剣士の帰還、ジェダイとなって調和を齎さんとす   作:アトコー

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第13星 国家間交渉

 

その後、九條家の道場で敏子姉や他の門下生らと鍛錬をしている頃、

九條剛蔵は、政権の一翼を担う友人らに相談しに行っていた。

私的な相談・・・と考えられているが、実際には彼らにとって公務と同様だった。

九條剛蔵は、現在でこそ陸軍退役中将であるが、有事の際は軍の指揮権が復活する方向で話が国防軍内部でも進んでおり、魔法師社会が進む中、彼は非魔法師でありながら『トリック・スター』の異名を持つ九島烈を上回る武力を持っており、九島烈本人からも畏怖され慕われている存在であった。

 

また、現在の日本国において、『国防を担うは島津・九條有り』とされている程、九條家は軍関連で島津家に次いで多くの人間を輩出してきた武家でもあった。その為、斎御寺、千条院、崇宰、斑鳩に並ぶ五摂家の一翼を担っていた。その五摂家の一翼からの要請は、例え私事であっても公務となるというわけであった。

 

 

「すまないな、急に呼び出して。」

 

「なんの、なんの、久しぶりですな剛蔵殿。」

 

「大亜細亜連合の対応で頭を悩ましていたところだ。息抜きには良いだろう。」

 

「まあ、外務省には苦労を掛けていますがお願いしますよ。」

 

「分かっています。して、今日はどのような話で?」

 

首相官邸の一室を借りて、大高首相、木戸外務大臣、米内国防大臣、高野海軍大将そして九條剛蔵元陸軍中将が集まっていた。実のところ全員が同大学、学友だったりする。

 

「その大亜細亜連合の問題に関してなのだが、それよりも先に報告がある。」

 

「ほう?」

 

突然集められたかと思えば、更に報告があるという事に4人は姿勢を正して聞く態勢になった。

 

「突拍子の無い話になるが、今から50年前に行方不明になった四女、紫音が帰って来た。」

 

剛蔵は前置きも無しにそう切り出した。

 

「・・・・・・・・?どういうことですかな?」

 

「言っている意味が分からんぞ、剛蔵。」

 

「・・・・・・」

 

「ふむ・・・・・」

 

そう言われて4者それぞれの反応を示したが、混乱もしていた。

 

「まあ、混乱するのも無理は無い。俺も混乱した。だが、本人で間違いない確証はある。娘の紫音の言い分では、遥か銀河の彼方に飛ばされたそうだ。」

 

「遥か銀河の彼方・・・・・、それとどう大亜細亜連合と繋がるのだ?」

 

紫音の出現と大亜細亜連合、この関係性を彼らはまだ理解出来ていなかった。

 

「・・・・・不思議に思わないか?第三次世界大戦後から世界的に見れば大亜細亜連合は魔法においても軍技術面においても大国にも関わらず後進国だった。それがある日を境にして強気に出た。」

 

「ああ。おかげで、奴ら非合法な手段で領土を拡大し続けている。我が国にも強い圧力を掛けてきているが、外交問題を理由に今は突っぱねている。」

 

「海軍としてもシナ海での小競り合いが頻発している状況だ。艦隊を展開して監視を強めているが・・・・・あまり良いとは言えない。」

 

「ああ、・・・・・娘、紫音が言うには、その銀河の彼方から来た勢力が大亜細亜連合に手を貸しているというのだ。晴光、前に見せた衛星写真があったよな。」

 

その写真というのが、ゴラン高原を写した衛星写真だったが・・・

 

「・・・・それがどうした?」

 

「紫音がこんな写真を持ってきてくれたぞ。」

 

そう言って剛蔵は鞄から紫音がコピーしてきた分離主義勢力の艦艇、ルクレハルク級やミューニフィンセント級、プロヴィデンス級、レキュザント級の複数の写真を出した。

これには、米内も驚愕した。

 

「馬鹿な・・・これは・・・まさか・・・。」

 

どれも、宇宙空間の、それも戦闘中の写真や残骸だった。

 

 

「そうだ、大亜細亜連合に与した連中は外から来た。それも地球外から。」

 

その事実に衝撃が走った。木戸外相も外交努力であらゆる手を尽くしているがどうしてあそこまで強気で出れるのか理解できずに居たからだ。

 

「それでは、勝ち目はないでは無いか!」

 

