剣士の帰還、ジェダイとなって調和を齎さんとす   作:アトコー

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第4星 ジオノーシス地上戦 本格侵攻

 

 

 

先のジオノーシス宙域戦から身体を休め療養して、その後もマスターとの修行に励みながら咲那の面倒も見て。あれからそれなりに時間が経っていた。

 

共和国は遂にジオノーシスに出来た新たなドロイド工場攻略の作戦に動き出しつつあった。

 

惑星ジオノーシスへの大攻撃作戦は惑星のあちこちが戦域となる。

その中で、ドロイド工場攻略の足掛かりとして先ずはドロイド工場を覆うシールドジェネレーターのある施設へ向けた攻撃だった。

 

ジェダイマスターのオビ=ワン・ケノービ、キ=アディ=ムンディ、ルミナーラ・アンドゥリィ、レヴィナス、ジェダイナイトのアナキン・スカイウォーカー、シオン・クジョウ、パダワンのアソーカ・タノ、サナ・タチバナ、ユウキ・ナオエと言った多くのジェダイ、ジェダイパダワンを投入した大作戦だった。

 

緒作戦の主力を担うのはマスターケノービとマスタームンディ、マスタースカイウォーカーとパダワンのアソーカの3部隊。

 

他は主力部隊の支援任務だったが、実際は敵大部隊の誘引。つまりは囮だった。

主力艦隊から離れた戦隊は、ジオノーシスの大地にアクラメーター級アサルトシップを降ろし地上戦力を展開していった。

 

その他の上空にヴェネター級スタークルーザーやアクラメーター級アサルトシップが各所に展開しながら交戦を開始していた。

 

私の隊は、戦闘機隊と爆撃機隊の混成中隊が、目的の地点にいるドロイド軍を蹴散らしその間にガンシップ隊とキャリアー隊が緊急展開。

激しい対空砲火に襲われた3部隊とは違い、対空火砲(ジオノーシアン・ソニックキャノンや半自動型プロトン・キャノン等)を確実に撃破していき、ガンシップ隊に敵機を1機として戦闘機隊が寄せ付けなかった。

 

 

 

 

 

尤も、此方の世界でもどの隊にもフラグ回収の早いトルーパーが居たとか居なかったとか。

 

 

 

 

 

 

撃墜率の高い本隊と違って何故此処まで損耗率が低いか。

それは、ジェダイナイトクジョウが考案した強襲作戦での段取りにあった。

支援任務を行うに当たっての指示はマスターレヴィナスに代わって一任されていた。

 

第一段階、上空よりクルーザーによる対地攻撃。

見える範囲に展開している敵部隊をクルーザーのレーザーキャノンやプロトン魚雷による集中攻撃で絨毯爆撃していくというものだった。

 

第二段階、戦闘機隊による制空権の確保及び爆撃機隊による地上爆撃

ガンシップ隊やキャリアー隊が安全に展開する為にも制空権の確保は必須である為であり、爆撃機隊は、LR1Kソニック・キャノンやヘルファイアドロイドを見つけ次第最優先で撃破、若しくは反復攻撃を行った。

 

そして第三段階としてガンシップ隊、キャリアー隊による地上展開である。

キャリアー隊はAT-TEウォーカーやTX-130Tセイバー級ファイタータンクを輸送。

重強襲型自走式戦車A6ジャガーノートはTX-135セイバー級ヘヴィタンクを伴って安全を確保したまったく違う場所でアサルトシップから集合地点まで移動し合流した。

 

「クジョウ将軍、全隊集結完了しました。」

 

「ドロイド軍は敗走。此方の態勢は整いました。」

 

コマンダーのブレイブとキャプテンのイグニスから報告を受けると、

 

 

「分かった。マスター」

 

私はホログラム通信でマスターレヴィナスに連絡を取った。

 

『分かった。クジョウはタチバナと共に戦力を抽出し機甲部隊を伴ってマスターケノービ隊の支援に当たれ。』

 

「・・・厳しい状況ですか?」

 

『ああ、3人ともバラバラでマスターケノービしか集結地にいない。ムンディもスカイウォーカーも散り散りだ。』

 

「分かりました。ブレイブ、行くよ!A6ジャガーノート3両、ヘヴィタンク12両による機甲部隊で前進する!」

 

「了解しました、将軍。野郎共準備はいいか!」

 

ケノービ隊支援の為、私はマスターレヴィナスが指揮する支援本隊から離れてコマンダーブレイブが指揮する連隊と共に移動を開始した。

トルーパー達をジャガーノートやヘヴィタンクに乗せての移動だが、この移動に爆撃機隊や戦闘機隊の支援は無い。では、対空迎撃はどうするのか?

