だがその後にパルパティーン最高議長と話をしてきたアナキンから、グリーヴァス将軍や分離主義幹部等がウータパウにいる事を突き止め、アナキンがグリーヴァス将軍逮捕にと最高議長からの推薦を受けた話が為された。
これに対しオビワンだけを、という話の流れになったらしいが、その状況を危惧したマスターレヴィナスの一案によりグリーヴァス将軍逮捕をオビワンに、幹部達逮捕をアナキンに、それぞれ任務を与えたジェダイ評議会だったが、此処でもアナキンに幹部逮捕をさせるのに反対意見を述べたジェダイマスター(マスタームンディやマスターコーラ、マスターティン)が居た。
が、マスターヨーダ、マスターレヴィナス、マスターウインドゥの意見によりアナキンがオビワンと共同逮捕する方針で終わった。
そして、その報告をマスターレヴィナスから聞き、私はアナキンの代わりにパルパティーン最高議長に話を付けに彼のオフィスを訪れていた。
「議長、マスターケノービとマスタースカイウォーカーから続報です。現在グリーヴァスの軍と交戦中とのこと。分離主義勢力の幹部等は逃走、マスタースカイウォーカーが現在追跡中とのことです。」
「それは結構な事だ。グリーヴァス将軍を逮捕し、分離主義勢力の幹部をも逮捕出来れば、この戦争は漸く終わる。」
議長は頷きながらそう答えた。
「・・・・・本当に長きに渡る戦いが漸く終わる、そうは思わないか?マスタークジョウ」
何か深みのある言葉を投げかけた議長をスルーして本心の方を言った
「漸く終わってくれるなら、私としても伸び伸びと休暇を取りたいものです。」
「ふむ・・・。」
「ですが、前に議長から許可していただいたアース星系なのですが・・・。」
「ああ、何か分かったかな?」
期待したかのように聞く議長に私は静かに答えた。
「私の母星のある地球と思しき惑星を発見しました。」
「誠か?それは喜ばしい。・・・・・だが、私も極秘事項にした覚えはやはり無い。アウターリムとは別の方角にある遥か彼方であろう?」
「はい。ですので、議長の方でも何か無かったでしょうか?」
「さっぱりだ。・・・・・・少々留守にし過ぎて誰か入ったかな?」
「最高議長のオフィスは簡単には入れませんよ。」
「・・・・・ううむ。」
だが、議長には思い当たる事は無いと言う。
因みに議長、留守の間は何処に行っているか共和国軍ですら分かっておらず、一度ジェダイマスターを含めた共和国軍で捜索を行った程だった。
だが結局はアウターリムにショックトルーパー2個分隊を連れてシータ級シャトルに乗って戻って来た事で捜索は終わりを告げた。散々引っ掻き回し、元老院やジェダイに迷惑を掛けた事には謝罪したが、何処に行ったかまでは分からないままだった。
だが、私は、私だけは知っていた。
当時、突然出かけると言った議長がたった一人で供も付けずに何処かへ行こうとしているのを止めて、ショックトルーパーから2個分隊を護衛に付けたのだから。
「ダソミアや他の惑星で何か発見はありましたか?議長。」
「・・・何故・・・とまでは聞かぬが、それを聞いてどうする?」
だから、グリーヴァス将軍の件と一緒に此処で終わりにしたいと思っていた。
「何も得られなかった・・・そんなところでしょうか?」
「何が言いたいのかね、シオン。」
議長は、いやシディアスは気付いているのかもしれない。だから敢えて私は言った。
「フフッ、分かって聞いていませんか?議長、いえダース・シディアス卿。」
そう言うと此処で話していいのか?という表情で聞いてきた。
「ふむ、漸く気付けたと言えばいいかの?あの時に比べたらよく進歩したものだな。」
「確かに、共和国最高議長としての顔がありましたから、中々分からなかったですが、感情の起伏と学んだダークフォースの感知方法で、ダークサイドのフォースを議長から出ている事に漸く気付きましたから。」
「ダークサイドを学べた機会故かな?マスタージェダイ」
そう言いながらも何故か穏やかに話しかけてくるパルパティーン。
「ええ、ある戦地で破壊されたシスの寺院を見つけた時に偶然・・・と言いたいですが、フォースに導かれて・・・霊体となったレヴァンからも色々と。」
パルパティーンは、それを聞いて面白そうに聞いていた。
「破壊されたシスの寺院か。・・・そうかそうか、だが、知れたことは氷山の一角に過ぎん。しかし、マスタークジョウのようにフォースへの関心が高い事は良い事だ。ライトサイドのフォースばかりではなく、ダークサイドのフォースを学ぶのだ。この私から。」
パルパティーンはそう言った。我が弟子になれと。だが、私はその言葉に対しジッと押し黙った。
「・・・・・・・・。」
「ジェダイはもう終わりだ。フォースへの理解を示さない者が多くなった。だから、遠くの未来も見通せないのだ。そして、気付けない。フォースへの探求心は其処らのジェダイよりも強い其方だけが気付く事が出来ようが果たして他のジェダイはそなたをそこまで信用しているかな?」
