のらりゆりり 作:ゆかマキの百合作品
……でもなぁ…
そう寝言を言うマキさんを起こさないようにベッドを抜け出す
時刻は朝の6時ちょうどから1分へ
リビングでコーヒーを入れて一息ついたのちに朝食を
その後、歯を磨き一息
そのまま「ぼーっ」としていると気が付けば時刻は7時頃に
ウォークインクローゼットからライダースーツを取り出し着替えだす
着替えが終わればヘルメットと小脇に抱え玄関へ
玄関で黒のブーツを履けば「いってきます」とつぶやき
家を出て鍵を閉めて、ガレージへ
相棒であり愛車であるNinja250ccをガレージから出してエンジンをかけ暖気させる
その間にヘルメットをかぶりグローブをはめてスマホで道をチェック
まず最初の目的地は「福井県立恐竜博物館」
最近リニューアルオープンしたらしいけども
「今なら落ち着いて観光ができる」そう思い、足を運んでみることに
恐竜の歴史を学び、触れるのも面白そうですしね。
その後は「ヨーロッパ軒 丸岡分店」さんで腹ごしらえをしたのちは…
んー、ノープランですが体調や天候次第、ですかね?
『
グーグルのナビによると、下道です、かね。
まぁ、問題ないですよね?
そう思っていた時期が私にもありました。
山中で日陰でめっちゃ寒いし
道は狭い上に、法定速度を超過して後方から接近する車やトラックを
路上駐車可能なスペースや登攀車線によってやり過ごしたり
休憩スペースがなかったり、トンネル内は塗れていたり物凄い疲れました
これなら高速上の法定速度を厳守して走っている方がよっぽど楽でした
パーキングエリアにガソスタもありますしね…。
そんな苦労をしつつ1時間半かけてやってきたのは「福井県立恐竜博物館」
入館にはホームページでの予約が必要だったのですが、
それを知らずに来てしまいましたが、当日券が存在していまして、
「9:00ー10:00」や「10:00ー11:00」といった感じで
時間毎に入館できる時間が決まっていましたし、当日券も限りがあるので
なるべく予約して行った方が良さげですね
ちなみに入館料は一般は「1.000円」
そうして、入館したはいいのですが…
人、人、人。
数枚ほど写真を撮ったはいいですが、
殆どの写真に見知らぬ人の顔が写ってしまっていますね
・・・、三連休明けて少し時間を空けて行ったのに…。
バスの団体旅行客に中学校の修学旅行できた学生さん達、
スーツ姿の何処かの博士か学者さんぽい人達
…なんだろう、空気が違う。
その人混みを避けて上階へ
「…はぁ。」
人気があまりなく開放的で入り口の対面である程度の人目がある所で
ようやっと、一息つけた気がします…。
そうしていると、後方から
「この場所ってテレビで紹介された所ですか?」
と女性の声が聞こえ
「う~ん、テレビで紹介されすぎてどのテレビか分かんないですねぇ~?」
と少々含み笑いをしながら返す男性職員
…、あぁ、そうね。
私は、学びに、歴史に触れに来たのに、
この場所は『博物館と言う名前のテーマパーク』だったのね。
不思議と小さな憤りを感じてしまいました。
……出ましょう。
なんだかもう…もうこの場所には居たくはありません
今回はタイミングが悪かったのですね。
道中で館内の外れにある部屋を覗けど雰囲気は変わらず…
『博物館や美術館は静かに鑑賞して想像していたい。』
そういう私のワガママを満たしてはくれませんでした。
目に着いたのはオリジナル映画の上映時間の予告
内容は某狐とイノシシの盗賊と恐竜のコラボ作品
所謂、子供向けな内容で大人もある程度楽しめる映画
公園の案内には疑似的なサファリパークを電気自動車のバスで回るクルーズに
立体迷路は子供向けな設定
そして、その全て観光地料金
全てを否定する気はないし、家族連れや修学旅行先としてはピッタリね。
1人で朝早くから来てはしゃぎ過ぎた
私が馬鹿だったのね。
少し憂鬱な気分の中、駐車場に戻る最中に幼稚園か保育園の園児さんが遠足で来たのか
入り口付近で話を聞いていたらしく、その話も終わり一組ずつ館内へ
その内の待機している組の園児さん達の横を通るとこちらを見てくる
…視座を園児さん達に寄せて考えると
…ライダースーツに大きめのショルダーバックを腰に付けて
Dヘルのバイザーを出したまま片手で持ったまま歩いてる私の姿
ふむ、それなら空いている方の手で髪をかき上げた後に
軽く手を振り少し微笑んでみると、
園児さん達は何も言わずに、口を開けてこちらを見ている
ふふっ、今の私はランウェイを歩く女優さんみたいで少し気分がいい♪
相棒の元に辿り着いた私は気分を切り替え次の目的地へと
思考を巡らせていました。
この地への興味をその辺に捨てて
そんな事をしつつ現在の時刻は10:23分
次の目的地である「ヨーロッパ軒 丸岡分店」は開店は11時
向こうに着くまでは約25分位、のんびり走って行きますか
しかし、道中
追い越し禁止車線を法定速度40キロの道路を
速度を厳守しながら走っている急に後ろから追い越された挙句
目の前でもう少しであわや正面衝突という事態に…。
私は距離が開いていましたが急制動で急停車し追突は避けましたが、
かなり危なかったですね。
その後も安全運転で走行して行くと目的地付近に
ここかな?