そこでヘヴィタンクの出番だ。

セイバー級ヘヴィタンクは、共和国グランドアーミーがロザナ社に注文した重武装型対空戦車であった。

レーザーキャノンなどブラスター兵器の多い中でヘヴィタンクは、実弾の方が多かった。

150mm連装砲に2基の8連装プロトンミサイルポッドを装備、加えて唯一のブラスター兵器としてミディアム・ツイン・レーザー・タレット が1基装備されている。

だが、移動はリパルサーリフト式ではなく、キャタピラ式である為、既存のソレよりかは遅い物の、A6ジャガーノートの速度に追いつける為、一部で運用され出している兵器だった。

 

「行くよ、サナ」

 

サナ・タチバナは、タトゥイーンで見つけてから私がジェダイナイトに昇格するまでは、ジェダイイニシエイトと同様の扱いだった。しかし、ジオノーシス宙域戦を機にジェダイナイトに昇格すると、マスターレヴィナスは、サナをパダワンにするようにと伝え、私が了承した。

私みたく卓越した戦闘技能があるわけでも無いサナだけど、戦場への理解と経験の為に共に此処に来ていた。

 

私のパダワンを指揮官車となるジャガーノートに押し込んでから部隊は進軍を開始した。

岩石というより砂漠の多い惑星、15両の機甲部隊が魚鱗形陣で戦場へと突き進む。

上空から10機のLAAT/iガンシップが兵員を乗せて追いかけていた。

 

状況はホログラム越しにユラーレン提督の話で、スカイウォーカー隊とムンディ隊が合流したものの、ケノービ隊が敵に包囲され危機に陥っているという状況だった。

 

 

「此方からも支援機を送ります。スカイウォーカー隊とムンディ隊に航空支援を割いてください。此方はこのまま突っ込みます。」

 

「分かった。丁度攻撃隊の数も揃ったところだ。」

 

40機以上の爆撃機が3隊の支援の為に上空を飛び、ヘヴィタンクとジャガーノートは包囲されつつあるケノービ隊のウォーカーとガンシップを捉えていた。

 

「全車突撃せよ!射程に入り次第、各個攻撃開始、AATを優先的に迎撃せよ!」

 

ヘヴィタンクが150mm連装砲からAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)を装填、撃ち出していた。ジャガーノートはヘヴィ・レーザー・キャノン・タレットやレーザーキャノンを撃ち出し、ドロイドの集団やジオノーシアンを範囲攻撃で撃破していった。

ある程度集結地に接近したところで私たちは各車両の兵所から出て集結地に前進した。

 

「行くよ!総員、敵を撃滅せよ!」

 

ライトセーバーを手に持って走り出す私の後をブレイブ達トルーパーが追いかける形ではあるが、皆真剣そのものであり、私が先行く時この部隊は何故か変貌した部隊となっていた。

欠けることなく突き進むこの部隊を止めようとドロイド軍が立ち塞がんとしても空陸一体の攻撃により阻める者なく、先の激戦を共にしたトルーパー達が多く所属していることもあって、彼らは突き進んだ。マスターケノービの隊に襲い掛からんとする新手のバトルドロイド部隊をクジョウ隊が間に入って叩き潰したのだ。

それは文字通り。

ジェダイナイト、シオン・クジョウを基幹としてこの部隊は成り立っていた。

しかも、敵装甲戦闘車両を機甲部隊が撃破していき、上空から増援のキャプテンイグニスが率いる部隊も合流してでの戦闘は、決して易しいものではなかった。

クジョウは、ブラスター弾きを中心とし、ドロイドの撃破をトルーパー達に任せたのだ。

接近戦に至らない戦いの場合、コマンダーに一任することが多いのだが、クジョウはこれに当てはまらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

