あれから・・・ジオノーシスの戦い以後、私たちはその身を戦場に置かず咲那の鍛錬を優先させた。
ジェダイナイトとなった私も、先の戦いで多くのジェダイが闘技場で戦死したこともあって戦場に出向かなくてはならなかった。しかし私は、出立を可能な限り遅らせ、その間咲那の修練に付き合った。マスターレヴィナスとマスターヨーダも手伝ってくださり、ライトセーバー戦ばかりはまだ素人ではあるが、フォースの扱いは一人前に辛うじて仕上げた形となった。それでも、期間が短い為、復習は必須として咲那に課して、部隊を率いて戦場に向かった。
私の担当は、先の大規模戦闘が行われたジオノーシス星系周辺。
といっても、地上戦よりかは艦隊戦の方が多い状況だった。
ジオノーシスを守るように分離主義勢力のクルーザーやらバトルシップやらが集まってきての大激戦状態。艦隊戦に制宙戦にヴェネター級スタークルーザーとアクラメーター級アサルトシップの大艦隊で当たるという異常事態。
多くのジェダイマスターとジェダイナイトが艦隊を指揮する中、私もその戦場にいた。
新米のジェダイナイトが率いていいようなものではないのだけど、私は必死に対応した。
一進一退の攻防戦の末、惑星ジオノーシス周辺の星系から分離主義勢力を追い出し、前線基地の設立には成功した。
とはいえ、一連の大規模戦闘で多くのスタークルーザーが撃破され、ジオノーシス周辺の宙域には多くの敵味方のスタークルーザーの残骸が漂う結果となった。
斯くいう私の指揮していたスタークルーザーも激戦の損傷と地上対空砲による砲撃が原因でエンジンをやられてジオノーシスに墜落した。
私のスタークルーザーの周囲にも数隻のスタークルーザーが墜落し、ジオノーシスに墓標のように落ちたわけだけど、私が乗っていた艦は辛うじてその原型を保ったまま墜落していた。
指令要員や操縦要員の多くが戦死した艦橋で私は目を覚ました。
「・・・っ!?はぁ、気絶していたのね。」
墜落の衝撃で床に頭を強く打ち付けていたのか、少し頭から出血していたけど私は直ぐに行動を開始した。全身が痛む中、提督やパイロットたちを一人一人確認していった。
「・・・・・駄目ね。もう。」
殆どが事切れていて、中には辛うじて生きていた者も、私を見て無事である事に安堵したのか私の膝の上で息を引き取っていた。
「殆どが逝ってしまったのね。」
幸か不幸か、幸いにしてドロイド軍が直ぐには来る事が出来ない分離主義勢力の基地からかなり離れた場所に墜落していた。
とはいえ、ほぼ全員戦死という事実が私にとって精神的に大きなダメージだった。
ついさっきまで話していた仲間が一瞬にして死んでいるのだから。
艦橋から格納庫へ続くエレベーターも壊れている為、中からロープを伝って飛び降りて格納庫に向かう。
格納庫に着くと、驚くべき光景があった。
キャプテンやコマンダーが負傷しながらも、辛うじて生き残ったトルーパー達を手当てをして対応をしていたからだ。
エレベーターホールから降りた私は彼らの元に向かった。
向こうも私に気付いていた。
「将軍!ご無事ですか!?」
「ええ、少しはね。」
上陸戦を想定していないとはいえ、万が一としてそれなりにトルーパー達も搭乗していた。
その指揮官としてコマンダーブレイブが此処にいた。
彼は墜落するという艦内放送の後、格納庫のトルーパー達をLAATやウォーカーの中に入れたり、休憩室の座席でシートベルト固定するなど対ショック態勢を整えていたから助かっていたのだ。
私は、頭の傷の手当てを衛生兵にしてもらい、その後指示を出した。
「ブレイブ、動ける者は早急に支度を済ませて。この艦から離脱します。」
「しかし、動けない者はどうしますか?」
成るべく他者から見つからないようにバラバラにするように指示を出し、ある程度の10人以下のグループごとに艦内に散らばした。
更に周囲に墜落したクルーザーからも生存者を集め、墜落したクルーザー群を一望できる高台に登った。
「将軍、食料と医薬品ですが、凡そ2週間分しか持ち出せませんでした。」
「十分よ。その間に救援は来る。此処に落ちる前に救難信号をコルサントに発しておいた。誰かしら必ず気付く。」
「本当ですか!?」
「ええ、ただ・・・救難信号に分離主義勢力も気付くはずだ。だから、・・・・・戦いになる。」