高野海軍大将の意見に米内大臣も頷いていた。

 

「・・・・・忘れたか?そもそも、紫音がこれらの情報を持ってきたのだぞ。」

 

この写真の提供者が誰か、そう紫音によるものだ。

そして、今回の議題が何かを大高総理は察した。

 

「その紫音殿と面会することは出来ませんか?」

 

「本来なら、そうしたいが紫音は、『この国の首相と会談をするのは私の役目では無く、あくまで橋渡しだ』と言っている。それを証明するように、紫音もまた銀河連邦なる惑星間連合国家に属しているというのだ。」

 

「惑星間連合国家・・・・・規模が違うぞ。」

 

実際、地球の一国家から考えれば規模は大きく異なる。地球圏内規模か星系圏内規模か

 

「ああ、その規模の違う勢力と広域銀河系での戦争をし、敗残してこの星にやってきたのが、大亜細亜連合と組んでいると紫音は睨んでいるそうだ。」

 

面会が何処かで叶わないか、大高は現状における最良の手段であり、大亜細亜連合に対抗しうる戦力を持つ銀河連邦との会談を欲していた。

 

「橋渡し・・・であるなら、会う事は叶いますまい。ですが、何処で会うかにも依りますな。」

 

大高首相は会談に乗り気だった。ただでさえ、大亜細亜連合という大陸国家から名指しで敵対視されている上、条約上同盟国の旧アメリカ合衆国(現USNA)は在日米軍を切り捨てて、本国軍は動かさず静観する始末で役に立たない。事実上窮地に立たされていたのだ。

其処に銀河連邦という地球外の惑星間連合国家との会談は、日本がどうなるかにせよ、後ろ盾を得るにしてもUSNAよりも非常に強く頼もしいと言える存在になり得ると信じていたからだった。

其処で、剛蔵は紫音たちが乗って来た戦闘機の写真を出しながら、

 

「東京の立川基地はどうだ?夜間、深夜なら一目にも付きにくいだろう。」

 

「会談に来る方々の存在も諸外国やスパイにも分かりにくいかと思います。」

 

「それがいいでしょう。非公式会談としてセッティングする必要があります。ですが、地球外文明との会談はどの法律に基づくか・・・。」

 

「ソレに当たる法はこれから法案を策定していけばいいでしょう。時期的に1週間後が空いていますが、皆さんはいかがでしょう?」

 

「問題ありません。大亜細亜連合が何かしなければ・・・ですが。」

 

「臨時の対応を含めて、協議に入ろうと思います。事が事ですので、外部に漏れぬよう慎重を期して行いたく思います。」

 

「そうですな、米内さん木戸さんお願いします。」

 

 

1週間後、会談を行いたいという話は剛蔵が家に帰った後、紫音に伝えられた。

紫音は、了承しつつマスターレヴィナスに連絡を入れ、地球時間2095年2月24日午前0時半に国防陸軍が管轄する立川基地へと向かう事となった。

 

予定を変更して、本来向かう筈のUウィング支援機は2機から3機に増やしていた。

1機はクローンコマンドー1分隊4名と通信支援隊6名(マスターレヴィナスと同行し、国防軍に提供する連邦軍の通信機器の運送や有事の際の通信人員)

他2機は連邦軍特殊作戦師団所属のトルーパー2分隊10名が搭乗して向かう事となった。理由は、大亜細亜連合の日本側の軍港に集結する大亜細亜連合軍並びに分離主義勢力のクルーザー、上陸艇の状況から近いうちに事が起こると予想したからだった。

だが、何時、事が起こるかは不明である為、即応で動ける戦力の一部を九條指揮下とすることで連れてきたのだ。有事の際はコマンドー分隊も合流する手筈となるが、マスターレヴィナスは、現地政府との橋渡しの為、首都に残るというものだった。

 

 

そして、当日。

闇夜に紛れて九條家の庭から発進した2機のイーサスプライト級スターファイターが、Uウィング支援機の出迎えの為、太平洋方面へ飛んだ。

剛蔵も、この時は臨時中将として政府関係者と共に立川基地を訪れていたが、剛蔵の通達を受けて監視していた国防空軍からも2機が飛び出た報告どころかレーダー上に機影すら映らなかったと報告していた。

 