クジョウ達が突入する十数分前に、ユラーレン提督に通信が入っていた。

アナキンがムンディと合流を果たし、ファイターによる航空支援の元、オビワンの元に合流しようとしていたのだった。

 

「オビワンが危険です。直ぐにファイターの派遣を」

 

「丁度いい、スカイウォーカー将軍。此方も揃ったところだ。それにクジョウ将軍の部隊も支援に向かう。」

 

それが十数分前、そして同時刻のケノービ隊は危機に晒されていた。

集中して受ける敵の波状攻撃に負傷者ばかりが増え、方陣の一部が突破されようとしていたのだ。多くのトルーパーがコマンダーコーディと共にオビワンを守るようにブラスターライフルを撃ちながら応戦していた。

 

「撃て!撃つんだ!羽根虫共を一掃しろ!」

 

「くたばれ、羽根虫共!」

 

オビワンも、救援が間に合わなかったと同時に最早これまでかと覚悟を決めライトセーバーに手を伸ばし、刃を出現させるとトルーパーが叫んだ。

 

「来たぞ!援軍が到着した!」

 

その叫びと同時に3方向から飛来したYウィングスターファイターの中隊による爆撃を受け敵は壊走。更にクジョウ将軍率いる機甲部隊の到着とクジョウ自ら包囲を外側から食い破りトルーパー達と共にジオノーシアンを撃破していった。

そして、援軍の爆撃に乗じて、アナキン、ムンディ、アソーカも合流を果たした。

航空支援による爆撃により、多くのドロイド軍を撃破し、ジオノーシアンを壊走させた後、コマンダーブレイブと共に私もオビワンの元に集まった。

 

「救援感謝する、シオン。」

 

「いえ、そちらの状況は此方も把握していましたので、支援戦力はほぼ全軍の余力を持って現在マスターレヴィナスの指揮の元、進軍中です。」

 

その知らせ、オビワンたちは驚いていた。多大な被害を出した本隊と違って支援部隊はあまり被害を出さずに敵を蹴散らしていたというのだから。

 

「マスターレヴィナスとは連絡は着くか?」

 

「いえ、現在、マスターの支援部隊も近隣の大規模軍基地の侵攻の真っ最中です。事実上の此方の支援戦力は私たちだけとなります。」

 

「そうか。」

 

ケノービ隊の被害が大きいこともあって、即席の作戦が組まれることとなった。

敵のシールド発生装置を破壊する為にAT-TEウォーカーを使うのだが、ジェダイナイトのアナキンとパダワンのアソーカの2隊によるスカイウォーカー隊がシールドを突破して敵の重砲を無力化するというものだった。

そして、ジェダイマスタームンディが本隊を率いて制圧に当たるという作戦だった。

その作戦に陽動はもはや意味を為さない。が、AT-TEウォーカー4両の砲撃支援としてA6ジャガーノート1両とヘヴィタンク3両からなる機甲小隊3隊がこれに当たることになった。が、私はブレイブに指示を出し、5個小隊を出してスカイウォーカー隊の支援に当たらせた。つまり計7隊がシールド発生装置防衛部隊と交戦し重砲を無力化に動くというわけだ。

 

「シールドジェネレーターの破壊にかかろう。アナキン、敵のシールドの中に潜り込み敵の砲座まで接近しスキャナーに目つぶしを与えろ。その隙にタンクで破壊する。

その後、マスタームンディがガンシップで本隊を率いて突入する。」

 

「見事な戦術です。マスター」

 

オビワンが出した戦術に賞賛するアナキンだが私はそれに付け加えた。

 

「マスターケノービ、マスタースカイウォーカーの潜り込みを支援する為に5小隊を回します。易々とは通してくれないでしょうからね。」

 

「ふむ、行けるのか?」

 

「ブレイブ、生きの良い小隊5隊を選抜して。」

 

「とは言われてもですね。何処も生きの良い奴らですから・・・。」

 

