バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
正直、今回の話は、この作品にとって、今度、重要な話なので、いつもより力を入れています。
また、後書きにて、今回の話を簡単にまとめておきます。
……さて、前置きはこのぐらいにして、牛15、どうぞ!
「さぁ、始めようぜ。オレ達の戦いを……!」
「何が始めようぜ、だ!」
「やっちまえ!アルカノイズ!」
ガリィの指示に動き出すアルカノイズ達。
「いくぜ、クリス!」
「ああ!足を引っ張るなよ!牛尾!」
「りょーかい!」
それを見て、オレ達は軽口を叩き、アルカノイズの群に突っ込んだ。
「フッ!ハッ!オラッ!」
チェーンソー型であるゾンビブレイカーを乱暴に振り回し、オレはアルカノイズ達を次々と切り倒していった。
「〜♪」
一方のクリスは歌いながら、二つのハンドガンを巧みに操り、アルカノイズ達を撃ち抜いていった。
くぅ〜、戦いながら推しの歌を生で聴けるのは転生者特権だよなぁ!
そんな訳で、オレ達は順当にアルカノイズ達を倒していった。
そう。ここまでは、だ。
「調子に乗るなぁ!」
「ッ!?」
ダパーンのハンドガン──マグナムシューターから放される弾丸がオレに襲いかかり、咄嗟にオレはゾンビブレイカーを盾代わりにして、ダパーンの攻撃を防いだ。
やっぱり来たか!まぁ、そう簡単には済ませてもらえないよな!
そう思ったオレはゾンビブレイカーで反撃するも、ダパーンはそれをあっさり交わし、マグナムシューターで対応するがオレはそれをギリギリで交わした。
そして──
「ハッ!」
──ゾンビブレイカーで斬り掛かるも、ダパーンはそれを受け止め、マグナムシューターをオレに向けるが、オレはそれを体に当てないように手で抑えた。
暫く、鍔迫り合いになり、オレはダパーンに問い掛けた。
「お前、なんでキャロルの味方をしているんだッ!」
「決まっている!キャロルの望みを叶えるためだッ!」
叫び声を上げながら、ダパーンは片脚でオレの腹を蹴り、攻撃をモロに受けたオレは少し後退し、すぐさま、体制を立て直した。
〈SET!〉
突然、ダパーンのドライバーから音声が流れ、ダパーンが何のバックルをセットしたのか、オレは目でドライバーを見るも、驚いてしまった。
「!?それは……!?」
ブーストバックル!?なんでコイツが持ってるんだ!?
「“創世の力”を使って、俺は何度も“転生と時間の巻き戻し”を繰り返してきた!キャロルの望みを叶えるため!最悪な未来を変えるため!お前達、仮面ライダーを倒すために、何度も何度も何度も繰り返してきたんだッ!」
「──ッ!?」
まさか、コイツがブーストバックルを持っている理由って!?
オレが脳裏で仮説を立てる中、ダパーンは左側にセットしたブーストバックルのハンドルレバーを左手で回し、既に右側にセットされているマグナムバックルを右手で再度起動させる。
〈DUAL ON!〉
すると、ダパーンの左側に炎のエフェクトに、英語文字で『BOOST』が浮かび上がり、そこから赤い装甲が現れ、そのまま下半身に装着された。
〈GET READY FOR BOOST & MAGNUM!〉
〈READY FIGHT!〉
ドライバーから音声が流れ、ダパーンはマグナムフォームからマグナムブーストフォームへと姿を変えた。
それを見たオレはダパーンの次の攻撃に備えた。
「ハッ!」
「ッ、何のこれしき……!」
マグナムブーストフォームに姿を変えたダパーンはオレに近づき、接近戦を仕掛ける。
だが、オレはダパーンの拳をあっさり躱し、ゾンビブレイカーで反撃するも、ダパーンはマグナムシューターで、ゾンビブレイカーの刃部分に弾丸を撃ち込んだ。
「うお!?」
「ヤァッ!」
「ガハッ……!」
その弾みでオレは怯み、ダパーンはその機会を逃さず、拳をオレの顔に殴った。
その反動でオレはまた後退し、すぐに体制を立て直し、ゾンビブレイカーでダパーンに切り掛かった。
だが、その攻撃は当たらず、もう一度やろうとすると、また交わされ、そのまま腕と体を使って、間に挟み、オレの動きを封じた。
「その程度の攻撃で、俺に通用すると思うなよッ!」
そう言って、ダパーンはマグナムシューターをオレの腹に当て、弾丸を数発撃ち込んだ。
「ガッ、ハッ……!」
「牛尾!?」
「アンタの相手はわたしよ!」
「──ッ!?クソったれッ!」
攻撃を受けてしまったオレは、そのまま地面に転がり、それを見たクリスは駆けつけるも、
──ダダダダダダダダダッ!
