剣士の帰還、ジェダイとなって調和を齎さんとす   作:アトコー

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2週間近く空いてしまった。

執筆の遅延が投稿の遅延に繋がる・・・・・orz


短いですけど、どうぞ。


第10星 準備~

 

アース星系への軍派遣には時間が掛かるようだった。

元老院を説得する事に時間が掛かるだけでなく、展開させる予定の軍の編成にも時間を要するからだった。

銀河連邦元老院議会は、はっきり言ってもう戦争は懲り懲りという意見が多いからだった。

そう言う状況になっているのを知っていた。

 

だから、私は単独で指揮権を得て行くつもりでパルパティーン最高議長に直談判した。

この星系に来てからもう5年と少しが経とうとしていたからというのも有った。既に知っている人も家族も居ないかもしれない。だけど、母星たる地球が分離主義勢力によって侵されようとしているのをただ見ている訳にはいかないという事を力説した。

 

パルパティーン最高議長も私の言おうとしている事は分かっていた。パルパティーンが行って来た政策の中には私が関わって成功を為したモノもあり、言い分は分かってもらえた。だが、元老院最高議長としての判断は、即断出来ないというものだった。

パルパティーン議長は、そもそも向かわせる戦力として当初案の私の第327機動大隊だけで足りるのか?という疑問があったからだ。

だが、その疑問に対しての解答としては私が動かせる最大戦力であるとしか言いようがないのだ。

結局、元老院議会の開会を待つしかなく、その間に私は一緒に行くと言ったサナと鍛錬と修行に勤しんだ。

 

元老院議会の開会は私がパルパティーン議長に進言してから1週間後に開かれた。

私も呼ばれて銀河連邦軍を出すか否かを元老院で決めようとしていたのだ。

戦争となればまた多くの資金と被害が出る事を危惧していた面々だったが、話の議題が私の母星であり、コルサント星系のより外側、アウターリムよりももっと遠い遥か彼方にあるアース星系とその母星となる地球の話をした上で、其処に逃げた分離主義勢力の残党を撃破するというものだった。私(わたくし)事故(ごとゆえ)、受け入れられないかもしれないと覚悟していたが、各国元老院議員の反応は私の予想を裏切った。

 

「マスタークジョウの母星が危ない?軍を出すべきだ!そうでなはいか?」

 

「彼女には多く世話になった、今こそ恩を返す時だろう!」

 

「マスタークジョウのおかげで我が民族は解放された。我々はマスタークジョウを支援する!」

 

そうだそうだ、と次々に声が上がる。この光景は私には信じられないものだった。

戦争はこりごりだ。余所のであっても、もうやりたくない。

そう簡単に許してはくれないだろうと、この後説得する議員は誰と誰かそれを考えたりしていたのに全部吹き飛んだ。

 

結果、賛成多数でアース星系への出兵が決まった。(反対票は無かったが、もっと情報を集めてから行動すべきという中立が残りを占めた。)

結果を聞きに来たマスターウインドゥやマスターレヴィナスもこの光景には驚いてはいたが、寧ろこうなるとは思ってもいなかった私に言った。

 

「まあ・・・・・・こうなる事は、俺はある程度予想付いていた。」

 

「シオンの仕事ぶりは、時折議員の間でも話題になっていたんだ。こうなるのもあり得た事なんじゃないか?」

 

「ですが、それはあくまで戦争中に発生した諸問題を共和国のジェダイとして調停していっただけで・・・。」

 

「そうだ。多くのジェダイがしていった中で、お前は元老院議会も表彰したいと名が何度も上がる程有名なジェダイとなった。ジェダイマスターへの昇格は、その頃から出ていたものだ。かなり前からな。」

 

「時々、お前は自分の事を無視して他人の評価を過小評価する傾向があった。アナキンとは正反対だな。だからこそ、危惧していたんだ。お前の心がダークサイドに転向しないか・・・とな。」

 

「だが、そうはならなかった。ジェダイ最高評議会の予想を裏切ってライトサイドのまま居続けた。それどころか、ダークサイドに堕ちようとしていた同僚を説得したりジェダイをより良い方向へ導こうとした。この行動力は評価されて然るべきだ。寧ろ、ダークサイドに転向するなどと考えた自分が馬鹿だった。」

