居るのです……それに……私には私なりの私達のやり方って言うのも有る……………だからこそ………私には本当の別れを知らなければいけない……文字通り真正面から受け止める事………それで過去を全て受け入れて……過去と別れを告げる………。」

 

リュウコ(本体)「分かりました……そこまで言うならばやってみましょう……ブロックさんの情報さえ有れば完全な再現は出来ますが……。」

 

母核リョウカ(本体)「私がやりましょう……リョウカちゃんには葬儀の総指揮も有るのでそっちの方を。」

 

リョウカ(本体)「ええ……後は場所ですが……実は既に確保はしてるのですよ……場所は『ロスト・パラダイス・リゾート』……オーナーが居ないので話し合いは出来てませんが……『所有者』とは話を付けて来た……そしたら快く快諾してくれました………元々そこは余り人気が無かったそうですし……その上で廃墟となった場所も有るのでね……だからこそそこが丁度良かった………まあリゾート地を葬儀の場所にするのは罰当たりも良い所ですが……他にもう場所が無いのでね………一応他にも『無為ヶ浜』もっと言う所も有りますが……既にお客さんの為に準備期間に入ってしまったのでね………話はしてみたけど非常に申し訳無さそうに断られました………。」

 

ホシノ(キヴォトス)「……そっか〜……。」

 

リョウカ(本体)「……ではまとめましょうか……場所はロスト・パラダイス・リゾートで2週間後に式を行います……準備物は燃えやすい物……木製の小舟……弓と点火用の矢…一応もしもに備えて矢自体に直接点火させて放つっと言う手段も考えてます……最後にブロックさんそっくりの人形………この2週間は準備で忙しいのはそうですが……特に大変なのが射手……射手になる者は文字通りその命を『向こう側』へと送り届ける意味合いが強い……それこそ当日で失敗しよう物なら先ずブチ切れ案件レベルの大戦犯ですので……無論私自身ももしかしたらっと言う可能性も有るので練習こそしますが………葬儀の準備が整ったらほぼ全員その練習を実施する事になるでしょうね……ただし私がこれから呼ばれた人は直ちに練習を始めてもらいます……勿論専用の空間にてそのシュチュエーションを想定した文字通り全ての可能性を含めた練習を実施……そして葬儀の前日には練習中に最も成果が良かった人と先程言った呼ばれた人全員に対して最終テストを実施して……それに合格した人が当日の射手をやってもらう………射手になれるのは1人のみ………ですが射手になった人が当日に何らかの理由で射手が出来ないっと言う場合の射手代行として最大5名……合計6名が射手及び射手代行になってもらう訳です………以上………ここまで質問は有る人は?」

 

カズマ(本体)「あ〜……一応聞くが……良いか?」

 

リョウカ(本体)「どうぞ。」

 

カズマ(本体)「当日の警備は?」

 

リョウカ(本体)「それは問題は無いです……言い忘れてたけど葬儀の事は基本的には此処に居るメンバーと極一部の人達位しか知らない……一応此処と私の国ではまあほぼみんな知っているけど……そう言う事を含めて不参加のメンバー全員とヴァルキューレ学園とあの連合警察に周辺地域の警備を実施……もし私達の許可無く近寄った場合には問答無用で撃てと厳命してますがね……何せ私達以外葬儀の事を知る人達が居ないのですから……そこへわざわざ近付くっと言う事は何かしらの事情で行かなければいけない理由……若しくは道に迷った……まあ他にも理由は有るでしょうが……今回は事情が事情………葬儀の事は外部に漏らす訳にはいかない……邪魔されたらそれこそ面目が無いですしブロックさんに合わせる顔が無い……何しろそもそも葬儀に乱入する愚かしい真似をする様な輩が居るのは私が許す筈が無い………それこそ徹底排除です………それ以外は無い………だからこそそこへ近付く者は許可が無い若しくは連絡が無ければ問答無用で撃つ………分かりました?」

 

カズマ(本体)「お……おう……今回はマジだな……一応警告は?」

 

リョウカ(本体)「一応当日にはカバーストーリーとして『ロスト・パラダイス・リゾートにて大規模な抗争が発生中……関係者以外は絶対に近付かない様に。』……っと言う全体広域放送を流す……この放送は一種の暗号でね……『関係者以外は絶対に近付かない様に。』……っと言う内容は『関係者』のみを通すっと言う訳なので……事情を知っているこの今居るメンバーや不参加メンバーにはこの放送が流れた瞬間に葬儀の開始を意味する訳です…………葬儀終了までは関係者以外は全て敵って言う訳ですので………そこへ近付くのは敵以外存在しない………のですが……問題は有る……っと言うのもそのリゾートは『ジャブジャブヘルメット団』の敷地内……更に言えばそのヘルメット団のボスの『ラブちゃん』とも話し合いは出来てない……出来れば直接会って話し合いが出来れば良かったですがね………一応2週間は有るのでその間に話し合いが出来て味方に出来れば……心強いですがね………。」

