突如任された破綻した生産計画の改善。ある程度は赤の魔法で何とかなるだろうが工場で作る規模は無理じゃ無いかな?そんな特殊な銃弾を作っている事以外何も分かっていない俺にはまず最初にする事があった。
「これで治ったと思います。痛みはありませんか?」
「いや、大丈夫。助かったよ、ありがとう」
そうだね、手の治療だね。
手を握り開いても痛く無いのを確認してアーシアに返事をする。いやまさか本当に骨折してるとはな。あの女ゴリラかよ。
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ガチ骨折は草
弱っちい人間(握手で男の手を骨折させる)
弱者同士の比較だから…
アーシアかわええなあ
「ふふふ、流石私のアーシア、素晴らしい治療技術だ。ただ神器頼りの人間ならば外傷の無い骨折だと歪めた状態で繋がってしまい結局外科手術がいる事もある。研鑽を怠らなかった証拠だ……ムフフ」
曹操が自慢げに胸を張る。別にお前の功績ではないがな?
唐突に骨が曲がってないか見ると言い出してメガネを取り出したがチラチラとアーシアやジャンヌさんの方見る理由ある?鼻血出てるんだが良くない物を見てないか?
「そもそもお前がやらかさなきゃ無かった怪我なんだけどな?」
「鍛え方が足りないんじゃないかな?カルシウム足りてる?」
「良かったな?足りてるからお前の事殴ってないぞ」
「安心して下さい、私が代わりに殴ります」
有言実行され壁にめり込む曹操、心なしかスッキリしているジャンヌさん、はわわと慌てるアーシア。
すごいな美少女しかいない空間にいるのに全く嬉しく無いぞ。
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そのメガネください
邪ンヌ容赦ねぇな
一先ず状況確認しよう
「根本的に色々分かってないんだが俺に何を求めてるんだ?機械とかの修理なら専門家に任せた方が良いと思うぞ?まさか手作業で弾丸作りしろとは言わないよな?」
「て、手作業は最終手段かな。「おいこら」冗談だよ(半分くらいは)、今回破壊されたのは弾丸表面に威力を引き上げる刻印を入れる最終工程の機材なのだが中々特殊でね。作成者も今は修理出来ないと嘆いていたよ。いや全く、
「対策フワフワしすぎだろうよ。それこそお前の無敵の神器でどうにかならないのか?と言うか明らかに情報漏れてんじゃねえか」
「確かに七星は万能で他の神滅具の再現すら可能ではあるが……本物には劣るさ。特に今回重要なのは精密な操作でね、とても付け焼き刃の能力では話にならないんだ。
よく分からないから聞いたら向こうも詳しい事考えてない件。こいつ勢いで生きてないか?やる事はやってるみたいだが。
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作成者で修理できないなら作り直すしかなくねぇか?
材料がないんでしょ
弾丸作りにどんだけ希少なもん使ってんのさ
おっと若干暗い所が出てきたぞ
「まあ良いや設計図でも見せてくれ。作成者もすぐ来れるなら一緒に頼むわ、できるか確認するから」
何にしても確認しなけりゃ始まらないしな。無茶振りされたとは言えそれぐらいはしないと給料貰うの気が引けるし。
「ははは、……設計図はないんだなぁこれが、作成者もほぼ感覚的に作ってるから私以上の情報は出てこないと思うよ?」
何言ってんだコイツ???
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???
機械の設計図が無いとは?
職人の技100%かな?
ウッソだろお前w
「正確には機械じゃ無いと言うか、いや機械ではあるんだが……。神器で作られた存在で作成者も内部構造はよく分かっていないのさ。再生産しようにもその当人も今神器を使える状態には無くてね。打つ手無しって状態なのさ」
「そんなよく分からない物で武器作ってんの?!」
「前は手作業で刻印入れてたんだ……もうあの頃には戻りたく無いんだよ!……そもそもの話聖剣も魔剣もよく分からない物だしね」
半泣きで逆ギレされたんだが、というかジャンヌさんそんな作業やらされてるの?そこから逃げて他所行ってたら菩薩だって切れるわ。
しっかし神器って機械まで作れるとか万能だな。
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21世紀に工場制手工業は草なんよ
機械作れる神器とかあったっけ?
邪ンヌがいる時点で変なの紛れててもおかしく無いでしょ
それはそう
「……あのー、その方がお怪我をされてるなら私が治療しましょうか?」
アーシアが控えめに声を上げる、確かにアーシアも曹操が見極めた人材なのだしそれで改善する可能性もあるか。いや、半分くらいは煩悩だったわ。
曹操は首を振りやんわりとアーシアの意見を否定した。
「いや怪我ではないね、呪いと言うべきものかな?アーシアの様な治療系の神器でもすら治せない飛び切りの奴さ。勿論私の槍でもね」
曹操がこれまで見せていなかった険しい顔をして言う。
「悪魔の駒により悪魔に転生させられてしまったのさ、時間を置いて暴走するとは趣味が悪い、正に悪魔的だよ。今暴走を止める為にあらゆる封印術を使用しているがとても神器を使用できる状態では無いさ」
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ああそういう
原作でも人間に戻れた事ないっけ?