そして、予定の午前0時半頃。

5機のスターファイターが立川基地に着陸した。2機を先頭に並走して着陸し、その後ろに3機、トライアングル陣形で着陸。滑走路を必要としない為、そのまま待機場へとやってきた5機の機体の存在に空軍関係者は驚きを隠せなかった。

そして、2機の小型機から降りた2人の少女に驚きながらも、警戒に一応当たっていた国防陸軍の兵士達は、3機の大型機から降りて来た武装した兵士を見て緊張が走った。

 

見た事のないアーマースーツに身を包んだ見た事のない武器を持った兵士たちの存在に自動小銃を携行していた兵士たちにも緊張が走った。

だが、先に降りた少女の一人が合図をすると、降りてから警戒に当たった兵士達が銃口を降ろすのを確認して安堵したのだった。

 

「申し訳ないですね、如何せん何処で何が見ているかも分からないので。」

 

「大丈夫です、先方には事情も伝えてありますから。」

 

5機のスターファイターは格納庫に分けて仕舞う事となった。

衛星から発見される恐れを防ぐ目的だが、その衛星も日本の上空を通過する他国の衛星を軌道上の工作艦の牽引タグを使ってバレないように妨害工作も行った上で、念には念を、だった。

私は、父と首相をマスターレヴィナスと引き合わせた後仕事が終わったと思ったが、50年前の行方不明事件の当事者として咲那共々話を木村紗友里文部科学魔法大臣から聞かれる事となった。どう過ごしていたとか、他の人の行方とか、戦争に参加し敵として対峙し殺した事も含めて包み隠さず話した上で、まだ多くの元クラスメイトが敵方についていると予測される事、確認している面々の事も話した。既に戦争以外で死亡した者も居り、中には生存確認は取れたが奴隷として扱われている為、回収は困難。更に行方も不明のままである事を伝えると難色を示す木村大臣。なんとか連れて帰りたいという考えも理解出来るが、銀河連邦に加盟していない国家内での荒事にはジェダイといえど元老院議員の要請なくばタッチ出来ない旨も話し理解してもらった。

 

マスターレヴィナスと日本国首脳との会談は夜が明けるまで続いた。

私と咲那はUウィング支援機の座席を倒して仮眠を取ったけど、トルーパーたちも交代で睡眠を取っていた。

太陽が昇って時間も9時を回ろうというのに、2人は未だに出てこなかった。

ただ、合間合間で食事を運んだり、飲み物を持って行ったりしているようで、随分と長い会談となるようだった。

他の大臣たちはそれぞれの立場の仕事があるので、戻っていったがどういう状況になっているのか、だけは分からないままだった。

ただ、何もしないわけにもいかないので、Uウィング支援機で運んできた機材の搬入を手伝ったり、国防軍側に渡す通信ホログラム機器を用意したりと、地下司令部への搬出入で多少忙しかった。持ってきた機材量も元より、電力規格が合わない問題もあり、変圧器を追加注文して届く間は、発電機を使って電線ケーブルを弄って無理矢理繋げていた。無論、正規手段ではないので、早急に変圧器を用意する必要はあったが、動作確認では問題は無かった。

 

尚、剛蔵父さんは銀河連邦の使者との会談に当たっての警備を陣頭指揮していた。

通常通りの業務を装いつつ厳重な警備を実施するという事の難しさがあったのだが、其処は国防軍兵士、標準武装を携帯し、基地守衛も見える警備を実施していた。

 

 

 

 

 

会談が終わったのは12時を回ってからだった。

2人仲良く、手を交わしながら出て来たところを見るに会談は成功したようだった。

 

「随分と長かったですね、マスター。」

 

「ああ、直接元老院にホログラム通信を繋いでパルパティーン最高議長とも話をしていたからな。大枠の内容を詰める事には成功したが、後はこの国の民主主義というのが問われてくる。」

 

「銀河連邦を・・・認めるか・・・ですね。」

 

「ああ、大高首相は現在、日本が置かれている状況を国民にも広く知らせるそうだ。その上で、大亜細亜連合が手を組んだであろう分離主義勢力の通商連合、コマース・ギルド、テクノ・ユニオン、インターギャラクティック銀行グループ等の此方から渡した情報も公開するそうだ。」

 

「ただ、賭けでもあります。」

 

危惧するところは大亜細亜連合派の人間によって暗殺される若しくは議員派閥の抵抗の危険性を孕むということ。

 

「だろうな、だがやる価値はある。国会で是非を取り、国民投票も行わせるそうだ。だが、恐らくその瞬間を狙って連中は軍事侵攻するだろうな。だが、それらについての公表はまだ抑えるそうだ。」

 

直ぐに出すのではなく、まだ抑える?

