艦娘達と金属の歯車   作:ビクトリー

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今回は、少し短いです。



建造ラッシュ 後編

 

 

「司令官さん、何しているのです?」

 

俺は背後からそんな声をかけられた。

よかった、これでアーセナルを歩き回らなくて済む。

 

「お前に少し話がある」

 

「お話ですか?」

 

話というより、言い訳に近いんだが。

 

「朝、お前が見たことについてだ」

 

俺がそう言うと電の顔が少しずつ赤くなっていく。

やっぱり勘違いしたままか...。

 

「電、お前はすごい勘違いをしている」

 

「えっ、でも」

 

さて、なんであんな事になっていたのか説明するか。

 

 

主人公説明中

 

 

「そうだったんですか...」

 

何とか電の誤解を解くことが出来た。

これで解けなかったら優花を連れてきて二人で、

説明するつもりだったからその手間が省けた。

 

「わかってくれればいいんだ」

 

これで俺のやることは終わった。

後は建造が終わるのを待っているだけだが、まだ時間があるだろうからもう少し電と話をしていくか。

 

「もう此処の生活には慣れた?」

 

「はい、だいぶ慣れたのです」

 

電はもう慣れたのか。

俺はいまだに道がよくわからんのに...。

 

「そういえば、司令官さんって「提督ー、ここに居たのねー」妖精さん?」

 

電が何かしゃべろうとするが、

どこからか現れた妖精さんに遮られる。

建造が終わったにしては早すぎる。

なんかあったのか?

 

「提督ー、やっと建造終わったから部屋で待機しててねー」

 

もう終わったのか!

少し早すぎやしないか?

 

「それと提督ー、建造時間を合わせるために高速建造材使わせてもらったよー」

 

この妖精さん本当に気が利くな。

まあ、勝手に使ったことに関しては問題ない。

さて、艦娘達が来る前に部屋に行くとしますか。

 

「電すまないな。話は今度だ」

 

「わかったです」

 

そういえば部屋に行ったら優花を起こさなくちゃな。

もう少し寝かせてやりたいが、さすがに艦娘達に優花のだらしない姿を見せる訳にはいかないからな。

そう思いながら俺は部屋に急いだ。

 

 

「優花、起きてるか」

 

そう言って俺はドアをたたく。

 

......。

 

返事がない、まだ寝ているらしい。

さっさと部屋に入って起こしてやるか。

 

「はいるぞ」

 

ドアを開けたその先には、幸せそうな顔で寝ている優花がいた。

そして俺は、寝ている優花に近づいて行く。

 

「本当に幸せな顔をして寝てんな」

 

さすがにこんな幸せな顔をしているのを起こすとなると少し罪悪感がわく。

だが、起こさないという訳にもいかない。

 

「優花、起きろ」

 

そういって俺は、優花の肩を揺らすがなかなか起きない。

 

「優花ー」

 

今度は少し強めに肩を揺らすがまだ起きない。

熟睡し過ぎだろ...。

いや、それだけ疲れていたのか...。

 

「そろそろ起きないと布団から引き離すぞ」

 

やっぱり返事はない...。

俺は罪悪感を感じたが、ゆっくりと布団を掴み、そうして思いっきり引っ張る。

 

「起きろっ!」

 

俺はこの時、布団から優花を引きはがしたことを後悔した。

優花の胸元が大きく肌蹴けていたのだから。

 

「ん?」

 

起きた優花と目が合う。

そして優花は自分の胸元と俺を見た後に、

顔が真っ赤に染まる。

 

「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

優花の叫びがアーセナルに響き渡った。

 




優花をもっと出したかったんです。
後悔はしていません。
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