名護城跡への移動には妨害は無かったが、名護城跡から一帯の状況を眺める事が出来た。
戦力は銀河連邦から特殊作戦部隊のトルーパー20名とコマンドー2名、ジェダイは一人。
国防軍は、中央即応連隊からの先遣で60名と恩納空挺隊(魔法師を含む)30名と海兵隊20名の計110名。全体指揮は父、九條剛蔵臨時中将と副官として風間大尉が。
防衛用の火器はオスプレイに乗せれるだけ乗せて弾薬も満載で各所の防衛地に各種火器を配置していった。
名護城跡頂上に至るまでに5段に分かれて防衛線の構築が出来た為、一番下に地雷やレーザーマインを敷き、2段目に改良型ブラスター・タレットを侵入口となる2か所に2基ずつ置き、人員は配置しない。3段目からトルーパー達と国防軍兵士が入り乱れての配置となり、4段目にイオン・タレットと重連射ブラスター砲に迫撃砲に重機関銃をそれぞれ配置、5段目にSAMランチャーとロケットランチャーを置いている状況となり、後は敵が来るのを待つ・・・・・・・・・・・・・・・・だったのだが・・・。
「やばいな、名護市役所の奥の方に敵が向かっている。」
「という事は、あっちに展開している友軍は・・・」
「壊滅的な損害を被る事になる。」
眼下に見えるその状況はあまりにも切迫して危機迫った状況である事が察せられた。
だからといって市街戦となると危険が多く防衛火器を移動させながら戦闘となれば何処かで分断されて各個撃破されかねない。なら・・・。
「危険だが、やる価値はありそうだ。ノーマン、ランス!」
「「はい」」
「武器の点検をもう一度行え。フィーリー。」
「はっ!」
「トルーパーを6人借りる。敵を此処まで誘引してくる。」
「なっ!?危険だ!」
私の提案に父が真っ先に反対した。
軍人としての考えなのか、娘を案じる父としての考えなのかにしても、友軍に掛かる被害を少しでも減らすにはこの作戦が有効だった。
「私の部隊が到着するまで早くて1時間。その間に中隊か大隊規模の国防軍兵士が死に絶える事を考えれば、今向かおうとしている戦力の誘引は必要な一手だ。」
「だが、だからといって・・・・・。」
「それに、敵の多くはバトルドロイド。ライトセーバーを持つ私が出て、退く姿を見せるだけでも、多くのドロイドは私を追う事を選択する。戦術ドロイドも、ジェダイがいると分かれば、小数であると思わせれば、必ず戦力を割く。それに、敵を良く知っているからこそ、私たちが適任なのさ。」
「・・・・・問答している暇は無さそうです。将軍。」
偵察していたトルーパーがレンジファインダーを渡して来た。
一旦集結したドロイドの部隊が動き出そうとしていたからだった。
「AAT、MTTを伴って3個大隊・・・・・。よし、これを誘引しようか。トルーパー!ジェットパックを装備しろ!行くぞ!」
ドロイド軍は通常1個大隊でB2バトルドロイド70体、B1バトルドロイド140体、ドワーフスパイダードロイド4体の編成で動く、今回の侵攻にはこの数に加えてドロイドコマンドー20体が随伴しており、合計で3大隊B2バトルドロイド210体、B1バトルドロイド420体、ドワーフスパイダードロイド12体、ドロイドコマンドー60体の軍となっていた。
これに対して私はコマンドーにもジェットパックを装備させて、父や他の国防軍士官の制止を振り切って名護城跡から飛び出した。
真っ直ぐ市街地へ走り出すとトルーパー達もジャンプパックを使って追いついてきた。
市街地の大通りにAATやMTTが展開しているが、ドロイド軍の展開も多くの建物に遮られるだけでなく、破壊しても移動に支障が出るような状況になる為、破壊活動はあまり行わずに侵攻している状況だった。
城通りに出て、川の反対側から分散するようにドロイド軍が展開しているのを確認した私は連れてきたトルーパー達に持ってこさせたグレネードランチャーとロケットランチャーを使ってドロイド軍の側面を名護十字路信号方面に向けて発射した。
当然ながら、爆発は名護城跡からも正面の国防軍防衛陣地となっている県立北部病院からも見る事が出来た。
「さて、此処からが本番ね。全員、準備はいい?」
爆発の後、当然ドロイドの思考から何処からの攻撃かを探る。
