剣士の帰還、ジェダイとなって調和を齎さんとす   作:アトコー

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ちょっと短いです。
調整失敗


第20星

 

 

実家のある東京に戻って、漸く平穏が訪れた。

軍の事は、マスターレヴィナスとマスタードゥークーが対応してくれることになった。

マスタードゥークーが地球に行く事に、ジェダイ評議会のメンバーは反対したのだが、戦争犯罪を犯したドゥークー伯爵とジェダイマスタードゥークーは別人であるとし、ジオノーシスの闘技場以後、戦争に関与していなかったドゥークーを非難する事は意味が無かった。(開戦までの責任の有無が問われたが、開戦に至るまでよりもその後の状況が重要視された)故に、敵対者が多いコルサントよりも地球の方で役だって貰った方が良いというマスターの一案にマスターヨーダやオビ=ワン、プロ、フィストー、アリーが賛成した。

マスターウインドゥは例にもれず危険だと忠告してきたが、過ちを見過ごし続けたオーダーの体制がこの戦争を引き起こしたとドゥークーは言った。加えて、こうも言った。

 

「私が声を上げずとも、挙兵する者は既に居たぞ。表面に出ていなかっただけでな。」

 

つまり、ドゥークーがやらずとも、誰かしらがやっていたという事だ。

ドゥークーが旗頭となったのは、ジェダイマスターとしての功績があったからに過ぎず、誰でも分離主義のリーダーになり得た状況だったと述べられると、ドゥークーと共に任務を過ごしたウインドゥは、その状況に直面した事もあって何も言えずに黙ったという。

 

ドゥークーは、本国増援戦力と共に地球へと到着し、太陽系の中の冥王星に軍の前線基地建設を指示し、ヘヴン級医療ステーションを小惑星エンケラドゥス、チタニア、オベロン、カリストに展開するよう通達を出していた。

ドゥークーの戦術理解が非常に深いが故に、後方支援能力を十分にすべく、地球に向かう前にあらゆる支援基地、修理工場を構築するよう指示を出しつつも足りない機材の追加要請もしていた。

ジェダイマスターとしてのドゥークーを知らない連邦宇宙軍士官たちやトルーパーたちは、一連の行動に意味があるのか、と考えていた。

だが、沖縄防衛戦が勃発し、大量の負傷したトルーパーや小破、中破したクルーザーやフリゲートが送られてくると、ドゥークーの指示によって急ピッチで建設された各拠点は総動員での稼働となった。

この時初めて、提督たちはジェダイ ドゥークーを認めたのだった。

 

 

戦争が終わり、ドゥークーはレヴィナスに呼ばれ各拠点には駐留艦隊を置くよう命令が出された。各医療ステーションを行き来する3個戦隊(ヴィクトリー級スターデストロイヤー3隻とアークワイテンズ級ライトクルーザー1隻)の警戒艦隊と各5拠点駐留艦隊(ヴェネター級3隻、ヴィクトリー級5隻、カンサラー級8隻)となった。

 

 

 

そして、本来バカンスってわけじゃないが、平穏を過ごす筈だった紫音たちが戦乱に巻き込まれ、休暇どころではなくなり、更に銀河連邦との外交で忙しくなる中、ドゥークーがレヴィナスの補佐として呼ばれたという経緯があった。ドゥークーは、手始めにレヴィナスが請け負っている外交の方を着手し、日本の外務大臣と幾度と会談を重ねた。また、国防大臣とも分離主義勢力が目と鼻の先にある状況で、日本各地の日本軍基地に部隊駐留の許可を得ると、西部方面を中心に自走式重ターボレーザー砲を配備。地上からスターフリゲート、スタークルーザーを攻撃する事が出来る手段として用いる抑止となった。(コレを展開してから、排他的経済水域ギリギリに侵入する大亜細亜連合海軍艦艇やスターフリゲートの接近が事実止んだ。一度試射により、ギリギリの侵入挑発を繰り返していたスタークルーザー1隻がたった一撃で大破に追い込まれてから近づかなくなったらしい。)

 

 

日本への駐留軍は一先ず私の部隊第11スカイ・コープスが国防陸軍東部方面軍の各主要基地に分散して駐留することとなった。市ヶ谷、立川、朝霞、座間、霞ヶ浦、木更津、習志野、大宮、宇都宮に分かれて27個のバタリオンが分散配備となった。無論ガンシップ隊もウォーカー隊も一緒に配備されたが、大半はスタークルーザーであり、銀河連邦軍用に設けられた硫黄島基地を含む諸島基地に部隊が配備された。