 

「どういうことなのでしょうか?」

 

「この国の象徴たる天皇陛下や守護を掌る五摂家、九大譜代武家の方々とも相談なされた上で決めるそうだ。その際は俺も相談会議には参加するが、もう一人追加する。」

 

「もう一人?」

 

「コルサントを含め居場所が無い奴だ。だが、奴もダークサイドのフォースに精通したジェダイマスターだ。」

 

誰の事かと思ったら、コルサントのジェダイ聖堂でほぼ一日を瞑想室で瞑想して過ごしているドゥークーの事だった。彼は確かにダークサイドのフォース、つまりはダース・シディアスの弟子であったことから精通している一人であり、ヨーダに並ぶフォースの知識に長けた御仁だ。その彼を日本に呼ぶというのだ。

 

「しかし、大丈夫でしょうか?この国と言えど、政府内部、軍内部の腐敗・汚職状況は世辞にもいいとは言えません。」

 

「ああ。だから俺は飴をくれてやる。」

 

飴と鞭の話かと思った時に気付いた。ドゥークーは、はっきり言って臣民の平和の仇名す、不正腐敗には厳しい。

 

「・・・・・成程、マスタードゥークーが鞭の役と。」

 

「そうだ、・・・・・。」

 

「ですが、どういう形になるのですか?」

 

「と、いうと?」

 

「日本と銀河連邦が同盟を結ぶのか、それとも日本が銀河連邦に加盟して傘下に加わるのか?」

 

「ああ。そういうことか。」

 

その件についてマスターレヴィナスは詳しく教えてくれた。

同盟である場合、連邦軍は日本国内に駐留せず、火星の衛星だったフォボス、ダイモス、ケレスにテラフォーミングし、基地を作るというもの。事態が起きればそこから即座に出撃し、日本軍と共同作戦を行うというものだ。だがこの場合、商業的物資や観光目的の渡航等に制限が掛かる上、日本に渡せるリパルサークラフトや科学装置等に規制が掛かってしまう。

 

それに対し傘下入りの場合、連邦軍は日本国内数か所と軌道上の衛星群に駐留するが、商業物資や観光目的の渡航等の制限がほぼ無くなる。最初の内はコルサントのみに制限されるが、次第にオルデランやナブーと言った地球型惑星への渡航が許可されるようになるという。

 

「どちらを選ぶかも任せているが、話し合い次第だろう。それよりも紫音。」

 

「はい。」

 

「議事は私たちに任せて咲那と一緒に家族でゆっくり過ごして来い。」

 

「はい?」

 

突然、そんな事を言われて私は困惑した。

 

「親父さんが沖縄に行くというじゃないか。だというのに、こっちを優先すると言ったそうだな。」

 

一体いつその話を、いやそんな会話をしていたのかと思いながらも聞いた。

 

「でも、それは8月の事で、まだ2月だよ。」

 

「ああ、だがお前にとって5年ぶりでも家族にとって50年ぶりだ。咲那と一緒に楽しんで来い。ドゥークーも言うと思うぞ。仕事ばかりにかまけるな、とな。」

 

確かにあの人ならいいそうだ。仕事ばかりで籠りっぱなしだったアナキンを抓み出して仕事を代わったっていう話も最初の頃は聞かなくない話だった。

 

「むぅ~。分かりました。ですが、最低限の仕事はこっちもやらせてもらいますし、少なくとも色々勉強も必要ですから・・・。」

 

「最低限の仕事は構わん。だが、勉強も家族団欒でやって来るといい。」

 

マスターはマスターなりに私や咲那の事を案じてくれている事は分かっていた。此処で断るのは無理だと判断した私は頷いた。

 

「じゃあ、咲那にも伝えておきます。」

 

「ああ、そうしろ。」

 

私は、マスターにお礼をしてからコマンドー分隊と会話をしている咲那の元に向かった。

 

「これでいいか?」

 

レヴィナスは、後ろから歩いてくる剛蔵に対しそう言った。

 

「ああ、すまぬ。」

 

「構わない、誰かに似て他人の為に尽くすようになってしまったからな。せめて、家族がいるなら仲良くして欲しいものだが・・・。」

 