「全体の評価は元より、私はジェダイ評議会の評価はあまり当てにしていないので。」
「何!?」
評議会の、他のジェダイからの評価など気にも留めていないという発言にパルパティーンのフォースが揺らいだ。
「銀河共和国に忠を尽くすと決めた身、銀河の平和にバランスを齎すべく奔走したまで。フォースと向き合い、時にはフォースの赴くままに行動し、数々の調停を熟したのはなにも評価されたいからではありません。」
悪の手先になるのはゴメンだと言いながらキッパリと言い放つと、パルパティーンは怪訝な表情で聞いてきた。
「では、何を求める。」
「平穏を、人と人が理不尽に死に逝く事が無いように出来得る限りを尽くすだけです。」
「だが、それも虚しく終わっておるだろう。」
穏やかに話しながらも彼の目はこちらを覗き込むかのように見通すように見て来ていた。
同時にフォースが騒めき出しているのを感じた。暗黒面の帳が私にゆっくり降りて来るかのような、そんな感覚に。
「虚しいかどうかは後世が決めてくれます。今は今と未来の為に行動するのみです。ですが、確かに議長が言ったように今の共和国では・・・何れ終わりを迎える。」
「そうであろう。シオンの数々の努力も、皆ジェダイが虚しく無に変えている。だが、このままではいけない事をシオンも気付いているだろう?」
パルパティーン議長のダース・シディアス卿としての言い分も理解は出来る。はっきり言って、この戦争で共和国もジェダイも血を流し過ぎた。ジェダイは暴れすぎて、傷つけ過ぎた。だが、だからと言って・・・
「貴方の弟子になる理由にはならない。」
ライトセーバーを起動させて、パルパティーン、いやダース・シディアスに向けた。
「シオンはそれでいいのかね?君の力は、彼らでも制御出来なくなる日が来ると思っている事だろう。そして、今は大丈夫でも直ぐに否定し出すだろう。その時に思う筈だぞ、もっと力があればとな。」
「その手には乗らない。確かに私は多くのジェダイがそうしてきたような独創的で狭く浅い視野とは違い、かつてのジェダイマスタークワイガンやドゥークーのようなあらゆる分野、側面を研究し、理解し知識として手に入れた。でもそれだけじゃ足りない事も分かっている。分かっているからこそ、同じ考えを持つマスターレヴィナスについて行く。」
「だが、君の望む先にある終着点には、君自身だけでは辿りつけん。マスターレヴィナスでも無理だ。だが、私なら可能だ。手を掴め、力を貸してやろう。我が弟子となるのだ、マスタークジョウ。」
シディアスが言おうとしているのは、フォースの本質。ライトサイドのフォースだけではなく、ダークサイドのフォースの力を手に入れろと言って来ていた。
そのダークサイドのフォースはまだ一歩足を踏み入れたぐらいにしか分かっていない。
故に、シディアスは師になろうと言って傍に来ていた。だが、
「フォースのダークサイドを学ぶのだ、シオン。それを教える事が出来るのは・・・私だけだ。」
「・・・・・・・・・・・・・お断りします。」
「・・・・・何故じゃ?」
「そんな甘い言葉で私が堕ちると?ジェダイの多くも、シスの多くも、フォースを本質的に理解していない。光がある場所には必ず影が出来る。光しか無い世界など有り得ない。それは逆も然り。だというのに、どちらか一方しか存在を認めない等、間違っている。だから、どちらも共存出来ないか模索する。一人では無理でも、決して諦めない心が重要だ。例え、ジェダイから追放されて、ジェダイ・オーダーを敵に回しても」
固い決意と意志を曝け出し、尚もパルパティーンへ向けたライトセーバーを持つ手に力が籠る。
「では、私を殺すかね?」
「いいや、殺さない。ダース・シディアスがシーヴ・パルパティーン最高議長であっても元老院で選出された議長である以上、私は元老院に突き出す義務がある。」
腕のボタンを押して合図を出すと、オフィスにトルーパーたちが押しかけてきた。
議長のオフィスに行く前に事前に指示を出しておいたコマンダーブレイブと選抜した捕獲部隊だ。ブラスターライフルの他、ライトセーバー対抗用にマグナガードが使っていたエレクトロスタッフを改良し、暴徒鎮圧隊のショックトルーパーも使う電撃警棒を持ってきていた。
「ほう、これは反乱だぞ。」
「いや、反乱じゃない。」
トルーパーたちの背後から現れたのは、私のマスター。
「元老院は議長の非常時特権を即座に返還するよう求めている。これはその書状だ。」
「シーヴ・パルパティーン最高議長、非常時特権を返してもらいます。」
「出来るかな?この私を・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・ん?