尚、航空隊も三沢と松島、小松、入間、春日、築城、那覇にARC-170スターファイターの隊とXウィングスターファイターの隊、Yウィングスターファイターの隊、Z95スターファイターの隊と分かれてそれぞれ配備された。整備隊も各航空隊に付随して各基地に分散、専属配備と決まった。

 

また、警察省と警視庁にも部隊配備が決まった。警察省にはコマンダーコルトのショックトルーパー部隊、警視庁にはキャプテンロンリーのリオットショックトルーパー部隊。どちらも1個カンパニー(約144名)、キャプテンロンリーのリオットショックトルーパーは俗に言う暴徒鎮圧専門部隊で、特殊部隊というよりかは機動隊寄りの部隊である。

保安という観点で彼らショックトルーパー部隊が必要になったのは、先の戦争後国内に流入した密輸品の中にブラスターピストル等が含まれるようになったからだ。軍事専門の部隊が一々税関や関連施設へ向かう事となれば民衆の目が向かいかねないと判断した警察省長官の要請の元、コルサントでも保安部隊として動くショックトルーパー部隊が派遣される流れとなった。

 

消防に関連して言うと、動員されたのが救急ファイヤースピーダーだった。

消火活動用に設計されたこのスピーダーについては私もよく知っている。

コルサントの戦いにおいて、墜落する壊れたクルーザーの中で彼らが並走して消火に駆け付けてくれたのだから。

救急と名が付くが実態は消防船のような機構をしていた。このスピーダーに関してはコルサントのファイヤーチームのメンバーが、この国での山火事に遭遇した際に独断でコルサントからファイヤースピーダーを3機呼び寄せて消火に協力した背景があった。

その後、独断で要請したメンバーを中心とした協力隊が日本へ駐留し日本消防省への協力、ファイヤースピーダーでの訓練、教練するという事が決まった。(そのメンバーはそれが罰だと上から怒られながら言われたらしい。)

 

 

 

 

「それでは、私たちはこのままで?」

 

『ああ。魔法というのがフォースに通ずるか否かを判断するには、学校で学び共有する以外に方法はない。イニシアティブの者では幼過ぎるからな。』

 

「それで適任は・・・私たち・・・と。」

 

『ああ。ジェダイ聖堂に残っている出身者には状況を伝えるように言っておいた。何人かは来るそうだが。お前はどうしたい?』

 

「学校で学ぶという事は、ジェダイとしての職責は?」

 

『非常時以外は無視して構わん。寧ろ、情報を欲しているのは此方の方だ。掟や誓約の所為で行動がおろそかになるなら最初から無視でいい。服装に関してもあれこれ言わん。ただ、状況次第ではジェダイに戻ってもらう必要がある。』

 

「それは問題ないかと。私も咲那も、その辺りは弁えていますから。」

 

『なら、いい。魔法科高校への入学は来年になるか?』

 

「いえ、それ以前に私も咲那も、こちらに来る者も、日本での学歴上小卒止まりになっていますし、試験もありますから少なくとも中卒試験には合格して魔法科高校への入学に備える形になります。」

 

「マスター、私たち小卒ですら無いと思います・・・。」

 

小学何年の時から行方不明になったって事をすっかり忘れていたからだった。

小卒ですら無いって事は義務教育を途中でリタイアした形だった。しかし、一からまた学び直すつもりも無い。

 

『どれくらい掛かる?』

 

どれくらいって50年も経っていた訳だし、日本の状況も勉強に関する情報も大分変っている筈だから歴史とか経済とかは一から学び直さないといけないし、数学や理科、いや科学と化学と生物学かな?全部学び直すのに時間が足らないし少なくとも卒業試験で卒業認定資格を得る必要があるわけだし。必要な情報は調べるとして、魔法の事もある程度は知る必要があるわけだから・・・・・。

 

「準備期間に約3年。入学して学生として3年ってところかな?」

 

『3年か。・・・・・案外短いが出来るか?』

 

「3年もあれば、なんとかなる筈だよ。・・・・・・・・・・勉強漬けかぁ~、嫌だな。」

 

『・・・・まあ、適度に顔を見せに来ると良い。銀河連邦の大使館の設立が決まった。』

 

「場所は追い追い聞きますが、誰が大使として常駐を?」

 

『俺だ。職員はコルサントから送ってもらうのと、現地雇用するつもりだ。』

 

