第11星 地球への帰還
アース星系への旅はコルサント星系を抜けて僅か1日までに短縮されていた。
事態を重く見て、ハイパースペース航路を新たに作成・・・したらしい。詳しい事は分からないが、探索班には感謝しかない。太陽系に入ったと分かったのは、見覚えのある惑星がワープ先に出て来たからだった。
「これは・・・デカいぞ!」
「なんだ、あの惑星は・・・。」
岩石色のある巨大ガス惑星の一つで、ミッド・リムにあったゴルムのような環のような小惑星帯がある惑星だった。
「土星・・・。」
「・・・土星・・・ですねぇ。」
「なら、もっと大きい木星がある筈。太陽系でもまだ外側だね。」
「将軍、何かの残骸を確認しました。」
「何の残骸か、調査隊を出して確認させて。」
宇宙空間という事もあって、流れ着いた何かの残骸を確認する為、クルーザーに収容したわけだが、その残骸というのが・・・。
「これは・・・何でしょうか?」
ヴァルチャードロイドスターファイターの残骸が突き刺さった何か。
その形から私は推測出来た。
「恐らく、地球が飛ばした人工衛星か探査衛星の一つでしょう。既に機能は停止しているみたいです。恐らく、ヴァルチャードロイドスターファイターが突っ込んで破壊した、というところでしょう。」
「ふむ。シオン、セナ。アクティス級ライトインターセプターで地球に向かえ。くれぐれもXウィングを使うなよ。」
「大きいですものねぇ、マスター。」
「ええ・・・まあそうね。隠蔽って点を考慮したらアクティス級よりイーサスプライト級の方がいいのでは?」
「其処は任せる。インターセプターであればいい。」
イーサスプライト級は全長8m、幅4m、アクティス級は全長5.5m、幅4mとアクティス級の方が良いと思われるがステルス性の観点で考えれば速度も出て、レーダーにも探知されにくく細身のイーサスプライト級の方が潜入時には機体を隠しやすいとして向いている機体なのだ。
因みにXウィングだと全長12.5mと遥かに大きい為、警戒も無く日本に潜り込むには向いていない機体である。元々ドッグファイト用に使って来たから気にいっているとはいえ・・・だ。
艦隊は此処からゆっくり火星へと向かう・・・らしいのだが、問題が発生した。
「火星が無い?・・・そんな筈は無い筈だよ。」
「いえ、確かに前回の探査時には有ったのですが、周回軌道上に何も無いのです。あれだけの大きさのある惑星がほんの僅かな時間で消失するなど考えられないのですけど・・・」
そう、土星宙域周辺に停泊したこの艦隊が観測を行った結果、何故か火星だけが確認出来なかったのだ。
太陽、水星、金星、地球、木星、土星とある中で何故か存在しない火星。
観測だけでも、見つからない事に埒が明かないと判断し、私たちが発進すると同時に偵察装備を搭載したARC-170スターファイター3機編隊5隊が出撃し状況確認へと向かった。
木星まではイーサスプライト級の足でも時間が掛かる(普通に最高速度を出しても7年弱掛かる。)ので、持ってきていたハイパードライブリングと結合して一気に月軌道上までワープ。普通なら何万時間以上も掛かる距離がハイパースペースで数十分から数時間に短縮できるのは凄い事だけど、慣れた私たちからしたら、到着するまでが緊張するところだったりする。
月の裏側にリングを置いて、地球軌道上を周回して見るけど、人工衛星の類が少ないようにも思えた。
日本近海に降りるようにR2ーS4(アストロメクドロイド)に計算して大気圏に突入を果たし、近海の伊豆諸島より北東150kmの海域上空に到達したが、大気圏突入はコルサントとあまり変わらない感じだった。
まだ、日本の状況が分からないので、取り敢えず日本上空を一周。
「マスター、どうやら日本軍の対空レーダーには引っ掛からないみたいですね。」
「・・・そうだねぇ。ステルス性はやっぱり高いけど、此処まで何も無いというのもちょっとって思うよね。」
「まあ、変に追われるのも面倒ですしね。」
「咲那から見てどう?日本は。」
「そうですね、戦火には晒されたようでは無いみたいですが、軍事的な基地が目立つように多い様に感じられます。」
