ハイスクールDxDで掲示板もの   作:ねばねば納豆

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おかしいな?アカネちゃんや曹操、ジャンヌ辺りとのコミュ回考えてたのに全く登場してなかったソーナの話を思いついてたぞ?
何話かコミュ回や幕間挟んでからコカビエル戦の方に入りたいと思ってます。


【コミュ】ソーナの理想と現実

 「……会長がお呼びだ、一緒に来てもらうぞ」

 

 「……はい?」

 

 リアス先輩が来る前にさっさと帰ろうとしたら予想外の所からお呼びがかかった。

 

 「どういう事だ魁斗ォォォ!!」

 

 「グレモリー先輩に引き続きシトリー先輩とまで?!一体どんな手を?!」

 

 「◯眠アプリ?◯眠アプリなのか?!俺にも貸してくださいお願いします!!」

 

 「黙れカスども」

 

 一誠と取り巻きが騒ぎ出す。俺だってよく分かんねぇよ。いや、シトリー先輩も悪魔なんだからそこ繋がりなんだろうけどさ?話した事すら無いんだが?

 

 「俺達とお前の何が違うってんだ?!」

 

 「性格、頭、顔」

 

 「身も蓋もねぇ事言うんじゃねぇよ!」

 

 「というか俺は顔同じじゃねぇか!!」

 

 「そうか。で?結果は変わったか?」

 

 自分の事を高く見る気はこれっぽっちも無いが平均程度はあるとは思っている。こんなアホどもと同格に取られるのは屈辱だ。いや、実際分不相応なのは分かってるが。

 

 「……まあ呼ばれたからには行きますよっと、ええっと……」

 

 「……匙、匙元士郎だ。」

 

 なんかずっと仏頂面な奴だな。まあ何でもいいか。匙の後について教室から出ていく。いくら何でも一目惚れされたなんて無いよな?……自惚れすぎか。

 

 「クッソォォ!!俺だって強くなってハーレムを作るんだ!ウォォオッパイ!!」

 

 「何で俺達はモテねぇんだ!」

 

 「俺の事が大好きな子がどこかにいねぇかなぁ!」

 

 教室から三馬鹿の奇声が聞こえて来る。羞恥心とか無いのかあいつら?あったら覗きなんぞしないか。

 

 「で、匙君だっけ?何で呼ばれたかぐらい教えてくれない?見ず知らずの相手に急に呼び出されるのは怖いんだわ」

 

 「……前のレーティングゲームの戦術に関して聞きたいらしい。あくまでそれだけだ変な勘違いはするなよ」

 

 あれって戦術なんて上等なもんだったか?あんなもん転移能力が無いと出来ないゴリ押しに過ぎない。再現性も何も無い個人技な気がする。いや、何処までが戦術かは分からんけども。

 

 「…………」

 

 「…………」

 

 会話が途切れた、いや別に会話したい訳じゃ無いがなんか嫌われてるっぽいよな。女子相手に避けられる事には慣れてるが男相手に敵意まで持たれるのは珍しい。何かしたっけかな?そんな事を考えてる内に生徒会室に着く、所詮校内だそんなに距離はない。

 

 「いいか?何か会長に変な事をしようもんならぶっ殺してでも止めてやるからな!」

 

 「しねぇーよ、テメェは俺を何だと思ってるんだ」

 

 「はっ、()()()()()()()()だろ?信用なんざできるかよ!」

 

 訂正、敵意というか嫌悪の違いだな。こういうのには覚えがある、大方匙君は会長にご執心なのだろう。まあ好きな異性に変態が近づくのは防ぎたいって気持ちは分かる、腹は立つが。ナイト気取る暇があるなら告白なりデートに誘うなりすればいいのに。

 

 「へーへー、俺もさっさっと帰りたいしすぐ済ませるさ」

 

 こういう手合いに何を言っても無駄だ。とっとと要件を済ますに限る。生徒会室、この学校で聖域となっている場所に足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 「兵藤魁斗君、本日は時間を割いてもらいありがとうございます」

 

 「はあどうも、毎日押しかけてくる様な事をされなければ俺は大丈夫ですよ」

 

 はははとシトリー先輩が苦笑いをする。友人なら止めてくれても良いんですよ?いや、言って止まるタイプじゃ無さそうだけども。

 

