反映する点としない点あります。原作の読み方こうなっているんだからこうしろやと言われるかもしれませんが本作ではこういうものだと理解していただけると幸いです。
でも結構・・・誤字脱字してるのね。気付かなかった、ありがとうございます。
そして遅くなりました入学編行きます
第22星 入学
第22星 入学
春の訪れを感じる朝の高校で、先に入学の答辞の関係で出発した深雪とは別に私たちは予定時間より早くに学校に到着した。
一悶着が絶対に起きる、というより起きました。
入学前に、私と咲那は実家から学校に近い家に居候する事になった。
その家が司波一家の家だった。本来、達也と深雪だけが住まう筈だった。それは四葉との繋がりを悟られない為とした本来の目的・・・だったのだが、どちらにしても関係が暴露されかねない(九條家の分家として四葉家が誕生している為)事から四葉家の分家という事は九條家の分家でもあるという無理矢理な理論で九條家の分家『司波家』という状況を作り出し、子供だけで住まわすのは問題とした他九條家分家団からの言い分もあって、父と母がいるべきとした一般的な環境を・・・という事で、
祖父元造さんと母深夜さん、ガーディアンの穂波さんを加えて一緒に生活する事に。其処に私たちが居候として入るのだけど、部屋は足りるか?って思ったけど、その状況を想定してか、あらかじめ2つ空き部屋があった。空き部屋がある事に驚きだけど、そもそもこの状況を作り出したというのが、私の母、由香里母さんの発案だったらしい。
そして、深雪は答辞の準備で先に学校へ行った訳だけど、私と咲那、達也は通常通りの予定より少し早めに家を出た。
出掛ける前に元造さんが、
「深雪と鉢合わせていたら一悶着起きていてな。達也もそうだが、紫音たちまで二科生というのは、確かにおかしいと思う。」
「あらあら、言い出したらキリが無いわ父さん。筆記でトップでも実技が優先される魔法社会では・・・ね。だけど、信じているもの。その程度の問題なんて跳ね除けていくわよね。」
「深夜母さん、・・・それはそうだが。」
達也には、私からCADに関するアレについては情報を共有していた。CAD開発にも目途が立ってきたというけど、深雪にまで知らせるのは問題が多々ある為、まだ当主の真夜さんと深夜さんにしか伝えていない。四葉家内部で情報共有はされているかもしれないけど、四葉家分家を含めて結構な混乱を齎した・・・らしい。詳しくは知らないけど。
そして、校門入って少しのところで深雪に見つかった。
結果、
「納得いきません!」
どういうわけか超ドシスコン超ドブラコンになってしまった深雪は、大事な兄と慕う達也と超えるべき壁と慕う私、心から許せる友人の咲那が二科生である事が納得いかないようだった。だけど、この状況は想定されていた。3人でそうなる事は想定済みだった。だけど、こればっかりはどうしようもなかった。
「何故お兄様が補欠なのですか!?入試だって、トップ成績だったじゃありませんか!
