艦娘達と金属の歯車   作:ビクトリー

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ようやく主人公が戦います。


初めての戦闘

 

 

「...ん?」

 

どこだ此処?

...そうだ、俺提督になったんだった。

まず起きるか。

そう思って起きようとするが何かに掴まれていて動けない。

 

「なん..だ...]

 

俺は見て一瞬固まってしまった。

そこには服が乱れた優花と電が、がっちりと俺にをだきついていた。

 

「....」

 

起きたいが起きれない。

声をかければいいんだろうが、この幸せそうな寝顔をしている二人を、

起こすのも気が引ける。

それと優花、寝る前まで軍規って言ってたのにこの抱き着くのは軍規違反じゃないのか?

 

「...はりゃぁ」

 

なんとも気の抜けた声が聞こえた。

起きた電と目が合う。

 

「司令官..さん、おはよう...」

 

こいつたぶん寝ぼけているな。

いまだに俺を離さないことが物語っている。

 

「電おはよう、それと離してくれるとうれしいんだが...」

 

「え...、す、すみません!」

 

そう言ってすぐに腕を外す。

一応離れてくれたが、顔が真っ赤だな。

 

「司令官さん、ごめんなさいなのです」

 

「いや、俺は気にしていないよ。それよりちゃんと寝れた?」

 

もしこれで寝れなかったとしたら、この部屋で寝てもらった意味がなくなってしまう。

寝不足は女の子の肌の天敵ともいうしな。

 

「ちゃんと寝れたのです」

 

「そうかそれはよかった」

 

そういえば、優花のほうはまだ寝てるのか気になって優花のほうを向いてみる。

 

「すー、すー」

 

寝息が聞こえるからまだ寝ているのだろう。

優花は昨日、頑張ってくれたからもう少し寝かしておこう。

 

...本当によく寝ている。

腕を外させてもらううか...。

どうかおきませんように。

 

「よっと」

 

俺は何とか優花を起こさずに腕を外すことが出来た。

もしここで起きてしまったら、確実に逃げられていただろう。

そんなもしものことなんて置いといて、今日は何をやろうか?

 

「んっ」

 

どうやら優花も目が覚めたらしい。

だけど、優花が一番起きるのが遅いとは驚きだな。

 

「優花、おはよう」

 

「...おはよう、提督」

 

優花は目をこすりながらも、体を起こす。

もう少し起きるのが遅かったら...。

いや、変な考えはよそう。

 

「そういえば、提督に昨日言い忘れていたものが」

 

言い忘れていたもの?

なんかあるのか。

 

「本部から任務が来ていました」

 

任務?

そんなものがあったのか。

 

「どんな任務だ?」

 

「一つは『艦隊を出撃させ、敵艦隊と交戦せよ!』

 もう一つは『2隻以上の艦で編成される「艦隊」を編成せよ!』です」

 

「それと、この任務と同時進行で近海警備をしてきてください」

 

簡単に言ってしまうと、艦隊を作って敵戦艦と戦えばいいんだな?

ついでに敵戦艦が海域内に居れば撃墜しろということか。

ようやくこのチートを使う時が来た。

 

「優花さん、二つ目の任務は艦娘が二人いないと達成できないですよ?」

 

そういえば、電は俺のことを知らないんだよな。

ちょうどいいな...。

 

「電と優花は少し出て行ってくれないか?」

 

「わかりました」「わかったのです」

 

さて、まず服を脱ぐか。

 

よし、脱ぎ終わった

そして前に来ていた服に着替えて、しまってあった武装を身に着ける。

 

「電、優花入ってきてくれ」

 

電はどんな顔をするかな。

 

「わかったので...えーーーー!」

 

いい反応だ。

 

「やっぱり提督も行くんですか」

 

逆にこっちの反応は少し冷たいな。

てか、俺呆れられてる?

 

「し、司令官さんって女の子だったのですか...]

 

「いや、違うから」

 

俺のどこをどう見たら女の子に見える?