 

セリカ(キヴォトス)「ふ〜ん…って!アイツらを!?だ……大丈夫なの!?」

 

リョウカ(本体)「まあ、大丈夫ですよ……あの子も根は良いのです……それにあの子もあの子で秘密は守るし……仲間想いですしね……事情さえ話せば分かってくれますよ……。」

 

ホシノ(キヴォトス)「そっか……。」

 

一夏(本体)「………なあ、聞くけど……ブロックの件だが………あの時……まあ試練だったから出来ねぇかもしれねぇけど……当時の時……お前のあの力ならば蘇生は出来たんじゃねぇか……?辛え事かもしれねぇけど………。」

 

リョウカ(本体)「…………確かにあの時……実際やろうと思えば出来る筈だった………けど………そもそもあの世界での『死』っと言うのは単純に見えて実際にはかなり複雑なのです………あの世界以外では普通に死ねば……天国や地獄等へ行けるけど……当時はそんな物は存在せず……死んだ場合には……幾つかの候補の中で一つが選ばれて……そこへ到達し……そこで浄化されて別の存在へと至る………あの場所の場合は……『ヘルヘイム』……又は『ヴァルハラ』……この二つのどれかになる…………本来なら死者はこの二つへ送られるのだが………ブロックさんの場合は事情が異なる………ブロックさんは既に一度死んでいてね……祈りの泉で辛うじて生き返った……しかし蘇生が遅過ぎて……魂の一部が欠けてしまった………その所為であの姿になった……まあそれだけならばまだ良い……しかし……もう一度死んでしまえば……ブロックさんの魂は既に欠けてしまった存在故に………何処にも行く事が出来ない上で………永遠に現世と冥界の境界線を迷い続ける………無論その世界での死は非常に重い……その世界での蘇生能力っと言うのは……その世界の死者の世界に逝ってしまった魂を呼び戻す能力になるのですが…………無論現世に魂が存在するならばその魂を呼び出せて蘇生が出来る………しかし………冥界と現世の境界線等どっちにも行けれない場所に存在する場合には話が変わります…………魂がもし現世又は冥界に寄っているならば呼び出せれる…………っが…………その真ん中に居る場合には現世と冥界その両方の境界線の影響で魂が見えなくなる…………確かに魂はそこに居る……けどどっちから見てもその魂を見つける事が出来ない………例えるならば………幻想郷のあの大結界と似た感じです………外からは幻想郷が見えず……その逆も見えない…………そんな感じです……つまり現世と冥界の結界の境界線の結界の中に居る故に………見えず……干渉も出来ない………更にはそもそもブロックさんの場合………魂が欠けている………その世界での蘇生能力は基本的には魂が問題無ければ蘇生可能………ただし……その魂に異常が有れば………蘇生が不可能になる…………………だからこそ……………様々な例外が重なった結果………ブロックさんはもう………蘇生が出来ないのです………死ぬ前ならば例え欠けた魂でもその魂を治す事が出来るのですが…………全てが遅過ぎた…………。」

 

一夏(本体)「………っ………そっか………すまねぇ………酷な質問だったな………やっぱその世界で死んだらヤベェ訳か………。」

 

リョウカ(本体)「ええ………天国も地獄も存在しない……だからあらゆる意味で……その世界に関わるならば絶対に死んではいけない………その世界での死は向こうの世界の死者の世界の担当者の気紛れ全てで決まる………だからこそあの世界には口を酸っぱくしてでも関わってもいけないし……関わる場合にはそもそも絶対に死んでは駄目だって言う事を強く言い聞かせます………。」

 

カズマ(本体)「……だよな……。」

 

大高(本体)「ふむ………本当に当時の事を思えば……大変無念でお辛い気持ちを心中お察し致します………。」

 

リョウカ(本体)「………だから故に………この葬儀はせめての手向けを込めてです……例えもう迷い続けていても…………私達の手向けが届いてくれたならば………っと言う想いです…………最初で最後の………私からの最後の鎮魂歌を………捧げよう………。」

 

めぐみん(本体)「……そうですね……ならば尚更この式……失敗は許されませんね………さてそろそろメンバーの発表をしてもらえませんでしょうか?」

 