いや、待て。逮捕しないのか?」
そう言って赤いライトセーバーを取り出したダース・シディアスだが、ある疑問に至った。
それは、非常時特権の返還だけを求めているということだ。
「ああ、逮捕しない。あくまで、最高議長としての非常時特権の返還。それを固辞するならばダース・シディアスとして元老院議会に連行するだけだ。」
彼は、パルパティーンは何故か狼狽えていた。まあ、そうでしょうね。シスの暗黒卿だからとこの場で逮捕・・・される流れで何か色々しようとしていたのかも。
だけど、私とマスターには別の事が聞きたいから、この程度で留まっていた。
「ふぅむ、シスと取引するなどジェダイとは思えんが・・・・・他に聞きたい事がある。そういう感じだな?」
「如何にも。」
「その話次第だな。」
「トルーパー、下がって待機だ。部屋には誰も居れるな。ジェダイ評議会や元老院の代表であってもだ。」
トルーパーたちにはブレイブも含めて事前に話していた。
パルパティーン最高議長とダース・シディアスが同一者である事を含めて。
「了解。」
そう言ってトルーパー達を下がらせてから3人だけになると、パルパティーンはオフィスの椅子では無く、来客用のソファーに座った。私はマスターに呼ばれて対面の隣に座った。
「さて、何から聞くか・・・。」
「シディアス卿、私から幾つか。」
私から先に質問した。
「聞こう。」
「何時からこの戦争に関与しなくなったのですか?」
「ん?何を言っておる。私は最初から今に至るまで関与し続けているが・・・。」
「そうだ、シディアスが裏でこの戦争を操っていた・・・と言っていても過言では無い・・・というのは、誤りであると考えている。」
「何?」
「正確には、途中からシディアスから、別のシス卿に変わった・・・とでも言えるか。」
「・・・馬鹿な。私以外のシス卿などいるわけが!?」
パルパティーンは自分以外のシスの暗黒卿が存在する事を否定していた。
シディアスの師、ダース・プレイガスの他に、その頃でさえ、もはやシス卿は自分たち2人しか居ないと考えていたからだ。
だが、その根底をひっくり返す報告があった。
「ジェダイもそう考えているだろう。だが、このクローン大戦でも多くの謎を残している。そのどれもがシス卿の痕跡を残している事だ。お前がシス卿である事を疑っていた頃からずっと監視してきた俺には信じられない程、雑多な浅知恵・・・か。」
そう、本来消去すべき、通信記録などを馬鹿正直に残してあるだけあって、戦場では多数のシス卿の存在を認識していた。
「だから、私も困惑しています。戦争を裏で操っている筈のシス卿とは違う別勢力のシス卿が、戦争末期になってから姿を現した事に。
そして、コルサントを含めた惑星を消し去ろうとしている計画も・・・。」
そう言ってホログラムの記録媒体を彼に渡して見せた。
パルパティーンは、それを見て驚愕し激怒した。
「馬鹿な!?これは・・・これは、私の兵器を!?・・・ふざけるな!」
球体状の衛星兵器と何かの作戦計画書、何れも虫食い状態で詳しくは分からなかったが、分かっているだけでも銀河共和国の主要惑星を滅ぼすような計画を立てているのが伺えた。
「どんなに怒っても事実は変わらない。だが、パルパティーンがシス卿である事を知るのは今いる此処の2人だけだ。ヨーダもウインドゥも知らないままだ。クワイガンは・・・生前お前を怪しんでいたらしいがな。」
「・・・・・、マスタージェダイ。まさかと思うが、その案を呑むとでも思うか?」
「シディアス、お前がジェダイを滅ぼそうとしているのは、よく分かる。はっきり言って、今のジェダイは、昔と大きく変わってしまった。体制すら、戦争によって変わってしまったんだ。そのジェダイを滅ぼそうというお前のソレは待ち望んだ願いなのだろう?」
「当然だ。」