クルーザーの外に出て集まった無事なトルーパーは全員で152名。1人のコマンダーと3人のキャプテンが居り、それぞれのグループで固まって指揮を取ってもらっている。
幸運なことに上級偵察部隊トルーパーと上級偵察コマンドーが複数人居たため、周辺の偵察警戒に出てもらっている。
周囲10km圏にドロイドの姿が確認されない状況で、クルーザーに残っている負傷者達をこっちの高台となっている渓谷の洞窟に移動するよう、各チームに指示を出した。
最初から一緒に移動すれば良かったと思われるが周辺の安全が取れないままの大移動は万が一の時に負傷者たちが足枷になりかねなかったからだ。
満足に動けるだけでも150人弱、負傷して動けないトルーパーが100人超となれば多少時間を掛けても安全確保した上での移動が必要だった。
墜落した日は、複数ある洞窟でトルーパー達と一夜を明かした。
いつ来るか分からない援軍と敵に警戒しながら・・・・・・
あれから数日経ってから
周囲の警戒をしていた上級偵察コマンドー達が帰ってきた。
それに伴い上級偵察部隊トルーパー達も戻って来た。
「状況は?」
「ドロイド軍の部隊を確認しました。数は凡そ1個大隊。墜落したクルーザーの確認でしょう。」
「AATタンクも確認しています。下手すれば、救難信号発信機がやられる可能性も・・・・・」
「いえ、墜落の衝撃で発信機は破壊されていたわ。」
そう、負傷者を運び出す際に確認したのだが、発信機は破損していた。墜落の衝撃が強かったこともあってひしゃげてあったのだ。配線コードは何とか生きていた為、簡単なSOSコードを送る分の電力はあったものの、今は喪失していた。
「そうでしたか・・・。しかし、奴らの目的は此処では?」
「幸い、砂嵐が迫ってる。若しかしたらやり過ごせるかもしれない。」
「迎え撃たないので?」
「負傷者を見捨ててはおけない。戦う時は、・・・あそこの砦が良さそうね。」
そう言いながら指差した方向には、砦として役に立つ岩壁が外側にそそり立ってあった。こちらが登ってきた壁とは反対側にあるが、十分防壁として役に立つ。
「確かに防壁として役に立ちますが・・・それでは反対側が・・・。」
キャプテンメイヴの言い分の確かなことだ。回り込まれて登って来る可能性はあった。
だから私は、
「退路は、潰すしかないわ。そうでもしないと生き戦い続けることは出来ない。」
「背水の陣ですか。・・・面白くなってきましたね。」
「諸君には死力を尽くしてもらうしかない。私もブラスターで戦うけど・・・」
「けど?」
ブレイブが困惑しながら聞いてくる。
「あまり上手くない・・・・・・。」
そう言うと、ブレイブたちは固まってしまった。そして、フッと笑い、
「・・・・・・将軍、戻ったら射撃練習をしては?」
「そうする。」
笑うコマンダーたちを私は顔を紅くしながら言った。
「イグニス、スナイパーを集めて。砦の上で警戒を」
「了解です将軍。」
「メイヴ、武器弾薬の確認を。」
「はい、将軍。」
双眼鏡で、墜落現場を確認すると報告にあったドロイド1個大隊がクルーザーを取り囲んで何か調査をしていた。
どうやら、瓦礫やら何やらに挟まって生きていたトルーパーや身を潜めていたトルーパーもいたようで、その一つのクルーザーの残存兵力とドロイド大隊が交戦を開始した。
「将軍・・・・・・。」
スナイパーの言いたい事は分かっていた。助けるべきなのかもしれない。しかし、その為にこの場にいる全員を危険に晒すのかと問われたなら否と答えなくてはならない。
「耐えて、この場から行って援護は出来ない。共倒れする可能性が高い。」
「っ、クソっ。俺達は見ていることしか出来ないのか・・・・・」
遠くで戦っている仲間を、兄弟を助けたい思いは私にも伝わっていた。だから、私はこの絶壁にザイルを設置するように指示を出し、此処の指揮をブレイブに任して分隊を率いてドロイド大隊の注意が向いていないクルーザー内の探索に向かった。
数人でも多く助けることを優先した結果だった。
だが、トルーパー達に艦内で生き残った生存者たちをブレイブのところに誘導していた時、攻撃を受けていたクルーザーが連鎖爆発していた。