其処にスナイパーが一体一体を狙撃で仕留めていくが、漸く敵がその場所にいる事が分かるのだが・・・・・。
「ジェダイダ!」
「ジェダイガイルゾ!」
「ドウスル?」
「ヤッチマオウ!」
数が少ないからこっちの物量で押し潰せると思ったドロイドコマンダーたちが正面への侵攻からジェダイのいる方向へ、つまりは私たちの方へと全軍の向きを変えた。
「将軍・・・・・どうやら釣り過ぎたようです。」
「あれぇ?」
後退しながら橋を通過しようとするB1バトルドロイドの集団をグレネードランチャーやEMPグレネードで無力化しつつ名護城跡へと後退していたが、予想以上の物量に名護城公園入口に着く頃には、接近するバトルドロイドの数は想定よりも増えて5個大隊を越えていた。
名護城跡の最上から眺める九條剛蔵臨時中将は、娘の紫音とその部下たちの戦いぶりを副官の風間大尉や現場に残ったキャプテンフィーリーと観察していた。
「紫音は・・・いつもこうなのか?」
「・・・・・、大規模作戦の時に偶にとしか。しかし、大体戦場では最前線でトルーパー達と戦っていますよ。」
「済まないのだが・・・。」
風間大尉が口を挟んでフィーリーに言った。
「ヘルメットを取ってくれるか?」
「ヘルメットの下が人間じゃないと思ったか?いいだろう、全員取れ。」
キャプテンフィーリーの鶴の一声でヘルメットを取ったトルーパー達。
其処で風間大尉を含む国防軍士官や兵士達が驚愕した。
「顔が・・・同じ?」
「ああ、我々はクローンだからな。」
「クローン?・・・・・じゃあ、銀河連邦の兵士は皆・・・。」
「大半はカミーノで生まれた、俺達の故郷だ。」
「ある奴は研究所生まれのクリーチャーだと言うが、俺達からしたらもっとヤバイクリーチャーを知っているからどうなのだか?」
そう口々に話し出すトルーパー達。
誰のクローンでそうなっているのか、そう聞かれても口を濁していた。
「軍機に該当する話だ。だが、銀河連邦ではクローンは人に限った話じゃないが、金さえ積めばクローンを作る事も出来るそうだ。」
「ただ、結構高いというな。大体が身代わり目的だそうだが。」
そう言いながらも、ヘルメットを被り直した彼らはそれぞれの配置に戻っていった。
「問題がありましたかな?」
「いや、事前に銀河連邦の兵士がクローン兵である事は知らされていたが、何のクローンかまでは知らなかったのだ。他意は無い、許してくれ。」
「問題無い。その程度の事は気にはしない。・・・・・まあ、強いて言うなら、うち等の大将は、俺達の事を悪く言われる事を善しとはしていないそうだ。だから、万が一にも侮辱する奴が居たら、先にそっちで抑え込む方がいいぞ。」
「そうなのか?」
国防軍士官の一人が不思議そうに聞いてきた。それにフィーリーは頷きながら答えた。
「ああ、他の隊だが、九條将軍がかなりキレて九條将軍と同じジェダイを半殺しにしたという話を聞いたことがある。仲裁にレヴィナス将軍が動くほどだ。余程だろうな。」
「まあ、うちらの大将も立華将軍も俺達を大事に思ってくれているからな。俺達は兄弟で繋がっていると思っているが、大将たちは家族として見ている側面があるようだ。似たようなものかな?」
そう言ったトルーパー達。最初気色悪がっていた国防軍兵士たちだが、いざ話を聞けばなんだ深く考える必要が無い事に気付かされた。クローンと言えど、同じ人間なのだと。
「そろそろだぞ、準備しろ!」
「総員、配置に着け!」
キャプテンフィーリーと小田大尉がそれぞれ号令を掛けた。
高台から眺めていた九條将軍らの隊が足元までたどり着きそうだったからだった。
九條将軍を追って大量のバトルドロイドの軍集団を見ながらキャプテンフィーリーは一人、ヘルメットの中で冷や汗を搔いていた。予想以上の敵勢力の多さに手持ちの武器で足りるのかと思ったからだ。
九條将軍がフォースジャンプで、コマンドーを含むトルーパー達がジェットパックで安全地帯である高台に降りて来た。
「将軍、お見事です。」
「いや、予想以上に誘引した。AATが5両もこっちに来ている上、侵攻軍の装甲車両もこっちの存在に気付いたらしい。コマンドー、敵のバトルドロイドの種類はどうだ?」
