「よく来てくれた!早速ですまないが助けてくれ!」
「一応聞いておくが敵襲ってわけじゃ無いよな?」
自分より強い人間から助けを求められるのは基本的に嬉しいことのはずだ。
だが、俺は今無性に帰りたかった。ベッドに潜り眠ってメンタルをリセットしたかった。
「というかあんた誰よ?」
「アッハイ。兵藤魁斗っていいます。そこの残念な人にスカウトされました」
ギロリと目を向けられて、思わず萎縮してしまう。
だって、怖い。怖いんだもの。目は充血し、クマができていた。血色もよろしく無い。多くの人の視線を集めるだろう美しい女性が幽鬼のごとき圧を放っていた。
「あらそうなの、私はジャンヌ。案内は呼ぶから少し待っててくれる?このアホをしばいて工房に叩き込んでくるから」
「ねぇ!一応私リーダーなんですけど?!」
「修羅場から逃げ出したアホに人権なんて無いのよ!」
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ジャンヌこんなのだっけ?
原作影薄かったから分からん
と言うか見た目ほぼ邪ンヌじゃない?
キャラだけクロスか?
えっ?そんなのまであるのか?
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あるある
スパロボ世界だってあるんだからそりぁあるよ
まあ設定面まで合わせてるパターンは少数派だが
大抵はガワだけだな、違う世界で違う人生を送るんだから当たり前だが
なるほどねえ、邪ンヌは霊器が弱くて人理が揺らいでるFGO時空でも無いと召喚できないはずだから推定ガワだけか。
「鉄・拳・制・裁!」「グボォア!」
鳩尾に抉り込まれる鋭い拳に曹操は悶絶。とても女性が見せてはいけない顔をしていた。……いやジャンヌさん、貴方マルタの因子入ってない?
「……で?実際どうするつもりなんです。納期にはもう間に合いませんよ?」
「そ、それは元から分かっていた事だ。だからこそ私は打開策を探しに行っていた。それが彼だ!祝星(ブレシングスター)を使用して見つけた人材だからな!現状を必ず何とかしてくれるだろう!」
「状況分からないけど無茶振りしてきてないか?」
納期?祝星?何を言ってるのかわからない。
みんな何か心当たりある?
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えっ?なにそれ知らん怖
納期?英雄派は一般的なテロリストだったはずだが?
祝星(ブレシングスター)なんてワード聞き覚えがないな
外伝とかで何かあったんかな?
まあ、分からないなら聞くしか無い。
「納期やら祝星っていっt「よくぞ聞いてくれた!ミシッ」うおっ?!」
倒れていた曹操が立ち上がり、俺の手を掴む。先程まで悶絶していたのが嘘のような馬鹿力だ。痛みで顔が近いだとかに気にする余裕がない。
「私の神滅具は黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)、最強の神滅具で実際出力は上位神滅具である絶霧(ディメンション・ロスト)や魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)に比べても高かった。だが、それだけで空間を切り取る結界や自由に魔獣を作る神滅具相手に最強を名乗るのは難しい。だから所詮聖書の神が自身の神話に贔屓しているだけだと考えていた!」
「それ今回の話とk「だが!今は違う!ギュッ」があっ!!」
やばい音した!今人体からしちゃいけない音がした!
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早口オタクでワロタ
イッチ逃げて!超逃げてー!
実際ただ強いだけの槍が最強なのはおかしいな
他二つは使い手関係無く強いしな
「私は亜種禁手である夢運ぶ流星群の夜天槍(ドリームカムトゥルー・ロンギヌス・メテオシューター)に到達した。この禁手は能力を設定出来る7つの球体、七星(セブンスター)が生み出される。この力こそが黄昏の聖槍の真の力の一端なのだと確信したね!検証した結果神器クラスどころか神滅具クラスの能力すら擬似的に再現する事ができた!この時点でも十分強かったが現在は更なる研究を重ね能力のリセットと能力の保存機能で二つ枠を使う事で実質的に無数の能力を持つ最強の神滅具と名乗るに相応しい力を得たのだ!戦闘時の能力の切換は相当な手合い相手には難しいが戦闘前に準備すればカバーできる!そもそも平時は汎用性の高い能力で埋めているのだから滅多に問題は無い!」
色々と興味深い話だがそろそろ手が限界である。俺では止められる気がしないので先程曹操を打ちのめした凄女に期待する事にした。
(これどうにかならないんですか?という視線)
(無理よ、諦めなさいと言う視線)
慈愛に満ちた顔だった。諦めたとも言う。どうやら俺の耐久テストはもう少しだけ続くらしい。
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ランプの魔人に願い事の数を増やす願い事をするタイプ
こんな事が出来るなら原作の曹操がバカみたいじゃないですか!