それに、紫音姉様に咲那姉さんもどうして補欠なのですか!?」
家でバレていなかった分、その反動が来る事は分かっていた。達也は同じ家の人だからか制服が届いた時に速攻でバレたと言っていた。だからある程度は我儘のようなところがあった。しかし、私と咲那に関してはずっと黙っていた事もあってその反動がすさまじかった。
「紫音姉様?まさか、わざと伝えないままだったのですか?魔法力は紫音姉様の方が上なのに、実技結果がどうして振るわなかったのかも疑問ですが、それでもお二方のペーパーテストだって上位だった筈です!!」
深雪にとって、私は超えるべき壁。CADを使わず起動式も組まずに安易に魔法を行使する私の姿は、深雪にとっては目指す頂なのだとか。無論、生半可に出来る話じゃない。私だって、戦争を経験する中で生死を彷徨いながら負傷しながら体得した技術でもあった。簡単に成せるものじゃない。そんな不可能に立ち向かおうとする深雪を応援もしたい。
達也と深雪はフォースを感知する事も出来た。だからフォースを教えながらフォースを使いながら魔法を行使する難しさも教えていた。達也も深雪も私に師事していたから2人から慕われている事も分かっていた。
「深雪さん、言いたい事は分かるのですが、此処は魔法科高校、筆記よりも実技が優先されるのよ。仕方ないわ。」
「そんな覇気の無いようでどうしますか咲那さん!それにお兄様も御姉様も魔法だって本当は・・・」
これ以上言うと、別の意味で注目を浴びかねない。私も達也も次の言葉は話させなかった。
「深雪!」 「深雪ちゃん」
私と達也が発言を同時に遮った事で、深雪はハッとした。そして同時に、分かっているけど心は納得していないモヤモヤを覚えた。
「それは口にしても仕方が無い事だ。」
「家に帰ったらもう一つので心のコントロールをもう一度学び直すとしましょうか。」
フォース、とわざわざ口に出すわけにもいかない。此処では私も咲那もジェダイである事は隠しているのだから。
「うっ、ごめんなさい。」
「この件に関してはこれ以上何を言ってもキリがないですし、深雪さんが新入生総代である事は私からしてもマスターからしても達也さんからしても誇らしい事なのですよ。」
「ああ、そうだな。誇らしく可愛い妹の晴れ姿を見させてくれないか?」
「深雪がしたら綺麗な華になると思うよ。私たちに見せてもらえないかな?」
そう言われては深雪も引き下がれなくなるというより、私たちからそう言われて自身の我儘を言い続ける事の無意味さに気付く筈だ。
「誇らしいだなんて・・・ですが、分かりました。」
「答辞の最終確認があるでしょうし・・・」
「行っといで、そして見せてくれるかい?」
「はい!行って参ります!見ていてくださいね、お兄様、御姉様、咲那さん。」
そう言って、去る深雪の後ろ姿を眺めながらも
「変に気が沈んだ状態よりかは生き生きとした方が深雪らしい。」
「ですね。」
さてと、余った時間をどう過ごそうかと思うけど、達也はベンチに座って電子書籍か何かを読むらしい。咲那はそれ付き添うようで、私は・・・
「少し歩いてくる。時間になったら会場に行くようにね。2人も遅れないようにね。」
そう言ってその場を離れた。二科生というのは、新入生の段階で一科生の上級生から蔑まれる存在のようだ。すれ違い様に嘲り笑う女子生徒らを横目に周囲の様子を見ると、式会場設営の殆どが二科生で、指示を出しているのが一科生という有様で、一科生で細かい作業をしている生徒が見当たらない、さも当たり前のように。
この状況は果たして普通なのか?双方が協力して設営しているならまだしも、二科生たちの顔には渋々感が滲む。一科生の言い分に二科生が従うのは当たり前・・・そんな空気感を感じた。
「なんかおかしいな。」
そんな空気感に異常を感じたのは私だけじゃないのはその声を聞いて分かった。だけど、その声には聞き覚えがあった。
「よっ!」
スーツ姿でその場居た、その人物に私は空いた口が塞がらなかった。
「・・・・・。」
私はさりげなく近づいて周りに聞こえないように聞いた。
「なんで居るのですか?」
「入学式のような慣例行事に身内の一人が行ってもおかしくないだろうし、忠仁だと顔が割れているからバレやすい。省庁に出ている人間ならバレにくいだろうって事で。まあ、言いたい事があるのは分かっているが、一応見に来たって訳だ。忠仁からも頼まれたからな。」
忠仁兄さんは、第一高校における問題が浮上してから気が気で無かったようだ。何しろ、入学式前日にも電話してきて心配するような内容だったからだ。少し過保護な感じもしなくないが、普通の妹で有って欲しかったという願望から少しでも普通の生活を送って欲しいという思いからなのだろう。だけど、これは戴けない。
「帰ってくださいと言ったら?」
「怪しまれるから却下。」
入学式に現れたのは敏子姉の旦那さんの信春さん。文部科学省魔法教育局審議官という役職にある人だ。官公庁の役職というのはどうも分かりにくい。
だけど、それだけの人でも世間では誰なのかと思われるようなものなのだ。
「それに、紫音だけに調査をさせるわけに行かん。とはいえ、こう見ているだけで差別が当たり前の日常のように言動にも現れているとはな。」
達也と咲那は近くのベンチに腰かけて本を読み始めているが、その周囲の会話は信春さんの耳には筒抜けだった。
「いいのか、行かなくて。」
「咲那と達也は今良い感じなのよ。恋人・・・とまでは行って無いけど、深雪は応援しているみたいね。」
「へぇ、そいつは、今日は赤飯かな?」
「止めなよ、別れるから。」
「・・・・・・・んじゃあ、俺はその辺りを見て回って来る。お前も遅刻するなよ。」
「分かっているよ。・・・・・・はぁ、忠仁兄さんも・・・どうしたことか。」
第一高校の差別問題、根幹にあるのは学校側のミスだけど、そのミスを利用して一科生のみの全員卒業を目指して二科生は適当に・・・・それは非常に良い事じゃ無い。
だけど、今は・・・今はまだその時じゃない。完全に証拠が出そろわない限りは。
少し、考え事をしてから達也の方に行こうとしたら達也と咲那が1人の女子生徒に絡まれていた。いや、話をしているだけ・・・か?