「B1バトルドロイドを主体にB2スーパーバトルドロイド、アクアドロイド、ドワーフドロイドが付随していますね。その後方からも多数のB1バトルドロイド、クラブドロイド、スパイダードロイドまで確認できますよ。呼び込み過ぎでは?」
「人気者は辛いねえ。どうせガラクタに変えるのだから、多くてもいいわ。けど、後方の大型兵員トランスポートには注意が必要ね。展開されれば一瞬で100体近いB1バトルドロイドの増援が出現する事になる。」
「ハッチが開いた瞬間にロケット弾やミサイルを撃ち込めればいいですが、そんな都合よく行った試しがあまり無いですよね。」
「あるわよ、連中、馬鹿なのか乱戦時に展開しようとするからその時にサーマルグレネードで纏めて吹き飛ばしたもの。そうでなくても、ファイヤータンクやウォーカーの的になるわよ。」
MTT、大型兵員トランスポートは一度に100体のB1バトルドロイドを展開出来る上、その装甲はロケット弾を弾くほどの強固な重装甲である為、内部から破壊出来るドロイドを展開する際のハッチが開いた瞬間が無防備になる為、その瞬間を狙って接近して攻撃する必要があった。だが、それは非常に難しく、MTT1両に対し基本AAT、装甲型強襲用戦車が2両護衛に付いていて、5両いると10両以上のAATと3個大隊のドロイド軍の護衛が付く。その為非常にロケット弾を当てる事も難しくなり、基本的にはAV-7対車両キャノンか航空攻撃によっての撃破が多かった。
「まあ、それは置いといて。目の前の敵に集中しようか。」
「紫音、・・・・・持ちこたえられると思うか?」
「私は・・・彼らを信じていますから。」
どんな危機的状況であっても希望はある。常々自身の配下のトルーパー達に言い聞かせて来た言葉だ。大気圏突入を果たす艦隊も、中にいる部隊も誰も彼もが待ち焦がれている。それは、戦いながら待つ我々も同じなのだ。
100人ちょっとの戦力による名護城跡地での防衛戦を開始した国防軍部隊と九條将軍麾下の特殊作戦部隊。高低差によって分かれているとはいえ、AATの入りにくい地形となっている為、AATは遠距離から重レーザー砲で砲撃するだけに留まるのだが、やって来る途中の橋でグレネードの爆発の煽りを受けて川に落ちたAATがあった為、実際には3両しか来ていなかった。
その3両もトルーパーのロケットランチャーや恩納空挺隊の魔法師によって撃破され、ガラクタとなっていた。残るは侵攻軍の装甲車両は空挺歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車ぐらいしか残っていなかった。こちらは国防軍兵士による狙い撃ちにより射殺され、物陰に潜みながらの侵攻となっていた。が、・・・・・私は一つ思い違いしていた。
達也の魔法師としての実力だ。
彼は、装甲車であろうが、兵士であろうが関係無く消滅させる魔法、そして撃たれ倒れた国防軍兵士やトルーパーが達也の魔法で何事もなかったかのように銃を構え直し戦線に復帰していく状況。
はっきり言って異様だった。しかも、達也に向かう弾丸すらも消滅しているのだからどうやれば達也を倒す事が出来ようか。
侵攻軍の兵士に言われて達也を標的にし始めたバトルドロイド軍に私は、達也の前に出て、ライトセーバーを使ったブラスター弾きで撃ったドロイドに送り返していた。
達也もバトルドロイドを部品単位に分解していくが、あまりにも数が多い上、最初の地雷でさえ、50体を撃破出来た筈なのに、既に3段目まで制圧されていた。
だけど、それでも達也の使う魔法が回復や癒しのようなモノでは無いのはフォースから感じ取っていた。僅かに苦悶の表情を浮かべる達也の表情を感じ取った私は、達也に自分のトルーパー達に魔法を使う事を禁じた。何を使っているかは分からないけど、自身に代償を伴うものは滅多に使うなと言い聞かせて。その後で父さんからも同じ理由で国防軍兵士に使う事を止められていた。
「クソっ、タレットが破壊された!」
「予備は無いぞ!後は此処のブラスター・タレットだけだ!」
「弾をくれっ!」
「はんっ、ここまで激しい戦いになるとはな!」
「無駄口を叩くな、ランス。さっさと片付けて将軍の援護に行くぞ!」
「了解だ、分隊長。」
「目標ロック、イッケェ!」