そうだよ、バカだよ
実際最強の神滅具名乗るならこれくらい出来てもいい
ギャグパートなのに有能なのが分かる件w
「そして長年の研究で完成した能力の中の最高傑作の一つが祝星だ!インドが誇る授かりの英雄アルジュナから着想を得た能力、求める物を授かるという世界中の神話の中でもトップクラスの加護の再現を目指した!とは言え食料や資材等は他の七星で生み出す能力を設定すればいいのだから不要だ。だからこそ決して生み出せない物である人の縁、自身の求める人材を得る事に特化した能力として作成した!流石に世界の裏側にいたり、まだ生まれていない相手は無理だが自身の近くや目指している場所にいるならば引き寄せ手元に来る様に運命が導いてくれる。組織作りでも大いに役立ってくれたよ」
「……まあ、お前が優秀なのはよ〜く分かった。俺は今求められている力を持ってる訳だ。納期とやらとどう関係する?」
興奮もある程度治ったのかようやく手を離された。……骨折れてないよね?
「……あ〜何と言うか勘違いというか入れ違いがあってだね」
「いや、そう言う面が無いとは言わないけど90%はあんたが悪いでしょ。もう一発いっとく?」
どうにも歯切れの悪い曹操をバッサリとジャンヌが切り捨てる。まあ、あの流れで曹操に非が無いとは思わないが何があったのだろうか?
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授かりの英雄はチートなんよ
インドって破壊規模以外もやばいな
原作の曹操も欲しがりそうな能力じゃん
TS曹操優秀だけどやらかしてるんだよね、楽しみ
「えー、神器の中には聖剣や魔剣を作る物があってだね、これらには使用者の体力を除けば作成制限が無い。この手の神器を使えば一般人でも戦力に出来ないかと考えた。だが問題として聖剣や魔剣とは使い手が限られる。一部の戦力強化にはなっても全体の底上げには寄与しない。一応後天的に適性を付与できないかと研究している組織は古くからあるのだろうが成功したと言う話は当時無かったから研究しても無駄になる可能性が高かった」
武器の大量生産が出来るが使い手が限られるとは難儀な話だ。まあ、誰にでも出来るのならすでに実行されているだろうし当然な話ではある。
「だがある時ふと考えた、聖剣や魔剣を弾丸に加工すればどうだろうか?研究を重ねていくつかの技術的な問題を改善する事で、誰にでも使う事ができそこそこの威力を確保することができた。上位の強者には通用しないがそれほど強く無い者、君が圧倒した中級堕天使クラスなら当てれば仕留められる。退魔組織に売り込んで行き今では重要な資金源というわけだ。最近では国相手の大口の契約が出来たぐらいさ」
「まあ、その大口の契約が最大の問題なのですけど」
ジャンヌからジト目を向けられた曹操はすっと目を逸らす、余程不利な契約でも結ばれたのだろうか?
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ボブミヤみたいな事やっとるw
銃は剣より強し、当たり前だよなぁ!
ここまで有能だった曹操、外交で大失敗か?
現実でも実働は有能で管理は無能な人とかいるしな
「単純な話ですよ。このおバカは国相手の契約で生産キャパ限界ギリギリの数量を納品する事にしたのです。現在契約している納品先を計算に入れて無かったので生産計画は完全に崩壊しましたが」
「オメェバカじゃないの?!」
「待ってくれ、備蓄や生産規模の拡大を考慮すれば問題無い範囲だったんだ!」
「その備蓄は直前の抗争で消費し、生産施設も若干破損したので意味の無い計算ですがね。そもそも常に100%稼働する前提で考えるとかバカなんですか?」
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草
無能営業ムーブやめろ
現場の事よく分かってない奴
現実の営業は現場の所為にするからまだマシだな
「……確かに今回の件は私が悪かった。だが、対策は立てている。魁斗君!あとは任せた!」
「人任せとかマジでふざけんなよ!」
「ダメでもそこのバカが方々に頭を下げる事になるだけなので気にしなくて良いですよ。新人にそこまで求めたりはしません」
俺に出来ることなどあるのだろうか?
もし何とか出来たならボーナスぐらいは強請ることにしよう。
魁斗のジャンヌへの好感度がぐぐーんと上がった、曹操への好感度が下がった。
七宝はサンスクリット語が分からなかったので安直に英語名にしてます。禁手は英語なんだから統一して欲しいですね。
ジャンヌが快斗にそこまで期待してないのは祝星の性質が原因です。欲している人材と一言に言っても色々ありますし、今すぐ欲する人材とは限らないです。運命を引き寄せる特性上、そこのコントロールが出来ない性質になってます。曹操は自分の運命力ならいけると思ってます。