「日本でどれだけの月日が経っているのかは分からないけど、若しかしたらもう何かしらの大戦を経験した後・・・なのかもね。」
日本列島の上空を高度1万5千mの高さから遊覧飛行した後、また太平洋に出てから超低空で人気のない浜辺を越えて森の中に機体を降ろした。
一周もしていたらすっかり夜になってしまっていたからだった。
森の中の開けた背の高い草木が生い茂る場所に機体を降ろした後、空から発見されないように隠蔽を施して、更にアストロメクドロイドに機体そのものに光学迷彩を掛けてから、行方不明になった当時持っていた鞄を取り出した。咲那の分は、転移後誘拐された場所を探し当てて、砂に埋もれた鞄をフォースで取り寄せていた。
鞄には、衣類や食料、当時使っていた学生服と教材が入っている。咲那の方は、千切れた学生服とバラバラになったのを修復した教材だけど、咲那のその頃の境遇的には仕方が無いと思う。寧ろ捨てられなかっただけマシだったと思うし。
取り敢えず、ジェダイとしての衣服からその頃の日本でも着ていたような服装に着替えた。
「じゃあ、行きましょうか。」
「まだ・・・あるかな?」
「多分、有ると思いたい。」
行先は、私の生家。九條家の日本家屋だ。瓦屋根と木造建築が味のある家だけど、・・・どうなのだろうと降りたそもそも場所が東京の八王子の八王子城跡の近く。
実はこの場所から徒歩で2時間のところに家がある。
其処まで歩いていく途中で情報収集していくのだが、残念なお知らせがある。
「落ちていたお金だけど・・・やっぱり・・・だったね。」
「ええ。私たちが持っている貨幣が紙くず同然でしたね。」
1円硬貨、100円硬貨が落ちていたのだが、硬貨にある製造年月には平成とか令和とか年号では無く、西暦を出してあった。その西暦では2090年、つまり私や咲那が居なくなったであろう時期から凡そ50年もの年月が経っていることを意味しており、この事実には私も咲那も言葉を失った。
「50年・・・・・・私たちの感覚では5年程度だったのに・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。取り敢えず、行きましょう。向こうが覚えてないか家が無かったら別の案を考えましょう。」
少し悲観的になる咲那を宥めつつ、生家のある屋敷へと歩を進めた。
夜道という事もあって、街灯は明るいけど私たちの感情は暗いままだった。
もう誰も知らない、覚えてない、そんな負の感情が付き纏っていた。咲那に至っては、実家以前に、身内が母方の伯父伯母に育てられていたらしく、50年も経っていたなら死んでいる可能性の方が大きかった。私には、一応3人の兄と3人の姉が居た・・・筈だけど・・・。
そうこう考えながら歩いていくと、それは有った。
あの頃と変わらない外観で、長い石垣とその上の真っ白な塀、見え隠れする瓦屋根は、九條家のあの頃と変わらない瓦屋根だった。
大きな木製の門構えには、あの頃は居なかった守衛が2人、恐らく警察機構所属の者だと思う。だけど、九條家の表札を見て、涙が零れそうになるのを堪えつつ、其処を通り過ぎる。
他の家をコの字に移動して遠目からあの屋敷を眺める。
大きな門構えに連なる塀の上にたなびく篝火を眺めながら、・・・・・眺める事しか出来なかった。
「入る・・・わけには行かないですね。」
「しょうがないもの。・・・・・・もう私たちは死んだものとされている筈の者だもの。」
そう言いながらジェダイの正装にサッと着替えてジェダイローブを深く被る。
「別の案を考えよう、咲那。」
あの頃、あの時過ごしたあの家には、恐らく戻れない、そう確信めいた想いを抱きながら其処から離れようとした時。
「何か、うちに御用ですか?」
覗くように見ていた筈なのに、真後ろに現れた人の気配にサッと身体が動いて構えた。
向こうは?な表情、だけど・・・其処にいる人物を見て、私は言葉を失っていた。同じく着替えた咲那も、その人物を見て思わず声を上げそうになって口元を手で隠していた。
「あの、大丈夫?」
心配そうにしてくれる、その人物の面影は私の3歳年上の彩夢姉を連想させていた。