残存兵力の猛烈な抵抗にドロイド軍は、ヘイルファイア級ドロイドを呼ぶことによって遠くから放たれたミサイルによる攻撃を受けた、大破損傷を受けたクルーザーは、大きな振動に大きく揺れ、使用されていない未使用砲弾など燃料などに引火、クルーザーの中にいたトルーパー達は勿論、ドロイドも外を包囲していたドロイドも纏めて爆風に巻き込まれた。
その光景を目の当たりにして、私は早々に他の攻撃を受けていないクルーザーから離脱してブレイブ達がいる砦へとトルーパー達と共に再び向かったのだった。
コルサントでは、ジオノーシスへの攻勢を仕掛けていた艦隊が壊滅した報を受けて、艦隊の再編と誰がジオノーシスに向かうかを取り決めていた。
其処に、ジェダイナイトシオン・クジョウからの救援要請にジェダイマスターレヴィナスが動いた。救援故に艦隊の再編中に着き、出せる戦力はそこまで多くはなかった。
しかし、レヴィナスはスタークルーザー15隻を動員して一路ジオノーシスへと向かっていた。
理由は、その救援要請の通信が繋がらず、再編中に通信が切れたからだった。
コルサントからジオノーシス宙域までハイパースペースで向かって凡そ80分程度。
到着してレヴィナスは目を疑った。
宙域には共和国宇宙軍のクルーザーや分離主義勢力のクルーザーなどの残骸が漂っていた。しかも優に100隻は有ろう数のクルーザーがだ。
報告は受けていたが、ジオノーシス宙域での戦闘がこれほどまでに激しいとは思ってもいなかったのだ。
「将軍、いかがしましょうか?」
「ジオノーシスに偵察を出したいところだが、墜落したと思われるクルーザーの位置を割り出せるか?」
「時間が必要です。」
「早く行え。時間との勝負だ。奴なら、多くのトルーパーを抱えているだろうな。」
「クローンとは言わないのですか?」
「兵士は兵士だ。例え生み出されたとしてもそれぞれに意思がある。お前もそうだろう?」
艦橋にいたトルーパー達は皆顔を見合わせた。はっきり言ってしまえば自分らは消耗品と言われる事が無くは無い。だがこの将軍は、彼の代わりは無いと言ったのだ。
「それに、シオンも同じだ。どのトルーパーも無碍にはしない。それぞれを尊重し一人の人間として見る。だからだろうな、彼女の元にトルーパー達が集まる。」
そう言いながら、ジオノーシスを眺めていたレヴィナスはフォースを使って何処にいるのか探し出した。
艦橋要員も墜落するであろう場所を探す為にジオノーシスの天体画像を宙域から航空隊を使って写真を撮っていった。
その時、宇宙からでも分かるような爆発閃光を彼らは見た。
「将軍!」
レヴィナスも分かった。そしてフォースで感知した。爆発するクルーザーとドロイド軍、周辺の山岳に籠るトルーパー達を見つけたのだ。
「行くぞ!クルーザーは降下!ガンシップ隊は出撃準備!航空隊はガンシップ隊を援護せよ!」
「「「了解!」」」
レヴィナスは、艦橋を出ながらそう言うと全要員が即座に動き出した。
警戒の為、10隻のクルーザーを宙域に待機させ5隻で墜落地点へと降りて行ったのだった。
一方その頃、シノノメとトルーパー達はというと、此方に逃げてきたトルーパーの援護の為にドロイド軍と戦闘が始まっていた。
千を超えるB1バトルドロイドと500を超えるB2スーパーバトルドロイド、DSD1ドワーフスパイダードロイド、トライドロイド、ドロイドコマンドーを前に苦戦を強いられていた。
「イグニス!無理しないで!」
「大丈夫です将軍、此方はっ!」
「うわぁ!?」
「一人やられた!」
「後ろに下げろ!戦える奴は上がってこい!」
コマンダーブレイブが指揮する中央とキャプテンイグニスとメイヴが指揮する左陣と右陣。
しかし、彼らは無事だったとはいえ何かしら墜落の衝撃で負傷している。
後方で手当てを受けているキャプテングレイプも、足を骨折しており立っては戦えない状態にあった。
全員が全員戦える状況では無い中で負傷者は増えるばかりで敵の猛攻は激しくなるばかり。
トライドロイドは、ロケットランチャーを持ったトルーパーが有るだけの弾を使って撃破していったがそれでも5体も残り、砦を攻撃していた。
戦えるトルーパーが50人以下に成り出した頃には、左翼のイグニスが負傷し、ブレイブが指揮を受け継ぐもメイヴも負傷してしまい、右翼が突破されかかっていた。状況は最悪。戦える兵士も少ない。斯くいう私もブラスター弾きをしているけど、とてもじゃないけど捌ききれない。肩に1発当たっているし、立っていることもやっと、という状態。