 「ライザーとのゲーム、貴方の動きは素晴らしい物でした。転移、煙幕、変身、爆弾、様々な手段を用いて眷属を削り、ライザー相手には回復阻害を用いて短期決戦で仕留める。フェニクス家に対しては最適解と言えるでしょう。あの様な戦術をどうやって思いついたのですか?」

 

 「いや、リアス先輩がガンガン行こうぜ以外作戦なかったので使える手札から出来る事考えただけですよ?」

 

 苦笑いpart2、あの人チェス上手いらしいけど実戦経験無いのか戦い方が雑に過ぎる。準備期間全部個人の修行に使おうとしてた時は頭痛がした。眷属も誰も止めねぇんだもんなぁ。

 

 「あの子の悪い癖……いえ悪魔の悪い癖というべきですね。戦術が雑になるのは悪魔の悪い癖です。ライザーが普段使っている戦術をご存知ですか?」

 

 「眷属に自爆前提で突っ込まさせて敵を減らさせるんでしたっけ?敵にそんな事をしてくると考えさせて思考を鈍らせる事も作戦なんですかね?俺みたいにひねた作戦考える相手にはいい様に転がされそうですよね」

 

 ライザーの不死身性を利用した戦い方だ。敵の数が少ない程ライザーがやられる可能性は減る。眷属に特攻させて敵の数を減らすのは理に適っている。ただ特攻を躱されれば戦力を減らすだけの結果になるし、繰り返す程対策も進むだろう。自爆なんてのは最後の手段であって常用するものではない。

 

 「ええ、私もそう思います。ただライザーはその戦術で結果を出し続けているのです」

 

 「???情報統制でもされてます???」

 

 自爆してくると分かっていれば対策は出来るはずだ。複数人で自爆される前に倒す、耐久力のある味方に自爆を引き受けさせる、幻術の類で自爆をスカさせるetc、多少考えれば対策は思いつく、うまく行くかは兎も角として。ライザー自身も不死身でないならばリアス先輩とどっこいの戦闘能力だった。不死身さを過信して回避が雑な分弱いとも言える。それで結果を出し続ける?

 

 「……悪魔という物は実力差がとても大きな生物です。それこそ文字通りの意味の一騎当千と呼ばれる実力者が現れる程に。悪魔にとって基本戦術とは自身が強くなる事と強い眷属を得る事であり、ライザーの様な雑な戦術でも高度な類となってしまうのです」

 

 「……つまり、レベルを上げて物理で殴るを実践する脳筋ばかりしかいないと?」

 

 こくりとシトリー先輩が肯定する。敵に突っ込んでそのまま蹂躙できるなら戦術なんて不要だろう。敵を倒す以外のルールもあるそうだが自力が勝る方が有利に決まっている。そんな環境では脳筋になっても仕方ないと言える。

 

 「レーティングゲームは三大勢力の戦争が冷戦状態となって以降冥界において成り上がる唯一の方法です。戦闘能力が低い中級・低級・転生悪魔は参加の機会すら与えられません。それは良くない状態です」

 

 「まあ、それはその通りですね」

 

 悪魔の社会に関してはまだ詳しく分かってないがスポーツ以外で貧困層から成り上がれない国だと考えれば良い。スポーツを悪く言いたい訳では無いが頭脳面や技術的に優れた人間の方が国へ実態のある貢献が出来る。その様な才能を埋もれさせているかもしれない現状は良く無い事は分かる。

 

 「私はそんな環境を変える為に実力に劣る者でも戦術や技能を学習し、ゲームで勝てる選手を育てる学校を作りたいと思っています」

 

 「……ん?」

 

 何か話ずれた気がする。いや別に悪い事を言ってる訳じゃ無いんだけど何かがおかしい。チャンスすら与えられない悪魔に機会を作る場を与えるのは間違いなく良い事だ。でも何か違う気がする。

 

 「私が駒王学園に来たのも日本の優れた教育システムを学習する為です。ここで学んだ事は今後育成機関を作る時に役立つでしょう」

 

 「…………んんん???」

 

 日本の教育システムが優れているという話は聞いた事がある。実際平均値を上げるという事に関しては世界屈指らしい。たがそれは()()()()()()()()()()事には結びつかない。話を聞いている限りレーティングゲームは一部の強者を引き上げる為のシステムだ。それ以外の人材を引き上げたければ別個のシステムを作る方が現実的な気がする。