…ヨーロッパ軒の分店の丸岡店さん
大通りから奥まった所にあるこの建物だけ時間が止まっている様な感じ、ですね。
入口には日焼けしたコカコーラの看板が
扉を開けると二重ドアにそのドアを開けるとそこは
少し小さな机と椅子にお座敷
そして高い所につけっぱなしのテレビに
優しい色の床や壁紙、正しく昭和の大衆食堂と言った所ですね
「いらっしゃいませ~、お好きな席にどうぞ~」と促され席に着席
席に座るとコップと小さなヤカンが置かれました。
本当にこの場所だけ時の流れがゆっくりなっているようですね…。
メニュー表を開くとシンプルな写真付きで分かりやすいですね。
ふむ…お腹も空きましたしカツ丼の大でも…
と、思ったのですが……
マキさんに『ゆかりちゃん、最近食べ過ぎだよ?注意しなきゃでしょ?』
そうですね…ここは並にしましょう。
「すみません、カツ丼の大をお願いします」
「カツ丼の大ですね?」
「はい、よろしくお願いします。」
「少々お待ちください」
…?
……あっ…、…まぁ、いいか。
さて、スマホを見つつ待って居ると3分位で
「お待たせしました。」
…え?もう?凄く速い
ひょっとしたら他のお客様が居たし丁度揚がったタイミングで到着たのかな?
ラッキーでした。
では、いただ…き…
…え?
と、とりあえず…手を合わせ「いただきます」
そして、蓋を開けてみみると…
「…おっきいぃ」
机の上の小さなヤカンと同じ位?の大きさ?
とりあえず、いただきます
…むっ?
お肉が薄く「シャクッ」と凄く簡単に噛み切れますね。
それに衣も薄く「サクッ」としていて美味しい…
何よりも油っこくない。
ただ、ご飯が固められてるのは昔ながらという所
ご飯を頬張りサクサクのカツを食べて行く…
テーブルの上にはソースの入ったボトルが、
・・・追いソース(ゴクリ…
ソースは既にご飯の上にかかっているが、
あえて、少しソースをかけて柔らかくし食べやすくする
そして、またカツを頬張る
「・・・美味しい」
あぁ、美味しかった。
手を合わせ「ごちそうさまでした。」
ふぅ、ご馳走様でした。
お代を払いヘルメットを被り相棒に跨ってエンジンをかける
今日はなんだか疲れましたし、このまま帰りましょう
帰りは高速に乗り途中のパーキングエリアで休み休み運転してゆく
ガレージにバイクを終い、鍵をかけて家に入ると
何故かフローリングで正座をしているマキさん
「ぁ、えっと…その…」
と言い淀んでいる所に我が家の奥から
「ああ、ゆかりさん、おかえりなさい。ちょっとお邪魔してます」
高校の頃の後輩で友人でヨーロッパ軒を紹介してくれた
彼女『紲星 あかり』
彼女が居た
「なるほど、
あのスカウトはあかりさんの親戚の人が経営する会社の人で、あかりさんは事情を知っていると
でマキさんは浮かれて遊んでいたら落とされた、と
ちなみに、ほかのメンバーはどうなりました?」
「最初こそは少々の不満がありましたが、なんとか納得していただき、
今日も何処かで活躍しているかと」
「…おバカ」
「ええ、まったく」
「…ぐぅ」
「…しかし、マキさんが遊び惚けた結果がこの同棲生活で、
その生活を喜んでいる自分もいるんです」
「それはー…、私からはノーコメントで」
ここは心を鬼にして
「ですので、マキさん」
「…ハイ」
「今から72時間濃厚接触禁止令を発令します、苦しみは分かち合いましょうね」
「…ァィ」
…はぁ、なんだかなぁ。この感じは…。
…やるせませんね、正直。
ヨーロッパ軒さんのカツ丼は美味しかったし
道中は自然が多くて良かったけども…
正直、福井県はもう暫く良いかな?
作者コメント
勢いに任せて書いた結果
「マキさんとあかりちゃんとゆかりさんのドロッドロな話」
になりかけたので削除し、今回の結果にw
もし、採用してたらアンチ・ヘイトタグが追加されていましたw
まぁ、私は実際に相棒で現地まで走って、見て、観光して、その感想を
駄文としてのらりくらりと、書いて行くのでよろしくお願いします
次回はー・・・そうだなぁー・・・
千里浜を走った時の事でも書くと思いますw