「ワッペンを付けてCADまで身に着けている・・・となれば、生徒会か風紀委員会、部活連のどれか・・・か。まあいっか。話も済んだようだし。」
足早にその場を後にした2人の後を追って私も会場入りした。
入学式をする会場は新入生、在校生、来賓、新入生家族、教職員とそれぞれ分けられてあったが、新入生、在校生の席は示し合わせたわけでも無いのに、一科生、二科生の席は前後に分かれてあった。
「差別は此処でも・・・か。」
「顕著すぎて笑えてくるね。・・・困ったな、これじゃあ・・・報告のしようが無い。」
その光景に呆れて笑えてくる状況に達也も私もどうしたらいいか困るぐらいだった。
とはいえ、あまり目立つのも避けたい私は他の二科生たち同様に後ろの席に座った。
咲那、達也、私の順に一番後ろの端に座ったのだけど、少しずつ席が埋まっていく中、声を掛けられた。
「あの、隣・・・空いていますか?」
眼鏡を掛けた私たちと同じ二科生の女子生徒だったが、私たちは特に理由も無かったのでどうぞと言ったが・・・
「良かったっ!一緒に座れるね!」
「わ!?」
席を聞いてきた女子生徒の後ろから飛び掛かるようにやって来たもう一人の女子生徒
「ありがとうございます。私、柴田美月っていいます。よろしくお願いします。」
「九條紫音です。」
「司波達也です、こちらこそ。(今時珍しいな、眼鏡とは・・・・もしかしたらこの子の目は・・・)」
「立華咲那です。」
「あたし、千葉エリカ!よろしくね、九條さん、司波君、立華さん。」
元気な子だなって思うのが第一印象。それが千葉エリカだった。
それにしても・・・千葉・・・ねぇ。警視庁や警察庁に千葉道場出身者もいるって敏子姉も言っていたけど、・・・もしかして。
そんな事を考えているうちに入学式が始まった。第一高校の校長祝辞や来賓の現職議員などの祝辞の後、新入生の答辞の番となった。無論、代表を務めるのは深雪だ。
尤も、演説のセリフは第一高校にあっては大分際どいフレーズだが、親譲りの可憐さもあってか、内容より容姿の方に彼らの意識は向かっていたように見える。それどころかわざわざ『魔法を第一とせず・・・』なんてセリフを吐いているのに、第一高校の教職員が誰も苦言を呈さないのは、そういうことなのだろう。
粛々と進み、入学式を終えた後、学生証となるIDを取得してそれぞれのクラスを確認し合った。偶然なのか、あの場にいた5人全員がE組という結果で。
「ねっ、今からHR覗いていかない?」
「悪い、妹と待ち合わせているから。」
「妹?」
ピンと来てないエリカに美月が思い出したように言った。
「もしかして、新入生総代の司波深雪さん?」
「そうね。」
「?・・・じゃあ双子・・・なんで紫音さんが反応したの?」
「従兄妹なのよ。達也も深雪も。」
「従兄妹?それって、血の繋がり上は紫音さんも達也君と・・・」
「姉弟に・・・当たるかな?俺が四月生まれで妹が三月生まれ、だから同じ学年なんだ。紫音姉も同じ四月だけど、俺より早い日にちでな。因みに咲那は・・・」
「九條分家って事で。」
「というわけだ。」
「ひぇ!?凄い関係ね。」
「それよりもよく分かったね柴田さん。俺と深雪は全然似ていないのに。」
確かに、他人が直ぐに初見の人を兄妹だと見破れるのは不思議だ。だけど、柴田さんはオーラが似ていると言った。それに、私と達也が反応した。成る程ねと。
「成る程、・・・本当に目が良い。」
エリカは何が何だか分かっていないようだった。
「美月、眼鏡かけているよ。」
「そういう意味じゃないさ。その眼鏡、度が入ってないだろう?」
度の無い眼鏡でオーラが分かるとなれば、その眼鏡は霊子(プシオン)遮断レンズの入った眼鏡という事。そしてそれは・・・