最早これまでと思って私は、崖から降りて彼らに言った。
「援軍は、・・・・・・間に合わなかったようね。」
「・・・・・・・・。」
「せめて、共和国軍としても、ジェダイとしても恥じぬ戦いぶりを奴らに見せつけようか。」
「はい、将軍。・・・・・・将軍」
「何?ブレイブ。」
「将軍と共に戦えて、光栄でした。」
そう言うブレイブはヘルメットを取り、敬礼してきた。
他のトルーパー達もヘルメットを取って敬礼する中、私は
「私もよ。貴方達のような兵(ツワモノ)と戦えてよかったわ。本音を言えば、もう少し行きたかったけどね。そうは言ってられない。」
ライトセーバーを手に、腕を振り上げ、
「お前たちと共に最後まで戦うぞ!」
雄叫びの如く、そう声を張り上げると彼らトルーパー達は、己の負傷も関係なく立ち上がり鬨の声を上げた。
まだ戦えると、俺たちはまだやれると、戦いが俺たちを呼んでいると。
私は、封鎖していた岩をフォースで取り払った。砦への唯一の道にバトルドロイドの集団が殺到した。抜け穴があるぞ!と。
しかし待ち構えるは、負傷しながらも200名以上のトルーパー達。
ブレイブとイグニスとメイヴ、グレイプが指揮しつつ、ブラスターライフルの銃火が容赦なくバトルドロイドに襲い掛かった。密集していれば敵う者無し、正確で無慈悲にバトルドロイドに襲い掛かり、次々にB1、B2のバトルドロイドが撃破されていく。ドロイドコマンドーにはARCトルーパー達と共に私が斬り込んだ。
ヴァイブロソードを持ったドロイドコマンドーコマンダーが複数体居たが、前進するトルーパー達の部隊に注意が向いた瞬間にライトセーバーで斬り伏せた。しかし、奴らは普通とは違う。例え真っ二つになっても活動することがある。そういうドロイドコマンドーには、トルーパーがブラスターライフルで確実に頭を狙って撃ち抜いていく。
私にとっては有難いことだった。先頭を行き、前だけを進む私に部隊は着いてきてくれている。私が止まれば部隊は止まり、全滅するかもしれない。しかし、この時だけはこの急造の部隊は百戦錬磨の精鋭部隊の如くに見えた事だろう。
的確に容赦なく撃破していく彼らのおかげで、しっかりとした彼らの援護のおかげで、私も戦いやすかった。が、それは長続きしないことも分かっていた。AATタンクのヘヴィブラスターキャノン攻撃に数人のトルーパーが戦死したり、バトルドロイドのブラスターにやられたりと危機的な状況に陥っていた。
分かっていたことだ。故に、彼らに共に戦い続けてくれた感謝をしつつ再びに斬り込み行こうとした時、ARFトルーパーの一人が崖上から叫んだ。
「来たぞ!援軍が到着した!!」
そう叫んだと同時に、RTL-B Yウィングスターファイターの編隊が低空飛行にて飛来。
砦周辺のドロイド軍に爆撃をしていった。
6機1編隊のYウィングスターファイターが5編隊となって飛来し絨毯爆撃をしていくのを胸の空くような気持ちで見ていた。
漸く来たかと歓喜に溢れるトルーパー達。
周囲のドロイド軍の大半を撃破された時に、マスターレヴィナスが30機以上のLAATガンシップを連れてやってきた。目の前にガンシップが降り立ち、マスターが言った。
「帰る船が欲しいだろう?」
傷だらけになった私に対して、マスターはそう言った。
「はい、マスター!」
「負傷者を先に連れてくるんだ。全員残らず帰るぞ!」
「「「「了解!!!!」」」」
強襲用ガンシップだけでなく、負傷者を後送する為の医療用ガンシップに重傷者を乗せていき、負傷者たちをブレイブ、イグニス、メイヴ、グレイプが手を貸しながら他のガンシップに乗せていった。
「よく持ちこたえたな。」
「・・・・・・・」
「紫音?」
私は、マスターに寄り掛かったまま事の成り行きを見ていた。けど、疲れと負傷から寄り掛かったまま気を失った。もとい寝たとも言う。
その光景を見ていたブレイブがレヴィナスに話しかけていた。
「レヴィナス将軍、クジョウ将軍を頼みます。彼女が居なかったなら我々は・・・・・」
それ以上は話さなかった。レヴィナスも分かっていた。短い戦闘だったわけじゃない。
宙域戦から墜落し残存兵力を率いての連激戦は、初めての経験だったのだろうと。