まあ、艦娘は女の子しかなれないから無理はないかもしれんが..。

 

「じゃあ、どうして「俺自身よくわからないんだ、気づいたらこうなっていた」..そうですか」

 

もう来る質問は予想できていたので先手を打った。

まあ、一応納得はしてもらえたかな。

転生した、とか言っても信じてもらえないだろうからな...。

 

「とにかく、俺と電を入れて二人だ」

 

「わかったのです。司令官さんよろしくお願いしますね」

 

「ああ、よろしく。優花、留守番を頼む」

 

優花は当然、戦闘には連れていけないので、このアーセナルを守ってもらうことになる。

まあ、敵が攻めてくるなんてことはないと思うがな。

 

「わかりました。二人とも絶対に戻ってきてくださいね」

 

何言ってんだ。

当たり前じゃないか。

 

「そんな当たり前のことを聞くなよ」

 

逆に、俺が沈むかもしれない状況って地球滅亡ぐらいしか思いつかんぞ。

 

「...そうですね。いってらっしゃい」

 

「「いってきます」」

 

そんな些細なあいさつを交わして俺たちは、敵戦艦の殲滅に向かう。

 

 

鎮守府海域

 

 

「あれが、深海棲艦か」

 

「え、どこにいるんですか?」

 

電には見えないか、だけどその前にこの武装どうやって使うんだ?

一応、レーダーソナーとかは何とか使えるが、重火器の方は全くわからん。

今まで一回も使ったことがないのに使えって方がきつい...。

 

「あ、いたのです。」

 

電にもようやく見えたか。

あ、たぶん深海棲艦もこちらを見つけたな。

 

「電、少し後ろに下がっていろ」

 

「で、でも「いいから」...わかったのです」

 

さて、試し打ちしてみるか。

攻撃はなんかイメージで何とかなるだろう。

 

「30mmガトリング砲、射撃開始」

 

その言葉とともに、駆逐イ級に大量の弾丸の雨が降り注ぐ。

駆逐イ級は、なすすべもなく海に沈んでいった。

 

ちょっと待て、威力がおかしい。

一発当たっただけでほぼ撃沈してたぞ。

この威力の弾丸が毎秒70発打ち出される。

単純計算で行くと、毎秒70もの駆逐イ級を撃沈させることが出来るってことか...。

 

「司令官さん、すごいです!」

 

いや、俺にとってはすごいを、通り越して気持ち悪い。

 

「どんどん行くですよ」

 

そういいながら電は進んでいく、

その後ろ姿が少しさびしく見えたのは気のせいだろうか?

 

「まってくれ、電」

 

俺は電を追いかける。

はぐれてしまったらいろいろと大変だからな。

 

「深海棲艦発見です」

 

さっきと違って、数が少し多いな。

いったいずつ仕留めていくか。

 

「命中させちゃいます!」

 

電が、軽巡ホ級に向かって砲撃をするが簡単に避けられてしまう。

軽巡ホ級が電に向かって5inch単装高射砲を放とうとするが..。

 

「おそいっ、6連装小型ミサイル発射」

 

放つ前に俺のミサイルの餌食となる。

そして残りの深海棲艦に向かって30mmガトリング砲を乱射する。

 

「これで、終わりか」

 

なんかあっけない。当たり前だが。

これからも手ごたえのあるやつなんて出てこないだろうしな。

 

「司令官さん、ありがとうございます」

 

「どういたしまして。終わったし、帰ろうか」

 

今日は、電も疲れただろう。

早く帰って、ゆっくり休むとしよう。

 

んっ、なんだ。

レーダーに何か反応がある。

此処から近くだな。

 

「電、先に帰っていてくれないかな」

 

「いいですけど、どうしたんですか」

 

電には、正直に話してしまっても問題ないだろう。

まあ、深海棲艦一人だ。危険な状況にもならないだろう。

 

「レーダーに反応があってな、少し様子を見てくるだけだ」

 

たぶん、駆逐艦だろうな。

 

「電もついて行って言いですか?」

 

「特に問題はない」

 

さて、早く終わらせてアーセナルでゆっくりしますか。

 

 




今回の話は、電の話がメインになりましたが、次も電の話です。
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