「──ッ!?クソッ!」
弾丸の嵐がガリィを含むアルカノイズに遅いかかり、ガリィは咄嗟に、その場から離れ、残されたアルカノイズ達はそのままクリスのガトリング砲に当たり、灰と化して消えた。
ある程度、アルカノイズを倒したクリスは駆け足でオレに近寄った。
「大丈夫か!?牛尾!?」
「ああ、なんとかな……ちょっと油断した……」
けど、手痛いの食らったな……。
もう一、二発食らったら、タダじゃ済まないな……。
などと、そう思いながら、クリスから手を差し出され、オレはその手を掴み、クリスに持ち上げる形で、ゆっくり立ち上がった。
「……あまり無理はするなよ?」
「……止めないんだな」
「止めて聞くようなタチじゃないだろ?」
「フッ、違いねぇ……」
軽口を叩きながら、オレ達はもう一度、ガリィとダパーン、まだ数十体いるアルカノイズに向き直る。
「……」
ふっと、オレは思った。
正直、こんな時に聞くのはどうかと思うが、気になった以上、今聞くしかない。
「そう言えば、さっきからオレ達、名前で呼び合ってるな……」
「!?お前、今それ言うことか!?」
「悪い。さっきから気になっててな……」
「……戻そうか?」
「いや。寧ろ、
「!?お前さぁ、そういうことは、時と場合を考えて言えよなぁ……」
「悪い悪い。けど、なんでかな……クリスと一緒なら、負ける気がしない!」
「……奇遇だな。あたしも
お互いに武器を構え直し、目の前にいる敵に向き直った。
……さて、言うべきこと、気になることは言った。
後は──目の前の敵をただ倒すだけだッ!
「こんな時にお喋りとは、余裕だな」
「フッ、まぁ良いさ。最後に勝つのは……俺達だ!行け!アルカノイズ共!」
ダパーンの指示にアルカノイズ達はオレ達に向けて走り出し、それを見たオレは一人単身で、アルカノイズの群れに突っ込み、ゾンビブレイカーで切り倒していった。
「〜♪」
一方、クリスはまた歌いながら、腰から小型ミサイルが入ったアーマーを展開した。
「持っててドロボウ!」
そして、オレに当たらないように、周囲にいるアルカノイズに向けて、小型ミサイルと両手にあるガトリングの弾丸を同時に撃ち放った。
ある程度のアルカノイズが減り、残ったアルカノイズを見て、オレはゾンビブレイカーのレバーを引いた。
〈POISON CHARGE!〉
「オレからも、サービスだッ!」
〈TACTICAL BREAK!〉
紫の炎を纏いながら、オレはゾンビブレイカーを横一閃に振り下ろし、残りのアルカノイズ達を全て切り倒した。
「なっ!?」
「アルカノイズ共を一瞬で倒しただと!?」
アルカノイズを全て倒したことに、ダパーンとガリィは驚く。
見たか!これが
まぁ、正直にいうと、オレの体力はもう限界に近いがな……!
「上手くいったな!」
「……そうだな。案外、良いコンビかもな、あたし達……」
「!?」
クリスが!推しが!赤面して照れてる!
これは……お持ち帰りしても良いよな?
……いや、ダメだ。冷静に考えて、
「だから、イチャイチャしてるんじゃねぇッ!」
「「イチャイチャなんかしてねぇよッ!!」」
あ、ハモった。
などと、ビックリするぐらい、息の合ったツッコミにオレは驚き、クリスは顔を赤くして、オレから目を逸らした。
うん。推しから目を逸らされると、悲しいな。けど、可愛いからオレは許すよ。けど、やっぱり悲しいな……。
「ったく、ふざけやがって!そんなにイチャイチャしたいなら、二人仲良くあの世に送ってやるよ!」
そう言って、ダパーンはマグナムシューターの銃口をオレ達に向けるも、ガリィはそれを待ったをかける。
「待ちなぁ!優斗!」
「!?急に何だ!?」
突然怒鳴り出すガリィに、ダパーンは怒鳴り返し、さっきまでの怒った顔から一変。可愛い表情で、優斗に待ったをかけた理由を説明する。
「増援でーす。ヤツらの仲間がすぐ近くに来ていまーす」
「!?何だと!?」
信じられない、と言わんばかりに、仮面越しで優斗は驚き、舌打ちする。
「一旦出直しか。退くぞ、ガリィ!」
「りょーかいでーす」
そう言って、ガリィは液体の入った
そのまま小瓶は破れ、破れた場所から魔法陣のようなものが現れ、ガリィはその上に立ち、ダパーンもその上に立とうとするが、手前で足を止め、オレ達に振り返った。
「……“ヤツ”には気をつけろ。紫牛尾」
「?ヤツ?誰のことだ……?」
「……」
オレの質問に答えず、ダパーンは魔法陣の上に立ち、ガリィと一緒に何処かへ去っていった。
──ヤツって一体誰のことだ?
本作、2度目の戦闘シーン。
前回より、牛尾君は上手く立ち回れたかな?(笑)
さて、今回の話で、白石優斗の情報がいっぱい出ましたね。
彼がキャロルのために戦う理由と、その目的。そして、そこまで至った経緯をわかりやすく、簡単に描けたかな?
そんな中、去り際に、優斗が言ったヤツとは一体誰のことか?
今後に期待してください。
そろそろ、1作目に手を出したいので、次回から投稿頻度が週一か、2週に1回、投稿する予定なので、皆さん、楽しみにしていただけると幸いです。