バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
「そう言えば、雪音」
「ん?何だ?」
「数学教えて」
「……嫌だ」
推しのクリスと一緒に帰宅しているオレは数学を教えてもらえないか、頼んでいた。
結果はご覧の通り、拒否されている。やはり、普通に頼んでもダメか。
う〜ん、どうしたものか……。
「随分と楽しそうだな。雪音クリス、紫牛尾」
「「?」」
突然、オレと推しのクリスの名前を呼びながら見知らぬ人がオレ達の前に現れた。
しかも、白いフードを被ってやがる。明らかに変なヤツだ、と、オレは思った。
後、声から察するに、コイツは男性で、若い声だから、年齢的に、オレ達と対して変わらない。何故だかわからないが、そんな気がした。
「……お前、誰だ?何で私達の名前を知っている?」
「何で?そんなの決まっているだろ?なぁ、ガリィ?」
「「!?」」
すると、男性の横に突然、水が現れ、そこからガリィが現れた。それを見たオレ達は驚く。
(な、何で
「こんにちは。シンフォギア奏者の1人と仮面ライダーさん。今日は仮面ライダーの方に用があって来ちゃった」
キラッ、と、まるで星が出るかのようにウィンクをするガリィの姿にオレはほんの少し、イラっと感じた。
コイツ、前会った時もそうだけど、ほんと、言動が一々、腹立つな……。
「?仮面ライダー?何だそれは?」
「……仮面ライダーは人々を守る、
ふっと、オレは推しのクリスの疑問に咄嗟に答えてしまった。
しまった、と、そう思うのも束の間、白フードの野郎はオレと同じデザイアドライバーを取り出した。
「って、何でお前がそれを持ってるんだよ!?」
「……そんなもの、決まっているだろ?俺はお前と同じだ」
そう言って、そいつは腰にデザイアドライバーを巻き、いつも間にか、マグナムバックルを取り出し、デザイアドライバーの右側をセットした。
〈SET!〉
待機音が鳴り響き、白フードの横に『MAGNUM』の文字が現れ、白フードは気だるそうに右手を胸から腹まで下ろし、マグナムバックルに手を置いた。
「変身……」
低い声で、リボルバーを軽く回し、グリップのようなトリガーを強く引いた。
バキュン!と、バックルから音声が鳴り響き、そこから赤い閃光のような無数の弾丸が現れ、それらがオレとクリスに向けられた。
「って、危ねぇ!」
「え、うわっ!?」
オレは咄嗟にクリスの身体を掴み、マグナムバックルから放された弾丸を避けて、
〈MAGNUM!〉
そして、無数の弾丸は白フードの横に現れた『MAGNUM』の文字に当たり、砕かれ、それらが新しく形を作り、白いアーマーに変化し、そのまま白フードの体に装着された。
それと同時に、彼の頭上からパンダのようなヘルメットが付けられた。
最後に〈READY FIGHT〉と、低めの音声が流れ、オレとクリスは立ち上がり、白フードが変身した姿にオレは驚いた。
「っ!?その姿は……!?」
白い顔、黒い耳。見た目はパンダのような顔だが、目が丸型と星型の左右非対称の目で、どこか、ダークな雰囲気を感じ、右手にはハンドガン状態の『マグナムシューター40X』が握られていた。
間違いない。アレは仮面ライダーダパーン・マグナムフォームだ。
オレが変身するバッファと同じ、『仮面ライダーギーツ』に登場する仮面ライダーだ。
「俺の名は
誰も名前を聞いてないのに、勝手に名乗りだした!?
「……さぁ、俺に撃たれる覚悟はできているか?」
最後に決め台詞を言いながら、銃をオレ達に向けながら構える。
フッ、コイツ、わかってやがるぜ。
などと、そんなくだらないことを思いながら、オレはある疑問が脳裏に
それは──
──いや、オレのライバル、ギーツじゃないのか!?
お久しぶりです。
リアルが忙しく、小説へのモチベが下がり、1作目の話が進めれず、息抜きで描いた、この作品のお気に入りがふっと気になり、見ると60を超えて、驚きのあまり、声が出ませんでした。
読者の皆様には感謝してもしきれない想いです。大変、ありがとうございます。
暫くはこちらを描かせていただきますが、また落ち着いたら、1作目の方に集中させていただきます。
それでは、これからもよろしくお願いします。