「ですが、ジェダイを滅ぼしても、連中はシディアス卿ごとコルサントを、連中の意に沿わない国家を消し去ろうとしているのです。例え、ジェダイを殲滅せよと命令をトルーパー達に発し、ジェダイを滅ぼして新たな国家を設立したとしても、もう一人のシス卿が邪魔をする事でしょう。」
パルパティーンは、深く考え始めていた。
ジェダイを滅ぼす事は宿願と言ってもいい。
パルパティーン=シディアス卿にとっては正に。
だが、折角ジェダイを滅ぼしてジェダイの痕跡を無くそうとしても、シス帝国をこの惑星を含め銀河共和国から為そうというのに、もう一つのシス勢力の連中は手に入れた兵器で破壊しようと言うのだ。
「ジェダイ、シスを抜きにしてもフォースへの探求をするにしてもはっきり言って、連中は邪魔だ。そうは思わないか?」
「そこで、最初に言おうとしていた案がやってくる・・・と。」
その案というのが、ダース・シディアスという存在も今までの戦争の罪も、そのシス卿に覆いかぶせて、パルパティーンのままあり続けるというもの。真実を知るのは僅かであり、パルパティーンは、議員時代にシスの寺院を訪れてからフォースの探求をしているただのおじさんになってもらうのだ。大分無理が有るわけだけど。
「そうだ。加えて、連中にクローン戦争の罪も被せればいい。」
「それは・・・・・ジェダイの言う事じゃ無いだろう。」
呆れたように言うパルパティーンだが、表情はさっきより柔らかい。
「悪いが今は立場を無視してくれ。此処にいるのはただのレヴィナスでただのクジョウシオンで、ただのパルパティーンだ。」
「ふむ・・・面白い。詳しく煮詰めようじゃないか。」
それから暫くして、条件として表向きはライトサイドに加担するシス卿として私たちに与する代わりに今まで罪を犯しながらもジェダイという身分から処分されなかった多くのジェダイを共和国法で裁く事、パルパティーンがシディアスと同一の存在である事を3人の秘密とする事、もう一つのシス勢力に対して共同戦線で動く事で同意し、レヴィナスが出した案をパルパティーンは呑んだ。
望めばアナキンも弟子に・・・・・・・・、となったが実はダソミアでパルパティーンがシディアスとなって何をしていたのかを知っていた。シス卿として戦い弟子としてやってきたダース・モールと再会していたのだ。
彼は、ダソミアの荒れ果てた故郷で一人、瞑想し続けていたのをシディアスが何日も歩いて見つけ出していた。其処でどんな会話を交わしたのかは分からないが、心の変化があったモールとシディアスはその後ライトセーバーを取り出して試合をした後、別れていた。
それから帰ってきたシディアスは、何事も無かったような振る舞いをしていたが、憤りを隠せずにいた。
シディアスは、モールから聞かされた話で自身の計画がもう一つのシス勢力によって破綻している事に憤っていたのだ。それでもそんな筈は無いと思いながら過ごしていたのだが、クジョウやレヴィナスと会い、会談を設けて話した内容を聞いているうちにモールとの会話を思い出していた。
ダース・モールと再び会ったシディアスだが、モールに伝えていた話と食い違いが分かり、一つ一つ砕いて話していくとクローン戦争中期からシディアス卿とは違うヴァリエル卿なるシス卿が出てきている事、そしてシディアス卿に代わってシス帝国をコルサントでは無く、別の場所に作ることまで話していたという。その過程で邪魔となるジェダイはコルサントごと手に入れたデス・スターによって滅ぼすというのだ。恐らく、このシス卿はコルサントにいるシディアス卿ごと消す予定だったのだろう。モールも参加するかと思えば、新たなシス卿の追手に追われ、弟を殺され、命からがら逃げ隠れていたらしい。結果、モールはダークフォースに疑問を抱くようになり、ずっと瞑想していたというのだ。
シディアスは帰る前に弟子に対してライトセーバーの勘を取り戻させる為に戦い、ある程度の勘を取り戻させた後、帰路に就いたというのだが・・・・・・・。
話を終えたパルパティーンは、元老院でクローン戦争の終わりを告げたが、新たな戦争が迫っている事を周知させた。