多分無い、仙術使えれば暴走しないはず
妹殺しにかかるのは暴走じゃねぇかな
「そういうのn「へぇ、曹操が男連れ込んでるの本当だったんだ。何?正気に戻ったの?」ん?」
もっと深く話を聞こうとすると声が被った。その声がした先を見ると一人の少女がいた。やや低めの身長に薄いピンクのショートボブ、整った容姿をしているが格好の方に目がいく。身体中に様々な小物が付いていて動きにくそうにそうだ。お札と死者蘇生のマーク……アンクだっけか、それ以外は何なのか分からないが魔除けの類か?何にしても彼女が例の被害者なのだろう。
「何を言うんだいアカネ、私はいつだってかわい子ちゃん一筋さ」
「浮気性のくせによく言うよね〜」
ケラケラと笑い声が響き、やや重かった空気が晴れる。ひとしきり笑った後、思い出したように話し出した。
「そうだ、曹操に言われた通りジョーちゃん持ってきたよ。何?やっと修理できそうなの?」
「ああ、彼がやってくれるよ」
「無茶振りが過ぎる」
設計図すらないのに修理なんて出来るのか?いや壊れた物を治す魔法はあるが精々壊れた食器を治す程度で精密機器相手には使った事が無いのだが。
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アカネなんてキャラいたか?
分からん
ここまで改変ある時点で英雄派は原作知識役に立たないな
戦隊の特典だし雑にいけるいける
「魁斗君、君に一つだけ言っておく。……私の命運は君の手にかかっている!必ず成功させてくれたまえ!」
「仮に成功してもしばかれとけ!」
曹操の視線の先にはシャドーをしているジャンヌさんがいた。いや、ジャンヌさんは一回寝たほうがいいのでは無いだろうか?
そんなこんなでぐだぐだしていると台車で例の機械?が運ばれてきた。それは全身金色でレトロな雰囲気を醸し出したロボットだった。
「……キングジョー?」
「あっ分かる?日本人なら分かるよねぇ。ここ外国人ばっかで誰も分からなくてさぁ」
「いや俺もそこまで詳しいわけじゃ無いが……」
ウルトラセブンで出てきた怪獣……のはずだ。それが人間サイズで半壊した状態で目の前にあった。いやこの世界にもウルトラマンはあるけども、スマホゲーとかでコラボしてるの?
「私の魔獣創造で作ったんだ〜、……今はできないけど」
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まさかのキングジョーw
この子新条アカネか?!
魔獣創造は怪獣創造だった?
原作も大概好き放題してた神器だし
「治せたら胸触っても良いよ、曹操の」
「アカネ?!」
「俺にも選ぶ権利がある」
「魁斗君、君とは少々話をする必要があるようだね」
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www
曹操仲間に売られるの巻
返品されてるんじゃが
イッチ割と辛辣だよね
廃品の押し付けはNG。そういう所は妥協しちゃいけないと思うんだ。
まあ、系統は違えど魔力で生み出された物だし案外魔法でポンと治せるかもしれない。
マージフォンに魔力を込め呪文を呟いた。
『マジーネ・マジーネ』
マージフォンをキングジョーに向けて魔法を放つ。最初のうちは光に包まれただけだったが徐々に壊れたパーツが本体にくっつき傷が消えていく、側から見れば順調に回復している様に見えるが……途中で力尽きた。
「ま、魔力が……」
当たり前だが食器を治すのとは魔力消費の桁が違う。内部構造がかなり複雑だ、見た目は壊れて無さそうな部分も満遍なく何らかの問題がある。魔力が戻ってから何度も繰り返せば治せるだろうが相応の時間がかかりそうだ。
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まあ治る目処が立っただけマシでしょ
体積的には後3割くらいか
魔法万能過ぎひん?
敵もやばかったからノーカン
「ねぇ?何で途中で辞めたの?もう少しじゃん?」
「そうですよ!やっと地獄の作業から解放されるんです、頑張って下さい!」
右側からアカネ、左からジャンヌさんに挟まれる。両手に花で喜ぶべきかもしれないがそれどころでは無かった。片や目が座った状態でカッターを持ち、片や万力の様な力で肩を掴んで居た。正直言ってめちゃくちゃ怖い、助けて曹操!
「魔力の回復薬と魔法使いを連れてきてくれ、ありったけだ!後残りの6体も持ってきてくれ!」
曹操がどこかと連絡を取っていた。ははーん、さては俺をこき使うつもりだな?
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ほら両手に花だぞ、喜べよ
食虫花の間違いじゃ無いですかね?
専門技能持ちは酷使されるもの
誰だってそうする、俺もそうする
この後、滅茶苦茶マジーネ・マジーネした。
マジーネ・マジーネ
マジグリーンが使用。壊れてしまった物をいい状態に変える呪文。赤の魔法は特に関係ない。
レオナルドをアカネにしたのは唯の趣味です。
ノリと勢いで書いてるので今後もキャラ変があると思います。