「任せるわ。私はタンク前進支援としてジャガーノートとヘヴィタンクを3個小隊にして複数個所よりシールドを突破して突入、攻撃の楯になります。」

 

「大丈夫なのか?それで。」

 

「少なくとも作戦の成功率を上げる為ならこれぐらいはしないと。ただでさえ、トルーパーの戦死者が多く出ているのだから。」

 

「ふむ、シオンの案も利用しよう。取り掛かってくれ」

 

 

そうして各隊準備完了に伴い出撃を開始。AT-TEウォーカーに先立って機甲小隊が全歩兵小隊よりも先に現場に到着、砲火に晒される結果となったが、敵の砲火によってヘヴィタンクの装甲を撃ち抜かれることは無く、むしろ連装砲の榴弾砲撃を受けて飛び散っていた。

機甲小隊に攻撃が集中したこともあって各歩兵小隊が前線を突破、EMPグレネードにより、重砲を一時的に無力化したところでシールドを突破してきたAT-TEウォーカーとA6ジャガーノートによる砲撃を受けてシールド発生装置の大元が大破、シールド消失に伴いムンディ将軍が本隊を率いて登場を果たし、抵抗をある程度排した事によりジオノーシアンの降伏によって戦闘は終結したのだった。

 

しかし、戦いはこれで終わってはいない。あくまでドロイド工場を護るシールドを破壊したに過ぎないのだから。

負傷したマスターケノービとマスタームンディは治療の為、一足先に帰投。現場指揮はアナキンが引き継ぐ事となったのだが、私の支援任務も終了となった。

ブレイブに撤収指示を出し、サナにも同じように伝えた。

サナは戦場で戦うよりかは衛生兵に近い存在であったため、2人のマスターの治療も兼ねて一時帰投することとなった。

 

「それじゃ、そちらもご武運をアナキン。」

 

「ああ、助かった。シオン、そちらも気を付けて。」

 

機甲部隊と共に撤収することとなったのだが、行先は激戦状態となっているマスターレヴィナスの元にだ。

 

「ブレイブ、敵基地の状況は?」

 

「はっ、3方面からの攻撃を行っている状況ですが、後ろが岩壁ということもあって、重砲による基地の防壁破壊を試みているようです。」

 

「厳しい状況ね。」

 

「ええ。主力基地ということもあってか、規模が大きく波状爆撃を繰り返し行っているのですが・・・」

 

「とりあえず行くわよ。場合によっては乗り込むよ。」

 

私がそう言うとブレイブはイイ顔させて

 

「了解です。将軍」

 

 

ジオノーシスの戦闘は未だ混迷を極めていた。

アナキンとルミナーラが擁するトルーパー部隊がドロイド工場に攻撃を仕掛け、レヴィナスとクジョウ擁するトルーパー部隊がドロイド基地を強襲していた。

どちらも激しい戦闘になっていたが、一番の激戦地となったのはやはりドロイド基地の方だった。堅牢な防壁を構えたその基地を正攻法で攻略することは非常に難しい状況にあったからだ。

制空権を完全に抑えて尚、一日での攻略にはならなかった。

数多くの負傷者を出す中、私は一つある作戦を思いついた。

それは非常に危険な作戦だった。それをブレイブに話すと

 

「・・・非常に危険な作戦ですね。一歩間違えれば奈落に落ちかねない。が、やる価値はありますね。」

 

ある程度の賛同を得た上で私たちの機甲部隊はドロイド基地の背面にある岩壁の上にいた。

そして、パイロットやガンナー達に作戦の概要を話した。

 

作戦はこうだ。

A6ジャガーノートとヘヴィタンクを鎖で繋ぎ、高台の上から防壁となっている基地の壁を内側から攻撃しようってわけだ。

A6ジャガーノートを岩壁上で固定し、ヘヴィタンクを岩壁から下に向ける形で対応しなくてはならない。1両のヘヴィタンクを支えるのは10本の鎖のみ。危険と判断したら即座に撤収することも念頭に入れて作戦が組まれた。決死の作戦だが、彼らはやると言った。

 

「下で戦う兄弟たちの為ならこれぐらいやってのけますよ!」

 