それは恐るべき脅威で、ジェダイの奮闘なくばコレを知らずに共和国は滅んでいただろうと断言していた。
漸く終わると思っていた戦争が終わったと思いきや新たな戦争が始まろうとしているという事実を多くの議員は受け止められずにいた。ベイル・オーガナ議員は、その証拠をと聞くと、ジェダイ側の代表として元老院議会に参加していたマスターレヴィナスによって惑星一つを粉微塵に破壊出来る衛星兵器が分離主義勢力から邪悪なるシス卿の手に渡ったという情報と、その衛星兵器であるデス・スターに関する情報を公開した。まだ完全な完成に至っていないものの、所在が不明であるという点が一番の問題だった。
何より、分離主義勢力の幹部らの逮捕とそれに伴い戦争終結となる筈だったのが、その分離主義勢力を裏で操っていたとされるシス卿が何処かに存在していてジェダイは、まだ逮捕、撃破が出来ていない状況であるとも話した。この事に多くの批判を浴びる結果となった。
クローン戦争中に調停で訪れたジェダイによって国家分裂状態に陥った国々がある為だった。その為、マスターレヴィナスは、関与したジェダイ・オーダーに属するジェダイは、共和国法に則り裁判を行う事を約束させるとその批判は、一旦は収まった。
しかし、独断で元老院に処断させるという事がジェダイ最高評議会は善しとはしなかった。
だが、元老院で出たジェダイ・オーダーを共和国と分離させるという過激案が出た事とその背景を話すと、ヨーダやウインドゥは険しい表情を浮かべながらも問題となったジェダイの行動を記した報告書には、アナキンやオビワン、シオン等が調停した後に状況確認という名目で派遣されてきたジェダイによって引き起こされた事案だった。中には既に共和国軍として、処断されたケースやオーダーからの無断離脱にマスタークレルややったようなクローン同士で同士討ちを引き起こす等、共和国軍トルーパー達によって処刑された実例も存在し、そのような案件が50を超えて存在していた。尚、クレルの場合アンバラの戦闘中にコマンダーレックス等によって逮捕される筈だったのだが、追跡の際、一度は捕捉したものの、多数の死傷者を出して姿を暗ましたままだった。
関わっているジェダイは80人を超え、内39人は他の戦場で戦死。11人がオーダーを離脱し行方不明、30人が特権を理由に罪から逃れて尚もオーダー在籍している状況だった。また、尻拭いにシオンが関係した件も多く、案件のうち半数ものがシオン案件で処断済みだった。だが、残りの半数の40件は未処断、何れも行方不明になっているジェダイや在籍しているが何食わぬ顔で今尚いるジェダイなど元老院としては、それらのジェダイを処断せず匿うのであれば、共和国はジェダイ・オーダーを切り捨て、共和国外務省を設立し元老院側の任命によって選ばれたジェダイのみが属する事が出来る組織を作ろうという意見に賛成意見が殺到している状況だった。
その為、マスターヨーダも元老院に直接確認に向かい、関わったジェダイナイト全員を即座に共和国銀河司法センターへ送り込むとしつつも行方不明になっているジェダイナイトは、共和国軍を使って捜索し処断は任せるとしたのだ。結果的に最高評議会も罪を犯したジェダイナイトを野放しにしていた責任もあるとして、問題を起こしたジェダイナイトによる事案が起きた国家一つ一つに謝罪しに回る事となったらしい。
パルパティーンとの会談の後、グリーヴァス将軍を撃破したというオビワンの報告と分離主義勢力の幹部である、ヌート・ガンレイ、サン・ヒル、ワット・タンバー、ポグル・ザ・レッサー等主要メンバーを逮捕したとアナキンから逃亡先のムスタファーから報告を受けていた。元老院議員であるものも居る為、対応に苦慮しつつもコルサントへと連行されたのだが、幹部たち彼らから齎された情報を元にに本当に戦争はまだ終わっていないと確信を深めていくのだった。