持ち込んだSAMランチャーでこっちに接近していたドロイドファイターを撃墜する隊員も居たが、ハイエナボマーは無造作に拠点を爆撃していった。
「一人やられた!」
「くっそっ!手を貸してくれ!」
「メディック!メディックは何処だ!?」
負傷者の手当てにクローン・メディックは奔走していた。応急手当を済ませて戦線に参加出来る者を優先に見ている為、爆撃の至近撃を受けたトルーパーは石垣や木の根元を背に座らせてブラスターライフルを持たせていた。
「鎮痛剤は打ったぞ、これで掩護してくれ。」
「っ!後ろだ!」
名護城跡地指揮所を設けていた頂上の兵士が叫んだ。
巧みにジャンプしながらやってきたのは、ドロイドコマンドー部隊。
事態に気付いたトルーパーが率先して迎撃するが、脚、腹、胸、そして頭部にそれぞれブラスターを受けたそのトルーパーは、後ろに倒れ込んだ。
「こなくそっ!」
一人戦死した、言わなくても全員が理解出来た。即座にクローンコマンドーのノーマンとランスが制圧に動いた。どちらも同じコマンドーというだけあって、互角に見える戦いだが、数は少なくともあちこちの戦域を渡り歩いた彼らにとって今襲撃してきたドロイドコマンドーは然程脅威には感じていなかった。だから即座に制圧に掛かれた。
Z-6ロータリーブラスターキャノンを使うキャプテンフィーリーは、迫りくるB1バトルドロイドを薙ぎ払いながらも最前線で戦い続けていた。既に彼の脇を固めていたトルーパーは戦死しており、国防軍の魔法師が代わりに彼を支えている状態だった。グレネードランチャーを持つトルーパーは残りの弾数を気にせず撃ち続けていた。効果的に、多くのドロイドを巻き込む場所を探しながらその場所に撃ち込む。ただ、危険も高く、B2スーパーバトルドロイドやアクアドロイドの標的にもなっていた。20名の中にグレネードランチャー持ちは4人しかいなく、既に3人が戦死した状況で彼は闇雲に撃つのではなく、効果的に敵を減らす為の工夫をしなくてはならなかった。更に残弾も彼ら一人一人が持っている為、先に戦死した戦友の遺体から弾薬を探すような羽目に陥っていた。
防衛戦開始から既に1時間も経っていた。
特殊作戦部隊のトルーパーはキャプテンフィーリーを含めて8人しか残っておらず、国防軍部隊も100人以上居たのに、既に半分を切っていた。
「退路の確認をしなかったのはミスだな、これ。」
本土から来た彼がそうボヤくのも無理は無かった。既に800体以上のバトルドロイドを撃破し、AATの増援も撃破、MTTも展開される前にミサイルを撃ち込み撃破出来たが、2両は展開を許してしまった。空かさずグレネード弾で範囲撃破を狙うが、効果的とは言い難かった。
頂上まで後1段を残すところまで追い詰められた状況で、バトルドロイド軍はそれ以上踏み込もうとせず、中距離からこちらを撃破せんと激しいブラスターの砲火を浴びせて来ていた。
――――――――――――――――――――
一方、その頃。
軌道降下した銀河連邦の艦隊は、太平洋上に展開出来ていた。
海面にぶつかることなく、高度八千を保ち、ヴェネター級5隻、アクラメーター級2隻、アーキテンス級3隻が先に到着。座標を確認しながら、激しい砲火に晒されている沖縄に向けて全速で向かっていた。
銀河連邦の艦隊が上空に展開したその下方、海上にも沖縄に向かうべく展開している艦隊があった。
「司令、所属不明の機影を確認しました。極めて巨大です。」
「なに!?報告は正確にしろと言っているだろ!」
「待て、副長。外を見てみよう。」
艦橋に居る者が空を見上げると空を覆い尽くすような巨大な艦が其処にはあった。巨大艦の他に中型艦も見えたが、それが小型艦に見える程の大きさがあった。それでも空母よりも遥かに大きいと感じていた。
「な、なんだ・・・これは・・・。」
「敵・・・なのか?」
ただ一人。それが何かを知る者が其処には居た。
「・・・・・実際に見るとでは違うな。」
「司令?」
「艦長、あれは敵ではない。そう総員に伝えるのだ。」
原子力航空母艦リベレーターの艦長、ウォルト・バークは首を傾げながら聞いた。
「何故、敵ではないと?」
「皆にも話したと思うが、50年前に行方不明になっていた妹が帰ってきたんだ。」