「紫音が・・・・・・レヴィナス殿に向ける目は、尊敬や畏敬の眼差しを向けて居る。だが同時に、レヴィナス殿に身を任せられる程に信頼も置いておる。」

 

「そうだな。紫音はたった一人、銀河の果てに飛ばされた直後は不安で押し潰されそうだった。保護してから、夜な夜な泣き寝していた事もあった。心の底から頼れる人の居ない世界で生きることがどんなに難しいかは俺でも分かる。だが、そんな経験をしたのはもう少し大人になってからだ。あんなに小さい頃には無い。・・・・・・・だから、せめて親代わりのような事はしていたつもりだ。フォースを教える傍ら、紫音には寄り添ってきたつもりだ。」

 

「いや、つもりでは無かろう。」

 

剛蔵は、しっかりと見ていた。会議を終えてからレヴィナスの元に走る紫音の表情は、大事な人に早く会いたいという女性の表情だった。

 

「お主のところで5年。さりとて、紫音はお主に出会えたことは幸運だったのだろうな。」

 

「そうか?」

 

「ふん、気付いておらぬか?紫音がお主に向ける目は、恋人に向けるソレを同じだぞ。」

 

「・・・・・・・・・・!?」

 

剛蔵にそう言われたレヴィナスは動揺を隠せなかった。

 

「似た者同士、だな。その仮面故、お主の表情を伺えなくともオーラで凡そ予想出来るというものよ。・・・・・紫音を頼むぞ。」

 

「い、いや、俺は・・・。」

 

「師弟関係・・・であっても、よく考えてみよ。」

 

「・・・・・はぁ。紫音の言う通りだな。」

 

「何がだ?」

 

「紫音が言っていたよ。貴方には勝てないと。どういう意味かは分からなかったが、今なら理解出来る。今の状態で貴方を言い負かすだけの力は俺には無いようだ。」

 

そう言って歩き去るレヴィナスを剛蔵は、まったくと呟きながらも

 

「若いもんの青春というのは、いつ見ても面白いものが見れるな。」

 

 

そう言ってから、携帯を取り出して何処かに電話していった。

 

 

 




第三次世界大戦後の日本 
第三次世界大戦後、戦争中に得た領土、取り返した領土
択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島、占守島までの千島列島、樺太(ユダヤ人国家)、竹島(軍事要塞)、尖閣諸島(軍事要塞)。

竹島・・・大亜細亜連合高麗自治区となってから竹島の領有を放棄。日本軍により軍事要塞化が進められる。日本軍の監視があるが漁礁として漁船が絶えないという。

尖閣諸島・・・大亜細亜連合となってから領有権を放棄、以後大亜細亜連合による東アジアへの南下政策が強まる為、魚釣島の軍事要塞化が日本軍によって進む。台湾とは漁業権の有無で最終的な会談が行われ、台湾漁船による漁業権を認めた事で領有権を放棄する流れとなった。また、同盟国関係でもある理由から、日本と争い続ける必要性が無いと台湾国内でもデモや議員の発言から台湾総統の鶴の一声により収束へ至ったとされている。

樺太・・・中東イスラエルでのユダヤ人国家を建国したは良いが、長年領土問題、民族問題に悩まされ、国外離脱した多くのユダヤ人が日本政府の助力を得て、第三次世界大戦中に聖エルサレム民主共和国を樺太に建国。軍事力が乏しいなどの理由から日本国領土に納まったまま、独立はまだしていない。人口の8割がユダヤ系民族で他クルド人等の少数民族も加入している。尚、現在聖エルサレム民主共和国の軍事指導者は亡命ドイツ人でもある。

日本政府 要人紹介
日本国大臣関係者
総理大臣  大高彌三郎(おおたかやさぶろう)
副総理大臣 河野孝則(こうのたかのり)
外務大臣  木戸一二三(たかのひふみ)
国防大臣  米内晴光(よないはるみつ)
国交大臣  瀬乃豊(せのゆたか)
文部大臣  木村紗友里(きむらさゆり) 女性閣僚
農水大臣  和多三忠郎(わたみただろう)
法務大臣  紺野成美(こんのなるみ)  女性閣僚
厚生大臣  上東野結衣(かとうのゆい) 女性閣僚
海軍大将  高野三七十(たかのみなと)
陸軍大将  熊谷作磨(くまがいさくま)
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