「ああ、任せろ。・・・さあ帰ろうか。」
レヴィナスは、シオンを横抱きすると最後のガンシップに乗り込みジオノーシスの大地を後にした。そして、クルーザーに戻り負傷したシオンを旗艦のバクタタンクに入れて艦隊は宙域待機させていた10隻のクルーザーと合流し、コルサントへの帰路に着いたのだった。
今回の戦闘は、歴史に刻まれた数ある艦隊戦の中の一つとなった。
第1次ジオノーシス宙域戦の激しい戦闘は、両軍共に多くの犠牲者を出した。
艦隊戦という名のガチンコ勝負の末、ジオノーシス周辺に前線基地を設営に成功した共和国軍は、そこを拠点にジオノーシスへの次なる激戦を繰り広げるのだった。
ジェダイナイトのシオン・クジョウは、ジェダイ聖堂の医療班診療所(通称癒しの間)に収容され暫く療養をしなくてはならなかったのだった。
評議会は、今回のクジョウの行動を賞賛していた。多くのトルーパー達と共に戦い帰って来たことだけではないからだ。なんと彼女は、ジオノーシス軌道を周回しドロイド工場のある基地をある程度の場所の目星をつけていたのだ。この情報を持ち帰ったことにより、次なるジオノーシス侵攻戦における攻撃目標をそれぞれ決めるに当たって非常に助かる仕事をしたからだ。
尤も、彼女への労りも欠かせなかった。マスターレヴィナスを筆頭にマスターヨーダ、マスターケノービと多くのジェダイマスターが訪問していた。咲那が付きっ切りで居たことも有って、咲那は癒しの間で癒しのフォースを体得していた。
彼女が癒しの間で療養している頃、レヴィナスはヨーダと会話をしていた。
先のジオノーシス戦で会ったドゥークーについてだった。
「マスターヨーダ、少しよろしいですか?」
「レヴィナス。何用で此処に来た?」
「ヨーダは、あの時のドゥークーをどう思いますか?」
あの時のとはどの時か?
それは、初めて分離主義勢力と共和国軍がぶつかった第1次ジオノーシス戦で、戦場から離れた場所に逃亡したドゥークーを追ってオビワンとアナキン、後からヨーダ、レヴィナスがドゥークーとライトセーバーを使って戦った時のことだった。
「どう?とはどういうことじゃ?」
「あの、ドゥークー・・・・・恐らくですが、別人の気がします。」
「どういう事じゃ?」
「最後に会った頃のドゥークーと今回会った時のドゥークーが違いすぎるのですよ。人が変わるとしても変わり過ぎだ。ダークサイドの力を得たとしても奴のフォースが根本から変わることは有り得ない。何より、フォースの波動が異なっていた。似せているようにも思えますが・・・・・」
「フォースは変わることもある。ダークサイドのフォースの手に入れたのじゃ、じゃが、根本のフォースの真意まで変わる事は無い。それは特殊な事例じゃ。本当に変わっていたというなら、あのドゥークーは誰じゃ?」
「そこが問題なのです。オーダーから離れた時に見送ったのは確かに私ですが、彼は違うと確信しています。間違いなく、ダース・ティラナス、ドゥークー伯爵とジェダイマスターのドゥークーは全くの別人であると考えられます。・・・・・いくら何でも信じられない。」
「ふーむ」
ヨーダは深く考えた。もし、あのドゥークーが偽物なら本物は何処にいる?
ダークサイドの力がドゥークーを隠しているようだった。レヴィナスは、ある一つの仮説に辿り着いていた。
度々、ドゥークーが会っていた人物は誰であるのかレヴィナスは、分からなかった。だが、ダークサイドにヨーダ以上に敏感なレヴィナスは、ドゥークーが会っていた人物が表世界にも出ていた可能性がある事を確信していた。気配があまりに似すぎている人物が表世界にいたからだ。だが、明確な確証が得られない間は答えを出すべきではないとも判断していた。
故にレヴィナスは、ドゥークーの動向と昔に彼と飲み明かした時にお互いに渡し合ったキーホルダーを頼りに本当のドゥークーを探すことにしたのだった。
本作のドゥークーは・・・・・・ネタバレになるのでまだ・・・・です。
紫音が初陣を飾りました。
戦闘描写が難しい、クローンウォーズを見ながらそれっぽい感じにしていますけど、やっぱり難しい。後、トルーパー達の性格決めて行かないと・・・・・
ある程度は決まっているのですが、それは指揮官クラスだけなのでどうしようか迷いながら執筆していきます。