「そんな馬鹿なと驚いたアレですな。冗談だと思っていましたが・・・」
「馬鹿なと思うだろうが、少し成長した姿であいつは元気に帰って来たよ。だが、此処からが本題だ。あいつ、紫音は銀河の遥か彼方から漸く地球に帰って来れたと言った。それが銀河連邦だ。」
「銀河連邦・・・・・まさか、先ほど本国が加盟を決めたという銀河連邦とは・・・。」
「そうだ、紫音から聞いた限りでは、数多ある銀河の惑星間連合国家のようなものだ。必ずしも惑星一つに一国家とは限らないらしい。国家だけでなく、企業連合や傭兵のような組織も組み込まれているというからな。」
そう艦隊司令の九條孝之海軍中将は話した。
そう言っている間に巨大艦から多数の艦載機の発進の瞬間を見ていた。
ヴェネター級スタークルーザーの上面部の大型フライトデッキからARC170スターファイターやYウィングが、両舷のトンネル型ハンガーからLAATガンシップ、下面部のハンガーデッキからLAAT/iキャリーによって運ばれるAT-TEウォーカーやファイヤータンクが発艦していた。
同時にアクラメーター級の下面部大型ハンガーデッキからLAATガンシップやLAAT/iキャリーがAT-TEウォーカーを輸送し始めていた。
「銀河連邦の巨大艦より、多数の艦載機発艦を確認!」
「司令、銀河連邦の艦艇に関する情報が届きました。」
情報長が、本土からの通信で得た情報をタブレット端末に送ってきた。
艦橋の指揮所で得られた情報というのが、銀河連邦のスタークルーザーである巨大艦の事だった。
「ヴェネター級スタークルーザーにアクラメーター級アサルトシップ!?」
「おい待て!このスタークルーザー、全長1137mもあるというのか!?」
「いや待て、艦長。こいつは基本型と書いてある。つまり他にも型があるのだろう。取り敢えず、上空のスタークルーザーはこの情報から5隻、アサルトシップは2隻いる事が分かるな。」
「後他にいる艦についての情報は無いか?」
「今のところは・・・しかし、艦載機に関する情報もあるな。・・・・・艦長。」
「はっ。」
九條司令は、眼前で発進していくスタークルーザーの艦載機を見ながら伝えた。
「我々も彼らに乗じて攻撃隊を出すべきでは無いか?」
「・・・・・、船務長。沖縄の状況は依然制空権は取れていないのだな。」
「はっ、現在もまだ・・・・・西部方面軍の航空隊が攻勢を仕掛けているようですが、あちらも戦局は芳しくないとの事です。」
「・・・・・、スタークルーザーから発艦した戦闘機隊の針路は沖縄だな?」
「はい。しかし一部が奄美方面へ向かった模様です。」
「奄美方面は今、空軍の西部方面軍航空戦隊と侵攻軍航空隊が激しい戦闘を繰り広げている状況。輸送機による輸送もままならないなら、海上輸送しかあるまい。可能な限り敵戦力を叩く。戦爆連合攻撃隊を出撃させよう。」
「分かった、出撃可能な隊は発艦を始めろ!順次発艦、全機発艦だ!」
艦隊司令の命令の元、第7機動艦隊の空母、リベレーターとスペリオルから艦載機、F-14EX、YF-22NとFA-18AF、F-35Fの飛行隊がそれぞれ発艦、航空支援の為、電子攻撃のEA-18Gと早期警戒のE-2Fの飛行隊も発艦。それらの後にV-22Dオスプレイを使って海兵隊を沖縄に送り込んだ。
同時刻、銀河連邦の艦隊が太平洋上に降り立ち、航空隊を向かわせたことを知った第5護衛艦隊の空母ほうしょう、ずいほうから艦載戦闘爆撃機F-3D震電弐式の飛行隊が続けて発艦。沖縄支援に合流させんと部隊を送り込みつつあった。
また、本土でも発進を躊躇い続けていた輸送隊が発進。護衛を付けて嘉手納基地を目指して向かっていた。
2090年代の軍主力戦闘機をどうしようか迷いましたが、魔法の登場で其処まで大きく科学技術が発展していない状況であるとしています。
後、戦闘機の種類は・・・・・作者の趣味。
海軍機でホーネットやライトニングも良いけど、やっぱりトムキャットもええやんって思いながら追加しています。此方の世界観ではまだトムキャットは元在日米海軍のみで運用され続けています。また、現実世界では計画だけF-22ラプターは海軍機仕様であると思ってくれると幸いです。
想像が色々膨らんでグダグダになるので、この辺でまた。