 

 

 

そうマスターウインドゥとマスターレヴィナスに絶賛された後、銀河連邦はアース星系、地球へ銀河連邦軍の派兵を決定。状況に応じて増援を送る方針となった。

ジェダイ・オーダーでも動きがあった。

オーダーの掟の幾つかを破棄若しくは変更する事にオーダー評議会でも色々話し合われた。

 

その結果、時代に即さない厳格で排他的すぎる掟は破棄となった。多くある掟の中で恋愛・結婚の自由と掟の中で決められた訳だが、此処で争点となったのが、結婚後に子供を産むかどうかであった。

 

だが、既にアナキンとアミダラ議員の間に子供が出来ていたという事もあって、次々に掟破りが判明していく若しくは打ち破っていくアナキンをオビワンは叱れず、ヨーダは新しき事は改革を促すと全員を諭しながらアナキンに要請してアミダラ議員をも交えて話し合った結果、認めるとしたものの、もしどちらかが子を生して見捨てるような行動を取ったりしたら追放するという規定文を盛り込んだ。

(キ・アディ・ムンディという例外に対して、ジェダイ評議会が何も指摘しなかった件についてを問うと、本人があれこれ反論したが過去に家族を持ち、子供も作ったという事実は変えられない為、アナキンの件を推し進める要因にもなった。)

 

 

 

 

アース星系への連邦軍派遣に私以外に協力してくれたのは、私をオルデランで拾い、師事してくれたマスターレヴィナスだった。

曰く、

 

「まだ、危なっかしい上、久々の故郷と言えど交渉が上手く行くとも限らん。そう言う場合は師を利用するものだ。」

 

と言って、1個バトルグループ、全72隻の主力艦と60隻の支援艦、それを率いる提督たちを用意しコルサント連邦軍中央基地に集結させ、部隊を乗せていた。

また、私の第327機動大隊はサナの空挺大隊、機甲大隊、装甲大隊を含めたコープスとし、その指揮官を私とマーシャルコマンダーのブレイブとなった。3万5千強の軍の指揮官という事実に圧し掛かる責務があったが、シニアコマンダーのイグニスや同じくシニアコマンダーのグリンやイーゲル等基幹要員は共に戦った事もある面々であった為、圧し掛かる責務は、多少は分散されたようにも思えた。

 

ヴェネター級スタークルーザー40隻、アクラメーター級アサルトシップ32隻、ゴザンティ級クルーザー24隻、アーキテンス級重武装軽クルーザー36隻。

トルーパー部隊は私の第11スカイコープスとマスターレヴィナスの第6スカイコープス、星間任務が無くなって待機組になっていたコマンダーバカラが率いる第21ノヴァコープスを主力とし10個大隊が支援戦力、他特殊部隊やARCトルーパー部隊、強襲偵察部隊、施設部隊等を含めた50個大隊以上の大部隊が搭乗していった。

 

 

「なんとかなったな。」

 

「ですが、これだけの戦力を良く承認してくれましたね。」

 

「ジェダイ最高評議会でも話し合って見せられた写真から概算の戦力を出してもこれでも足りないとは分かっている事だ。逐次戦力を送り込むような事態になるだろうが、俺達には先遣隊としての意味合いもある。そして恐らく、地球に向かう前の何処かで激しい艦隊戦になる可能性が高い。」

 

「戦力の多さに先遣隊である事を忘れてしまいますよ。第2次ジオノーシスの他でこれだけの戦力を搔き集めての戦場は片手で数える程しか無かった筈ですよ。」

 

「ああ、最後はコルサント宙域戦となっただろうが、その前は第2次カミーノ防衛戦だ。」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

ああ、それは忘れて欲しい事なのですが・・・とマスターの視線を逸らすと、

 

「忘れたとは言わせん。だが、シオンの機転が共和国にとっても大きな意味を残した事も事実。トルーパーたちにとっても故郷を救ってくれた英雄と語り継がれているだけあるな。」

 

目を逸らすなと言わんばかりに顔を向けさせられて頭を撫でられた。

 