『霊子放射光過敏症』
という魔法的病を患っているということに他ならなかった。
「ですけど、従姉妹っていうのは、分からなかったですね。九條さんからはオーラそのものが感じ取れなかったので・・・。」
「!?・・・・・そうか!」
「達也、後で修行だね。過剰に漏れたプシオンがオーラとして見える場合もある。特に君ら兄妹ときたら・・・・・・まったく。」
「・・・・・すまない、どうやら俺のミスだったようだ。」
フォースの修行の一環で、サイオンとプシオンの制御でプシオンを器から漏れさせない修行を行った事がある。常に垂れ流しのような状態の2人は、先の病を持っている者からすればかなりキツイらしい。九條家の分家交流で山科家の娘さん、山科佳乃さんも柴田さんと同じく霊子放射光過敏症だった。眼鏡も普通のタイプではなく、花粉粉塵防護型の眼鏡を身に着けていた。通常の眼鏡タイプでは、眼鏡の間からの放射光も佳乃さんにはキツイらしい。そんな中、司波兄妹に会って失神。大騒ぎになるほどの状況で原因の2人にその修行を一時的に課して漸く普通に会話できるぐらいにはなった。それでも時間制限があったが・・・それ以降、毎日の修行の一つに加えていった。
そんな話をしていると、私たちを呼ぶ声が聞こえて来た。
「お兄様~、御姉様~」
私と達也を呼びながら走って来たのは新入生代表の答辞を終えた深雪だった。
「お待たせしました。」
そう言いながら人目も憚らずに私に抱き着いてきた。
「走ってこなくても良かったのに、もう。」
頭をグリグリと押し付ける行為をした時の深雪は嫌なストレスを抱えている事がある。よくやる行動だからこそ、頭を撫でて落ち着かせているけど、周囲の目も気にせずにやるってことはよっぽどなのね。
「深雪、周りに見られているぞ。それに、家でもゆっくり出来るだろうに。」
「ふぁ!?そ、そうでした。ごめんなさい紫音姉さま。」
「いいのよ、・・・・・あれ?咲那は・・・ああ。」
咲那はエリカや美月と一緒に先に門まで歩いていた。面倒ごとに巻き込まれるのは十中八九なのは、分かっていたからだ。それに、周囲の様子を見ても、深雪と一緒にきた生徒会長と思しき女子生徒の傍らに男子生徒や他の上級生の視線は嫌味が籠っていた。
「深雪、生徒会の方々と用があるんじゃないか?」
達也も意を介して深雪に聞くと、
「いえ、もうありません。ですよね、会長さん。」
「え、ええ、そうね。本日はご挨拶だけですから。先にご予定があるんですもの、また日を改めます。」
「会長!それではこちらの予定がっ!」
生徒会長に意見しようとした傍らの男子生徒の発言も無視して生徒会長は、またいずれゆっくりと、と言って校舎に戻っていった。その姿勢に男子生徒も他の取り巻きも、蔑むような視線を見せてから会長の後を追っていった。
「家族間、兄妹間の予定を優先するのが、当然でしょうに。アポが有ったわけでも無いのにやけに選民思想が高いようで。」
「まったくだ。深雪がこんなになるとは・・・毎日のケアが必要になるぞ。」
「もう、お姉さまもお兄さまも、大丈夫ですわ。」
ストレスでどうにかなるんじゃないかと心配して当然でしょうに。それに、
「(私たちに対しての視線があちこちから見える。それも教職員室から悪意ある視線も感じる。相手が尻尾を出すのも時間の問題ってわけもなさそうね。)」
だが、私が思っている以上にこの学校の闇は深かった。
そう語ったのは、入学式を見に来ていた信春さん。