「常套戦術でダメなら奇策を用いる。良いではないですか。」

 

各車両パイロットもガンナーも覚悟を決めて攻撃に参加した。

岩壁上からトルーパー達はロケットランチャーを使って援護しながら作戦は始まった。

 

ヘヴィタンクが岩壁をゆっくり沿うように下る姿はレヴィナスや下にいるトルーパー達からも見えていた。

なんて無茶をする!?と思いながらも今日の戦闘が始まる。しかし、始まりの砲声は岩壁を下りかけのヘヴィタンク10両から放たれた高速徹甲弾の発砲音から始まった。連装砲から放たれた砲弾は誤差10cmで寸法狂わず防壁にぶち当たり、表面に亀裂を生じさせた。

一点集中砲火により亀裂が応じた防壁を見て、レヴィナスはすぐさま指示を出した。

防壁から離れろ、と。

 

防壁付近の瓦礫に身を潜ませていたトルーパー達を咄嗟の判断で下がらせたレヴィナス。

命令を聞いて防壁から離れたトルーパー達にドロイド軍は攻撃を行わなかった。

いや、行えなかった。内側から攻撃してきたという事実にOOMコマンド・バトル・ドロイドは硬直していた。全くと言っていいほど動かなかった。様子がおかしいことに気付いたバトルドロイドが確認に行くと、頭部が吹き飛んだまま立っていたことに気付く。

だが、その確認に行ったバトルドロイドの機能もそこまでだった。

集中的に砲撃を受けた防壁にヘヴィタンク部隊は徹甲榴弾に弾種を切り替えて砲撃していた。容赦無く降り注ぐ砲撃に基地内のバトルドロイドの意識は前よりも後ろに向いていた。

それ以前に指揮系統が分断されたドロイド軍は共和国軍の敵ではなかった。

 

「今だ!重砲、集中攻撃!」

 

レヴィナスらがいる攻撃地点から離れた前線基地に待機してある20両のAV-7対戦車キャノンがレヴィナスと共にいるコマンダーインチーフが防壁への攻撃を指示した。

防壁を覆っていたレイ・シールドが破損したことにより、防壁の防御力が非常に低下。

重砲による一斉砲火を受け亀裂が走った防壁はいとも簡単にもろく破壊され、突入口が出来た。

 

「行くぞ!今日で終わらせるぞ!」

 

レヴィナスの叫びに呼応して周囲のトルーパー達が後に続いた。

基地に穴が出来たことで、クローン部隊が殺到し、崖上から砲撃による援護砲撃でドロイド軍基地は遂に陥落。FCC(前線司令センター)から増援を送り、基地を完全に掌握。

残存するバトルドロイドがシステムに組まれたままに戦闘を継続していたが、バトルドロイドの通信指令機器を基地司令部で破壊したことにより、周辺に展開する凡そ3万体のバトルドロイドの機能が停止したのだった。

崖上のヘヴィタンクは鎖を巻き上げながら上へ上へと上がっていく。

全車両が無事に役目を終えて基地に到着したのは、あの激戦から既に夜になっていた。

レヴィナスが許してトルーパー達は救援物資と一緒に持ってきていたお酒で酒盛りの真っ最中。

漸く戻って来た機甲部隊に労いを掛けながらレヴィナスは、シオンの元に向かった。

 

「よくやった。思いもつかない奇策で乗り切ったな。」

 

労いの言葉を掛けてくるマスターレヴィナスに私は

 

「咄嗟に考え付いたんです。ヘヴィタンクが有ってこそ出来たと思います。それに、・・・」

 

私は、宴会に参加していくトルーパー達を見ながら

 

「彼らのおかげです。」

 

「ああ、彼らがいなければこの任務の完遂は不可能だった。」

 

バトルドロイドを焚き木代わりにして大火になっているところを多くトルーパー達が取り囲んで酒盛りしているという異様な光景。

しかし、私はその光景を見ながら部下の労いに歩いていった。

 

 

 

 

 

 





今話のクローンウォーズ シーズン2の砲火を抜けてが元になっていますので、もし気になる方はそちらもどうぞ。

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