「あぅ・・そんな事言われていたのですか!?」

 

全く知らなかった、寝耳に水とは正にこの事を言うものだと思った。

確かにあの戦い以後、共に戦場を駆けたトルーパーたちの中にあの時の借りを返す~なんて言っているトルーパーが多かったけど、そういうことだったとは思ってもいなかった。

だからか、ブレイブたちが温かい目で見ていたのは、と一人恥ずかしいやら怒りたいやら。

 

「シオンは知らないだろうが、あの戦場では本来シオンの位では率いる事を許されていない。3個艦隊以上、推定参加クルーザー数は900隻を超えている。はっきり言ってその頃は処分すべきか叙勲すべきか評議会も悩んでいた程だ。

だが、結局はシオンが当初率いてきた1個小艦隊に他の駐留艦隊やカミーノの要請を受けて集まりに集まった結果であって、実質的に指揮を執っていた・・・とは言い難いからという理由で処分は免れているわけだ。」

 

そういう経緯が有った事すら知らなかった。確かにあの時は防衛戦に必死で何度か最終防衛線を突破され、クローン製造工場への上陸を度々許すなど激しい攻防戦を繰り広げていた。その為、第2次カミーノ防衛戦後のカミーノ宙域は共和国、分離主義のクルーザーの残骸が漂う鋼鉄の墓標と言うべき状況になっていた程だった。あれの後処理も指揮したんだっけ?と思いながらも状況を見ていると、1機のLAAT/iがトルーパーが乗ったBARCスピーダー2機に護衛されて降りてきた。

 

「まだ出発していなかったか。」

 

「マスターウインドゥ?それにマスターフィストーにオビワンとパルパティーン最高議長も・・・・・・!?」

 

「そう驚くな。・・・だが、前までの掟であれば無視していた事だった。共和国に属していない遥か銀河の惑星の事までは我々ジェダイには手が回らなかった。だが、今回はそうは行かなくなった。着いたら状況を教えろ。場合によっては分遣隊で駆け付けてやる。」

 

「シスの暗黒卿が何処まで浸透しているか分からない。だから気を付けろ。」

 

「アナキンはナブーの任で向かえなかったが、我々も要請があれば行くさ。」

 

「少ないジェダイを一戦線に送り込むというのはよくある事だが、今回は違う意味を持つ。だが、それだけの事態である事は把握している。マスタークジョウ、君の国と接触出来たら連絡を貰いたい。我が銀河連邦は、盟を結ぶ用意がある。」

 

「銀河連邦に日本が加盟・・・ですか。面白くなりそうですね。」

 

「日本の代表との交渉は俺がやる。シオンは交渉の場を整えてくれればいい。」

 

「上手く行ければいいですが・・・。」

 

何しろ、居た頃の日本の政治情勢自体が魑魅魍魎と言うべき状況下。

銀河の遥か彼方から来た我々を異星人と呼称して戦争になるかもしれないのだ。

尤も、世界各国が連合するとも思えないが。

 

「取り敢えずは、シオンの生家に行って家族と再会してくることが最初の任務だな。」

 

 

そうレヴィナスに言われて顔を赤らめる私を撫でながら、一緒にクルーザーに乗り込んだ。

コルサントから数か月ぶりに大艦隊が出撃した。

後詰の戦力として多くのジェダイと部隊も集められていた。

 

アナキンとコマンダーアポーの第501大隊とアソーカとコマンダーレックスの第332連隊。

オビワンとコマンダーコーディの第7スカイコープス(待機組)

アイラとコマンダーブライの第327スターコープス

スタスとコマンダーネイオの第91偵察コープス

クーンとコマンダーウルフの第104大隊(待機組)

タパルとコマンダーランディの第13大隊

コマンダーグリーの第41エリートコープス

コマンダーデヴィスの第169大隊(待機組)

ティプリーとティプラーとコマンダードゥームの第287大隊

コマンダージェットの第373大隊

 

                        等、数多くの部隊が集められており、即応性が現状無い為、各星系に赴任している。(待機組・・・コルサント待機しているという意味)

 

 




明日か明後日に次話投稿します。

いや、出来るか?←いやしろよ。
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