だから、何か言おうとして口を噤むのを何回かしてから、ボソッと呟いた。
「・・・・・彩姉?」
そう呟いただけ、なのに今度は向こうが驚愕した表情になった。
「・・・・・まさか、・・・そんな・・・いやそれは有り得ないけど。・・・・・・紫・・・音・・なの?」
彩夢姉は覚えてくれていた。50年もの年月が経っているというのに、声だけで思い出してくれたようだった。それでも、まだ疑っているようだったから深く被ったフードを取った。
満月ということも有って月明かりで私の顔はよく見えるだろうと思うと思っていると、
彩夢姉は弾かれたように私に抱き着いた。
「紫音!・・・もう、一体どこに行っていたの!」
ギュ~っと抱き締める彩夢姉の力が強いけど、私も嬉しくて懐かしくて自然と涙が零れていた。
「もう、もう、離さないのだからね。」
「ごめんなさい、少し此処よりも遥かに遠い場所に居て、帰って来るのも一苦労だったの。」
熱い抱擁の後、彩夢姉は咲那の事も覚えていたようで咲那の事も抱き締めていた。
咲那は感涙極まって静かに、だけど嬉しそうに泣いていた。
抱き締め終わった後、だけど私は
「流石に50年も経っているとは思わなかったよ。」
「そう言う貴女たちはあまり当時と変わらないわ。」
「5年ぐらいしか経っていませんでしたから・・・そうかもしれないですね。」
「もう、詳しく色々話が聞きたいわ。」
仕事帰りだったという彩夢姉に連れられて、咲那と一緒にあの門構えの場所までやってきた。
「50年前は、守衛っていなかったと思うけど・・・」
「一家で軍の道に進んだようなものだから、守衛ってのも、父さんの友人さんの退役軍人でやってくれているのよ。」
それなら合点が要った。佇まいといい、普通の警備員や警察官とは違う気配を、フォースを通じて感じていたから。
「お帰りなさい、彩夢殿。そちらのお二方は?」
「こっち?こっちは・・・そうねえ。客人?みたいなものよ。」
私と咲那は家に入るに当たり、まだ知られていないという事もあってフードを深く被って、口元ぐらいしか見えないようにしていた。
「客人・・・ですか?」
だから、怪訝な表情をされても仕方が無かった。
「大丈夫よ。直ぐに貴方達も知る事になるわ。」
そう言って屋敷へと入っていった。
「あの頃と何も変わってない。」
「・・・・・ええ、ずっと同じよ。」
屋敷の玄関を開けて先に彩夢姉が入っていき、後から私たちが続いた。
玄関には、若かった頃の面影を残した母さんが居た。
「お帰りなさい、あら?其処の子供は?」
「驚かないで、母さん。」
そう言う、彩夢姉は悪戯心でも沸いたような表情をしていたから私はフードを取りながら言った。
「ただいま、お母さん。」
そう言うと、お母さんも弾かれたように私の元に来て、抱き締めてきた。
「もう、もう、もう、もう、・・・・・良かった、無事で。」
「時間は掛かっちゃったけど、お久しぶりです。由香里お母さん。」
「あ、貴女、咲那ちゃん!?・・・ちょっと、貴方!剛蔵さん!」
驚愕し過ぎてお母さんは混乱し出していたけど、お父さんを呼び出していた。
「どうし・・・・・。」
玄関にやってきたお父さんも、私を見て一瞬は分からなかったようだけど、直ぐに傍までやってきて、
「紫音・・・だよな。」
父さんは私の目線まで腰を下ろして、顔に手を当てて、本物かと疑いながらも目を白黒させていた。
「そうだよ、此処では50年ぶり・・・になるんだっけ?体感は5年程度なんだけどね。」
威厳あるお父さんになったと思うけど、涙を流しながら、私の頭を撫でてくれた。
ぶん殴られるぐらいは覚悟していたんだけど、それに忘れ去られているとも思っていたと話すと。
「そうか、お前たちは知らなかったな。」
「「?」」
「今日が、正確には50年前の今日お前たちが消えた日になるんだ。」
今から50年前の2042年2月14日が、一斉に一クラス分の小学生が消えた日なのだという。(しかも教室内に居たという訳でなく、全員が別々の場所に居て、ある者は家の部屋の中で、ある者は道端で、ある者はかくれんぼ中に・・・・・・)