リョウカ(本体)「そうですね……では射手の代表は……1人目……『カズマ』………2人目……『永琳』………3人目『淵森組のリョウカさん(お母さん)』……4人目……『リョウコさん』………5人目………『リョウコウさん』…6人目は『リョクヨウさん(お母さん)』……最後は……『アヤカ(お父さん)』……以上のメンバーで……呼ばれた順番は特に無いけど……基本的には1人目が射手を実行する…………そこだけは覚えて………後……今回の射手の訓練の教官役は……私自身とお母さん……アルトリアとコルディア……そしてジョイとミシガンおじいちゃん以上のメンバーが教官としてやってもらいます………ただしジョイとミシガンおじいちゃんの場合はまだ弓矢の経験が多分浅いとは思うので……後で超特急コースで弓矢の扱い方をマスターさせます………その後私達と教官役に混ざってもらいます………なのでビシバシやって行きますよ………遠慮は入りません。」

 

ミシガン(本体:神森)「良かろう、俺の流儀を叩き込んでやる。」

 

ジョイ(本体)「ええ、お手柔らかにね。」

 

リョウカ(本体)「ではみなさん……準備の方を宜しくお願いします………次にみんなが揃うのは当日のあのリゾート地です………そこで待ってますよ。」

 

ルーズベルト(本体)「了解した。」

 

 

その後会議が終わり……葬儀に向けた準備と訓練が実施……特に射手にとっては地獄の訓練の開幕……2週間っと言う超ハードスケジュールで小さな木製の小舟の着火部分に百発百中を目指さないといけない……更には全ての可能性も込めたありとあらゆる天候と風向き……そして波の高さ等………色々な訓練のシュチュエーションでの訓練を育んだ……一方で主催者のリョウカは例のリゾート地にてあのジャブジャブヘルメット団のボス……『河駒風ラブ』に会った………無論最初こそ警戒はされたが………リョウカが事情を説明し…同情したのか当日の警備に参加させて欲しいと願って来たので快く受け入れた…………準備は進み……葬儀の前日にて射手の任命を決める試験が始まり………好成績で試験に新たに参加出来たのは……IS組より…一夏……箒……千冬……以上3名……次に好成績なのが……フリゲ組及びリアル世界組……レイチェルこと……零月……シオリ……フリゲ組からは以上……同成績のリアル世界組では………大石………前原……高野……大高……その他多数……っとリアル組組では多数の選出者が出て来た………以上のメンバーが試験を実施…………最終的に合格したのは………当初のメンバー全員……新参のメンバーの一夏……千冬……零月……大石………高野……大高……以上のメンバーが射手並びに射手代行を務める事となった………尚勿論射手代表としてカズマが実行する事となった……

 

 

 

そして当日………

 

 

ピンポンパンポーン………

 

 

アナウンス『こちら……連邦放送局です……ロスト・パラダイス・リゾートにて大規模な抗争が発生しました……一般市民や関係者以外は絶対に近付かない様にして下さい………。』

 

 

全国に突如として広域放送にてあのリゾート地が大規模な抗争が発生したと放送された…………そう……リョウカによるあの葬儀の式を始める為の欺瞞情報………この放送が流れた事で葬儀の事を知る者達は放送っと言う名の暗号連絡で……放送が流れた途端に予定通りの行動を開始した………

 

 

一方で葬儀会場のあのリゾート地では……予定通り通り一行達が葬儀に参列していた……勿論全員喪服の格好である……(因みに本来ならドワーフの葬儀(ヴァイキングの葬儀)では別に服装の制限は無いのだが……一行達なりのやり方と遅過ぎた葬儀である故の罪悪感もあっての……喪服の格好となった……

 

 

(推奨BGM:作品名【GOD OF WARシリーズ】曲名【Raeb's Lament】)

 

 

リョウカ(本体)「……………。」

 

 

ッス……ドサッ……

 

 

式は始まり……葬送曲も流れ始め……リョウカは静かにブロックの人形を木製の小舟へと乗せた……

 

 

リョウカ(本体)「…………………最期まで……本当に貴方はカッコよかった……世界一最高の漢です……………愛してますよ………ブロックさん………。」

 

リュウカ(本体)「…………リョウカちゃん………。」

 

リョウカ(本体)「………うん………っさ………やりましょう………。」

 

 

ッス……ズザァァァァ……ザッパァァァン………

 

 

リョウカは最期の別れの言葉を告げ……リョウカとリュウカの2人掛かりで慎重にブロックの人形を乗せた小舟を海へと流した…………

 

 

リョウカ(本体)「……………頼みます………カズマ……。」

 

カズマ(本体)「………ああ………。」

 

 

ッス……カチャン…!

 

ッス……ボォォォォ………

 

ギギギギギッ…!

 

 

リョウカはカズマの所へ行き……いよいよカズマにブロックへ射手を実行する事に…………リョウカは静かにいつの間にか手元に現れた松明の火を……今回の式用にリョウカが用意した専用の矢に着火させて………カズマは慎重に狙いを定めた………

 

 

カズマ(本体)「………………。」

 

 

ッヒュ…!

 

ヒュゥゥゥゥ………ドスッ…!