官庁街の近くに建設してもらうらしい。また、軍との関係も考慮されて国防省の近くになる予定だそうだ。

敷地面積1万㎡に対し、建築面積は大使館とジェダイ聖堂を併設する関係で8000㎡。

正面を主に大使館とし、後ろに日本に駐在するジェダイが出入りするジェダイ聖堂を建立するらしい。といっても、コルサントに有るようなのではなく、日本の建築様式に則って和風な建造物になるらしい。というのも、私のマスター、レヴィナスが日本の古くからある神社の本殿等の写真を見て感銘を受けたとかで。一通りの仕事を終えたら観光にでも行くかと話していた。だけど、はっきり言おう。マスターの風貌は常にマンダロリアンヘルメットを装着しているから、首から下を着替えても速攻でバレると思うし、場合によっては不審者扱いされかねないと思う。因みにマスターの素顔は見た事がある。いたって普通の人間、マンダロリアのヘルメットをしている事から恐らくマンダロリアンなのだと思う。

近人間のような何か突起があるとかじゃないから普通に外国人として潜り込めると思う。

 

 

 

登場人物の現在・・・

 

【アナキン・スカイウォーカー】

クローン大戦後、ごたごたを片付けた後タトゥーインに居た家族をナブーに呼び、家族ごとナブーに引っ越した。その後少ししてパドメが出産。双子の子供を得た。ルーク・スカイウォーカーとレイア・アミダラと名付けられ、王宮で一緒に育てられている。ゆっくり休めと戦時中に紫音から口酸っぱく言われていただけあって、緊急の用が無い限りはパドメと深い愛の巣に籠っているとか。

中継で紫音の惑星の事も知っており、紫音の居る日本に観光に行きたいとも思っている。

アナキンは紫音の助言が無かったらどうなっていたかという、IFの未来を散々予知夢で見て来ただけあって、その夢が変わった事で見る夢も変わったとか。ただ、それまでは悪夢に苛まれていた。現状アナキンの501大隊はナブー駐留軍となり、ナブー王宮警備隊や守備隊と鍛錬に励んでいるとか。

 

【スカイウォーカー一家】

一家と言ってもアナキンの母、シミ・スカイウォーカーの一人だけが身内だった。

タトゥーインでタスケン・レイダーに攫われるが、通りかかった賞金稼ぎと、不安と衝動に駆られてやってきたアナキンとレヴィナスの命を受けてやってきた彼の弟子であるジェダイナイト、イグレックによって助け出された。その後、イグレックによる手当てを受けた後、シミが嫁いだラーズ家に戻って過ごしていたが、戦争が終わって少しした頃にアナキンがシミを連れ出して、ナブーの一等地のマンションの一部屋をプレゼントされた。

突然の事態にどうしていいか分からないうちに、自身の息子が皇女でもある議員と結婚し、子供まで設けていた事実に気を失い、ナブーの病院に搬送される。その後、事情を話したアナキンの内容に一定の理解を示しつつも、ナブーで余生を過ごす事を決意。嫁ぎ先だったラーズ家も呼び出して共同生活している。(双子の孫に会いに行く度にどうしようかと王宮前で悩むシミの姿が時折見かけられると王宮警備隊からアナキンに相談が行っているとか。)

 

 

【オビ=ワン・ケノービ】

自身の弟子であるアナキンの自由奔放さに呆れつつも2人が設けた子供やアナキンの様子を見に時々ナブーを訪れて評議会に報告している。最近は半ば連絡係になっている気しかしていないとか。ただ、何かあってからでは問題だとして、第7スカイ・コープスとコマンダーコーディと共に小艦隊を率いて行動している。最近はもっぱらナブー星系の宙賊狩りをしている。大戦後、軍の多くは仕事を失くしたも同然であるが、小規模な紛争はあった為、主要部隊となっているジェダイと率いている部隊は解散にまで至っていない。オビ=ワンとマーシャルコマンダーコーディが率いる第7スカイ・コープスもその一つであった。(ただ、評議会からは、アナキンが復帰するまでの繋ぎだとしか言われておらず具体的な復帰時期までは明言されていない為、ナブー星系の辺境警備が主な任務としながらはっきりいって暇である事が多いとか)

偶に、ナブーでコーディを連れてアナキンに会いに行き、飲み屋で飲んでいる光景があるという。

 

 

 

【パドメ・アミダラ】

元老院議員の地位のある彼女はジェダイマスター、アナキン・スカイウォーカーとの結婚は、戦争後に改めてナブーでは大々的に行われた。その後、ナブーの要職として元老院議員と共に王女の地位が何故か、そう本人も拒否していたのに何故か与えられた。

これは、日本との通信映像を見た王室側が銀河連邦元老院議員議員の地位だけでは下手に見られる可能性を考慮して(マスターレヴィナスからの苦労を聞いて)地球を訪れる際は元老院議員では無く、王女として訪れる事となった。(アナキンがストレスMaxで帰ってきた彼女からの愚痴で判明)

双子を儲けて、御世話になった紫音たちにも見せたいと思っている。

 

 

 

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