毎年、この日は私を忘れない・・・という日にしていたらしく、当時の写真を見て昔の思い出に感傷に浸っていたらしい。其処に私たちが来たものだから、お父さんもお母さんも嬉しくて溜まらなかったって。それに、ぶん殴るなんて、それこそする筈が無いとお父さんは言った。
「一斉に其処に居なかったかのように消えたんだ、あの時何が起きたのか、誰も分からなかった。魔法実験の集団転移実験に巻き込まれたのかと当時は騒がれていたものだが・・・。」
「紫音も咲那ちゃんもご飯は食べた?」
「いえ、まだです。」
「非常食で済まそうとしていましたけど・・・。」
「それは駄目よ。玄関で話す事じゃ無いわ。彩夢、家の男衆も呼んで来て。」
「当然だよ。紫苑も咲那もお風呂に入りなよ。久々の実家のお風呂なんだからね。
綾子っ、敏子っ、居るぅ?それから直政、孝行、忠仁もリビングに来なさい!」
そう言って玄関から動き出した。
お父さんも、ゆっくり浸かって来いと言って私と咲那が来ていたローブを受け取ってハンガーに掛けていた。
お母さんは、
「さぁ、行ってらっしゃい。ご飯の用意をしておくわ。」
「えっと・・・うん。ありがとう・・・それでね、母さん。」
「何?」
「お風呂って、何処だっけ?」
5年ぶりの家・・・だというのに、構造をすっかり忘れている為、何処だったかすら分からない私はお母さんに聞いた。
お母さんは、困った顔をしながらも
「忘れちゃったのね、彩夢!二人をお風呂に連れてってあげて。」
「はーい!」
彩夢姉に連れられて浴室に来たけど、彩夢姉も一緒に入るらしい。なんか昔と違うような感じに、
「うちは広いじゃない?それにお風呂もバッティングする事もあったから男女に分けたのよ。」
なんか、する事が凄すぎるように思えてくる。うちってこんな感じだったっけ?になっているのだ。5年ぶりの実家のお風呂、だけど私と咲那にとっては本当に5年ぶりのお風呂だった。コルサントでもお風呂はあったけどジェダイである私たちはあまり使えなかった。使う機会どころかそんな余裕も無い過激で忙しい日々だったから使えないというよりも。使わなかった。だから、身体を洗って綺麗にした後に使った熱いお湯も心地よかった。
お風呂上りはジェダイの正装では無く、用意してくれていた下着と浴衣に袖を通した。
「うん、似合っているわね。」
「よく用意していた・・・そっか、姉さん兄さんの歳ぐらいだとそうなんだよね?」
「はぁ、もう頭の回転早すぎない?いや、理解するのが早すぎるのか。まあいっか、さぁ行こうか。」
そう言って、咲那も着替え終わった後に一緒にリビングに。
其処で待っていた残りの姉兄と再会した。
皆、妻子持ちになっていたから旦那さん奥さんも一緒に居たけど、皆、私も咲那も覚えてくれていた。
姉さんたちにはサバ折りでも受けるかのような篤い抱擁を受け、兄さんたちからはお疲れ様と、頭を撫でられたり、肩を叩かれたり。
だけど、やっぱり兄さん達の奥さん達や姉さん達の旦那さん達は怪訝な表情を浮かべていた。疑わしいと思うのはしょうがないとは思っていたけど、皆職場婚らしく口は堅いと父さんも言っていた。だから、私たちも見せようと思う。
「何も無いんだ。庭」
「ん?ああ、今は何も無い。少し前に老朽化とかで綺麗にしたんだ。」
その広い庭に今から持ってくると私は言った。
「何を持ってくるんだ?」
「まあ見てて。」
私と咲那は顔を見合わせながら手首の無線機を使ってスターファイターのアストロメクドロイドを呼び出し、私たちがいる場所の広い石庭に着陸せよと命じた。
隠蔽を施していたとはいえ、颯爽と飛んできたイーサスプライト級スターファイター2機が静かに庭に着陸した。
其処に何かが降り立ったことは分かっても、私たち以外は分からないようだった。
「S4、迷彩解除。」
「S9、迷彩解除して。」
それぞれ迷彩解除を命じると、其処に現れた機体に父さんも兄さんも母さんも、姉さんも当然、旦那さん奥さん達も驚いていた。ポンッと飛び出したアストロメクドロイドR3ーS4とR3ーS9がそれぞれ私のところに来た。独特の電子音だけど、何を言っているのか分かるんだよね。