文部省内でも、第一高校の件については問題として浮上したが、情報があまり手に入らない状況が続き、十師族が隠蔽に関わっている可能性もあるとして秘密裏の捜査となっていた。そして、信春さんはボールペン型の隠しカメラを使って私の保護者の一人として校門を潜ってから入学式、そして終えてから校内を簡単に散策して学校を出るまでの間の映像を提出していた。その過程で黙認される数々の違反行為に加え、教職員自らも差別を助長させる言動を取る等、この学校の異常性を記録に収める事に成功したそうだ。
信春さん曰く、
「隠すつもりも無いだろうね。」
と、言ってのける程簡単に撮影出来たそうだ。
だが、それだけの映像、音声の証拠があっても動けないのが今の文部省の体質なのだとか。
そうでなくても、ただでさえ色んな会社や組織の不祥事続きで、新たな不祥事を対応したくないという考えが文部省上層部にはあるようで、信春さんはそう教えてくれた。現状、文部省も関わる不祥事の多くは文部省が出資した組織のメンバーによる横領だったり、何かしらの事件だったりと8件ぐらい、どれも規模が大きく任命責任等関わってくるらしい。
家に帰ってからも深雪は、入学式後にあった事を深夜さんと元造さんに報告していた。
入学おめでとうと祝辞を貰ってから直ぐに話し出した内容に深夜さんは呆れて元造さんもどう怒ったものかと困惑していた。とはいえ、達也も私も咲那も入学出来た事は2人にとって非常に喜ばしい事だった。それ故に、入学式後の生徒らの行動をどうしたものかと考えていると、電話が鳴った。電話に出た深夜さんの表情が険しくなる。
2,3言話した後切れた電話の相手は深夜の元夫からのものだった。曰く、
「達也をうちの研究所で研究に回せ、学校など義務教育は終わっただろうに。」
というものだった。子供たちが居る手前キレるわけに行かない深夜さんは落ち着きながらも、
「貴方と達也には血縁関係は無く、また元夫である貴方の言い分を聞くつもりは無い」
っと言って反論を許さないまま切ったという。
深夜さんの元夫というのは、私の実家でも糞にも劣る最悪なダメ人間と評されていた司波達郎の事であった。深夜さんが病的になった頃に離婚して別の女と早々にくっ付いた(浮気相手とされている。)
離婚したというのに、達也だけを無性に欲しがっており、その理由は達也のCAD開発に目を付けて開発、製造させ続けようと言う魂胆があった。一度実力行使して達也を攫おうとして達也自身の返り討ちに遭った挙句、自身は利き手の右腕と薬指、親指を折る大けがを負った。以降、裁判所から接触禁止令が出されているらしい。司波達郎は、勤めていたFLTの役員からも外されて別のCAD開発会社に勤めているというが、業績は良くないらしい。
「まったく、困ったものだな。」
「私から父にも連絡しておきます。目に入れても痛くない程に可愛がっているのです。動いてくれますよ。」
「そうだな。俺の友人にも頼ってみようか。」
「いや、大袈裟な・・・。」
「大袈裟じゃないさ、あの時だって達也を攫う為に大の大人を10人も動員して無理矢理拉致ろうとしていたわけだし。」
あの時は、私も傍に居たわけじゃなかった上、偶々近くにいた元造さんや父の友人が救い出したから何とかなったものの、そうじゃなかったらどうなっていたか。少なくとも犯人は氷像に変わる事だろうし。とはいえ、達也に対する身辺警護を実施するのかというと、それは行われなかった。寧ろパトロールを強化していくと警察が話していたからだった。
入学編にようやく突入。
しかし、先は長いです。次回の投稿もなるべく早くにしたいのですが、今月は何時もと生活リズムが狂っていて、身体の疲れがドーンと来ているのですよね。
(折角書いた文書を全削除するという凶行に出てなんとか復旧したぐらいに)
なので、亀投稿していきます。暫く銀河連邦と関わる話は無いと思います。