 

ボォォォォ…!!!!

 

 

カズマの放った矢は綺麗な弧を描き………そのまま狙った所へと突き刺さり………ブロックの人形を乗せた小舟は一瞬の内に燃え広がった……………

 

 

 

リョウカ(本体)「…………………………さようなら……………ブロックさん……………。」

 

リュウカ(本体)「…………………。」

 

 

ぎゅぅぅ………

 

 

リョウカ(本体)「お母さん…。」

 

リュウカ(本体)「……………。」

 

リョウカ(本体)「……………っ……う……うぅ………わか……っている………分かっている……のに………今まで………何度も………何度も……………辛い……別れをして来たのに……………本当に………真正面から………お別れを……しなければいけないのは…………本当に………辛いですね………………本当に…………………辛い…………う………うぅ…………ぁ………あぁ…!!!」

 

全員『……………。』

 

 

リョウカの今の心情を察したリュウカはそっとリョウカを抱きしめて……抱きしめられたリョウカはその瞬間に今までの想いが溢れて……泣き崩れ………燃え広がるブロックの人形が燃える音とリョウカの啜り泣く声だけが一行達に聞こえ………一行はブロックに対して冥福を捧げ……より一層自分達が強くならなければいけない事を改めて心に誓ったのだった………

 

しばらくしてようやく落ち着いたリョウカと一行達は葬儀を終え……リゾート地を元の状態へと戻して……後片付けをしてから撤収………拠点へと戻った一行はその場で解散して………その日を終えた………

 

 

数日後……

 

 

リュウカ(本体)「あ……リョウカちゃん……此処に居たんだ……。」

 

リョウカ(本体)「………ええ、墓参りにね…………。」

 

 

リョウカはブロックの墓参りの為にあの神殿の儀式の間に墓参りに来ていた………因みにあの神殿はあの儀式の後完全に機能を停止して……試練の間等他の部屋が完全に解放こそされてるが……空っぽの何も無い空間だけとなっていたが……儀式の間だけはそのままで……神聖な場所っと言う事なので隠れスポットっと言う事にはなっているが………今回の場合……葬儀の後ブロックの墓は此処に建てられていた………なので必然的に墓参りには此処へ来る事になる訳である………

 

 

リョウカ(本体)「………やっぱり此処はブロックさんにとってはちょっと豪華過ぎたかな………まあブロックさんからすれば…此処は懐かしい場所です……あのテュールの神殿そのものをもう一つ用意して改造した物なのですから………これが建ったのはブロックさんが死ぬ前の話です……そしたらブロックさんは大爆笑してたよ………。」

 

リュウカ(本体)「ははは……そうなのですね………。」

 

リョウカ(本体)「………まあ……だからもし墓を建てるなら……此処だって思ったのですよ………寧ろ此処以外無い…………。」

 

リュウカ(本体)「………そうだね…………それが良いですよ……。」

 

リョウカ(本体)「…………本当………正直に言えばね………この儀式の間………やろうと思えば結婚式場にもなる所だったのです……………此処でブロックさんと式をしようかなって思ってたのですよ……………もう……永遠に叶わない夢ですが……………。」

 

リュウカ(本体)「………………そう………。」

 

リョウカ(本体)「……っと……ごめんね……変な事言って………さてと………そろそろ墓参りを済ませないとね………よいしょっと……(ッス……バサッ……)…………これで良しっと…………ブロックさん…………私は今も幸せですよ…………貴方も………無事に産まれ変わったら………幸せになって下さいね……………私からのささやかながらの……願いです………どうか……お幸せにね…………ブロック……………。」

 

リュウカ(本体)「………私も貴方が無事に転生して………幸せになれる事を祈ってますね…………そして………リョウカの事は……私達に任せて下さい…………どうか……お安らかにね…………。」

 

リョウカ(本体)「………さて……帰ろっか………。」

 

リュウカ(本体)「……だね………。」

 

 

 

墓参りを終えた2人は神殿を出て行った………その様子を静かに天から見守って見ていた……ブロックの姿が……ブロックは相変わらず幸せそうに笑っていた…………

 

 

リョウカ(本体)「………!!」

 

リュウカ(本体)「どうしたのリョウカちゃん?」

 

リョウカ(本体)「いえ……気のせいかな?さっき空から懐かしい視線を感じた気がしたのですが……いえ………やっぱり気のせいですね………忘れて下さい。」

 

リュウカ(本体)「…………そう言う事にしておきますよ……………。」

 

 

そして2人はそのまま拠点へと帰って行った……とても晴れやかそうに幸せな笑顔で……………

 

 

 

 

【第7章:完】

 

 

【続く】

 

 

EDBGM:作品名【崩壊:スターレイル】曲名【翼の生えた希望(通常ver)】

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