「ありがとう。」
長年の相棒でもあるR3ーS4は、実はマスターレヴィナスのプレゼントだったりする。
高度な計算で四苦八苦しているところにプレゼントされたのが、R3ーS4アストロメクドロイドだった。難しい高度な計算も難なく熟すR3ーS4に頼りながら、頼られながら3年もの戦争を生き抜いて来れたのだ。
「この子、地球では作れないよね。」
「いや、それ以前に・・・若しかして、その戦闘機で来た?」
「うん、まあ実際はスタークルーザーから飛んできたってところ。」
「脱走?」
「いや、そんなんじゃないよ。・・・まあ結構重い話になるから特定の関係者にしか話せないのだけど・・・・・・。R3ーS4、コルサントの街景色をプロジェクターで出してもらえる?」
ピロピロピーピーみたいな独特な電子音を出しながら、コルサントの街景色の立体型プロジェクターを映し出した。それだけでも、おおーっと声が上がった。それから説明をしていこうとした時に
「はいはい、そこら辺にしなさい。紫苑と咲那ちゃんはご飯よ。ちょっとおかずが無いのだけど・・・。」
でも、そう言いながら玄米と味噌汁と肉じゃが、ほうれん草の和え物があるから十分だと思うし。
ちょっとしたご飯を食べ終わった後、私と咲那の転移した先での話となった。
話しにくいところはR3ーS4とR3ーS9のプロジェクター機能を使って補足説明しつつ、私は転移してから師となるマスターレヴィナスに拾われた事から始まった。
クローン戦争に巻き込まれたというより、ジェダイとして参加した事も含め、そしてフォースを2人で実演しながら。
「そのフォース、魔法とも似ていないか?」
「それは思いましたが、実際は違うみたいです。フォースのエネルギーは、サイオンやプシオンとは違う性質のようでしたので。」
「調べたの?」
「私も咲那も魔法は使えたので、実戦しながら検証しました。」
「えっ、ちょっと待って。紫苑はCADを持ってなかったよね?」
「?・・・・何を言っているのですか?普通に魔法は使えますよ、そのCADとやらを使わずとも。まあ、フォースと似て違うモノと認識していますから、間違って使うという事は無いですね。」
そう言いながら、テーブルに置いてあった果物籠から林檎をフォースで引き寄せて、孝行兄さんの手元に置いた。
「ふむ、サイオン波も感じられなかった。詳しく調べたいところだが、あまり多用も良くないのだろう?」
「まあ、ね。フォース自体は多用というより日常生活上で使っているから問題無いよ。」
「けど、マスターはフォース感知者としての能力が高いから苦痛を感じる事もありますよね。」
「特に戦闘中ね。初めの頃は戸惑ったけど、誰が、何処で戦って、何時死んだかまでフォースを通して感知出来るから、その時に感じる痛みを私も受け取っていたのよね。」
「それって、誰か親しい人でも?」
「親しいというより、私と出会った人々全て・・・かな。トルーパー達もそうだし、ジェダイもそう。商人や議員の方々も、フォースを通じて繋がっているから分かるの。普段、なんでもなくても生命の突然の喪失とかなったら、フォースを通じてその人の悲痛な叫びと共に今まで繋がって来たフォースの繋がりが切れてしまう。その時に痛みを伴う・・・のかな?マスターレヴィナスやマスターヨーダにも相談したけど、フォースの繋がり故に起こり得る事だって言っていたから多分そう。」
それからもフォースと魔法についてあれこれ話したけど、夜も遅いからと残りは明日に持ち越しとなった。また、私と咲那は寝る場所をどうするかで姉さん達と母さんを含めた4人でじゃんけんをして私は綾子姉のところで、咲那は母さんのところで寝る事となった。
先週投稿していなかったのは、次話投稿の準備で、書いた話を添削したり変更したりしてから投稿する過程で寝落ちしたり、投稿したと思ったら投稿してなかったっていう裏話があったんです。
フォースのダークサイドが休んじゃえよと囁いたのですよ。
紫音「じゃあ、ライトサイドに戻さないとね。作者」
あっ?えっ?何処から・・・・・あっ、ちょっと服、引っ張って何処にっ・・連れて・・・