 

 「……何だよ、会長の夢に文句でもあるってのかよ」

 

 「いや、そういう訳では無いんだが……」

 

 「異なる意見があれば教えて下さい、私はまだ夢への一歩も踏み出せていないのです。何か間違いを犯す前に防げるに越した事はありません」

 

 あっこれ、何も言わない方が顰蹙買う奴だ。根本的に貴女の夢ズレてませんか?とは言えねえしなあ。それっぽい感じの事話してお茶を濁すか。

 

 「要は才能に劣る人員に教育を施して今のレーティングゲームに一石投じたいって事ですよね?仮にそれが叶って成功者が出たとして、元から強い奴らがそれを真似し出したらどうするんです?」

 

 「……戦術一つマネされたぐらいで負ける様なら教育としては失敗でしょう。もちろん複数の戦術を考え使い分ける様に指導するつもりです」

 

 そりゃあそうだ、普通そうする。ではもう一つ質問だ。

 

 「ではそれで勝ち続けたとして、当然貴女の学校が注目されるわけだ。その時に()()()()()()()()()()()()()()を求められたらどうしますか?実際悪魔全体の強化には繋がりますし……今まで勝ってた卒業生は負け込むのは間違いありませんが」

 

 「それは……」

 

 結局の所はそれだ、スポーツでも他所の国から指導者を雇って国内のレベルを引き上げる事はある。明らかに資質の劣る選手を勝たせる事ができる指導者が国内にいれば有望な選手につけるだろう。彼女の姉が最高権力者である魔王であっても全体の利益の為と言われれば拒否し続ける事は難しい。そして最終的にはゲーム参加者は強い者だけに戻るだろう。

 

 「……そう、ですね。それは考慮すべき事です。」

 

 「……いえ、何か水を差す様な事言ってすいません」

 

 適当な事を言ってお茶を濁す気が割とクリーンヒットしてしまった。リアス先輩に比べて理性的に話せる分踏み込みすぎたかも知れん。匙君も何とも言えない顔してるもん。

 

 「……すいません、少し考え事をしたくなりました。今日の所はお開きにしても良いですか?」

 

 「アッハイ、失礼します」

 

 この後俺は逃げる様に生徒会室を後にした。……曹操になんて言うかな。リアス先輩は兎も角、この件に関しては自分からやらかしてるから大分怒られるかもしれん。

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 

 「会長!あんな奴の言うことなんて気にしなくても良いですよ!」

 

 自身の眷属の言葉がどこか軽く感じてしまう、彼自身自分の言葉を信じきれていないのだろう。夢が叶った後の話、しかも叶った夢が台無しにされる事など全く考えてもいなかった。実際ありえる事態であり現実味が強く、自身の心を締め付ける。

 

 「人の努力を掠め取る様なマネ許しちゃいけません!そんな奴等がいたら魔王様達に何とかしてもらいましょう!」

 

 成功例のある教育ノウハウを共有するのも教員を出向させるのも悪魔全体の強化としてはプラスだ、仮に自分が魔王の立場ならそうする様に命令するだろう。自身に甘すぎる姉ならそうしない可能性はあるがそれは余計な恨みを買う事にも繋がる。そもそも教育を受ける機会を奪う事は誰であっても許されない、それがソーナの考えだった。

 

 「……匙すいません、今日はもう帰ります。……少し考え事もあるので」

 

 考えるとは言ったがベットに入って休みたい。魁斗の意見はソーナの夢に大きなヒビを入れていた。……でもこれはどこかで分かっていた問題で。

 

 (不都合な事を伝えてくれる相手を眷属にすべきだったのでしょうか?)

 

 そんな思考を最後にソーナは眠りについた。




ソーナ「マイナーポ◯モンでもレートで戦えます!」

魁斗「OK!デブリュー使うわ!」

単体の戦力差が10倍で効かない種族で下剋上は無理ゲー。全体の底上げって意味なら悪く無いと思う。でも、中級以下は別個の出世ルート作ろう?
ソーナに限らないけど眷属にイエスマン多いのはダメだと思う。

この後曹操の胃にダメージが入った。
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